盛岡のみなさま、更にはセミナーご参加の皆様、本当にありがとうございました。
そして貴重な機会を設けてくださった岡ちゃんをはじめJCの若き経営者のみなさまお世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。
お蔭様でセミナーは異様なほどの活気につつまれ、現状にあまり満足していない積極的な個人投資家の皆様、一方どちらかというと保守的な地元金融機関のみなさまがミックスして参加され、話しているほうも思わず力が入ってしまった次第。
本当は皆様の激突バトル、の方がおもしろいかもしれん、位でしたが、いずれにせよ、スピーカーはこのアツいオーディエンスに支えらてこそ、なのです。
セミナー後、若き経営者の皆様と懇親する機会を岡ちゃんがセットしてくれたのですが、彼らを見ていると日本の将来はそう心配することはない、ということがよくわかります。
ポイントは彼らが思う存分動けるようなフィールズを我々が残すこと。余計な規制や障害など、あらゆる意味での負債は残さないようにしなければならないな、とつくづく思いますね。
自由な経済活動を保護(既得権益ではないですぞ)していけば、あとは彼らがいくらでもビジネスを作り出せる時代が来ていると意を強くした次第です。
最近の若者は個性がない、とかやる気がない、とか燃えない、とかよく言われますが、身近に接してみると、それは間違いで、われわれのようにそれらを表に出さず、スマートに包み隠すすべを見につけているだけだ、ということがよくわかります。
その分われわれがあの年齢(3-40歳)の時代よりずっと大人なだけで熱さ、がない訳ではない。昔風に言うと「羊の皮をかぶった狼」(ふ、ふるい・・・・)、というところでしょうか。
そういうわけで、盛岡とは今後とも長いお付き合いになりそうです。 これを機会にお見知りおきを。
それにしても・・・・・
すごいものを見ましたよ。
スコップ三味線・・・・地元では有名らしいがあの姉妹は全国区だね、ありゃ。
おかげで夜がなかなか眠れなかったです(笑)。
しっかし、あれを連日はちときついですぜ、中村さん!!
電気自動車に関しては数々の詳しいコメントを頂きましてありがとうございました。勉強になりまする・・・・・。
日本製品の信頼感があればこそ、例え画期的なコンセプトの新しい製品が出ても、日本製であるが故にその信頼感が購入を容易にするのだ、という話をプリウスを例にひいて書いた訳です。
それからアメリカの技術水準はすごく、GMを侮っていると大変なことになるという話も2年以上前に書きました。 なのになぜかアメリカの最先端技術は日本よりすごいのを知らないのか、みたいなことを書かれてもね~(笑)。
昨年もベアースターンズがつぶれてアメリカの金融当局を筆頭に、今はなきメリルの社長なども「もう大丈夫だ」、とあちこちで発言、相場は上がりました。
「大底を打った」とあちこちで書かれたのは記憶に新しい所です。 「大丈夫というときほど危ないよ」、と書き、2年前も「大きな魚は後から浮かぶ」、と書きそのつど罵詈雑言非難を浴び続けていましたが・・・そういうことなのです。
結局昨年のリーマンショックの直前まで、すべてのマーケットは反転、高値をとり続けていました。 いやはや・・・・
といういことで明日はいよいよ盛岡へ参ります! 地方から世界へということで、本気で地方から日本を、そして世界を変えてやろうと思っております。 盛岡の皆様、お会いすることを楽しみにしております。では!
メルマガにつきましては皆様より大変多くの反響を頂いておりまして、正直感激です。ここはこうしたほうがいいよ、というアドバイス、あるいはもう少しココはわかりやすくならない? というような率直なご意見を多数頂いております。
とても全部にお返事はかけませんし、そのとおりにできるものでもないのですが、必ず目を通しており、できるだけ反映させて頂くつもりです。
中にはこちらがお金を払わねばならんような貴重なご意見まであるのですが、そういうモデルもできないかしら?(つまり有力なご意見にはボーナスが出るような)などとそこはかとなく考えている次第。
いづれにせよ、本格始動します7月に向けまして試行錯誤を続けさせて頂いている、ということでよろしくお願いいたします。
それからCAはどうですか、とかCAはどうなるんですか、というメールをたくさん頂いて、はてさて、どこのCAの話だろうか・・・・JAL?, ルフト? SQ? などとつぶやいていたらあなたは、フェルディナントさんですか!!
