「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ドネツク州アウデイーイウカ戦線ベルデイチとセメニフカをロシア軍が制圧、ケラミックを攻撃中<ウクライナ紛争2024.04.27

2024-04-27 22:05:05 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2月にアウデイーイウカ市街陥落後、大きな動きのなかったアウデイーイウカ戦線ですが、北部の要衝オチェレティネOcheretyne陥落後、一気に動き始めました。
各方面でロシア軍が進撃するスピードが速いです。
今日は、Hara Blogからロシア側の情報

2024年04月27日05:30
①アウジェエフカ方面ノボカリノボ4月26日 ロシア軍がウクライナ軍の防衛を突破 集落の中心部までを支配
http://hara.livedoor.biz/archives/52338748.html
2024年04月27日03:40
②アウジェエフカ方面4月26日 ロシア軍がセミョノフカを解放
http://hara.livedoor.biz/archives/52338745.html

②では、ベルデイチBerdychiとセメニフカSemenivka集落のロシア軍制圧が報告されています。
2月にロシア軍が、ここまで進撃してもみ合いになっていた地域です。雪解けのぬかるみの時期に入ったので、ここでロシア軍は進撃をストップしていたと思います。

ロシア軍が北から南下してくるとウクライナ軍は包囲されますので、北西のノヴォポクロフケNovopokrovs'ke方面に撤退したと言うことだと思います。
北部をロシア軍が制圧してしまえば、中央付近のこの辺りは防衛しても無駄ですのでウクライナ軍の戦術的撤退は、当然のことです。

このエリアの次の戦場は、ノヴォポクロフケNovopokrovs'keやその北のソキルSokilになると思います。

市街西側の湖の東側は大体、ロシア軍の支配地になりそうです。

北側のルートT-0511にあるノボカリノベNovokalynoveでは、道路南側はロシア軍が制圧し、道路北側の市街地も大体制圧したようです。北に隣接しているケラミックKeramikを攻撃中です。

ロシア軍は、オチェレティネOcheretyneの北のアルハンヘルヅケArkhanhel's'keを攻撃中です。

そのさらに北には南から順に・・・
カリノヴェKalynove~Stara Mykolaivka~Hnativka~Zorya~Oleksandro-Kalynoveとウクライナ軍の拠点集落を、ルートH-20の西側に沿って北上することが出来ます。

ルートH-20の東側には、ゴルロフカ:Горлівкаの西進を防いでいるウクライナの要塞群があります。
Druzhba、ジェルジンスク:Торецьк、アルテーモヴェ:Залізне、Niu-York、Shyroka Balkaなどです。

これら強力な要塞群を迂回してルートH-20の西側から北上するのがロシア軍の狙いだと思います。
そうするとルートH-20経由で補給を受けている、その東側の要塞群は補給が困難になります。

もし、それを防ごうとして要塞群から防衛部隊を引き抜くと今度は、ゴルロフカ:Горлівкаのロシア軍が西に進撃を始めると思います。
アウデイーイウカ市街北側からもロシア軍は、北に進撃を始めると思います。

そしてH-20は例示した地名の先でルートT-0504に行き着きます。ここはT字路です。
そこを右折すると❓
「コンスタンチノフカКостянтинівка」が、あります。
このような仕掛けになっています。

防御の固いチャシブ・ヤールChasiv Yarを無理に突破する必要がなくなります。
防御の比較的弱い南の裏口から「コンスタンチノフカКостянтинівка」に迫ろうという作戦ではないかと思います。

こうして見てくると「オチェレティネOcheretyne」攻略を計画したロシア軍の将軍は、天才的だと思います。
「オチェレティネOcheretyne」からドネツク州西部と北部への進撃路が見事に開けました。
そしてその進撃路は、ウクライナ軍の強力な要塞群を迂回しています。
これが大きな犠牲を払ってロシア軍がアウデイーイウカ要塞を攻略した本当の目的だと思います。

恐れ入りました!!!


