のみちをゆけば

北の山男が日々の生活、趣味の報告をします!

令和元年初夏 黒岳登山 ~痛恨の膝負傷~

2019年08月16日 21時58分00秒 | 登山


 5月下旬に、幻の湖を見に行った時の報告です。

 今回は白雲直下からの下山編です(往路編リンク)。





 風に飛ばされた帽子は無事に回収。
 広大な雪面から、白い帽子を探すのは難しいかと思ったけど、風が無さそうな所を見たらすぐ見つかりました。
 風衝地と雪田、雪渓の違いが良くわかりました。







 行きの足跡を辿って、時々白雲を振り返りながら帰る。





 奇岩を眺めたり。





 北海岳の稜線に到着。

 下山は窪みに雪が残る登山道を下ったのですが・・・


 途中でズボッと股まで右足が雪に刺さりました。

 足を抜こうと、左足を踏ん張ったら、左足に鋭い痛みが走りました。

 どうも、右足の靴が下部にある空洞に入ったようで、全然抜けなくなってしまいました。

 最初は手で腿の周りの雪をどかしたのですが、手が冷たく、たいして掘れないのでピッケルも使いました。

 右足はどんどん冷たくなるし・・・

 「このまま抜けなかったらどうしよう・・・」なんて弱気になり。

 「たぶん、誰も周りにいないから、凍死するかな・・・」

 なんて少し思いましたが(大げさな!)。





 雪と格闘すること5分ぐらいで、右足は抜けました。

 左足は少し痛むけど、歩けないことは無いので景色を楽しみながら下山を続けました。






 北海沢の雪庇。





 この少し先に、腰かけるのにちょうどいい岩があったので、行きも帰りも休憩。





 雪面から顔を出した赤石川の流れ。







 黒岳の斜面に取り付き。





 黒岳直下の風衝地では、コメバツガザクラが咲いてました。
 小さいけどたくましいですね!






 14時20分に黒岳到着。
 幻の湖はまた来年チャレンジだな。






 恐ろしい急斜面を下山。
 上の方は後ろ向きで雪面をキックしながら慎重に下りました。





 後半の広い斜面はグリセード。
 綺麗なシュプールでしょ!






 あとはスキー場を歩くだけ。
 




 15時5分にロープウェー駅到着。
 下山は3時間。最終まで1時間近く余裕がありました。





 で、足の方は・・・


 帰りに、つるつる温泉に入って帰ったのですが、温泉を出た頃から動かすたびに膝がズンと痛くなりました。

 山でケガするたび、山行中のアドレナリン効果ってすごいなって思います。
 我ながら感心して、家族にもすごいだろって自慢してましたが・・・


 その晩は、痛みで眠れず、翌朝は日曜日もやっている近所の整骨院に行き、治療を受けテーピングをしてもらいました。

 その後も通院して、びっこを引きながら歩き、プールでリハビリをしたりして、概ね痛みが無くなるまで1カ月半を要しました。


 2カ月が経過して、そろそろ山登りに復帰しようかと思っていたのですが・・・

 今度は右ひざをやっちゃいました。


 アドレナリンがどうとかとか言う問題でなく、歳のせいなのか、体重のせいなのか、慢心なのか?
 そのすべてと思いますが、何とも情けない。



 ま、その話は後日ですね。








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