とアシスタントに怒られてしまった・・・あ、CA, ってカリフォルニア、ですね。いや~、ごめんごめん、だってフェルちゃんすごいんだもん・・・(今週のSPA! は「放送コード」ぎりぎりだと俺は思うぞ・・・爆)
さて、この数週間は10年以上前からアドバイザリーを勤めさせて頂いている某国大手投資家さんとたくさんの企業訪問をしております。株主総会のくそ忙しいときに何しに来た!! と露骨にやな顔されてます。すみません、ガイジンなんで、かんべんしてやってください・・・
本当におもしろいので全部お伝えしたいのですが、そうも行きません(インサイダーになってしまいますからね・・・笑)。
世界中の金融会社が借金漬けで投資不能に陥っているのも一面確かなのですが、こういう地道な人たちも実際におりまして、この方々は未だに余力十分でこうやって投資機会を探している。
これからはこの借金のあるなしで、天国と地獄が分かれるはず。これは個人も国も同じでしょう。
さて、そのなかで某オール電気自動車(EV、っていうんですね)を販売される自動車会社関係を訪問(ばればれですな)、その走りっぷりはすごい訳でして、よくもこれだけ走るな、と改めて日本の技術力のすごさに感激し、やはり日本の戦車を作ってる連中は違うわな、などというわけのわからん感想まで出るくらいで、要はどうひっくり返ってもその技術力は疑いようもないのですね。
ただ、壮大な疑問がある訳です。コンセントから電気を充電できる・・・まるでただみたいだけどしっかり電気料金は取られる訳で、そのマグニチュードはどのくらいなのか、聞いてみると、ガソリン自動車で200キロ3000円とすると(リッター10キロ) およそ300-700円の電気代なんだそうだ。そりゃー、安い。
しかしね、夏場になると電力不足になって冷房制限とかありますよね? 東京電力なんかはほかの電力会社から買ってきてその場をしのいでいたりしますけど、みんなでコンセントで充電するとなると電力は足りるんですかね、と素朴な疑問をぶつけると「それはわれわれの仕事ではありませんね」、とかる~く答えられてしまった。大丈夫かきみは??
だって、エアコン節約しているくらいなんだから車の充電はまずいだろ、と聞くと、あれは昼間のピークの話なので、皆さんが深夜などを利用すればそれですむはずです、とのこと。
メーカーさんの認識はこの程度なのか、こいつが変なのか・・・よくわかりませんがその投資家の方とも話したんですが、やはり同じ疑問。
大丈夫なんでしょうか、電力は?