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


アメリカ政府高官が指摘した士気低下による崩壊が起きたのか❓オチェレティネ陥落<ウクライナ紛争2024.04.27

2024-04-27 22:03:22 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ドネツク州オチェレティネOcheretyne陥落については、情報が錯綜して本当のところは不明です。
さすがにウクライナ軍が、これを公式に説明するのは無理だと思います。
航空万能論の記事に以下の記事がありました・・・・・

2024.04.12
米政府高官、士気が低下したウクライナ軍崩壊の可能性を排除できない
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/us-officials-cannot-rule-out-collapse-of-ukraines-demoralized-military/

記事もとのBloombergが報じたのは、4月11日です。
内容の概略
「ロシア軍の軍事的な成功はウクライナが軍事的限界点を迎えつつあるという懸念を煽っている」
<米政府高官>
「ロシア軍が決定的な突破口を開く差し迫った兆候はないものの、士気が低下したウクライナ軍が崩壊する可能性も排除できない」
<西側当局者ら>
「現在のウクライナは兵士や弾薬の不足、防空体制の欠如によって最も脆弱な時期に差し掛かっている」
「最大のリスクはウクライナ軍の防衛体制が崩壊することで、ロシアに侵攻初期以来初めて大規模な突破を許すことに繋がるかもしれない」

オチェレティネOcheretyneの陥落について考えると、このような懸念が現実化したと思われます。
防衛を放棄した部隊が複数なければ、あのようは電光石火と言うべきロシア軍のオチェレティネOcheretyneへの進撃と、ほんの数日での陥落は起きようがありません。

<それについての噂話>
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-army-captures-novobakhmutivka-during-the-battle-of-audiivka/

この記事のコメント欄に色々コメントがあります。
その通りであるかどうかは、確認のしようがありません。
しかしオチェレティネOcheretyneを防衛していた部隊は、3個旅団はいたと思います。
陥落の速さを考えると、戦ったのは精々1旅団程度でしょうね❓
攻撃したロシア軍もそれほどの大部隊ではありません。
2~3個大隊程度で攻撃したと思います。

数日オチェレティネOcheretyneの北側で戦ったのち、残っていた部隊も撤退しました。
有利な高所をロシア軍に電光石火で制圧されたせいもありますが、その南を守っていたノボバフムテイフカNovobakhmutivkaには、大ショックだったと思います。
ここの部隊も大した戦わず撤退しました。
その西のソロヴィオーヴェSolovioveの守備隊は、それを見てすぐ撤退したのだろうと思います。
この2拠点をロシア軍が制圧するのに要した日数は、たった2日です。

米政府高官の・・
「ロシア軍が決定的な突破口を開く差し迫った兆候はないものの、士気が低下したウクライナ軍が崩壊する可能性も排除できない」
と言う懸念が現実化したと言えます。

https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/defense-line-north-of-audiiuka-collapses-russian-flag-appears-in-soloviove/
最新のこの記事の戦況略図を見ると呆れると思います。
北部に関しては、4月15日の戦況略図は、以下の記事にあるような状況でした。
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/growing-russian-forces-advance-in-bakhmut-audiiivka-and-western-suburbs-of-donetsk/

たった10日程度でこのように変化した(ロシア軍が支配地域を広げた)と言う現状は、「ウクライナ軍が崩壊した」としか言いようのない事を示しています。
このエリアには、4~5個旅団程度の守備部隊がいたと思います。
それが、まともに戦わず撤退しました。

無理に無理を重ねて戦闘に2年以上、従事してきたウクライナ軍の兵士には限界が来ているのかもしれません。
ウクライナ政府や参謀本部の幹部には、それが理解できないようです。

ロシア軍にとっては、ドネツク州西部への突破口が開けたと言えます。ロシア軍が、ここにマリンカ南に移動している4万人規模の兵力を投入すれば、
ウクライナ軍がそれを支えるのは無理だと思います。
ロシア軍が、アウデイーイウカから西と北に大きく前進すると思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


2024MLB>4月26日>大谷翔平7号ソロ、今永昇太先発4勝目

2024-04-27 08:38:46 | MBL & プロ野球

カブスの今永昇太が敵地でレッドソックス戦に先発登板です。
今日は勝てるか❓
吉田は、ベンチ。

カブス今永昇太、デビューから5戦先発で防御率0.98は球団最高 7回途中1失点で4勝目
[2024年4月27日11時37分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202404270000320.html
レッドソックス - カブス 1回戦
2024年4月26日フェンウェイ・パーク
レッドソックス1 - 4カブス
5回を終わって、1安打1失点5奪三振
今永昇太は5回を投げ切って勝ち投手の権利を得ました。
後半どうか❓

大谷翔平君は、敵地でブルージェイズのファンに大ブーイングで歓迎されたようです。移籍の話もありましたからね❓
1回表、軽く7号ソロでした。打球速度155キロ、角度37度、飛距離110メートルですから当りとしては打ちそこないの部類だと思います。
内角を軽く引っ張ったらスタンドまで届きました・と言う打球で・・・
翔平君のパワーなら内角なら軽く打ってもホームランと言うことです。大体、力んで無理やり引っ張るから凡打になるケースが多いです。空振りしたりね❓
何も、そこまで力まなくてもいいんじゃない❓というスイングが多いです。

