けろろの「浜あるき・野良あるき」

漁あるところ、農あるところへ、風土のにおいに誘われて、いそいそ出かけています

支援の動きと、支援される自分のお話

2011-03-16 02:24:20 | 日記
わたしの周辺でも、義捐金集め、物資集め、援助隊派遣、現地のボランティア基地づくりなど、
次々に行動が起こされ始め、さまざまなネットワークでいろいろに情報が飛び交っています。

中でも、NPO法人日本エコツーリズムセンターの活動には、瞠目します。
野外活動、自然学校、地域活性ボランティアなどのエキスパートが、アウトドアメーカー「モンベル」仙台店を拠点に、
続々とチームを組んで活動を始めています。
また、被災した子どもたちを山村留学のような形で、長期間受け入れるという話も進んでいます。
復興への道のりを考えると長期戦です。持続できることを、少しずつ、ですね。

東京にいるわたしにも、どういうわけか「支援の手」が差しのべられました。
電気・ガス・水道が通り、食糧も家も(こんなときに仕事まで)あるわたしに、です。

ひとつは、新潟のNPO「かみえちご山里ファン倶楽部」さんから昨日、お電話をいただきました。
「東京ではお米が売り切れているそうですが、足りていますか?無償でお送りしましょうか?」とのこと。
昨年、ご縁があり会員になっているのです。
このNPOの活動のひとつに、「くらしの安全保障」があります。
過疎、高齢化が進む山間地の集落から、ふだん農産物を買うことで、反対に都会で食糧難や避難が必要な
事態になったとき、その地域に受け入れてもらえる、という契約です。
わたしは、会員になっているだけで、定期的に農産物を買ってはいなかったのですが、今回のお申し出。

とてもありがたいと思いましたが、家には今お米は8kgほどあるので、欲張ってもなんなので、
「ついでがあるようでしたら、わたしの分は被災地にお送りしてください」と、お断りしました。

もうひとつの「支援の手」はワカメ。神奈川県の沿岸の知り合いが、送ってくれました。
放射能には海藻…という含みもあり?「都会生活は不安でしょ、潮の香を楽しんで」というプレゼント。つくづく感謝です。



被災地では、1日にお握り1個とか、バナナ半分とかいう話が聞かれるのに、
こんなにぬくぬくしていて、本当に申し訳ないような気持ちになります。

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