ラグビーワールドカップ ３位決定戦 フランス ｖｓ アルゼンチン

ラグビーワールドカップもいよいよ大詰めです。
３位決定戦は今大会の開幕戦と同じ組み合わせで
因縁の対決です。
結果は３４－１０でアルゼンチンが歴史的な
成績を収めました。

準決勝はやや疲れて感じで、動きにいまひとつ精彩を
欠いた印象のあったアルゼンチンですがこの試合は
開幕戦以上に気合が入っていました。
一方のフランスは準決勝で負けたことで緊張の糸が
切れてしまったような立ち上がりでした。

試合はほぼアルゼンチンペースで進みました。
この試合での両チームの力関係、気持ちの入り具合は
前半終了間際のフランスの攻撃に凝縮されているような
気がしました。

リードされたフランスは相手ゴール前に迫り何度も
何度もモールやラックを作りトライを狙います。
しかし、アルゼンチンが必死のタックルでこれを防ぎ、
とうとうトライラインを明け渡すことなく前半が
終了しました。

試合後、フランスのイヴァネス主将が言っていました。
「ＰＧを狙えるチャンスは何度かあったものの
　あの場面でトライを取れていれば後半は必ず
　フランスにチャンスが巡ってくるはず・・・。」

結局フランスはこの大会だけでアルゼンチンに２敗を
喫しました。準々決勝でニュージーランドを破った時は
このまま優勝するのかもしれない。という底力を
感じましたが、結局、最後まで主役の座に就くことは
ありませんでした。