永続優良企業への「変化と継続」井上経営研究所

中小零細ファミリー企業版『長寿幸せ企業』の実践経営事典2019
なぜあの会社が短期間で無借金会社に生まれ変わったのか?

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賢は賢なりに、愚は愚なりに、(安岡正篤)

2010年10月30日 | 「幸せ」になれる!ちょっといい言葉

10月29日の「致知」の

 

人間力を高める致知出版社のブログ

は私の座右の銘のひとつ

 

「照一隅(一隅を照らす)」です。


「賢は賢なりに、愚は愚なりに、
一つのことを何十年と継続していけば、
必ずものになるものだ。
別に偉い人になる必要はないではないか。
社会のどこにあっても、
その立場立場においてなくてはならぬ人になる。
その仕事を通じて世のため人のために貢献する。
そういう生き方を考えなければならない」
(安岡正篤)


(愚作700×900)


10月28日に「ちょっといい言葉」


http://blog.goo.ne.jp/kiwihome/e/7ff16d0bec1dd85981b7d1957c00715b

でご紹介した

得意然(とくいたんぜん)も私は意識しないとまだまだ到達できません。


一生かかっても到達できないかもしれませんが、仕事においても偉い人や有名になるよりも、一人でも「私が必要だ、私がいて助かった」と思われるように精進していかなければなりません。



以下宮本さんの文章もすばらしかったので、「致知」ブログから全文転記してみました。


※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*

 

「一隅を照らす」


最澄

『致知』2001年11月号
~特集「一隅を照らす」より~

 

※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*


「今さえよければいい、自分さえよければいい」

昨今よく叫ばれるこの言葉は、
残念なことに現代の日本の社会を的確に表現し、
象徴となっているように思います。

その視野の狭さ、刹那的心情は
どこからきているのでしょうか。

源流を手繰ると、「自由」と「民主主義」を
最高の価値と仰ぐ現代社会の思想的限界、
という実情に行きつくのではないかと思います。

そしてその背景には「自由、平等、博愛」という
欧米由来の価値観があります。

ある思想家の話で「自由、平等、博愛」を
最高の価値とする現代の思想には欠陥がある。

日本は、日本が古来より大切にしてきた伝統を活かし、
「活力、公正、節度」を原則とした社会を目指すべきだ、
という考えを知りました。

確かに本来「活力、公正、節度」を目的とした
「自由、平等、博愛」であるべきはずが、
それ自体が目的となってしまっているところに
あらゆる混乱や、弊害を起こす原因があるように思えます。

目指すべきは「活力、公正、節度」。

「自由、平等、博愛」はその達成の手段であり、
しかもその手段には欠陥がある。

とすると、その手段にとって変わるものは何か、
という疑問が残りました。

「一隅を照らす」

私はこの言葉に出会い、答えはここある、と思いました。

この言葉は『小さな人生論』の
始めの章にも載せられています。

「賢は賢なりに、愚は愚なりに、
一つのことを何十年と継続していけば、
必ずものになるものだ。
別に偉い人になる必要はないではないか。
社会のどこにあっても、
その立場立場においてなくてはならぬ人になる。
その仕事を通じて世のため人のために貢献する。
そういう生き方を考えなければならない」
(安岡正篤)

「国も社会も会社も自分の外側にあるもの、
向こう側にあるもの、と人はともすれば考えがちである。
だが、そうではない。
そこに所属する一人ひとりの意識が
国の品格を決め、社会の雰囲気を決め、社風を決定する。
一人ひとりが国であり社会であり会社なのである」
(藤尾秀昭)

国も、社会も、会社も、家も、
全ては自分の内側、こちら側にあるもの。

目の前に課せられている自分の為すべき事を、
国のため、社会のため、会社のため、家のため、

全ての繁栄に向け、思いを込めて尽くすことができたら、
これほど幸せなことはない、
ということに気付きました。

そしてそういう人が増えたとき、
家も、会社も、社会も、国も、
本当の意味での豊かさを得て、
繁栄していくものだと思いました。

今、私はそのときの気付きが一つの契機となり、
ここ致知出版社で社会の繁栄を目指す
貴い仕事に就かせて頂いております。

二度とない人生を、微力ではありますが
自分なり、社会を少しでも
支えていけるよう一歩一歩努めていきたいと思います。

 

