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『闇の検証』~書いてあるのはわかってることばかり&現世のことももっと評価してよw~

2005年02月16日 19時09分00秒 | 心霊
 「ほんとにあった怖い話」編集部・編『霊能者・寺尾玲子の新都市伝説 闇の検証』(朝日ソノラマ)というシリーズがあります(1996~2003年)。その内容は、霊能者・寺尾玲子をナビゲーターにして、全国の心霊スポットを霊視するのです。ところが、霊視の対象が、超有名な心霊スポット、歴史上の重要人物ばかりなのです。目次だけ紹介しましょう。
●第1集(1996年)
 ・四谷怪談・お岩さんの謎
 ・祟りの首塚・平将門の謎
 ・怨霊都市・鎌倉の謎
 ・禁断の聖地・皇居の謎
 ・異界ゾーン・赤坂・青山・六本木の謎
 ・地獄の刑場・鈴ヶ森の謎
 ・魔の高層ビル・池袋の謎
 ・花のお江戸の怪伝説・浅草の謎
 ・葬られた聖地・上野の謎
 ・動物霊の神秘・秩父の謎
●第2集(1999年)
 ・日本最大の魔境/青木ヶ原樹海の謎
 ・ミステリアスな伊豆の旅/唐人お吉の謎
 ・勇者と美女の悲恋/怨霊・新田義興の謎
 ・親の因果が子に報い/中野長者の謎
 ・眠れる怨霊/続・平将門の謎
 ・エキゾチック・ゴーストゾーン/横浜の謎
 ・ウワサの真偽を直撃/東京タワーの謎
 ・呪われた覇者/源頼朝の謎
 ・仇討ち劇の真相/忠臣蔵の謎
 ・関所暗話/箱根の謎
●第3集(1999年)
 ・悲劇の英雄/源義経の謎
 ・知られざる東京ゴーストフィールド/表参道の謎
 ・陰陽師/安倍晴明の謎
 ・騒乱の世に散った剣士達/新撰組の謎
 ・薄幸の佳人/お市の方の謎
 ・沈黙の敗将/明智光秀の謎
 ・源平最後の合戦/壇ノ浦の謎
 ・神々の里/出雲の謎
 ・孤独な魔王/崇徳上皇の謎
 ・仕組まれた埋葬/大阪城の謎
●第4集(2001年)
 ・加賀百万石の闇/金沢の謎
 ・静かな超越者/菅原道真の謎
 ・幻の聖童/天草四郎の謎
 ・新旧ゴーストスポット探訪/千葉・下総の謎
 ・徳川の女達/千姫の謎
 ・最後の呪法/武田信玄の謎
 ・龍の通る道/飛鳥の謎(前編)
 ・龍の通る道/飛鳥の謎(後編)
 ・最後の戦国大名/独眼竜政宗の謎
 ・大輪の死に花/真田幸村の謎
●第5集(2003年)
 ・古代最大の内乱/壬申の乱の謎
 ・呪いの墳墓/高松塚古墳の謎
 ・怒れる猛き者/平清盛の謎
 ・無念の闇に迷う/白虎隊の謎
 ・パワーエリアの陰と陽/日光の謎
 ・黒衣の宰相/天海僧正の謎
 ・風水の都/魔界・京都の謎
 ・戦国人物模様/細川ガラシャの謎
 ・信念の求道者/上杉謙信の謎
 ・神秘の山/吉野の謎

 さて、その中からいくつか「つまみ食い」してみます。いちばん最初の「お岩さん」は、前回紹介した永久保貴一『検証 四谷怪談 皿屋敷』(朝日ソノラマ、1996年)との関係で、永久保さんといっしょに行きました(永久保貴一『永久保怪談 恐怖耳袋』朝日ソノラマ、2巻、1998年にある「累ヶ淵」も同様)。意外なのは、お岩さんは怨霊ではなく、いわゆる「成仏」した霊だったことです。あと、最強の心霊スポットといわれる「将門の首塚」には、平将門の霊はいず、むしろ霊的なパワースポットである江戸城本丸=東御苑の影響であると指摘したことです。そして、その場所で「大嘗祭」が行われてたなんて。。。
 「青木ヶ原樹海」では、「オレはダマされたんだ、ダマされたんだ」と恨みがましい台詞を繰り返す霊の言葉に、彼らが永遠に樹海から逃れられない理由がうかがえます。「打越橋」は、ひじょうにバランスの悪い場所にあり、吐き気をもようしたそうです。この場所で自殺者が絶えない原因は、もうひとつ、強制労働によって虐げられた人々の恨みの念だというのです。彼らの「覚えておれよ」という台詞には慄然となります。
 織田信長と明智光秀の霊視でおもしろかったのは、信長が自分を攻めていたのが光秀であることを信じていなかったことです。理由は、自分の目で確かめたわけではないから。異常に信長らしい話です。そして、明智光秀の謀反の動機ですが、最近は「影の黒幕」探しが流行っていますが、彼個人の野心であったことです。
 歴史上の人物としては二流ですが、徳川信康と武田義信、そして2人の母(築山殿と三条殿)の霊視はおもしろいです。徳川家康と武田信玄(晴信)という偉大な父の長男でありながら、気位の高い母に育てられ、ともに殺されてしまう(築山殿も殺される)。ひじょうに似ています。
 「壬申の乱」と「高松塚古墳」では、持統天皇がかけた呪術がテーマになっています。とくに高松塚では、持統のかけた呪いを解き、囚われていた片目の女を解放します。しかし、持統に逆襲され、霊能力を奪われてしまうのです(その後、吉野で回復)。この後だっけ、高松塚の壁画が剥がれたの? まさか呪術を解いちゃったからじゃないよね? 玲子さん。w

 ただ、つまらないのは、わかってることばかりなんだよね。大学院生のとき、「わからないことも本人に聞けばわかるんじゃないの」って友だちと話したことがあったんだけど、わかってる以上のことが出てこないのですヨ。これは思うにスタッフが歴史にくわしくないからなのではないかと。。。ここをもっと調べると新しいことがわかるのに、そこがわからない!w
 今から10年以上前、宜保愛子さんがまだ健在のころ、ロンドン塔を霊視するという企画をテレビで放送しました。このときはイギリス文学者が、コメンテーターで呼ばれていて、宜保さんが見た霊をつぎつぎと解説してくれて、とてもおもしろかったです。霊視した霊は、エドワード5世とヨーク公(おじのリチャード3世に殺された少年王とその弟)、アン・ブーリン(ヘンリー8世の妻でエリザベス1世の母)、ウォルター・ローリー(エリザベス1世の寵臣ではじめてタバコを吸った欧米人。ご主人様が火事だ!と水をかけられた人)などです。とくに、エドワード5世とヨーク公は死体が見つかっていないので、文学者さんはその場所が知りたくてたいへんでした。w

 あと、ムカツクのが、歴史的にはとても重要な仕事をしているのに、いまだに「成仏」できていない人たちの話。源頼朝は、脳溢血で死んじゃったんだけど、そのままウ~ンてなってるんだそうです。800年間も。。。あと、信長は、達成感と無念の気持ちで、ぐちゃぐちゃだそうです。どうも死んだときの精神状態がその後の「成仏」を左右するみたいなんですが、現世でやったことは、人を虐殺したとか、人の恨みをかったというマイナスの評価はあるのに、武家政権をつくったとか、天下統一に貢献したとか、プラスに評価されないのね。orz
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