『切手市場』 ブログ

運営スタッフ・スルガスタンプによる、切手のおはなし。

ヒトラー

2007年03月22日 | suruga


 映画「ヒトラー・最期の12日間」が上映されたのは2005年でしたでしょうか。渋谷のシネマライズへわざわざ観に行きました。映画館には長蛇の列が出来ていました。シネマライズでヒットすると全国的に上映されというルールがあるようですね。その後は私(suruga)の住む沼津でも上映されました。DVDも販売になりましたね。
 映画のヒトラーから、今度は切手のヒトラーのお話です。『3月切手市場』で手に入りにくいヒトラーの切手を見つけました。こちらが本題です。

 ドイツは戦後「ヒトラーの肖像切手」の肖像部分を各種の模様で抹消して使用しました。
 出店者森さんの張り込み帳に、その時代の切手がそろっていました。ナチス時代の普通切手と記念切手を持っている業者は結構あります(それだけ需要があります)。でも、この「肖像抹消の切手」は専門的になりますから、なかなか手に入りにくいものです。
 写真を撮りそこねましたので手持ちのヒットラー切手を掲載します。画像は「ヒトラー生誕53年記念切手」です。
 この切手をスキャンしてからデーターを調べたのですが、スコットカタログのドイツ切手に見当たりませんでした。寄付金付き切手で「+1ZL」となっています。ZLはポーランドの通貨単位です。ポーランド切手の中にありました。
 ナチスドイツがポーランドを占領していた1944年に発行したものでした。
 ドイツ切手には「DEUTSCHES REICH」とだけ書いてあります。画像の切手は、その下に「GENERAL GOUVERNEMENT」とあります。占領切手を意味するものでした。
 『4月切手市場』では、森さんの張り込み帳でドイツ切手をさがして下さい。面白い物が見つかると思います。

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