管理部 宮本洋輔


 

 井上経営研究所(代表 井上雅司)は2002年から、「ひとりで悩み、追いつめられた経営者の心がわかるコンサルタント」を旗じるしに、中小企業・小規模零細ファミリー企業を対象に

 

  1. 赤字や経営危機に陥った中小零細ファミリー企業の経営再建や経営改善をお手伝いする「経営救急クリニック」事業
  2. 再生なった中小零細ファミリー企業を俯瞰塾などの実践経営塾と連動させて、正常企業から、健全企業、無借金優良企業にまで一気に生まれ変わらせ、永続優良企業をめざす「長寿幸せ企業への道」事業
  3. 後継者もおらず「廃業」しかないと思っている経営者に、事業承継の道を拓くお手伝いをし、「廃業」「清算」しかないと思っている経営者に、第2の人生を拓く「最善の廃業」「最善の清算」をお手伝いする「事業承継・M&A・廃業」事業

 

 に取り組んでいます。詳しくはそれぞれのサイトをご覧ください。 

 

 1.「経営救急クリニック

 

 

 2.「長寿幸せ企業への道

 

 

 3.「事業承継・M&A

 


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第5回 緊急資金繰り対策③

2010年10月29日 | 経営者の笑顔を取り戻す!知識と知恵

第5回

一般的には、次の優先順位で支払うのが原則にかなっています(会社の事情によって異なる場合もあります)。

 <優先度1> 手形

会社にとって、手形は最も大切な信用です。手形が2回落ちなければ、金融機関との取引が停止され、事実上の倒産となってしまいます。一部の流通業やサービス業などで2回不渡りで現金仕入れ、現金販売で事業を継続できる場合がありますが、相当の覚悟が必要です。

 <優先度2> 従業員給与

経営者の報酬は遅延しても、従業員の給与は遅延しないようにしてください。従業員の給与に遅延が発生してしまうと、社内の士気が落ちてしまいます。そうすれば、売上も確実に下がり、会社の状態はますます悪くなります。どうしても遅延しなければならないケースについては後述します。

 <優先度3> 仕入れに関する支払い

資金繰りが難しくなるとすぐ、仕入先や外注先などへの支払いを遅延する会社が多く見受けられます。おそらく、厳しい苦情を言われないからでしょう。しかし、会社の信用が大きく崩れる恐れがあります。信用をなくすと当然、以後の仕入れや外注が難しくなり、場合によっては前金でしか仕入れられなくなる可能性もあります。そうすれば、資金繰りは今以上に悪化します。相手先との信頼関係や取引状態で慎重に判断する必要があります。

・一定期間に限って、掛け率を相手が有利になるように変更してもらい、その間支払期日を延ばしてもらう。

・今回に限って、支払期日をずらしてもらう(ただし、【日繰り資金繰り表】で検討して約束の期日は必ず守る)

 <優先度4> 経費に関する支払い

売上に関わらない経費であることが条件です。

 <優先度5> 借入金の金利

元金返済よりも金利支払いを優先します。

 <優先度6> 借入金の元金返済

  支払い優先順序の中で最も大きなポイントとなるのは、「借入金の元金返済は一番最後」ということです。多くの経営者が間違ってしまうのはこの点です。なぜなら、「元金を返済しないと、金融機関から取引を停止されてしまうのでは?」という不安を抱いてしまうからです。

ただし、絶対に無断で返済をストップしないで必ず事前に、金融機関へ相談することが必要です。金融機関が条件なしでストップしてくれることはありません。いつ、いくら返済が可能かがわかる資金繰り表や事業計画書、再建計画書の提出を当然求められます。

また、租税や社会保険など以前は滞納して交渉することもしてきましたが、現在では対応が非常に厳しく、早い段階で差し押さえするなど滞納者に対する対応も変わってきていますし、会社分割でつくった第二会社に追及されることもあります。国民のお金という意味からもお勧め出来ません。

