城郭探訪

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鹿背山城跡 山城国(木津川)

2016年02月13日 | 山城

城の半鐘どこまで聞こえた? 京都・木津川で実験

ポール先端の発煙筒から煙を出して実施したのろしの実験。今年はのろしを合図に半鐘をつき、届く範囲を確かめる(昨年2月1日、木津川市鹿背山・鹿背山城跡)

中世の情報伝達を調べている京都府木津川市の市民グループ「木津の文化財と緑を守る会」が2月14日、同市鹿背山の鹿背山城跡から「半鐘」がどこまで聞こえるか実験する。「のろし」を上げた昨年の実験に続く第2弾で、小中学生に協力を求めている。

 昨年は、約9・5キロ離れた京田辺市まで、のろしが確認できた。一方、会員から「雨や風の日に緊急事態があったらどうするのだろう」とのろしへの疑問の声が上がり、半鐘実験が決まった。

 当日は午前9時から2回に分け、半鐘を鳴らす。音が届き4種類のリズムを聞き分けられるかどうか、城跡すぐ近くの木津小鹿背山分校や府立南山城支援学校(精華町)など約3キロ以内にある21カ所で確認する。

 このほかの地点で調べるため、同会は小4~中3を対象に実験参加者を募っている。岩井照芳会長(67)は「子どもに鹿背山城にも興味をもってほしい」と話す。希望者は岩井さん宅ファクス0774(72)0014へ連絡先や住所を書いて申し込む。

 同日午後1時半から木津川市役所で実験報告会や中井均・滋賀県立大教授の講演がある。

資料:京都新聞


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