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長寿幸せ企業への「変化と継続」2022-25

第7章(1)経営者であるあなたが会社を離れなければならない時が必ずやってくる

第7章 経営者人生の終方 「出口戦略」 事業承継・M&Aと廃業

 「年をとったな」「疲れが抜けないな」と感じたとき、この章をお読みください。

(1) 経営者であるあなたが会社を離れなければならない時が必ずやってくる

  弊所の会員企業経営の実践ツールとして核となっているのが「長寿幸せ企業PDCA事業計画書(.xlsx)」です。経営再建や経営改善が一息ついた段階ではじめて作成に取り組んでいただきます。永続優良企業化プログラム「俯瞰塾」の会員企業様は、毎月月次報告していただいています。各シートはこのような構成ですが、

①の入力シートSTEP③

社長退任予定年令を入力して頂き、はじめて老齢年金の受け取り見込額が記入された50歳以上の「ねんきん定期便」1を受け取ったら「EXIT戦略」について具体的なスキームをご一緒に検討していくようにしています。

 特に長寿幸せ企業への道をめざしている俯瞰塾の会員企業経営者にとっては最後の最大の問題です。事業承継を考えるのに早すぎることはありません。しかしながら現場で見ていますと、優秀な俯瞰塾会員経営者でさえ、多くは自分が年を取ったなと感じたときや高齢に近づき病気になった時にはじめて事業承継など「EXIT戦略」について考えはじめるのが現実です。

 

それでは、中小零細ファミリー企業の事業継承にはどのような方法があるのでしょうか。

  1. 子どもに承継する

  2. 子ども以外の親族に承継する

  3. 社内の役員や従業員に承継する

  4. 外部から招聘する

    a)~d)がすべて無理な場合は

  5. M&Aで会社を売却して、事業承継する

    会社の内容からM&Aが出来ない場合は・・優良な事業のみ事業譲渡や会社分割で存続させる

  6. 第2の人生のために、「最善の廃業」をめざす

というのが井上経営研究所の基本的なスキームです。

 

 私たちは、子どもがいないから、ついでくれないから「廃業」とは考えません。

私たちは、赤字だから、債務超過だから、「倒産」しかないと考えません。

 

 「ニーバーの祈り」 をご存知ですか?

神よ!

変えることができないことは、受け入れる冷静さを

変えることが出来ることは、変える勇気を

そして、その違いを見分ける知恵を与え給え

 

 「ニーバーの祈り」の通り、会社でおこる問題も人生で起きる問題もこの2種類です。

変えられない問題も受け入れてしまえば、最悪の事態を避けるスキームが出来ます。

変えられる問題も、変える勇気がなければスキームも成功しません。

 

次回は(2)会社を親族に 〈譲る〉 「親族内継承」を予定しています。

 このブログ、「中小零細ファミリー企業版 『長寿幸せ企業』の実践経営事典2018」は井上経営研究所が発信しています。
 井上経営研究所(代表 井上雅司)は

2002年から、「ひとりで悩み、追いつめられた経営者の心がわかるコンサルタント」を旗じるしに、中小企業・小規模零細ファミリー企業を対象に

  1. 赤字や経営危機に陥った中小零細ファミリー企業の経営再建や経営改善をお手伝いする「経営救急クリニック」事業
  2. 再生なった中小零細ファミリー企業を俯瞰塾などの実践経営塾と連動させて、正常企業から、健全企業、無借金優良企業にまで一気に生まれ変わらせ、永続優良企業をめざす「長寿幸せ企業への道」事業
  3. 後継者もおらず「廃業」しかないと思っている経営者に、事業承継の道を拓くお手伝いをし、「廃業」「清算」しかないと思っている経営者に、第2の人生を拓く「最善の廃業」「最善の清算」をお手伝いする「事業承継・M&A・廃業」事業

に取り組んでいます。詳しくはそれぞれのサイトをご覧ください。

  1.「経営救急クリニック」

  2.「長寿幸せ企業への道」

 3.「事業承継・M&A・廃業」

(注1) http://www.nenkin.go.jp/service/nenkinkiroku/torikumi/teikibin/20150331-05.files/2-1.pdf 日本年金機構HPより

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