新１年生は何のために頑張っているか

　どこのチームに所属しても新１年生はつらい日々が続いていく。

慣れない環境。筋力が無い体。未熟な技術。硬式球への対応。先輩たちとの交わり。

何処かで未経験の領域を味わう。
知らない世界で耐えていくには、やはり自分の目標の持ち方が大切なんだと思う。

もし余裕があれば考えてみてほしい。

「自分」のためなのか「誰か」のためなのか。

「誰か」のためなら気持ちは揺るぎにくい。

対して

「自分」のためなら気持ちが揺るいできてもおかしくない。


東北楽天ファンの小生は、今期の楽天はよくやっていると感じている。


自分のためではなく、震災を受けた方たちのために戦っているように伝わるから。

プレーが泥臭く、必死で、己を消しているように映る。

負け越してはいるが、勝った時のインタビューを聞くにつれ、がんばろうのメッセージを発信している。

余計に応援したくなる。


１年生の諸君にとっては、自分しか見えない余裕がない時が続く。
でも、チームの一員である以上、同級生や卒業生から結果を求められていることも事実。

本当に厳しい現実だと思う。

そこをみんなで乗り切れば、一生の友を手にすることができる。
みんなが応援してくれる。ファンも増える。

今は先が見えないかもしれないが、誰かのために戦うことが、次のステップでの自分を輝かせると信じて、少なくとも７月までは踏ん張ってほしい。