§5 雨どい
雨どいとは、屋根に降った雨水を軒先に集め、地上や下水まで導く排水部材のことで、どんな形の屋根にも必ず付いてきます。まずは玄関屋根から。我が家は正面に切妻型の玄関屋根がついており、左右にこのような雨どいが付いています。雨どいも何色か色を選べますので、外壁や軒天などに近い色を選ぶといいと思います。あまり目立たせるものではありませんので。
上から見るとこんな感じになっています。雨どいは塩ビ製です。何か透明なフックのようなもので引っ掛けているようですね。
こちらは南側の大屋根です。途中曲がっているところはこんな風になっています。
こちらは大屋根とベランダの雨どいが途中から結合されているところです。
パイプはこんな形で1mおきくらいにサイディングに固定されています。
雨どいから流れてくる水は最終的には地中に。
この下はどうなっているのかというと・・・排水用のパイプが接続され、近くの雨水枡に結合されています。我が家の場合、雨どい工事はこのウォームベージュ色の雨どいの取り付け作業はサイディング屋さんが行い、その下の排水用パイプの取り付けなどは水道屋さんが行いました。
続いてオプションでつけた子供部屋の後付のベランダの雨どいの紹介です。こちらはYKKAPのベランダなので雨どいもYKKAPのものです。
円柱形でサイディングへの取り付け方もちょっと違いますね。
最後に雨どいについての注意ですが、色を決めるときは慎重に。雨どいは屋根の下や軒天の前に付きますので、その色に近いものにするのか、もしくは壁伝いにパイプが下りてくるのでサイディングに近いものにするのか。どちらにしろどこかが目立ってしまうのでよーく考えてくださいね。
それからこの雨どいがちょっとくせもので、図面の段階ではどこに雨どいや雨水枡が付くか書かれていません。パース図にも雨どいは写りませんので、出来上がってみると我が家みたいに玄関柱の正面に雨どいが出てくるということになってしまいます。雨水枡が玄関前にあると外構でタイルなどを貼っても枡の部分が浮き出てしまうことになります。我が家の場合あらかじめ雨水枡の位置を事前に聞き、移動してもらっていたのでよかったですが、特に指示をしない限り雨どいのパイプのすぐ横に枡が付きますので気をつけてくださいね。
§6 破風
破風(はふ)とは切妻の屋根を採用した住宅で、妻側にできる三角形の外壁部分のことをいいます。破風も数種類から色を選べますので、回りに近い色にしてなじませてもよし、あえて違う色にして目立たせても良しです。タマホームでは高さ15cmの化粧破風が取り付けられます。下側に2本ラインが入っていますね。
破風の終点はこんな感じです。我が家が選んだ色は軒天がアイボリーで破風がプレインホワイトです。
微妙な色でも有り、サッシと屋根の色に合わせました。
丁度エアコンの化粧配管も、同じ色で統一感有ります。
汚水に関しては、引き出す位置を確認したのですが、
雨水に関しては、全くノーマークでした。
それが、外構開始まで気が付かず、後悔の最たるものでした。
ただ裏側を通しても、一部の排水管が表に出るのは、
家の配置上、止むを得ない場合も有りますね。
事前に考えて出来れば良いですが、他のことに比べれば、
我慢した方が良い場合も有るのでしょう。