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気になって、入荷しながら、
なかなか読めなかった本。
作者自身の経歴が面白い。
不登校で高校を中退。
美術学校に学び、音楽活動、レコードデビュー。
渡米してイラストレーションを学び、フリーのイラストレーター。
そのフリーのイラストレーター時代に、私設学校の美術の授業を教えたことが
きっかけで、発達障害児の教育に携わること18年。
なので、筆者のつかみ方は、現場感覚丸出し。
表現に持ちいつ言葉も、専門家が読んだら眉をひそめるでしょう。
それでも、ひとりひとりの子どもたちに、懸命に寄り添おうとしてきた姿と、
だからこそ、慕った子どもたちが見せる本音の顔を、垣間見ることができるのです。
奇しくも、この本を手に取る直前に、A新聞で、発達障害児のコウくんのルポが連載されていました。
何に、どのくらい、どう傷つくのか、手に取れるようで、切なかったのでした。
そして、外から見ているだけではちっとわからない、子どもたちの内面を
手ごたえのある感じにつかみとることができました。
当事者の姿を伝える。当事者の声を伝えることが、
生々しい現実を差し出すことが、
誤りのない、人の理解の第一歩であることを、しゅくしゅくと感じるのでした。
続編にあたる『発達障害 母たちの奮闘記』も読まなくちゃ、という気になりました。
気になって、入荷しながら、
なかなか読めなかった本。
作者自身の経歴が面白い。
不登校で高校を中退。
美術学校に学び、音楽活動、レコードデビュー。
渡米してイラストレーションを学び、フリーのイラストレーター。
そのフリーのイラストレーター時代に、私設学校の美術の授業を教えたことが
きっかけで、発達障害児の教育に携わること18年。
なので、筆者のつかみ方は、現場感覚丸出し。
表現に持ちいつ言葉も、専門家が読んだら眉をひそめるでしょう。
それでも、ひとりひとりの子どもたちに、懸命に寄り添おうとしてきた姿と、
だからこそ、慕った子どもたちが見せる本音の顔を、垣間見ることができるのです。
奇しくも、この本を手に取る直前に、A新聞で、発達障害児のコウくんのルポが連載されていました。
何に、どのくらい、どう傷つくのか、手に取れるようで、切なかったのでした。
そして、外から見ているだけではちっとわからない、子どもたちの内面を
手ごたえのある感じにつかみとることができました。
当事者の姿を伝える。当事者の声を伝えることが、
生々しい現実を差し出すことが、
誤りのない、人の理解の第一歩であることを、しゅくしゅくと感じるのでした。
続編にあたる『発達障害 母たちの奮闘記』も読まなくちゃ、という気になりました。