それでも不足して、個人のお金を投入したり、借入したりしなければならない場合は、【日繰り資金繰り表】でそれらを返済する日を特定できてからなければなりません。それでなければ、またもとの木阿弥になりかねません。

基本的な対策方法は以上ですが、【緊急資金繰り対策】はあくまで一時しのぎの対策ということを忘れないでください。

経営者が毎月どころか毎日資金繰りに悩まされることから、一時的に開放され、【経営再建(改善)プログラム】などに集中できるようにすることが最大の目的なのです。

経営危機に瀕している会社が1月20日の資金繰りを解消できたからといって、「咽喉もと過ぎれば・・・」になれば倒産への「負の連鎖」がまた進むことになります。

後々述べていきますが、私が着手させていただいた段階で、個人のお金を会社につぎ込むことを許可するのは、この段階だけです。個人のお金を会社につぎ込んで資金繰りを解消するのは、経営の根本的な対策を何もせずに当面の問題を解決させただけなので、またすぐに資金ショートがやってきます。

個人のお金を会社に入れることも、返済のための借入やリスケ(ジュール)、無計画な会社分割なども同様に、会社の経営力そのものが変わっていませんので、この段階で本腰を入れて【経営再建(改善)プログラム】などに着手しなければ、早晩経営危機が忍び寄ってくるのです。 

「知識」は行動することにより「知恵」に変わります。

たとえば、【日繰り資金繰り表】作成していくことによって副作用としていろいろな「知恵」を生み出してくれます。

数ヶ月先の入金を入力するには、売り上げ予算を作成していないと入力出来ないことがわかりますし、支払い金額を請求書から転記しているようでは1ヶ月先の表さえ完成できないことがすぐわかります。それを解消するために、まず、納品書を受け取ったときに、金額を記入し伝票を起こします。そうすれば、【日繰り資金繰り表】に入力するのは簡単です。さらに、仕入れなどの原価勘定は売り上げ予算を作成できれば、そこから作成でき、【日繰り資金繰り表】に予算を入力できます。

【経営再建(改善)プログラム】で危機から脱し、優良企業と呼ばれるようになった会社は、自社で翌月10日までに月次決算が出来ることが当たり前のようになっています。会計王などすばらしい会計ソフトが出来た今日、早いところは翌日に月次決算速報を見ることが出来ます。これら正しい【日繰り資金繰り表】を作成するための努力は自然と月次決算が早く出る経営の仕組みになって行きます。

このような繰り返しで、会社の経営力がついていってはじめて、二度と資金繰りに悩まないだけではなく、経営危機から脱し、正常企業、優良企業になることが出来るのです。

とくに、元金ストップを要請した金融機関から要求される事業計画書作成は先送りしていた本質的な経営再建(改善)へのスタートとなります。

まさに、「衰退の極みに新しい胎動が生まれる(歎異抄)」です。

 

次回からは、ブログ「中小・零細企業が『幸せ企業』になり、またそうであり続けるための経営の『原理原則 』」の中のカテゴリーテーマ「その『知識』と『知恵』」の

2、何処へ行きたいのか?使命(ミッション)と展望(ビジョン)

です。

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得意澹然(とくいたんぜん)失意泰然(しついたいぜん)

2010年10月28日 | 「幸せ」になれる!ちょっといい言葉

先日あるフラワーショップが同じ業種で2回目の倒産しました。

その経営者は花業界の風雲児といわれ、本を出したり、マスコミにも引っ張りだこでした。
どのような経営者でも、店に行列が出来て評判になったり、急激に売り上げが拡大してマスコミに登場したりして持ち上げられると気分が良いに決まっています。そこで、「自分はスゴイ」と錯覚してしまうのです。
そうして、創業当時の社会的使命(ミッション)を忘れ、自分が認められることばかりを追求するようになってしまいます。それに近いことを私も倒産の前に経験しました。
「幸運に恵まれることも、災難に遭うことも、等しく試練なのです。試練にいかに対処するかによって、人生はさらに大きく変化していくのです」
という稲盛和夫さんの言葉は肝に銘じなければなりません。

