お話は ちょっと戻って 再び日本での出来事
イタリアの有名ピアノメーカの代理店を見学に行きました。
アルデンテなカルボナーラをプレファボーレです。
鍵盤を静かに押してピアノを鳴らしてみると指先に心地よい振動が伝わってきます。
こんなちっちゃな動きだけでも、いかに丁寧に作られた楽器なのかがわかっちゃいます。
たとえ遠く離れた日本の現場の小さな意見であろうとも、きっちりとイタリアの工場にまでフィードバックされ、改善がなされるそうです。
いろんな新しいアイデアを試み、さらにより良い楽器を作っていくぞという
ポリシーを貫く頑固な姿がぐっと僕のなかに響いてきました。
イタリア職人魂の意外で不思議な一面を感じました。
どの楽器を見ても綺麗に調節されていて驚きです。
まずドイツのピアノショールームではありえないだろう
技術者のセンスの良さを感じました。
目から落ちた鱗を 皆で探している図
大手高級ピアノメーカは猫も杓子も競うようにアジア(特に中国やインドネシアなど)
に工場を作り大量生産型ピアノを製造する昨今。
企業収益を最優先させるためなのか、そうでもして収益を上げなければ
自分たちのブランドを守れなくなっているのか僕にはわからないのだけれど、
そんなことには全く興味なさそうなこのメーカの楽器を見て、
「ほんまもんのものづくり」ってどんなことなのかを考えさせられました。
『商品』を作るのか『楽器』を作るのかの違いといえばいいかなぁ。
その後、ピアノ技術者マフィアの集いが「湾岸食堂」でありました。
おっちゃんおばちゃんの合コンごっこのようにそれは楽しいひと時でした。
(ちなみに、ここはきっと女子とデートしたりするとこちゃうかな?)
自然な流れで「笑笑」したりして
東京終電劇を何十年ぶりかに体験したのでありました。 ーまー
あの「バネ」にも考えさせられます^^
製作台数が少ないので、めったに触れることはないのですけれど、細かいところまで考えが行き届いている楽器だと思いました。
Pallina
次回 夏にイタリアに行くときに好条件がけできないかなとひそかに考えたりしています。
是非お目にかかりたい次第です。