電力を増やすっていったってどうせ原子力には反対なんだから、新たに火力発電所を作ってガソリン燃やして電力を作るんだったらもとの木阿弥じゃないのかね、というあたりの議論が必要な気がしてなりませんでした。
ここをクリアーしないと彼らのエコファンドの対象になりませんから、ご参考までに。(いっちゃったわ・・・笑)
所で、彼らは世界中の製造業を見て回っているのですが、とにかく関心しているのが工場で働いているそのラインの人たちの効率の良さと真面目さ。当日欠勤率が3%以下と聞いてのけぞっていた(ほとんどゼロというところもある)けど、日本人的には普通だろと思いますけど、世界標準ではそうでもない、ということですね。
なるほど。 それから、おそらくプリウスのような複雑かつ新しい仕組みの車は日本にしか作れないだろう、と彼らは考えているのだそうです。
というよりプリウスが日本製じゃなかったらあんなに売れなかった筈だ、というんですね。日本製だから大丈夫だろ、ってことでアメリカでどんどん売れた、と断言してました。この信用力は宝ですな。
さらに、最近評判の悪い百貨店ですが、丁寧な応対と洗練した接客、きれいなパッケージング技術(海外ではだいたい別料金)で感激していましたね。 昔の三越の話(売り場で売り子がだべっていたらクビになったんだよ)という話をしたら、絶句してました。
さすがに今の子達にそれは要求できないんですけどね、日本の接客はすごい、といういい見本になります。一人はIPod 聞きながら接客するやつがいない、と感激してましたけど、感激するところが間違ってる(笑)。
ということで、日本は遅れてる、とかもうだめだ、とかなんとかいうんだけど、こういう話に限っていうと日本標準>世界標準 ということです。
アエラセミナーではしゃべらなかたんですが、こういう日本で普通にあるサービスは世界的には別料金、つまりGDPにカウントされるんですよ。こういうものが金額にカウントされない国で一人あたりGDPが低いからだめだ、とか言うのは基本的に間違ってるんじゃないか、と彼らは言ってました。アグリーですね。
日本がはじめて、という方が二人おられるのでいろいろおもしろいことはあるんですが、気に入った一言があります。
日本はどう? と第一印象を聞いたら日本代表のサッカーチームとよく似ているね、とのこと。 要するに技術も高く、モラルも高いし、チームワークもよく、どうみても文句のつけようがないんだけど、点取る人がいなさそうだね、とのこと。
なかなかいいとこ見てますね。ゴール前でバックバスするやつ、企業にもたくさんいますよね(笑)。この話はまた書きます。
この企業行脚、もう少し続くのですが、ある所で、ぐっちーさん、読んでますよ、と声をかけられぎくっとしてしまいました・・・・・・は、すみません。
これからお会いする方々も多分おられると思うのですが、是非お手柔らかにお願いしますよ(笑)。おい、ぐっちー、とか大きな声で呼ばないように。
有料配信の皆様へ
今週のグラフです。参照くださいませ。
はじめのグラフが10年国債と30年モーゲージ債券のスプレッドです。
スプレッドに注目する向きもありますが、このトレンドに注目です。
アメリカ国債とばらばらに動くことはまずありません。
今回の金利上昇局面でも必ず影響が出るのです。
次のグラフ。
住宅ローンの主役交代
※グラフをクリックして見てください。
サブプライム問題でおきたリセット問題がいよいよOLT-A、Prime,そしてARMというローンに発生、その規模はサブプライムよりはるかに大きい、ということがわかっていただけると思います。
当然ですが、すべて証券化商品として、同じように世界中にばら撒かれ、ほぼ捕捉不可能です。
緊急告知です・
明日CS出演します。
朝日ニュースター
「別刊 朝日新聞」
http://asahi-newstar.com/program/bekkan/index.html
再放送も何回かありますので是非ご覧になってみてください。
ライブしか出ないぞ!! という宣言を曲げて出演する訳ですが、尊敬する朝日の山田厚史記者からお誘い頂きましたこと、更にはその山田さんに「何を言ってもいいぞ!」 と言って頂いたので、思わず腰が浮いてしまいました(笑)。
収録も明日の予定です。 よろしくお願い申し上げます。
放送予定日
19日(金) 21:00~21:55
20日(土) 14:00~14:55
21日(日) 7:00~7:55
他4回、だそうです。
随分やりますね(笑)・では♪
アエラセミナー、おかげさまで無事終了させて頂きました。
参加者の皆様、そしてアエラの関係者の皆様、本当にありがとうございました。
帰りは激しい雨の中お帰りになることになってしまい恐縮しております。
実は予定の半分くらいしか話せなかったもので、また改めましてお話しする機会を設けてみたいと思います。
皆様、本当に熱心に聞いて頂いて、正直ちょっとビビリました。下手なことはいえないぞ・・・・という感じでしたが、開き直ってすき放題言わせて頂いて、これもよいオーディエンスに恵まれた賜物でございます。
今回は早く満席になってしまったのでお申し込み頂けなかった方も多数おられるようで、また次の機会がありましたらよろしくお願い致します。
さて、鳩山元大臣による一連の郵政公社に対するアクション、および西川さんに関する件について広範なかたがたからコメントを求められております。
なかなか難しい問題ですが、「元不良債権専門家」から言わせてもらうなら、なぜ西川さんじゃだめなのか、なぜあのオリックスの応札価格109億円(?)が問題なのか、さっぱりわからん、ということになるのではないでしょうか。多分みなさまもそう思っておられますよね??
