道内初の「+エコ郵便局」の当麻郵便局が移転・開局
2月17日に落成式、27日から営業開始
木材チップボイラーや太陽光発電など再生可能エネルギーを採り入れた道内初の環境配慮型郵便局として当麻郵便局(太田英樹局長)が完成、2月27日から利用開始となります。開局に先立ち17日には、日本郵便㈱北海道支社の及川裕之支社長や村椿哲朗町長が出席、落成式が行われました。
日本郵便は、全国で再生可能エネルギーを利用して環境に配慮した「+(ぷらす)エコ郵便局」の導入を進め、既に千葉県南房総市の丸山郵便局など7か所に開局しています。当麻郵便局の新しい局舎では、建物で使う電力について積雪期でも発電可能な壁面設置型の太陽光発電設備で賄い、地元の間伐材などから生じる木材チップを使ったボイラーを暖房に利用します。
また、壁には道産の木材を貼り合わせて強度を高めた「CLT(クロス・ラミネイティット・ティンバー)」と呼ばれるパネルが使われており、優れた断熱性を発揮するということです。日本郵便によると、新しい局舎は従来の一般的な局舎に比べて年間の二酸化炭素排出量が約7割削減できるとしています。
落成式で及川支社長は「開局から43年、当麻町のご協力をいただき、新たに環境配慮型郵便局・+エコ郵便局として生まれ変わることになりました。2月27日に開局となりますが、これまで以上に地域のみなさまから愛され、信頼され、温もり溢れる居心地の良い郵便局づくりで新たな歴史を刻んでいくことを期待します」とあいさつをしました。太田局長は「今年で開局121年目に当たるが、新局舎とともに地域の活動拠点として当麻町を盛り上げていきたい」と抱負を語りました。
「+エコ郵便局」に生まれ変わった当麻郵便局
局舎裏の壁面設置型ソーラーパネル
あいさつをする及川支社長
新たな船出の抱負を語る太田局長
出席者11人によるテープカット