「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ブルガリア大統領が平和へ向けた政治的努力を訴え<ウクライナ紛争2024.05.21

2024-05-23 19:18:36 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024年05月21日09:40
①ブルガリア大統領「ウクライナの対ロシア勝利は不可能」平和へ向けた政治的努力を訴え
https://hara.livedoor.biz/archives/52339227.html

元記事
EURACTIV
Bulgarian president says Ukraine’s victory over Russia ‘impossible’
2024年5月20日
https://www.euractiv.com/section/politics/news/bulgarian-president-says-ukraines-victory-over-russia-impossible/
ブルガリアのルーメン・ラデフ大統領
「戦争の継続とロシアに対する不可能な勝利を唯一の可能な解決策として提示することは受け入れられない」
「ラデフ氏は、武器を与えることではなく、平和のための政治的努力を呼び掛けた。」

ちなみにEuractivとは❓
『英語から翻訳-Euractiv は、フランスのメディア出版社 Christophe Leclecq によって 1999 年に設立された、EU 政策に焦点を当てたヨーロッパのニュース Web サイトです。本社と編集中央スタッフはブリュッセルにあり、その他の事務所はパリとベルリンにあります』

と言うことでまともなニュースサイトのようです。
記事の大雑把な翻訳は、①のHara Blogの記事にあります。
私もgoogle翻訳で訳文を読みましたが、そう書かれていました。

要は、今アメリカやヨーロッパのイケイケ国家が主張するような・・・
「戦争継続とロシアに対する勝利は不可能だ。」と述べ
「(話し合いによる)平和のための政治的努力をするべきだ」と述べました。

戦争ではロシアに勝てないから、武器の援助ではなく話し合いによる外交努力をするべきだ・と言うことです。

こんな当たり前のことすら、今のヨーロッパでは異端者扱いされます。2023年ならそれこそ袋叩きでしょうね❓
実際、同じことをもっと露骨に発言したフランスの元大統領のサルコジが、そうなりました。

これまで明確に停戦を主張してきたのは、政府首脳ではたった二人です。
一人は、元々親ロシア派のハンガリーのオルバン首相です。オルバン首相は、最初から停戦を主張しています。
二人目が今回暗殺未遂に遭遇したスロバキアのフィツォ首相です。フィツォ首相はウクライナ支援停止と停戦が選挙公約ですから去年の後半から主張しています。

ブルガリアのルーメン・ラデフ大統領が三人目と言うことになります。スロバキアのフィツォ首相の暗殺未遂事件があり、あえて声を上げたと言うことかもしれません。

最初からカチンコチンの主戦派は、バルト3国・ポーランド・チェコ・イギリスなどです。
不思議なことにこれらの国は、全部CIAの基地があったり活動拠点がありCIAの影響力の強い国です。
当然、アメリカの経済的な支援もあると思います。
ウクライナ紛争の主体が大体分るでしょう❓
アメリカとイギリスです。
アメリカがイギリスにバルト3国・ポーランド・チェコなどと組んで主戦論を強硬に主張させ、ヨーロッパを戦争支持に引きずり込んだ経緯があります。(最初はドイツは消極的でしたしフランスは停戦を仲介しようとしました。)

日本人が海外情報音痴だから知らないだけで、ヨーロッパの政治や外交を知る者には常識だと思います。
知らないから騙されるのと、知っていても敢えて黙っているのは違います。

このまま突き進めば、ヨーロッパ紛争に拡大する危険性は時間とともに大きくなると思います。
ウクライナは、せっせとNATOを戦争に引き込もうとしています。

インタビュー:ウクライナ、同盟国の支援加速・直接関与を働きかけ=ゼレンスキー氏
By Mike Collett-White、 Dan Peleschuk、 Sergiy Karazy
2024年5月21日午前 8:12 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/XASPP5J34ZINFKAT3EYO7S4TEM-2024-05-20/

ゼレンスキーは、NATOの参戦を呼び掛けています。
これに乗る国はないと思いますが、やれば即ヨーロッパ紛争に規模が拡大します。

そろそろ停戦の話を持ち出さないと非常に危いと思います。
どこでどんな具合に火が拡大するかなど、誰にも分かりません。ゼレンスキーは、ほぼやけくそですから何をやるか分かりません。
と言うよりもう自力では勝ち目はありませんから、NATOを引きずり込むためにあらゆる努力をすると思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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