実際、オリックス以外に応札者がいなくなったわけですよ。
今入札したらいくらになると思ってるんでしょうか?
かんぽの宿を建設するのにいくら使ったとか、実際にはこのくらいの価値があるはずだという議論は証券化商品のAAA債券の価格が20%でも売れなかった・・・・という事実を持ってして終わりです。
今なら50億でもノービッドでしょう。
何せ不動産に関してはゴールドマンも、メリルも100%売り手になっていまい、今買うとか、新しいファンドを作る、なんていっているのは裏で大量の売り物を持っていてそれが売れなくて困っているマッチポンプみたいな連中ばかりですからね。
本当にノーレバレッジ・・・・つまりオール現金で買ってやる、という連中が出てくるまでは明らかにノービッドですし、それはかんぽの宿に限らない。
それから我々が過去の不良債権売買ビジネスで学んだことは、この売買は適正価格なんてないということ。そして何より相手の面子によって価格もディールの内容も変わるということです。
その点強面の西川さんほどの適任者はいないでしょう。 この人にいい加減なことをしてあとで何されるかわからん、と思う人は業界内にはたくさんいる訳でして、それほどの抑止力、つまりディール完遂能力は他の人ではちょっと考えられない。
ワルだからだめ、っていうんだったら、高橋是清なんてだめでしょ。そこは適材適所、でして、業界を眺めてみてもこれだけ睨みの効く人材はいないんじゃないですか。それ以前に鳩山さんご自身の問題もありますよね。
大体、郵政公社の社長が他の人だったらオリックスの宮内さんにいいようにやられちゃうと思いますよ。そこは格、っていうのがあるわけですよ。役者、ですかね。
まさかコルレオーネファミリーを連れて来る、って話にはならんのですから(10年前なら出て来たんですけど、その辺も西川さんなら・・・・おっとっと・・・・)適任の人材に任せてよろしい訳です。
こうやってごたごたしている間にやーめた、って言われたら誰が責任を取るのかね。まあ、鳩山さんもあの音羽の豪邸を売って補填するつもりかもしれませんけど、またオリックスがベストプライスだったりしますからね。
という訳で、ここは「西川以外に適任はいない」、の一言でよろしいんじゃーございませんか、麻生さんは。
では♪
こちらのグラフご覧ください。
有料配信の方へ・・・・中で引用したグラフはこれです。出所は最近愛用のShocked Investor
いろいろな見方をする必要がありあますが、30年債券の利回りの推移を簡単にまとめたもの。
チャートばかりではなくたまにはこういうのも見てみると何か気がつくかもしれません。
ご存知の通り、30年債はMBSと密接な関係があります。
ただの固定債券のアメリカ国債はともかく、償還期限や返済率が刻々と変わるMBSをコントロールするのは至難の業。
この3年間でMBSファンドが、保有している債券がクレジットリスクと無縁であったとしても次々と破綻していった事実を忘れてはいけません。
ベアースターンズが倒産したのもこれが原因です。
予測できているはずのものがまったく違う結果をもたらす悲劇。ハイテクデジタル型金融商品の末路でありますが、この件についてはまた♪
昨日はなぜかこの件での取材が相次いだ。
米国債13兆円持ち出し?