 
業界やマスコミでは、有名でなくても「大きいことよりもお客様のためになること」「損得より善悪を優先している」会社は世界中あちこちで小さくてもきらっと光っているはずです。
得意澹然(とくいたんぜん)とは 得意の時はあっさりしいて、
失意泰然(しついたいぜん)とは 失意のときはゆったりしている
という意味で、「六然」の最後の二つです。
「あせらず、おごらず、やすまず、あきらめず」と共に実行し続けるのは難しいですが、心したいものです。

 井上経営研究所(代表 井上雅司)は2002年から、「ひとりで悩み、追いつめられた経営者の心がわかるコンサルタント」を旗じるしに、中小企業・小規模零細ファミリー企業を対象に

  1. 赤字や経営危機に陥った中小零細ファミリー企業の経営再建や経営改善をお手伝いする「経営救急クリニック」事業
  2. 再生なった中小零細ファミリー企業を俯瞰塾などの実践経営塾と連動させて、正常企業から、健全企業、無借金優良企業にまで一気に生まれ変わらせ、永続優良企業をめざす「長寿幸せ企業への道」事業
  3. 後継者もおらず「廃業」しかないと思っている経営者に、事業承継の道を拓くお手伝いをし、「廃業」「清算」しかないと思っている経営者に、第2の人生を拓く「最善の廃業」「最善の清算」をお手伝いする「事業承継・M&A・廃業」事業

 に取り組んでいます。詳しくはそれぞれのサイトをご覧ください。 

 1.「経営救急クリニック

 2.「長寿幸せ企業への道

 3.「事業承継・M&A

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第4回 緊急資金繰り対策②

2010年10月26日 | 経営者の笑顔を取り戻す!知識と知恵

第4回

  【日繰り資金繰り表】がキャッシュフロー計算書や一般の資金繰り表と大きく違う点は、お金の流れだけを表に従って記入していけば数ヶ月先の資金の不足を把握することが出来ることです。経理や会計に不慣れな方でも、何月何日にいくら不足するのかが正確に、それもビジュアルで簡単に掴むことが出来ます。

  【日繰り資金繰り表】は勘定科目別ではなく、入金支払い先別になっています。まずは3ヶ月から6ヶ月先まで、入金先ごとの入金予定金額を入金予定日の翌日に入力します。次に、支払先ごとの支払い予定金額を支払い予定日の前日に入力します。入金を翌日に入力するのは当日ではその入金を支払いに利用するには無理があるからで、出金を前日にするのも同様です。

表のサンプル http://www.sbms.jp/higuri_soft.html を見ていただければお分かりになると思いますが、入力がすむと自動的に残高が表示されます。その残高がマイナスもしくは設定している金額いかになれば、今の時点から資金繰り対策を行う必要があります。 

請求書が来てから、今月の支払いを計算するから、今月の手形を落とせない、20日の給与を支払えば、25日の返済が出来ないなどということになるのです。 

また、経営そのもので利益が出ていない会社などの【日繰り資金繰り表】はマイナスになる日を1箇所解消してもまた翌月のある日(通常支払いの集中する20日とか月末日)にマイナスが出てきます。11月20日にマイナス100万円、12月20日にマイナス50万円、1月20日にマイナス200万円マイナスになるケースでは11月20日に200万円のマイナスを解消する対策を講じておくことが重要です 

【緊急資金繰り対策】では、支払いの優先順を決めなければなりません。その際に最も重要なことは、「支払う順序を間違えないこと」です。経営判断で重要なことは目先だけではなくその問題を「物差し」を当てて俯瞰的に見るということです。

一般的には、次の優先順位で支払うのが原則にかなっています。・・・(第5回へ)

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人は生まれながらにして貴賎貧富の別なし、ただ・・(福沢諭吉)

2010年10月20日 | 「幸せ」になれる!ちょっといい言葉
 「『天は人の上に人をつくらず』といえり(中略)人は生まれながらにして貴賎貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事を良く知るものは貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり」(「学問のすすめ」初編)

