サマール日記(ブログ版)

チョイさんのフィリピン・サマール島での滞在記録

ソルソゴンの井戸の水質調査

2006年11月25日 | Weblog

(大勢の村人たちに囲まれて水質調査するTさん(東京農工大))

  今回のサマール行には、東京農工大学で環境科学を専攻されているTさんが同行されています。
 ゼミでインドに行ったときに、スラムの劣悪な環境に圧倒され、その後、一人でまたインドへ。そしてスラムの環境改善のためにトイレを作り、バイオガスに接続してはどうかと思いつかれて、インターネットで調べたところ、私のサマールの事業のことを知ったというのです。
 すぐに京都に話を聞きに来られ、そして今回、サマールに同行されたというずいぶん積極的な方です。
 夏には上智大学大学院のYさんも、2回、バイオガスの調査に来られましたが、こうしていろんな方が来てくれるのは本当に嬉しいですね。

 今回は、彼女の専門を生かして、事業地などの井戸水の水質調査をしてもらうことになりました。
 まず、24日はソルソゴンの事業地で作った井戸のチェック。ソルソゴンでは井戸を掘っても飲用にはならず、また今回の事業地も、もともと低湿地だったところで地下水位も高く、飲めません。それでも半年ほど前から豚には飲ませていました。
 亜硝酸、PH、鉄分、COD、PH、大腸菌などの検査をしました。大腸菌の結果は24時間ほど待たなければなりませんが、やはりCODが20ほどもあって高く、また何故か鉄分の値もかなり高くでました。また、帰国後にきちんと分析してレポートをくれるそうです。

 その後、ソルソゴンで飲用に山の泉からパイプでひいている水も比較のためにテストしてもらいました。どこでも物見高い村の人々がいっぱい集まって調査の様子を見学、「ああでもない、こうでもない」と大騒ぎでした。
 日曜日には、カライマンの事業地の2つの井戸と、カルバヨグで飲用にしている井戸、そして、ソルソゴンのもう1箇所の井戸などの調査をしてもらう予定です。

 


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