フェラーリＰ２ドロゴ

１台終わってもノンビリしない。すぐに次のに取りかかります。走り続けるコツ、それは止まらない事だ。なんちゃって。あたりまえか。

Ｆ３１レパードが出来上がったら次はＦ３０レパードとか、ライバルのソアラとか、弟分のシルビアとかに行くのが普通なんでしょうけど、敢えて全然違う方面に行くと、気分がガラッと変わって良いのです。
それに師走で何かと忙しいですから、簡単なモノにしたいという事もありまして。さらに、８０個くらいストックがある４３キットのうち、古い物はデカールがそろそろヤバいので、早く作らんと、という現実的な理由もあります。

このキット、今は亡きスターターが確か９３年ごろリリースしたもの。出てすぐ購入して、そのままずっと棚の奥で眠っていました。って１４年も経ってるぞぃ（笑）。
６６年のルマンに出た個体で、白いボディに黒いゼッケンサークル、白抜きで１８番。

ドミニク・パスカルの「ルマンのフェラーリ」によると、シャシーナンバーは０８３８で、最初はノーマルのＰ２スパイダーでしたが、セブリングでクラッシュ炎上した後、変態ボディワーク専門カロッツェリア（笑）のドロゴによってナメクジ化されちゃったそうです可哀想に。
実に４３っぽいアイテム。ハッキリ言ってメチャメチャカッコ悪い。そーですともワタシはブス好みですが何か？

キットは典型的なスターター・タッチ。ココロに余裕がある渋いオトナじゃないと作る気にはなれんでしょうな。でもワシはオトナなので全然平気じゃ。
ビミョーなプロポーション、テキトーなインテリア、ヌルいスジ彫り、鬼の一体モールド。ウィンドウはヒートプレス外貼り。
ヘッドライトはこの時期のスターターは黄色い透明樹脂のド塊が多いんですが、このキットは珍しくカバーがヒートプレスです。でも中のレンズは黄色い…。
まあ、使えるモノは使って、使えないモノは自作や市販パーツで、なんとかなるでしょう。

とりあえずボディのバリを取ってみました。正月にはコイツの完成した姿を見ながらおせち食べたいもんだ。
しかし今月は恐怖の年末進行。さぁ仕事仕事！