福沢諭吉も同じく「チャンスは平等であり、結果は不平等である」ということを言っています。貴人や富人となることのみならず、経営危機から脱出するのも、優良会社や「幸せ会社」になるのも原理原則は同じです。ひたすら学び、実践し、「知恵」とするを継続する以外に道はありません。

また優良会社や「幸せ会社」になることが出来ても、そうであり続けることはもっと難しく試練の連続です。

  (愚作:1400×2100)
 
「自利」から「利他」の経営が出来る、論語で言う「君子」に近い経営者に少しでも近づくために学び続けたいですね。

 井上経営研究所(代表 井上雅司)は2002年から、「ひとりで悩み、追いつめられた経営者の心がわかるコンサルタント」を旗じるしに、中小企業・小規模零細ファミリー企業を対象に

  1. 赤字や経営危機に陥った中小零細ファミリー企業の経営再建や経営改善をお手伝いする「経営救急クリニック」事業
  2. 再生なった中小零細ファミリー企業を俯瞰塾などの実践経営塾と連動させて、正常企業から、健全企業、無借金優良企業にまで一気に生まれ変わらせ、永続優良企業をめざす「長寿幸せ企業への道」事業
  3. 後継者もおらず「廃業」しかないと思っている経営者に、事業承継の道を拓くお手伝いをし、「廃業」「清算」しかないと思っている経営者に、第2の人生を拓く「最善の廃業」「最善の清算」をお手伝いする「事業承継・M&A・廃業」事業

 に取り組んでいます。詳しくはそれぞれのサイトをご覧ください。 

 1.「経営救急クリニック

 2.「長寿幸せ企業への道

 3.「事業承継・M&A

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緊急資金繰り対策①

2010年10月16日 | 経営者の笑顔を取り戻す!知識と知恵

第3回

資金繰りに窮し、「負の連鎖」に入り込んだときは、大きな試練です。この対処の仕方ひとつで倒産へまっしぐらということにも、正常企業化だけではなく一気に優良会社や無借金会社から「幸せ会社」になることの出来るチャンスでもあるのです。

なぜなら、経営再建対策はすべて経営の「原理原則」を確実にやることなのです。そのためにはある程度の時間が必要です。その時間を稼ぎ出すことが、【緊急資金繰り対策】なのです。

「リスケ」ばやりですが、リスケは目的ではなく経営再建の時間を稼ぎ出すための一手段に他なりません。「リスケ成功=経営再建」なんてことには絶対になりませんし、「借入成功=経営再建」でもありません。

資金繰りが一気に解消する「魔法の杖」は絶対にありません。そんなうまい話に乗れば逆に一気に「最悪の倒産」へ転げ落ちていくのが落ちです。

金融機関からの運転資金や経営者の個人資金を使わなければ資金繰りを解消できない、つまり1円でも外部資金を会社に注ぎ込む必要が生じたということは何を意味するのでしょうか? それは経営そのもので必要な資金を生み出せないことを意味します。

ここが大事なところです。

この段階で優先しなければならないのは外部資金を導入することではなく、経営の原理原則が出来ているのかの再点検なのです。 

とはいっても、緊急の資金繰りを解消できなければ、経営の再点検どころではありません。来週の手形が落とせないなど、よほどの火急でない限りは外部資金導入は最後の手段とし、【緊急資金繰り対策】のすべてを実行すべきです。【緊急資金繰り対策】と経営の原理原則が出来ているのかの再点検【経営再建(改善)プログラム】の基本的対策は同時進行しなければなりません。
【緊急資金繰り対策】の基本的な考え方は、「自分が持っている資産」だけで最低限支払わなければならない負債を支払うことです。

子供は100円のお金を握っていれば、それをどのように使うか腐心しますが、経営危機に陥った経営者は100円しかなく、500円必要なときはどう400円工面するかばかりを考えます。その方法は外部資金導入もしくは利益を無視した売り上げ対策です。これでは一時しのぎは出来ますが、永遠に資金繰り対問題は解消されません。