伊で邦人2人拘束 2009年6月11日19時5分
【ローマ=南島信也】イタリア財務警察は、総額1340億ドル(約13兆円)相当の米国債をイタリアからスイスに持ち出そうとした日本人2人の身柄を拘束し、検察当局に身柄を送致したと発表した。
在ミラノ総領事館が日本人かどうかを含め確認を急いでいる。 財務警察は今月3日、イタリアからスイス側に入ったキアッソの駅に停車中の電車内にいた2人の所持品を検査。二重底になっていたカバンの底から額面5億ドルの米国債249枚などが見つかった。
2人は持ち出しを申告しておらず、債券が本物の場合には額面の約40%が罰金として科せられる可能性があるという。ただ、債券が巨額なため財務警察は偽造の疑いもあるとみて調べている。
で、取材にも答えたとおり、結論から言えば完全に詐欺でしょう。 アメリカ国債は本券(実際の紙切れ)もなくはないのですが、きわめて特殊なケースに発行され、その場合も速やかに登録債券に切り替えられます。そうしないと決済できない、という問題があって、いくらお金を出しても、登録手続きが完了しない限り所有権が移転したとはみなされません。
したがってお金を出したのに所有権が移転せずにぼーっとしていることはないのでもしあるとすると偽造、ということになります。
実は昔からあるんですよ、これ。
ケネディーボンドとか、ルーズベルトボンドとか言いまして、わざとらしく写真なんかが印刷してあります。
私が聞いたのはその昔、ケネディー大統領の友人だった私の祖父が特別なアメリカ国債を担保に渡されて選挙資金を融通したもの、とかいう話でしたね。
マードフではないんですが、それを「しかるべき筋の人」がもって歩くと騙されないとも限らんのですよ、これが。
うそだと思うならFRBに行ってもいいとか言われます。そこまで言うなら、と思うみたいですね~。
ということでアメリカ国債の紙になっているものを見つけたらすぐアメリカ大使館に届けてあげてください。
間違っても北の人を紹介したりしたらだめですからね(笑)。
私も何億円かのお金を出した人も知ってまけど、その後どうなったんでしょうかね・・・
相変わらず、こういう詐欺事件がたくさんあるようですね。
前にも特集しましたが、高額ドル紙幣の換金、シティーバンクの手形、イラクディナール紙幣・・・・・・みんな詐欺ですから。 これらを見かけたらすぐ金融庁に届けましょう。
劣後債が売れているらしい。しかも個人相手だ。
◇個人向け劣後債発行状況
三菱東京UFJ 4500億円
三井住友 1300億円
みずほコーポレート 1230億円
三菱UFJ信託 1000億円
中央三井信託 500億円
新聞によると100万、200万の小口に分けて売られているらしい。 これは毎日新聞の記事かな。こんな風に書いているね。
大手銀行が発行する「劣後債」が個人投資家の人気を集めている。劣後債は社債の一種で(限りなく株に近い。法律的な話を言ってるのではないよ)、金融危機で業績が悪化した大手行が自己資本を強化するため個人投資家向けに発行した。
超低金利の中で利回りの高さが受け、購入希望の投資家が相次いでいるという。 三菱UFJ信託銀行は5日、総額1000億円の個人向け劣後債の募集を始めた。8年物で利回りは年2.52%。
1口200万円だが、「需要は旺盛」(同行)で、販売する証券会社には初日から購入予約が殺到した。 三菱東京UFJ銀、三井住友銀、みずほコーポレート銀は3月に相次いで劣後債を発行した。どれも人気が高く、三菱東京UFJ銀では事前の顧客の問い合わせが多かったため、発行額を当初予定の2000億円から4500億円に増やして対応したほど。
中央三井信託銀も今月中に500億円を募集する予定で、今年に入っての大手行の発行総額(予定も含む)は8500億円を超す。 個人向け劣後債発行の背景には、これまで劣後債の有力な引受先だった保険会社など機関投資家の投資余力がまだ回復していないことがある。「金融危機で痛手を負った個人投資家も株式投資には慎重」(大手行)とみて、大手行は個人向け劣後債に着目した。
各行の購入単位は100万~250万円と、機関投資家向けの1億円程度から大幅に小口化されている。利回りも8年物で2~3%程度で、国債や定期預金より有利だ。(比べる相手が違うだろ)
利回りが高い分、銀行側にとっては経営の負担になる恐れがある。それでも09年3月期決算で大幅赤字に陥った大手行にとって自己資本の強化は優先課題。日興シティグループ証券の野崎浩成アナリストは「今後も個人向け劣後債の発行は増えそうだ」とみている。【小倉祥徳】
国債と定期預金と比べられてしまった。いいのか??
