1ヶ月ほど前から地デジが受信不調に陥ってしまうとのご連絡を頂きお伺いしてきました。
ホームページからのご依頼ありがとうございます。
いつものように宅内にて現状を調べて行き、原因がアンテナにあるという予想がついたので屋根上に上がります。
屋根の南側にはソーラーパネルが載っているので、北側から上がりました。
アンテナを見て一番先に気になったのは、VHFアンテナとUHFアンテナの向き。
UHFアンテナが湘南平に向いているということは、VHFアンテナはほぼ真逆に向いているはず・・・。
どちらかのアンテナの金具が緩んで向きが変わってしまったのかなぁと。。。
もともと付いていたであろうUV混合器を外し、UHFが直結されていました。
地デジ化してから手が加えられているんですね。
測定器に繫いでいまの受信状態を確認しておきます。
最初にこれを確認しておかないと、手を加えて良くなったのか何なのか分からなくなっちゃいますから。
一番良くないのがフジTVの21CHで、これは宅内での数値とほぼ一致していました。
向きを変えるだけで直ればいいんですがどうでしょうか。
方向調整でかなり改善させられました。
湘南平方向には高圧線の鉄塔が何基も建っているので、それの影響は少なからずあると思います。
この結果を踏まえてお客様とご相談し、作業内容を決定しました。
アンテナを一旦寝かせて、不要になったVHFアンテナを取り外します。
ついでにUHFアンテナのビスの緩み等がないか確認しましたが、緩みは無いものの錆が発生しているので、
むやみに増し締めは行なわないほうが良さそうでした。
引き込みの同軸はグレー色だったので劣化の兆候があります。
今回の受信不調の改善とは関係ありませんが、ビニテを巻いて少しでも長持ちするようにしてみました。
ジョイント部分はしっかり防水処理してあります。
VHFアンテナを取り外したので少しすっきりしましたね。
天井裏に付いていたブースターは交換しなくてもいけそうではありましたが、
お客様が現行モデルのUHFブースターをお持ちでしたので交換しました。
もしまた電波障害がおきてしまったら、スカイツリー波受信に切り替えるのも良いかもしれません。
ご依頼ありがとうございました。