それでは具体的に【緊急資金繰り対策】について述べていきましょう。繰り返しますが、これらの対策も「魔法の杖」ではありません。【経営再建(改善)プログラム】実行のための時間を稼ぐための手段に過ぎないことを肝に銘じてください。 

1、月次資金繰り表ではなく【日繰り資金繰り表】を作成して、手持ち資金の最大活用化を検討する。

2、資産負債対策表を作成して、資産を流動化させる。

3、【緊急支払い検討表】を利用して支払い順序や金額を確定する。

 【日繰り資金繰り表】の最大の特徴は、・・・(第4回へ)

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「衣食足りて礼節を知る」(孔子)

2010年10月08日 | 「幸せ」になれる!ちょっといい言葉
第3回は 「衣食足りて礼節を知る」(孔子) です。

人格的に申し分なかった経営者でも経営危機に陥り、資金繰りに窮すると、苦し紛れに出来ない約束をしたり、うそをついたりするようになります。

「恒産なければ恒心なし」(孟子)
「貧すれば鈍する」
「妻子を養えないものは信仰亡き者にも劣る」

というように同じような言葉がその真理をついています。

会計のうそ「粉飾」は
来年儲けてこの粉飾を消そう
と考えますが、ほぼ間違いなく来年ももう一度だけ粉飾しようということになります。

債権者に「必ず来月払いますから」
と資金繰り表での根拠のない約束を何回か繰り返すので
信用をなくしてますます 【負の連鎖】http://www.keiei99.jp/funorensa.htm
に陥ってしまいます。

「天網恢恢祖にして漏らさず」
「天に向かってつばを吐く」のですから必ず自分に向かって落ちてきます。

「衣食が足り(余るのではない)」「恒産(有り余る資産のことではありません)」の状態に一定期間することが
【経営再建(改善)プログラム】 http://www.keiei99.jp/tankikomonkeiyaku.htm
の最初の作業です。
次回の 「幸せ会社」になるための知識と「知恵」(第3回危機からの脱出①)で詳しく述べていければと思っています。
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照一隅

2010年10月04日 | 経営者の笑顔を取り戻す!知識と知恵
第2回

「幸せ会社」とはその会社に関わっている
お客様
お取引様
従業員の皆様
経営者の家族
そして・・・経営者ご自身が
幸せであり続けられる会社のことです。

会社が大きいとか有名であるとかは関係ありません。
小さくても、無名であっても
関わっている人が幸せな「幸せ会社」を創るお手伝いをするのが私の使命です。

(愚作700×900)


生きていて一番うれしいことは他人のお役にたてること、つまり、自分自身が誰かに必要とされていることです。夫々の立場で精一杯光り輝くことが、人生目的のひとつだと断言できます。
それならば、経営者にとって、他人のお役にたて、必要とされる会社を創り、継続していくことが最大の使命ではないでしょうか。
売り上げを拡大していくことや最大の利益を上げること、利益を蓄積していくことはすべてその使命のための必要条件や手段にすぎません。
  顧客、取引先はもちろんのこと従業員や経営者一族まで、小さな会社に関わっているすべての人が幸せになれる企業すなわち「幸せ会社」になり、「幸せ会社」であり続けること。これを達成できれば経営者は最高の幸せが得られるはずです。
  わたしの使命はそのお手伝いを出来ることです。 その最大テーマが 「幸せ会社なるための中小零細企業経営の『原理原則』」です。

私の主な仕事は、会社や事業を再建をすることですが、時には再起のために、廃業・清算を選択することをお勧めすることがあります。なぜなら、私の使命は、経営者や家族が健康で文化的な尊厳ある生活を取り戻すためのお手伝いをすることだからです。
この仕事に携わって心から良かったと思う瞬間は、苦しい『経営再建(改善)プログラム』を経て、経営危機から脱出して、正常企業への道に戻ったときに、場末の食堂などでささやかな祝杯を挙げるときです。このときのビールの味わいは至極です。
『経営再建(改善)プログラム』に着手しても、営業利益などが出る見込みがない場合など苦渋の選択で廃業や法的清算をお勧めする場合があります。
「捨てなければ得られない」(石川洋)と言う名著がありますが、未来のために、その苦渋の選択をされた経営者の方々より、下記のようなお手紙やメールを頂いたときはうれしさと感激で身震いするくらいです。また、筆不精の人からは精一杯の贈り物を頂くときがありますが、苦しい生活の中からの「推譲」ですからもったいなくって涙がこぼれそうになります。

