3月11日

2019年03月11日 | 日記
8年前の今日、高校時代からの友人が天国へいってしまった。

沿岸地域の町に住んでいた友人。

家族で車で逃げている時に、津波に遭ったと人から聞いた。


震災の後、友人が住んでいた町に行った。

何も無い。色も無い。

在るのは、がれきの山。

これはいったい現実なのか。

呆然としてしまった。


そして他の友人と、避難所を回った。

なくなった友人の親戚を探すために。

友人を拝ませてもらおうと思って探した。


でも見つけられなかった。


それで、友人の遺体が発見された場所に行き、手を合わせた。

手を合わせしばらく拝んだ。

海は嘘のように静かだった。



あれから8年。

先日、やはり沿岸地域の街に住む友人から電話が来た。

「○○ちゃんのことがわかったよ!被災者の台帳に載ってた!」

「え!」

「ダンナさんの実家が引き取っていたらしいよ」


ああ…そうだったんだ。


ダンナさんは、県外の出身の方だった。

ダンナさんの実家はまったくわからないが、ちゃんとお墓に入って、仏壇を拝んでもらってたんだと知って、やっとホッとした。




























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