LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ロータス・エラン+2(11)

2010年08月28日 10時01分13秒 | モデルカー製作記
もう夏も終わりですねえ。と言いつつ、まだまだけっこう暑いですけどね。
インテリアとシャシーの塗装をしているうちに、ボディのクリアーもすっかり硬くなったので、研ぎ出しとオーバーコートを一気に行ないました。

…と、本題に入る前にちょっと宣伝をば。
25日に発売された「モデルアート」10月号。8月号から始まった新連載「ネオヒストリック・ガレージ」も3回目に突入、今回のお題はこれ↓



フジミのセブンFCです。タミヤとアオシマの陰に隠れてイマイチ日が当たらないキットですが、フジミにはフジミの良さがあるんですよ。ちょっと手を入れてやると、見違えるほどカッコ良くなります。
巻頭特集はF1の最新キット、第2特集はブルーインパルス。ニューキットレビューはオートザムAZ-1。今月も内容充実です。

26日発売の「モデル・カーズ」173号は、巻頭特集「V8こそフェラーリ!」ってことで、以下の2台が出張してきました。





模型誌の作例には、編集部からの依頼で新規に製作する場合と、すでに作ってあったものをお貸しする場合があります。今回の2台は後者のケースで、すでにうちの「ファクトリー」の1/24ギャラリーにも展示されていたものです。今回の特集はニューキットの458イタリアが主役ですから、まあ刺身のツマみたいなもんですな。
記事はなかなか読み応えがありますよ。308GTB、328GTS、348tb、F355ベルリネッタ、360モデナ、F430ベルリネッタ、そして458イタリアと、V8フェラーリの全世代が勢揃いですから。我が友人ダッズさんが328を、小林さんがF430を製作してます。その他の作例もいずれ劣らず素晴らしい!
全作例をバリバリの新作で揃えられれば言うこと無しですが、雑誌の製作コストにも限りがありますから、時には有りモノにお声がかかる事もあるのです。

…というわけで、2誌ともただ今絶賛発売中!財布持って本屋にGO!
以上、宣伝でした。

さてさて。エラン+2はついにボディを研ぎだしました。例によってタミヤのフィニッシング・ペーパー#1500でくまなくキッチリ磨き倒しましたよ↓。



んでもってガイアカラー「EXクリアー」をひと吹き。最近はあんまりシャビシャビにはしないで「シャビ」くらいで吹いてます。クリアー1に対してブラシマスター5くらいかな。夏場はシャビシャビにしすぎると、溶剤の揮発が激し過ぎてツヤがあんまり出ない事があるんですよね。
↓はオーバーコートしてから3時間くらい経ったところです。もう触ってもぜんぜん大丈夫。



これを一晩室温に置いて完全に乾かしてから、コンパウンド(ソフト99細目/スジボリ堂ハードカット/ユニコンFMC840-P)で磨き倒し、ぬるま湯の中で中性洗剤で磨き洗いした後、もう一度ユニコンで軽く磨いたのが、トップ画像。
お茶碗みたいにテロンとしたイイ艶が出てます。反射の感じが違うのがお判りいただけるかと。

お次は細部の塗り分けですね。サクサクッと進めちゃいましょう。


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5 コメント

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いつもありがとうございます (kitazawa)
2010-09-01 10:38:41
>Limahlさん
リトラのアコードは私も好きでした。特にエアロデッキ! ホンダのデザインはあの頃が一番ステキだったような気がします。

>yoshiさん
FC初期型はまあタミヤが一番順当だとは思うんですがね。なにしろ今はモノがありませんから。アオシマの後期型はそのうち作ってみたいですねえ。

>松田 乱暴丑さん
シャシー全体とまではいませんが、マトモな前輪ステア機構だけでもパーツ化してほしいですね。

>ミゾロギさん
いやー懐かしいなぁ。アレ作ったの随分前のことですから。大事にしていただいてるというのは嬉しいですねえ。よろしくお伝えください。
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お久しぶりです。 (ミゾロギ)
2010-08-29 12:34:05
北澤さま、きのう久しぶりに山崎編集長にお会いして、北澤さまの348予選仕様、キープアーバインクリヤーを見せてもらいました。あの頃は雑誌屋さんがルマンに出ていましたね。

さて、こちら32オーロラのトラサンを仕上げました。
そして、なんと24レジンボディーのアングリアも手に入れて、ちょっと英国な気分。
エランの仕上がりももうすぐ、非常に楽しみです。
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艶出し (松田 乱暴丑)
2010-08-29 01:44:51
こんばんは、松田 乱暴丑です。

エランもいいツヤ出てますね~、自分は艶出しの磨きこみがやりづらいので、いろんな人の作例を見るたびに溜息しかでません。
元々力の加減が下手くそな上に、仕事で手を傷めてからは手がまともに動かないため、磨くたびにボデーを壊す傾向にあります。
もう数年悩んでますが、自分なりの方法としてクリアーの仕上げにシンナーを吹くことで表面が侵されて平滑になるのを利用してますが、温度・湿度でツヤびけするので確実性はないですね。やっぱ磨きこんだ塗面にはかなわないですよ(笑)

作例、見させていただきました。わかる人にはわかるフジミのFC、さすがです。特にタミヤはリアル過ぎて気持ち悪く感じます。アオシマは「今だから問う」みたいなコンセプトは感じますが、へちゃむくれてる感じがしてどうも…
模型としては正解の形なんですけどね(笑)そこいくとフジミのFCはちょっと手を入れてやると「FCだ!」っていう形になりますね。
フジミさん、いい加減シャーシ部品とか改めてくれないかしら?毎年作るたびに思います。ってゆーかどんだけフジミのFC作ってんだよ!(笑)

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Unknown (yoshi)
2010-08-28 17:58:06
作例おつかれさまです!! FCいいです タミヤはセンターダクトずれていますし、アオシマはフロントスポが上にずれています フジミは作たこと無いので非常に新鮮です  カッコいいです
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Unknown (Limhal)
2010-08-28 14:32:06
エランのボディも良い感じですね!
こちら、ここ最近は溶剤の希釈具合やエアブラシの気圧設定のウマいポイントが掴めず、増々塗装が決まらない日々であります(笑

今回もMA、MC、作例は勿論、MCのコラムも楽しませてもらいました。
「リトラクタブル・ヘッドライトを知らない若者達」ですか、時代だなあ。
今はノスタルジーの象徴でしか無いのですかねえ、あの時代はカッコ良さの象徴だったと思ってましたが。
なんせ、主力ファミリーセダンのアコードまでリトラになってしまいましたからね。ヘッドライトが上下にパカパカする、というだけで心ワクワクしたものです。

でも、今見てもカッコイイぞ。
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