永続優良企業への「変化と継続」井上経営研究所

中小零細ファミリー企業版『長寿幸せ企業』の実践経営事典2019
なぜあの会社が短期間で無借金会社に生まれ変わったのか?

「箴言から学ぶ『長寿幸せ企業』への道」 第1回 「富は屋を潤し、徳は身を潤す」(大学)

2012年12月20日 | 「幸せ」になれる!ちょっといい言葉

「箴言から学ぶ『長寿幸せ企業』への道」 第1回 「富は屋を潤し、徳は身を潤す」(大学)

井上経営研究所は、経営危機に瀕した中小零細企業の再生・再建から健全企業化、さらに『長寿幸せ企業』への道をお手伝いする経営コンサルタント事務所です。経営者一族だけではなく、企業に関わる全ての人々が「心からの笑顔」を取り戻すお手伝いをさせていただくことが使命です。

それでは『長寿幸せ企業』とはどういう企業を言うのでしょうか?

結論から言えば、「長寿企業」であるためには「幸せ企業」で在り続けなければならないということです。「幸せ企業」であるから、「長寿企業」足りえるのです。

社員さんからみた「幸せ企業」はどんなものかというと

  • 家族を養い、幸せな家庭を築ける給与を得ることができる会社
  • 人生設計ができる長期継続して健全な会社
  • 上記を満たした上で、やりがいを実感すること出来る会社

ではないでしょうか。

私は、数多くの長寿企業を研究した結果、中小零細企業が長寿企業であるために必要なことは、

1.高収益企業や高成長企業であることより、その企業に関わる経営者や家族は勿論のこと、従業員、取引先、そしてお客様、さらに社会までもが、この会社で働けてよかった、この会社があってよかった、と誇りに思えるような会社で在り続けることだと考えています。

2.上のビジョン(経営目的)を達成するためには、原資が必要です。高収益企業や高成長企業でなくても、健全企業、優良企業であり続ける必要があります。実は、一時的に儲けたり、急成長したりすることのほうが簡単なのです。急激に成長、大きくなったものは急激に滅びる。これは天地自然の理です。つまり、少なくても(1)を達成するためには、一定の利益を出し続ける必要があります。「恒産なければ恒心なし」「衣食足りて礼節を知る」です。

長寿企業すなわち100年以上継続して存続できている企業の経営理念や使命、信条、家訓、行動指針などを調べていきますと共通するキーワードがいくつか出てきます。その中から私が、経営危機に瀕した中小零細企業の再生・再建から健全企業化、さらに『長寿幸せ企業』への道をお手伝いする上で柱としているのが

①徳性 : ブレない経営を支える柱

②知恵と技能 : 知識や技術を行動することによって会得したもの

③習慣 : これらを息をする如く継続していき習慣化できること

④変化 : 時代に応じて、事業の柱などを変えていくこと

です。

各項目については、今後このブログでそれぞれ詳しく解説していきますが、

要約しますと、

①は、

  • 嘘をつかないこと(たとえば、粉飾決算はプログラム着手後は全て公にして頂きます。私のクライアント様には1社たりとも粉飾されている企業はありません。これをお約束できない企業はプログラムにご参加していただけません。)
  • 「ありがとう」を言える(客の側であっても)
  • 時間を守る、細切れの時間を大切にする。(目上の人との待ち合わせには余裕を持って待ち合わせ場所に行き、待ち時間を活用する準備ができるようにする)
  • 使ったものを次の人のために元に戻せる(立ち上がった後の椅子やトイレの蓋など)
  • 礼儀を守れる(迎え三歩に見送り七歩など)
  • これらに加えて経営者には「自己犠牲」の精神が必要となります。

徳性の乏しい私は、これをお教えする立場などにはありませんが、徳性を高めるために「人間学」を一緒に学び、行動していきます。この特性は全ての判断や行動の「心柱」にしていきます。

②は、経営再建プログラム(3~9ヶ月)の間に、「今ある売上で最大の利益を絞りだす知識や技術」を学んで頂き、実践して頂き、単年度黒字化を達成(1年以内目標)を目指します。具体的には自社で月次決算や中長期の予想概算キャッシュフローを算出できるようになります。「売上対策」以外の「資産負債対策」や「経費削減対策」などはここで学びます。

③、すべての対策が即効性があるのではありませんので、これらを③習慣化させていくことにより「知恵と技能」に変わっていきますが、実はこの「継続」「習慣化」が一番難しく、プログラムに着手された企業の何割かがここで脱落していきます。これをクリアーして安定的な健全事業化(目標3年以内)ができます。

④が「変化」です。①から③ができても「変化」することができなければ、企業も死滅します。ダーウィンではありませんが、「生き残れるものは、大きいものでも、強いものでもなく、変化できるもの」なのです。②の経営再建プログラムを終了した段階で初めてスタートするのが「売上対策」=「新規事業開発」です。

「富は屋を潤し、徳は身を潤す」(大学)や渋沢栄一先生の「論語と算盤」は「経営再建プログラム」の考え方の柱になっています。「両潤塾」はここから命名させて頂いています。まずは皆さんの会社を「幸せ企業」にし、「長寿企業」であり続けられるように、共に学び、実践して行きましょう。


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