井上様 K様
 大変ご無沙汰しております、NのIでございます。
その節は大変お世話になり、その後なかなかご連絡をせず失礼致しました。
 早いもので井上様に初めてお会いしたのが今年1月であり、あっという間に過ぎた1年でした。 決して楽ではありませんが、社長であった父家族を含めて、親族の助けもあり現在人並みに生活出来ております。
 この1年は特にお二人は多忙だったのではないかと思います。 しかし
それに救われた方々もその分多かったことでしょう。
 私達の場合は会社は救えませんでしたが、ギリギリのところで法的に処理することが出来、家族はバラバラにならず井上様の言われていた心の部分は救われました。
 もしお二人にお会いしていなければ、何の情報も持たずにいきなり倒産していた可能性が高かったので、本当にお二人には感謝をしております。
もし放置倒産していたらと考えたら、本当に怖いですね。
 またもしどこかでお会いする機会がございましたら、その際は宜しくお願い致します。
くれぐれもお体にはお気をつけて、今後も苦しんでいる方々を救ってあげてください。
それでは今年は大変お世話になりました、今後とも宜しくお願い致します。

経営危機から「祝杯」のあと、「正常企業」から二度と資金繰りなどに苦しむことのない「安心企業(=実質無借金企業)」そして「幸せ会社・幸せ企業」になるためには、経営者や経営者のご家族が「ほどほどのお金」を持つことが不可欠です。

「衣食足りて礼節を知る」(孔子)
「恒産なければ恒心なし」(孟子)
「貧すれば鈍する」
「妻子を養えないものは信仰亡き者にも劣る」

人格的に申し分なかった経営者でも経営危機に陥り、資金繰りに窮すると・・・(第3回へ)




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「幸せ会社」とは

2010年10月01日 | 経営者の笑顔を取り戻す!知識と知恵
第1回

ブログ「中小・零細企業が『幸せ企業』になり、またそうであり続けるための経営の『原理原則 』」の中で、このカテゴリーのテーマは「その『知識』と『知恵』」です。

1、「幸せ会社」とは?
2、何処へ行きたいのか?使命(ミッション)と展望(ビジョン)
3、「幸せ会社」経営者の道徳力と心構え
4、「幸せ会社」経営者として、当たり前の経営「知識」を継続習慣化して実践し、「知恵」にする方法
5、繰り返し押し寄せる経営危機から生き残れる「幸せ会社」とは?
この5つを柱にしていければと考えています。

私は企業再生の現場で、経営危機に陥った会社の経営者が悩み苦しみながら、会社を正常企業に立て直し優良企業から無借金企業にまで築き上げていった例ばかりではなく、時には無念の思いで廃業や法的整理を選択せざるを得ない例をたくさん見ています。

ところが面白いことに無借金企業になっても達成感はそんなに大きくない経営者が多く見られますし、廃業や法的整理したにもかかわらず、生き生きとして第二の人生を「生き抜いて」おられる経営者も少なくありません。

たくさん売り上げを上げて大きな会社にしたい!
たくさん儲けて豊かな生活をしたい!
繁盛して、有名になりたい!

私も26歳で創業してから倒産にいたるまでは、そんな思いで突っ走ってきましたし、私の『経営再建(改善)プログラム』に参加される方の多くもそれを夢見て売り上げをもっともっと上げればと突っ走ってきたばかりです。
一時的にたくさんの売り上げや儲けを上げたり、有名になったりすることは皆さん経験されているのです。ところがここで間違いを起こしてしまいます。
「天地自然の理」は「経営の原理原則」にも通じるところがあります。「たらい」のみずを「自分の方へ、自分の方へ」と引き寄せれば引き寄せるほど、水は手元から逃げ出し「向こうへ、向こうへ」と逃げていきます。

(私の愚作900×1400)

「幸せ会社」とはその会社に関わっている
お客様
お取引様
従業員の皆様
経営者の家族
そして・・・経営者ご自身が
幸せであり続けられる会社のことです。

会社が大きいとか有名であるとかは関係ありません。
小さくても、無名であっても
関わっている人がみんな幸せになれる「幸せ会社」を創るお手伝いをするのが私の使命です。


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一人で悩まないでください!

