言葉の遅い子・心を育てる育児相談

親子信頼関係を深める子育て。心&脳&感性を磨く方法。料理・語学・介護・哲学・音楽ライブ活動等を日頃の感謝と共に綴ります!

脳梗塞の病状説明

2012-07-20 10:50:55 | 母:介護支援日記

7月2日(月)
ソーシャルワーカーさんから電話連絡がありました。
「受け入れ可能になる候補のリハビリテーション病院へ見学に行って下さい。」
病院電話番号を教えて頂き、電話予約をすることになりました。

次の日は、担当医ドクターからの病状説明を聴きに行く日でしたので、
その前日に朗報が入り、転院への道筋が見えて安堵できました。

7月3日(火)
実家に行く前に、お昼時の父の病院に寄りました。
今までの感謝の気持ちを込めたラブレターのように書いた
ブログに書いた文章
実家の父の再入院
将来の配当
やる気を引き出す動機付け
を印刷して、父に読んで欲しくて渡しに行きました。

それから夕方、担当医ドクターの説明予約時間前に
母と、従姉と私で、見学に行く日のスケジュール調整を確認し合いました。
それから、すぐに、リハビリテーション病院へ見学アポイントの電話をしました。
ソーシャルワーカーさんから一番早く取れる日時を尋ねると
明日の7月4日(水)の10時半~とのこと。
今日の明日の連日で大変と思いましたが、父の為にはスピード重視!
即決断、即答で見学と説明の予約を取らせて頂きました。

その後、父本人と、4人で担当医の先生から父の病状説明を受けました。
血管の図を描きながらの丁寧な説明を聴いていても
「せんつうし・ビーエーディー・しんぼーさいど?」
など聞き慣れない専門用語が次々と出て来ます。
せっかく説明してくださっても一方通行のままで理解できないのは
もったいないので、質問をして、聴き直しました。
「穿通枝 B.A.D 心房細動」
それでも、難しくて完全には理解できないと感じつつ
メモを取り続けました。

5月14日の入院の原因は心房細動=心臓の不整脈

6月19日、今回入院の病名は脳梗塞
原因は動脈硬化
入院後2日目から症状が進行してしまったので
21日と28日にMRI検査をし、
2枚の画像を比べると
明らかに脳の白い部分が広がり大きくなっている
それに加え、多くの出血の痕が見られる。

まとめると、父に脳梗塞が起こる主症状(=危険因子)は…
1.心房細動(=不整脈)
2.動脈硬化
3.脳内出血の痕
 の3項目もあり、相反することが父の頭の中で起こっている。

心房細動を予防する為に、抗凝固剤
動脈硬化を予防する為に、抗血小板剤
これら、血流を良くする為の薬が必要なのに
効き過ぎると脳内出血の恐れがあり、
投薬の匙加減が大変難しく、各医療機関で様々な試行錯誤を重ね研究中である。

父の現段階では、症状は落ち着いている状態なので、
次の段階は、リハビリに専念することが最重要である。

でも、そのリハビリテーション病院が数少なくて
患者が病院を選べるのではなく、
今や、病院が患者を選ぶ、
患者が選ばれる側になっているのが状況。

ソーシャルワーカーさんが病院見学の予約を指示して下さったので、
転院が確定出来たと思い込んでいた私は、焦りました。
担当医ドクターの見解によると、転院できるのがいつになるかは運次第?

「選ばれる立場」と言うキーフレーズが
私の頭の中で、有名小学校のお受験を連想させました。
家族の為の病院見学は、受験2次試験=親の面接に値するということ?

責任を感じた私は、次の日10時半に病院見学&説明を受ける為に、
日帰りを2日間続けるのは大変なので、
実家に泊まることを主人にお願いし、許可を得られて一安心出来ました。

 後日、動脈硬化についてわからない単語を調べました。

 脳梗塞はどのような病気ですか?

 脳の細動脈に血栓、凝固塊、脂肪塊、石灰片、腫瘍塊などが
詰まって血流を止めてしまうため、脳細胞が死亡(壊死)する病気です。
脳梗塞には脳血栓と脳塞栓の2通りがあります。
動脈硬化などがあると詰まりやすく脳梗塞になりやすいのです。
脳動脈から供給されていた酸素や栄養物が止まると
脳神経が壊死になるのが脳梗塞発作です。

 脳梗塞は次の3タイプがあります。

 1)ラクナ梗塞(41%):高血圧の人に多く、脳の細い血管が詰まるタイプで特に睡眠時に多
               く発症します。梗塞部が小さいので症状が全くでないか、でても
               比較的軽いのが特徴です。

 2)アテローム血栓性脳梗塞(34%):生活習慣病の糖尿病、高血圧、高脂血症による
                         動脈硬化で脳の太い動脈や頚動脈が詰まるタイプ
                         で特に睡眠時に多く発症します。

 3)心原性塞栓症(18%):心房細動、急性心筋梗塞、心臓弁膜症により心臓内にできた
                  血栓が脳血管をふさいだ時に突然の発作としておこるタイプで
                  日中活動時に多く発症します。



穿通枝梗塞の2つのタイプ
最近、穿通枝梗塞には2つのタイプがあることが分かった。

1、 血管壊死やリポヒアリノ―シスよる穿通枝深部の狭窄 → 危険因子は高血圧

2、 穿通枝開口部に生成したアテローム硬化病変を起因とする開口部閉塞による
  穿通枝梗塞 → 皮質枝梗塞:アテローム血栓症と同じ危険因子(すなわち脂質異常症:
  高コレステロール血症や糖尿病)がみられ、高血圧が少ない。

1、 が従来、穿通枝梗塞と言われてい たもの。
2、 がBAD branch atheromatous disease  

    このBADは急性期脳梗塞の10~17%を占める。
    非心源性脳梗塞の15%~25%
    穿通枝に沿った細長い脳梗塞になる
    CTで3スライス以上連続する脳梗塞
    発症後、入院後に症状が進行することが多い
    BADの25~39%に症状の進行がみられる。
    BADではアテローム病変(動脈硬化)の危険因子 
    すなわち糖尿病、脂質異常症の合併率が高く、高血圧の合併率が少ない。
    BADは運動機能の回復が良くない。
    予防には抗血小板剤が使用される。

難しくてわかりづらいですが、、
父の症状は2のタイプBADであろうことを察しました。



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