かえるネット木津川南

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【住吉市民病院つぶしてええんかいな⁉】

2015-11-19 07:45:00 | 橋下&大阪維新の会
【住吉市民病院つぶしてええんかいな⁉】
まるで「二重行政」の象徴のように扱われ、維新政治がつぶしにかかっているのが住吉市民病院です。

橋下市長は、住吉市民病院について「莫大な公金を投入して病院を維持するのは、行政の在り方として間違っている」と議会で発言しています。

ほんとうに間違っているのか?
住吉市民病院が診療するのは、小児・周産期科(出産前後の妊産婦への医療)。人の命を産み育てる、とても大切な医療分野です。

しかし、病院経営では小児・周産期医療はリスクが高く「不採算部門」とされ、民間病院では撤退が相次いでいます。

住吉市民病院が閉まれば、分娩できる施設は住之江区は一つ、隣接する西成区はゼロに。
入院できる小児・周産期の病院もゼロになります。

「設備の整う公立病院が近くにあることで心身の負担が軽くなる。今後この地域で出産・子育てする人にとって、なくてはならない病院」という声が上がるように、住吉市民病院の廃止は、安心して子どもを産み、育てられる街づくりとは逆行します。


そもそも住吉市民病院のある市南部医療圏は小児・周産期医療が不足している地域とされ、平松前市政時代にベッド数を40床増やすなど、より医療を充実させて建替える計画でした。

松井知事候補などが、討論会などで南港病院の誘致が決まったようなことをいっていますが、実際はまだ決まっていません。

南港病院が産科・小児科の経験がなく、小児救急を行わないこと、ベット数が減少するなど医療水準の後退のために、地元6行政区の医師会がすべて反対。

市協議会と府審議会部会も誘致に反対を決定。厚労省担当者は、そうした地元の了解がない中で「計画に同意した前例はない」としています。

今度のダブル選挙で、柳本あきら市長候補は、政策に「民間病院が誘致されるまで閉院時期の延期」「大阪市南部医療圏において不足する周産期医療を充実」と明記。

くりはら貴子知事候補は拙速に結論を出すことに否定的な態度です。

この二人が勝利し、維新政治が倒れるなら、市民病院存続へ道が開けます。


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