「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

北朝鮮の砲弾工場がフル回転、お返しは食糧<ウクライナ紛争2024.3.1

2024-03-01 14:50:53 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

北朝鮮、ロシアに砲弾「少なくとも数百万発」提供か…韓国国防相「工場はフル稼働している」
2024/02/27 20:03
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240227-OYT1T50138/

ウクライナ紛争はアメリカの軍需産業にぼろ儲けをさせましたが、北朝鮮にも多少のおこぼれはありました。
韓国の 申源湜 国防相によると・・・
『 聯合ニュースによると、申氏はコンテナの中身について、「152ミリ砲弾なら300万発以上、122ミリロケット砲弾なら50万発以上」と推定。両方の砲弾を合わせ「少なくとも数百万発が(露側に)渡った」との見方を示した。』
電力不足の北朝鮮では、砲弾工場が最優先で電力が供給されフル操業なのだそうです。

そのお返しに今年はロシアから食料が贈られたようです。おかげで今年の冬は北朝鮮人民で餓死する人はいないと思います。思わぬ人命救助ですね❓
アメリカもたまには、いいこともします。

韓国も武器輸出でぼろ儲けしています。
朝鮮半島は、北も南もウクライナ特需で潤っているようです。

これでロシアも2024年の砲弾は大丈夫そうです。ロシア国内でもかなりの増産体制が確立しているようです。やはり戦争をするなら消費する砲弾の数は数えて手当てする必要があります。極普通と言えます。

一方でウクライナは、どうか❓
入ってくる片端から撃ちまくり、今砲弾不足です。
どうもウクライナ人を見ていると数を数えるとか在庫管理が出来ないようです。
1年でこれくらいは砲弾を援助してもらえそうだ・と言う見込みは立つと思います。その分を365で割ると1日に使ってよい砲弾の量が分かります。
ウクライナの場合は、そうしないで入荷する片端から撃ちまくりますので入荷が途絶えるとすぐ、砲弾不足になります。

ヨーロッパの方は、やっと・・・・・
https://jp.reuters.com/world/ukraine/3B73ZDQRQBOAXAL5FQNXWI527E-2024-02-28/
これまでEUがウクライナに送る砲弾の量が確保できなかったのはEU域外の顧客にも提供しなければならないからです。長期の供給契約ですから、勝手にキャンセルすれば顧客を失います。
それを止めて全部ウクライナに回せ!とどこまでも虫の良い主張をウクライナはしましたが、それは無理です。

そこでEUの他の国が、一旦売却した砲弾を買い戻すことを提案しました。戦争をしていない国は、値段が良ければ応じると思います。

ところがフランスが、これに反対していました。EUの資金をEU外の国に払うなど絶対だめだ!と言うわけです。しかし、今回他のEU諸国の説得を受け入れて同意することにしたようです。
ウクライナは、めでたく多少の砲弾を送ってもらえると思います。

しかし、それでは腹の虫が収まらないマクロン大統領は❓
(仕返しに・・・)
『欧米諸国の地上部隊をウクライナに派遣する可能性を排除しない考えを表明した。』

大騒動になるのが分かり切っている発言をして、意趣返しをしたようです。

戦争は止めた方がいいと思いますが、やるならウクライナに砲弾が全然ないのも気の毒な話です。

北朝鮮とEUの砲弾提供競争は、どっちが勝つのか❓

ちなみにロシアの砲弾製造能力・・・
2年間の投資によって、ロシアの122mmと152mm砲弾の年間生産能力は計210万発まで拡大した。 これらの支出のために、ロシアの国内総生産(GDP)に占める国防費の割合は以前の2~3倍に増えている。2024/02/18

だからロシアは北朝鮮の分と合わせて余裕で1日1万発の砲弾を撃ち込めます。

やはり戦争には、世間並みの計算能力は必要です。
今ロシアがやや優勢なのはロシアには世間並みの計算能力があり、ウクライナにはないからです。
兵士でも砲弾でもウクライナより多ければ、自然に有利になるという普通の考え方です。
それを精神論で補おうとするのが、ウクライナ方式です。
それは、無理でしょう❓

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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