今日は晴れ。家で仕事しました。洋裁もしました。図書館で借りて、つぶやきシローの「私はいったい、何と闘っているのか」を読みました。何かで紹介されたのを覚えていて、芸人が書いた小説ということで、ちょっと気になって読んでみました。スーパーに勤務する45歳男性が主人公。脳内つぶやきがあふれていて、ちょっと面白いのですが、結構うっとうしい（笑）。パッとしないおじさんの愚痴や頑張りが続き、前半で息切れしましたが、結果的には最後まで読んで良かったです。
途中、過去の結婚の経緯の辺りから面白くなり、内引き（内部社員による万引き）や店長昇格、娘の結婚、実の父親と、もりだくさんに展開していく後半は、引き込まれていきました。エピソードが盛り上がっても、冴えないおじさんは、相変わらずパッとせず、やることが裏目に出たりして、脳内つぶやきが多いのですが、それが愛すべきキャラに変わっていく様子が楽しめました。電話で愚痴をこぼしあう沼田さんが切なかったです。
