ENEOSはこのほど、和歌山製油所エリアの今後の在り方に関する検討会を開催し、SAF(持続可能な燃料)や合成燃料の製造を目指す取り組みのほか、自治体の協力をもとにGX関連企業の誘致を継続するなど今後の方向性を盛り込んだ中間とりまとめを策定した。
同検討会は、2023年10月に原油処理を停止したENEOS和歌山製油所(現和歌山製造所)の跡地の活用方法を検討するため、和歌山県、有田市、海南市、経済産業省近畿経産局など関係する自治体などを交えて2022年2月に初会合を開催。今回は昨年8月以来、8回目の会合(トップ報告会)となる。
同検討会はもともと3年の期間で今後の方向性を示すグランドデザインを策定し終了する予定だったが、今年2月にENEOSが和歌山製造所でのSAF製造を目指すことを発表したことから、おおむね年に1回、進捗の確認と意見交換を行う場として継続することになった。
和歌山製造所でのSAF製造を巡っては、ENEOSと三菱商事が建設フェーズへ進むための基本設計を共同で実施することに合意。2028年度以降に廃食油を原料としたHEFA方式のSAF製造装置の建設を目指すことになった。製造規模(年間40万kl)は日本最大級で、SAF以外にもナフサや軽油留分の製造も想定しており、同検討会が掲げる「未来環境供給基地」の実現に一歩近づくことになる。






