よくやった、お疲れ様

阪神大学野球２部東リーグに所属する１号は、今日４回生として最終戦を戦った。
出番は無し。チームは大敗。ただ昇格も降格もない。

１回生の時はボールボーイの機会をいただいた。

２回生のとき初めて新人戦に出してもらって、舞い上がった両親。

３回生は、３塁のベースコーチャーを一生懸命やっていた。

４回生の春こそはと挑んだリーグ戦で守備固めとバントの打席をいただいた。

貢献度を図ることはできないけれども、何とかやりきったと思っている。

いつまでも出身高校がついてまわる大学野球。

「シフトの変更をお知らせします。ライトの○○君に変わりまして１号君、邑久高校」


高校の名前で戦っている意識は１号には全くない。

彼の口からは、このチームで出来たことへの感謝が溢れる。


「このチームで野球ができて幸せでした。今まで応援ありがとうございました。」
こんなメールが届く。

画面が揺れて、何を書いているのか判別できないながら、返事を返す。

「おつかれさまでした。そう思えた１号は幸せだと思います。
一つが終わると一つが始まります。常に前を向いて次へ向かいましょう。
よくやり遂げました」

お疲れ様でした。

と言いながら、週末は最終面接でしょう
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