大谷翔平、第1打席で7号先制ソロ 「2番DH」でブルージェイズ戦/速報中
[2024年4月27日8時15分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202404260000352.html
ブルージェイズ - ドジャース 1回戦
2024年4月26日ロジャーズ・センター
5回表までブルージェイズ1 - 9ドジャースと一方的な試合になりました
翔平君は、4打数1安打1打点1四球で打率.354
ムーキー・ベッツは3打数2安打で打率.382
4番スミスが5打数4安打で打率.376
3番フリーマンが3打数1安打で打率.307
ドジャースの上位打線は、こうなっています。
相手投手は、投げるのが嫌でしょうね❓


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b


MLB最強打者!ベーブ・ルース❓バリーボンズ❓<2024.04.27

2024-04-27 08:37:06 | MBL & プロ野球

メジャー史上、最強打者は誰か❓
色々、議論や説はあると思います。
そこで、私が解明します。

まずピークの成績を比較します。
ベーブ・ルースは1921年
バリー・ボンズは2001年です。

ベーブ・ルース1921年
OPS1.358 長打率.846 出塁率.512 打点171 得点177 塁打数457 HR59 三塁打16 二塁打44 安打数204 打率.378 152試合 ※四球145 長打数119

バリー・ボンズ2001年
OPS1.378 長打率.863 出塁率.515 打点137 得点129 塁打数411 HR73 三塁打2 二塁打32 安打数156 打率.328 153試合 ※四球177 長打数107

この数字だけ見て、ほぼ分かります。
野球はチームの勝敗を競う競技であり、目標は優勝です。だからどれだけ優勝に貢献したかが、大きなポイントです。
ベーブ・ルースがピークの成績だった1921年、NYヤンキースは、初めてワールド・シリーズに出場しました。残念ながらNew York Giantsに敗北し、初優勝はなりませんでした。しかし、NYヤンキースがワールドシリーズに初出場した原動力なったのは、ベーブ・ルースの打撃面での貢献だと思います。
NYヤンキースのWシリーズ初優勝は1923年でした。その後、ベーブ・ルースが在籍している期間に1927年、1928年、1932年とNYヤンキースは、4回のWシリーズ優勝を達成しました。

バリー・ボンズが73本のホームランを打った2001年のワールドシリーズ優勝チームは、アリゾナ・ダイヤモンドバックスです。この年、SFジャイアンツはプレーオフにすら出場していません。地区優勝すら出来ませんでした。チームの勝利とは無関係なホームランを、バリーは量産していたことになります。
チームの勝利への貢献度を、長打数・打点・得点で見ると
バリーは、ベーブ・ルースに大きく見劣りします。
そしてバリー・ボンズが、SFジャイアンツに在籍していた期間にWシリーズで優勝することは、ありませんでした。

バリー・ボンズは、チームの勝利や優勝に無関係なホームランをたくさん打っただけです。
イチローに、よく似ているでしょう❓
同じ種類の成績です。
優勝には無関係な、単なる個人記録です。

つまり、野球と言う競技の本質から考えると比較にならない程、ベーブ・ルースが優れています。
単純に各指標の数字を比較してもバリー・ボンズが、ルースに対して優れているのは、ホームランだけです。そのホームランも長打数の比較では、はるかに劣ります。

つまり、バリー・ボンズは単にホームランの初速や飛距離が、凄かったというだけの打者です。
その誤解を拡散する人たちがいます。
<参考記事>
大谷翔平とボンズを比較し「バリーは断トツだ」ドジャース監督の心に刻まれるとてつもない飛距離
[2024年4月25日18時16分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202404250000878.html

※単に「飛距離が凄い!」と言っているだけです。
飛距離で最強打者が、決まるものではありません。

<今年の翔平君の特徴>
93年ぶり記録更新へ「とんでもないペース」 大谷翔平、驚愕の量産態勢にSNSもはや“笑撃”
4/25(木) 18:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ae8904fa2c6c871deade991bdc01b9de61162af

翔平君は、バリー・ボンズではなくベーブ・ルースと同じことをしています。
そう❓
チームの勝利への貢献です。
ホームランの本数や飛距離には、大した意味はありません。チームが地区優勝しリーグ優勝し、そしてワールドシリーズ優勝することが最も大切なことです。
そして、そこに翔平君がどれだけ貢献できるかが一番大切な部分です。
ベーブ・ルースのような選手になって欲しいですね❓


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b