ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

昨日の午後、UDとはなんだ?

2010年12月04日 18時16分33秒 | 日記
ユニバーサルデザインを、略してUDというそうです。
ユニバーサルデザインとは、バリアフリーや、ノーマライゼーションを
含んで誰もにとってやさしい、という意味だそうです。

その「UDのまちづくり基本方針に関する区民検討会ワークショップ」
(=誰にでもやさしいまちづくり基本方針に関する区民検討会ワークショップ)に
出席してきました。
①(UD的視点からみた)まちの問題点
②UDを拡げて行くため、まちの問題を解決するには

二つについて7グループ5~7名程度で、110分のグループワーク。

どのグループからも出てきた結果は、ハードの問題というよりもソフト、
つまるところ「ヒトの意識」の問題だ!という結果に達しました。
どれだけハードをよくしても、それを用いる人たちが適切に用いなければ、
たとえば「点字ブロックが敷かれても、その上に自転車を止める」など、
知らないが故の問題がたくさんあるんじゃないか?
ということや、
「声を掛け合うことができれば、音声横断歩道は不要じゃないか?」
ということも。

人と人が声を掛け合ったり、気遣いあったりする環境があれば、
お金をかけてハードを整備しなくてはならないところは
実は少ないんじゃないか。というところに帰着点でした。

ついでに子どものころから、それが当たり前の生活、教育が
なされていくのが望ましいですよね、と。


じゃぁ、声を掛け合う関係や、気遣いあう関係はどう作れるの?
の問いに、住民同士、人と人を結び直す、
触媒となる場所や人が、必要だろう、というお話にもなりました。


小さなエリアで小さく始めようとしている「よりみちのいえ」が
目指しているのはまさに、それ。
子どもとおとな、子ども同士、子どもと高齢者、
そこに障がいの有る人、無い人も含めて、互いに知り合うことで、
気づかいあいや、気にかけあい、声かけあいができるような
地域の触媒の役割を果たしたい。

子どもの問題にも、障がいの問題にも、教育の問題にも、まちづくりの問題にも、
すべてにかかっていることをやろうとしているんだな、とつくづくと思った、
時間でした。