ぼちぼちいこか

私の大好きな登山や水泳、ラグビーを中心に私が感じたことを書いていきます。

現役復帰

2012年02月09日 | スイム
今日は私のトレーニングではなく、最近話題になっている競泳界の
現役復帰の話題について。

日本では数年前に、かつて「ハギトモ」の愛称で親しまれた萩原智
子が現役復帰を表明し、今尚第一線で活躍を続けています。

世界に目を向けると一番有名なのはなんといってもイアン・ソープ
でしょう。年齢的にも若く、まだまだ十分に現役を続けられる状態
での引退だっただけにこれはある程度納得できる話です。昨年末か
ら各地の大会に出場し、ロンドン五輪出場を狙っているようですが
今のところ思うような結果は出ていないようです。

また、シドニー五輪での北島康介のライバルとして日本でも有名な
ブレンダン・ハンセンも昨年現役復帰しました。ハンセンの場合は
今のところかなり良い結果を出しており昨年12月にアトランタで
行われた米欧対抗戦でも優勝しています。
何でも奥さんから『40歳になって「やっぱりもう少し泳いでおけ
ばよかった」とは絶対に言わないでね。そんな人とは一緒に住みた
くないから。』とハッパをかけられたとか。
プレッシャーに弱く、精神面での弱さが五輪で北島の後塵を拝した
原因であるといわれていたハンセンならではの話です。
こんな強い奥さんから叱咤激励をされ続ければロンドンでひょっと
すると良い結果を出すかもしれません。

他にもアテネ五輪400m自由形で金メダルを獲得したフランスの
ロール・マナドゥがロンドン五輪を目指して現役復帰を果たしてい
ます。24歳と年齢的には若い彼女ですが昨年子供を出産し母親と
なっているため7ヵ月後に迫ったロンドンに間に合わせるのは難し
いかもしれません。

他には100mの自由形とバタフライでかつて世界記録を保持して
いたオーストラリアのマイケル・クリムもロンドン五輪を目指して
現役復帰することを表明しました。

そんな現役復帰のニュースの中で最も驚いたのは、なんといっても
ジャネット・エバンスの現役復帰でした。
身長163cmと小柄な体ながら腕をぶんぶんと振り回す豪快な泳
ぎで1988年のソウル五輪、1992年のバルセロナ五輪で4つ
の金メダルを獲得しました。
驚くべきはその記録です。1988年にソウル五輪で樹立した
400m自由形の世界記録4分3秒85は2006年にフランスの
ロール・マナドゥに破られるまで、同じく1989年に樹立した
800m自由形の8分16秒22は2008年の北京五輪で
レベッカ・アドリントンに破られるまで永木に渡り世界記録に君臨
し続けました。
15年というブランクを経て現役復帰した彼女の今後の活躍に目が
離せません。


まあいくら過去のスーパースターの現役復帰が話題になると言って
も、鉄女メアリー・マーハーまでもが復帰してしまうことはないで
しょうけれど。