くまくまDays~アデレードな日常~

新しい環境の中で感じたことをつれづれに書きつづります。

不謹慎とは何か。

2011-03-18 17:18:02 | 考えたこと
おちまさとさんのブログに、「不謹慎とは何か。」という題で、ブログが更新されています。非常に考えさせられる内容だったので、紹介します。
http://ameblo.jp/ochimasato/entry-10830934123.html

(略)
『不謹慎』にはハッキリとした境界線がないがどこに境界線を置こうと
その境界線の向こうには必ず労働者がいることを忘れてはならないような気がする。

(略)

『不謹慎』のボーダーを探り探りまさに空気を読みながらその『不謹慎』の領域を少しずつ狭めて行くはずだ。
阪神大震災から16年。
まさにこの状況から始まり年々状況が変わって行き
この間の金曜日までは『不謹慎』ではなかった100のことの内98までは『不謹慎』の領域に入っている気がする。

(以下略:転送終了)

時を同じくして、セ・リーグが25日に開幕すること、東京タワーが19日から営業再開すること、ディズニーランドが21日以降も当面休園することなどが明らかになりました。

もちろん、今も東北地方では多くの方が苦しんでおり、避難所で辛い生活を送っている方からすれば、野球どころではないというお気持ちも十分理解できます。

ただ、おちまさとさんがいうように、「不謹慎」ということについての明確なボーダーがないまま、何もかも自粛してしまうのは非常に怖い気がします。

昨日の日記にも書きましたが、このような悲惨な状況下においても、日本経済は動いており、それを動かし続けなければいけません。そして、経済と言う血流を循環させるためには、「電力」という食事が必要不可欠であり、経済の立ち直りにしたがって、必要なカロリーも増えていくのはある意味当然の帰結だと思います。
ただ、問題なのは、電力供給が不足していること。そして、短期間では大幅な回復の見込みがないこと。なんだと思います。

不要不急の外出を避ける、節電をするというのはもちろんのことですが、
東京では、「普通」の生活をすることが、ひいては経済を回し、被災者の方への間接的な支援となるのではないかと思うのです。
「普通」の生活では、無駄に食料を買いだめしたり、ガソリンを入れたりしないですよね。

もちろん日本経済をまわしているのは、東京だけではありません。
日本各地が一体となって、被災地の分まで働いているのです。

もちろん、明白に「不謹慎」と思えるような事例はたくさんあります。そして被災者の方のお気持ちは察するにあまりあります。
ただ、中期的な目で見た場合、ゼロリスク作戦で事態が収まるまで何もしないというよりも、経済を動かし、その動かした利益で被災者を支援するという方が、個人的にはプラスになるのではないかと思うのです。

それから、「何かしたい」と思う気持ちはもちろん大切にするべきだと思います。
ただ、それが本当に被災者の方の役になっているのか、単に混乱を助長させるだけではないのか、特に一部の芸能人の方には考えていただきたいと思います。彼らの言葉の影響力は非常に大きいですから。

これも、おちまさとさんのブログに書かれていたことですが、まさに今回の事態の本質をついているような気がします。

(抜粋)

今回の敵・放射線は
『宇宙戦争』か
『クローバーフィールド』か
今となっては
得体の知れない
一般の人間では太刀打ちできない
ものである。

知らなくて
分からなくて当然。

そこを

「語るな危険。」

妻が昨日ポツリと言った
一言が耳から離れない。

(転送終了:文字サイズ、着色はくまがしました。)

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