時代物祭りはつづく・・・・・

2018-04-07 16:43:01 | 日記

昨年から、読書のジャンルで「時代物」にはまっておりまして、最近は、苦境にあえぐ市井を描く短編で構成された藤沢周平「闇の梯子(講談社文庫)」、高田郁の「あきない世傳金と銀〈2〉早瀬篇 (ハルキ文庫)」を読み終えたところ。

時代物からはますます目が離せず、より魅力にはまっている次第。

これまでさまざまな著者の作品に触れていますが、読み進める中で、どの著者も必ず使うある単語に出会います。

はじめは、読み慣れない言葉であり、辞書を調べ、理解していても、しばらくして忘れたころに、違う作者の、違う作品でまた出会う・・・。英語や古典の勉強みたいな感覚。

たとえば、思いつくままに挙げてみると・・・・

 

○ 「それがし」・・・・・・テレビの時代劇ではむしろ「拙者」が使われているイメージだったので、はじめは何を指しているかわかりませんでした。

○ 「だれ(誰)」とは書かれず、「たれ」とかかれ、「た」は濁らない。

○ つるつるとは言わず、「てらてら」。

○ 朝食、昼食、夕食とは言わず、「朝餉」 「夕餉」 「昼餉」。

○ 逞しく生きる市井を描く際に舞台となるのが「長屋」。

○ 苦境のため、登場人物の誰かが身を落とす不幸が描かれ、その際に登場する単語が「女衒」、「夜鷹」。

○ 貧する人が登場すると、「饐えたにおい」、「おこも」。

○ 刃傷沙汰が場面となれば、「番屋」。

 

今日も、大江戸捜査網のOP曲を思いながら、時代物を読みます・・・・。

 

 

 

 

 


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