ラグビーワールドカップ日本の最終戦です。
今回の組み合わせで日本が勝てるとしたらカナダしかないと
予想していたので気合を入れて応援しました。
とにかく勝たなくてはいけない。
前半立ち上がりはもはや日本の代名詞と言っても良い
低く鋭いタックルが面白いように決まりまくります。
ボールを展開されても素早いディフェンスでゲインラインを
切らせません。
12分には敵陣10m付近のラインアウトでクリーンキャッチした
ボールをWTB遠藤が相手タックラー2人を吹き飛ばして
右中間に先制トライ。
ゴールは外れましたが5-0とリードします。
その後は体格に勝るカナダの攻撃に自陣ゴール前で必死の
ディフェンスが続きます。
そのまま前半を終了。
FWのパワーで勝るカナダの攻撃を日本が何とか凌いだという
感じでした。
後半、日本のディフェンスが鋭いとみたカナダはボールを
回さずにFWのパワープレイを徹底してきました。
そして後半8分、粘りに粘っていた守りをとうとう破られます。
しつこいくらいのモールでした。
その後もカナダに押され続け25分にはゴールポスト正面の
PGを相手SHが冷静な判断で左ライン際に待つウイングへ
絶妙のキックパスをしてそのままトライを奪われてしまいます。
難しいゴールも決まり5-12とリードされました。
時間はまだあるものの日本は非常に苦しい展開となりました。
今までの日本ならこのままずるずると押されてしまう完璧な
負けパターンです。
そして運命の終盤。
後半34分頃から日本は息を吹き返したように怒涛の攻撃を
仕掛けます。
相手ゴール前でモールを押してみたり、BKへの展開でゲイン
したり。しかしカナダも必死の守りでなかなかゴールラインを
超えることが出来ません。
78分。これが最後のチャンスとばかりにマイボールラインアウト。
79分。ラストワンプレーと覚悟を決めて再びマイボールのラインアウト。
・・・時計の針は既に40分を回っていて、次にプレーが中断した
ところでゲームが終わることは間違いありません。
日本のSOロビンスが相手インゴールに蹴りこんだボールを
カナダ選手が故意に手ではじき出したとしてペナルティ。
日本は右中間でのスクラムを選択。
モールでゴールポスト右へトライを狙いますが
カナダも必死のディフェンスで押し返されます。
いったん左サイドをついてから素早くパスアウトされたボールは
SO金からロビンスを経てCTBの平へ。
相手選手のタックルを受けながら右中間へトライ!
時計は83分9秒でした。
し、しかしこの時点でまだ10-12と2点負けていました。
トライの後のゴールキックが決まれば同点。決まらなければ
カナダの勝利です。
トライをしたのはサイドラインから10mほど入った難しい位置です。
キッカーは4日前のウェールズ戦で右肋軟骨を痛めている大西選手。
た、頼む~!決めてくれっ!
ここで決めなければ「日本は良い試合をするけど結局は勝てないよね。」
ってことになってしまいます。
日本中の期待を一身に背負った大西選手のゴールキックは
きれいな弧を描いてゴールポストのほぼ真中を通過していきました。
その瞬間ノーサイド。
勝ちに等しい引き分けを拾い大喜びで抱き合う日本選手。
負けたようにがっくりうなだれるカナダ選手たち。
スタンドからは両チームの選手に惜しみない拍手が
贈られました。
フィジー戦と甲乙つけ難い、感動を呼ぶゲームでした。
結局、日本は0勝3敗1引き分けで予選敗退となりましたが
大きな感動、今後の飛躍に繋がる何かを掴んだことは間違いありません。
願わくばこのままカーワンHCに次のワールドカップまで
指揮をとってもらいたいと願いますがそれはまたいずれ。
今回の組み合わせで日本が勝てるとしたらカナダしかないと
予想していたので気合を入れて応援しました。
とにかく勝たなくてはいけない。
前半立ち上がりはもはや日本の代名詞と言っても良い
低く鋭いタックルが面白いように決まりまくります。
ボールを展開されても素早いディフェンスでゲインラインを
切らせません。
12分には敵陣10m付近のラインアウトでクリーンキャッチした
ボールをWTB遠藤が相手タックラー2人を吹き飛ばして
右中間に先制トライ。
ゴールは外れましたが5-0とリードします。
その後は体格に勝るカナダの攻撃に自陣ゴール前で必死の
ディフェンスが続きます。
そのまま前半を終了。
FWのパワーで勝るカナダの攻撃を日本が何とか凌いだという
感じでした。
後半、日本のディフェンスが鋭いとみたカナダはボールを
回さずにFWのパワープレイを徹底してきました。
そして後半8分、粘りに粘っていた守りをとうとう破られます。
しつこいくらいのモールでした。
その後もカナダに押され続け25分にはゴールポスト正面の
PGを相手SHが冷静な判断で左ライン際に待つウイングへ
絶妙のキックパスをしてそのままトライを奪われてしまいます。
難しいゴールも決まり5-12とリードされました。
時間はまだあるものの日本は非常に苦しい展開となりました。
今までの日本ならこのままずるずると押されてしまう完璧な
負けパターンです。
そして運命の終盤。
後半34分頃から日本は息を吹き返したように怒涛の攻撃を
仕掛けます。
相手ゴール前でモールを押してみたり、BKへの展開でゲイン
したり。しかしカナダも必死の守りでなかなかゴールラインを
超えることが出来ません。
78分。これが最後のチャンスとばかりにマイボールラインアウト。
79分。ラストワンプレーと覚悟を決めて再びマイボールのラインアウト。
・・・時計の針は既に40分を回っていて、次にプレーが中断した
ところでゲームが終わることは間違いありません。
日本のSOロビンスが相手インゴールに蹴りこんだボールを
カナダ選手が故意に手ではじき出したとしてペナルティ。
日本は右中間でのスクラムを選択。
モールでゴールポスト右へトライを狙いますが
カナダも必死のディフェンスで押し返されます。
いったん左サイドをついてから素早くパスアウトされたボールは
SO金からロビンスを経てCTBの平へ。
相手選手のタックルを受けながら右中間へトライ!
時計は83分9秒でした。
し、しかしこの時点でまだ10-12と2点負けていました。
トライの後のゴールキックが決まれば同点。決まらなければ
カナダの勝利です。
トライをしたのはサイドラインから10mほど入った難しい位置です。
キッカーは4日前のウェールズ戦で右肋軟骨を痛めている大西選手。
た、頼む~!決めてくれっ!
ここで決めなければ「日本は良い試合をするけど結局は勝てないよね。」
ってことになってしまいます。
日本中の期待を一身に背負った大西選手のゴールキックは
きれいな弧を描いてゴールポストのほぼ真中を通過していきました。
その瞬間ノーサイド。
勝ちに等しい引き分けを拾い大喜びで抱き合う日本選手。
負けたようにがっくりうなだれるカナダ選手たち。
スタンドからは両チームの選手に惜しみない拍手が
贈られました。
フィジー戦と甲乙つけ難い、感動を呼ぶゲームでした。
結局、日本は0勝3敗1引き分けで予選敗退となりましたが
大きな感動、今後の飛躍に繋がる何かを掴んだことは間違いありません。
願わくばこのままカーワンHCに次のワールドカップまで
指揮をとってもらいたいと願いますがそれはまたいずれ。