 「心の富」を無くさない限り必ず再起のチャンスがあります。  形のあるものを手放すことが再起への最短距離です。時間が掛かっても迷惑をかけた方々に対して道義的責任を果たせる近道なのです。  「倒産」は犯罪ではありません。  「倒産」という言葉の響きは実態とかけ離れすぎているのです。「倒産」という言葉は一人歩きしすぎています。一般の方は倒産の実態についてあまりに無知すぎるのです。自分自身の世界で倒産を空想しないで下さい。倒産は事業にとっての最後の権利なのです。もがき苦しんでいるあなたを救ってくれる最後の手段なのです。  もちろん私は「倒産」など薦めているわけでは決してありません。 私の仕事は医師と同じく経営危機に陥った会社の検診をし、適切な薬をお渡しし、時には手術を施して健康体にすることです。 しかし病気に末期症状があるように事業にも薬や手術ではどうにもならない状態があります。こうした状況になっても会社や財産を手放そうとしないことが再起へのチャンスさえも失わせることになるのです。  「捨てなければ得られない」 重荷を捨ててみてください。今までのことが嘘のように安寧な生活を得ることができます。貧しくても心の平和や充足感からこそ新しいエネルギーが沸いてくるのです。

井上経営研究所とは

 井上経営研究所は中小零細企業の再生・再建から健全企業化、さらに『長寿幸せ企業』への道をお手伝いする経営コンサルタント事務所です。  ホームオフィスは、紀伊半島の最南端から少し北西(大阪寄り)に戻った 南高梅や紀州備長炭で有名な自然に恵まれた「みなべ町」という小さな町にあります。この町から日本全国にクライアント様を持ち、対応させていただいています。私、井上雅司がこの不便な田舎価値を起点にビジネスを展開している理由は、プロフィールをお読み頂ければお分かりいただけると思いますが、私が人生の危機に陥った時、全てを掛けて私を助けてくれた、年老いた両親がいるからです。  また、コンサルタント事務所といっても、総務以外は、すべてのサービス業務やプログラム診断業務はもちろん、経理も、このホームページ作成も、全て私一人で対応させていただいています。  というわけですので、無料相談といえどすべて私が直接責任をもって対応させていただいています。

井上経営研究所代表者のプロフィール

 井上 雅司(いのうえ まさじ) 1951年和歌山県生まれ。 早稲田大学教育学部卒業後日本航空開発株式会社を経てスーパーマケットを創業。20余年の経営の後倒産。自らの経験を踏まえ「倒産から学ぶ『経営実学』」を研究。自分と同じ体験をする人を一人でも少なくしたいの信念のもと「追いつめられた経営者の心がわかるコンサルタント」を目指して、2002年、「経営救急クリニック」井上経営研究所を設立。2002年、「追いつめられた経営者の心がわかるコンサルタント」を旗じるしに、赤字や経営危機に陥った中小零細ファミリー企業を『経営再建プログラム』で再生させる「経営救急クリニック」事業を創業。  さらに再生なった中小零細ファミリー企業を俯瞰塾などの実践経営塾と連動させて、正常企業から、健全企業、優良企業、無借金企業(超優良企業)そして、企業に関わる多くの人が幸せになれる「幸せ企業」にまで一気に生まれ変わらせる企業再生手法を確立。  2010年、永続幸せ企業をめざす中小零細ファミリー企業のための「『長寿幸せ企業』への道」事業を開始。 ●企業再生コンサルタント   ●論語指導士(論語教育普及機構認定資格) ●M&Aシニアエキスパート(一般社団法人金融財政事情研究会認定資格) ●事業承継・M&Aエキスパート(同)