たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★一年で一番規模の大きな法要「施食会」

2018年05月18日 | 行事報告
毎年母の日に修行する「山門大施食会」を、
今年は5月13日に開催しました。
近隣のお寺さまにも年間予定にしていただき、
僧侶だけでも13名での法要です。
更に檀信徒みなさんにもご足労をかけましたが、
総勢100名を越す方々にご参列いただきました。

ありがとうございます。





今年も受付は正午12時からですが、
行事の開始時刻は以前に比べて30分ほど遅めの1時半。

清興の時間は今年初めての試みで、ボイストレーニング。
昭和音楽大学講師・シンガー・ソングライター小幡美奈子先生による
「声の講座~発声の実修~」の時間を設けました。

大龍寺では、いつも檀信徒皆さんにもお経本をご用意し、
一緒に読経に参加していただいていますが、
「発声」の練習をしたことはありませんでした。
そこで今回はますば発声、あるいは発声トレーニングの専門家として
ご縁をいただいた先生に来ていただきました。

今回ご縁をいただいた音楽大学で講師を務められている先生について、
何も知らない私は“音楽の先生”だと思っていましたが、
実は本業はプロデビューを果たしているミュージシャン。

そのことをお願いを進めていくうちに知るという…





『mooki ~The Best and more~』PV/MINAKO OBATA








「身体を楽器のようにして使う」ために身体をどう調えるか…
というコツをお聞きしていると、これがそのまま、
坐禅の身体の整え方にそのまま使えてしまうものでした。

余計な力の要らない理に適った身体の組み立て方、
腹式呼吸(臍下丹田)によって呼吸を整えることなど。







そして実際に声を出す段になって
如何にして自分の声と精神をつなげていくか?
先生がひとつひとつプロセスを経て声の出し方を導いてくれます。
「お腹から声を出せ」では伝わえきれない丁寧な発声指導があるのですね。

時間的には45分。やってみて時間は少なかったかも。







引き続き、ご法話の時間です。
私自身が自分でしなければならないのですが、
一昨年から「若手のお坊さん」による法話としています。

私も余所のお寺さんにご法話をさせていただきに行くことがありますが、
聞いている方との二人三脚で法話が進むので、2度と同じ法話が出来ません。

「お話しする人とお話を聞いて下さる方」の両者によって法話が完成する
ということをつくづく感じています。



今年は新宿山手七福神のひとつでもある福禄寿を祀る永福寺の新住職さん。
7年前に大龍寺で修行した晋山式とも関わるお話でした。
ずっと覚えていた下さってありがうとうございます。





全員で読経をしています。発声が役に立ったでしょうか。







ご本尊さまへの本尊上供『般若心経』に続いて、施食架へ向き直ります。





新亡さま、ご先祖さま、この世の中のありとあらゆる仏さまに対して。





それぞれが祈ります。





法要の最後は、本日のご供養を申し込まれた方全員のご回向読み込みです。







雨が降っていたためお申込のお塔婆は後日立てさせていただきました。
早速、皆さんでご供養の席が始まり、総代さんによって乾杯!

( ^_^)/□☆□\(^_^ )

1日ありがとございます。
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