LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ルノー5ターボ(10)

2009年09月11日 10時00分39秒 | モデルカー製作記
デカールを貼りました。これが意外に大変でした。

通常、これくらいのデカールだと大体2時間もありゃ貼れちゃうはずなんですが、なんと4時間もかかっちゃいました。
というのも、デカールが経年変化でパリッパリになっちゃってたからなんですね。水に入れて糊が溶けたところでスライドさせると、曲面に馴染むどころか、ボディの上でピンッッと真っ直ぐに硬直しちゃう。
これはもう割れる一歩手前です。早めに箱から出して、ファイルブックに入れて保存しといて良かった…。
このキットも90年代中ごろのものなので、10年以上経っていますから、そろそろ賞味期限なんですよ。あぶねえあぶねえ。

こうなるともう軟化剤をバシャバシャかけるしかありません。マークソフターを大量投入して、デカールが柔らかくなるのを気長に待ちました。こういう時はあわてて弄れば弄るほどドツボにハマります。焦らないのが一番大事。じっくり待つと、ちゃんと柔らかくなってくれますから、あとはぬらした綿棒でちょっとずつ馴染ませていけば、なんとかなるもんです。
塗装表面がちょっとガサついてる感じなので、マークセッターも併用してデカールの糊を強化し、しっかりと密着させました。
黒いボディにデカールを貼る時は、白浮きを防ぐためにもマークセッターはなかなか有効です。

一番手こずったのはドアからフロントフェンダーに伸びる矢印でした。かなりキツい3次曲面と、サイドステップの凹凸にも引っかかるので、後から考えると、我ながらよくキレイに貼れたなあと思います。しかしそこでラッキーを使い尽くしちゃったようでして。他のところで失敗こきました。

簡単な筈のリアエンドのelfの白文字。ライセンスプレート取付け部の凹みに馴染ませようとして、綿棒でぐりぐりしていたら手が滑りまして、一瞬で文字がグチャグチャに。あちゃー。マークソフターを使っている時はこれが怖い。
幸い、ヴィラージュのスペアデカールで、各年代のelfがいっぱい刷られたシートを持っていたので、そこから持って来て事無きを得ました。キットのデカールも同じビラージュですから、書体もピッタリ同じでした。買っとくもんだなあ、こういうの。

この個体、バンパーやサイドスカートにもデカールがのっています。5ターボのロードカーは、黒いボディカラーの場合、前後バンパーとサイドステップ、それに屋根の周りのハチマキみたいなスポイラーがツヤ消し黒になるんですが、カップカーの場合は少なくともバンパーとサイドステップはツヤ有りの黒に塗られているようです。

デカールを貼り終わって3時間ほど室温で乾かしてから、ぬるま湯に浸けて余分な糊を洗い落としました。お次はいよいよクリアーコート。湿度の低い日を狙って吹く予定。


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