たかぽんアフター50

オバチャンのひとりごと日記

指導員も人間

2019年01月10日 | 日記
施設には様々な発達障害を持った子ども達が来ている。

普段、一緒に遊んだり、宿題をみてあげたり、一般的な生活のルールを教えたり、トイレ介助をしてあげたりと、子ども達に関わる仕事をしている。

他人とのやり取りなど、コミュニケーションが苦手な子が多いから、思ったことをそのまま口にしたり、突発的に行動したりする。

私達職員はそれを理解して受けとめているつもりだけど、『あ、今この人、○○ちゃんに言われてムカついてるな』と、他の職員を見て感じることがある。

ヒロキなんか、この前タクヤくんに腕を噛まれて隣の部屋でタクヤくんを大声で怒鳴りつけていた。

いくらなんでもあんなにキレるなんて指導員失格だと思う。

普段おとなしいユウさんでさえ、或る子に何か生意気なことを言われて怒っていた。ユウさん、「ゴリラ」って言われてたこともあったな。

セキトリなんか1年生のヤンチャ王子から、「セキトリさん、ちょっとは痩せれば?」と面と向かって言われた。

その場に私は居なかったけど、マミさんが居て見ていて、マミさんが職員達に広めてお笑いネタにしたようだ。

私も今まで子ども達から正直、相当イヤな目にも遭ってきた。

遊び半分に叩かれたり物をぶつけられたり、押されたり転ばされたり蹴られたり、噛まれたりひっかかれたり…

なんかいろいろ思い出すと、よく怪我しなかったな私。笑

まあ、小さい怪我はしょっちゅうだったが。

言葉でも、「年取ってる」とか「たかぽん」としょっちゅう呼び捨てにされたり。

我慢した、我慢した。ほんと我慢してきた。


でも私としたことが、今日は一瞬キレそうになった。

それはお転婆なミサコちゃん。

ミサコちゃんは「たかぽんさん遊ぼう」「たかぽんさん」「たかぽんさん」と、いつも私から離れない。

学習障害もあるので、なんとかひらがなだけでも教えているのだが、集中力が3分も続かない。

トイレの使い方も失敗が多く、それでも根気よく今まで教えてきたからだいぶキレイに使えるようになった。

ミサコちゃんは、たぶん家で軽いネグれストを受けている。

決めつけてはいけないけど、ミサコちゃんの様子を見ていると、ふとそう感じることがある。

だから私はできるだけミサコちゃんと遊んであげたり、ルールなどを優しく楽しく教えている。

今日もミサコちゃんとたくさん遊んだ。

お昼も並んで一緒に食べた。

そしてお弁当の空箱を洗って行きたいと言うので、洗い方を見守っていた。

ミサコちゃんは、施設から借りたお皿も洗っていた。

私はミサコちゃんが洗ったお皿を拭いて食器棚に戻した。

スプーンもあった。

あ、これも施設のスプーンだなと思って食器棚に入れようとしたその時だった。

「あ!それはミサコの家から持ってきたスプーンだよ!」

「あ、そうなんだ」

と、スプーンを戻すと、ミサコちゃんは私に言った。

「そうだよ!ミサコの家のスプーンだよ!アタマおかしいんじゃないの」

・・・は?

そこまで言われること?

ムカーッ!

いや、まて!待つんだ私。

「ミサコちゃん、そんなふうに言うのはおかしいよ」

なんとか冷静な表情を作って教える私。


ミサコちゃんのお母さんは口が悪そうだ。

よく、ミサコちゃんから「ママがこう言ってたよ」という話し方を聞いている。

ミサコちゃんのお母さんは介護の仕事をしている。

「ジジイやババアの世話するなんてめんどくせー!ってママが言ってる」

ともミサコちゃんから聞いたことがある。

何その言葉?ていう言葉をよく発するが、「アタマおかしいんじゃないの
?」という言葉もミサコちゃんがお母さんから言われているのだろう。

とはいうものの、私がそんな言葉を言われるなんて、今まで一生懸命ミサコちゃんに寄り添ってきた私としては正直ムカッとくるし悲しいし。

言葉足らずな子どもが言っただけとはいえ、やっぱり私も人間なのでね、腹が立つ。

いやいやいや、キレてはヒロキと同レベル。

我慢、我慢、今日もグッと我慢。


それに、それは悪い言葉だから人に言ってはダメなんだよ、と教えなければ今後のミサコちゃんの人生にも影響を及ぼす。

やっぱり言葉はコミュニケーションに最も大切なものだから心配になる。

ミサコちゃんに限らず、ここの子ども達にとって、この先少しでも他人との関わりに悪い影響が出ないように願いたい。





















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