これ、銀行が破綻したらもちろんゼロです。株並みだと思ったほうがいいですね。
潰れなければいい、と言い切れる方、その間は高い利息をもらえるのですから。
そう言い切れる方は買ったほうがいいです。
私の知り合いのS社長も絶対にお金が足りなくなることはない人なので、定期預金代わりに買っています。これ、正解。
20年でも50年でも、持ち続けられるお金なら潰れなければOK、という意味では株より絶対に優れています。
しかし、いざ、赤字になって、利払いをとめたり、本当に深刻な経営危機になったとき、換金性はほとんどない。株のほうが上場しているだけまだ価格がオープンです。
国債のように絶対売買される、という保証はありませんし、もちろん発行銀行に買い戻し義務はゼロ。
虎の子の500万を投資して、いざ換金しようとしたら金融危機で(危機にこそ換金したい、ですよね)ノービッド。
だーれにもビッドする義務ないですから、10万円でしか売れないかもしれない。
おっと、バランスシートがどうの、とか理論価格はとかいう指摘はなしですよ。
意味ないことは証券化商品のAAA債券のビッドが10だったことでもわかりますよね??
それに劣後債。
1990年代に実際破綻した経験があります。北欧の銀行でした。
このときもノービッドで日本中の地銀が泣きました・・・・・・
単価調整があったからナントカなったけどね(笑)。
という歴史的経緯を説明してから売るべきじゃあ、ないですか、 金融庁殿。
国債や預金と比べる新聞記者がいるくらいだからね~。まいるね~。
いくらなんでも勉強不足すぎるよ、おい。
次々と問題が暴露されてくるストレステスト。いや、ひどいもんですね。
連銀のレポートではこのブログでも何度も取り上げた家計における借金のレバレッジについて指摘が出てきています。
アメリカの場合、単なる借金ではなく、ホームエクイティーローンという仕組みが一般的で、借金そのものにレバレッジがかかっているので、ひとたび住宅価格が下落すると、通常よりも消費減退に及ぼすインパクトは大きいというものです。
これは先週のSPAに書いた「HELOC」の仕業なのですが、ちょっと説明仕切れなかったので今度のメルマガではこのHELOCを取り上げてみたいと思っています。
「少年ジャンプ」より価値がない、とか言われないようにしないとね(爆)。
今日の笑い話。
GMは結局レガシーコストで潰れたわけです。
レガシーコスト・・・
どんどん膨らむ高齢者の年金、そして医療保険。
これをまかなうために設備投資は当然のことながら、研究開発費も削りに削る。
ROEをあげるために元来バッファーになる筈の資産も切り売りしてしまう。
本来若い労働者に配分されるべき福利厚生費(今のOB連中は現役の説きは当たり前に得ていた程度もの)はすべてOBの経費に消えていく。
将来を支えるべき若い優秀な労働力やエンジニアはどんどん他社や他産業へとられていき益々ジリ貧になっていく・・・・・。
これ、どっかで聞いた話ですよね。
巨額のレガシーコストに押され、長い歴史の間に効率の悪い資金配分がはびこり、いつの間にかそのコストを賄うために増税論がとびかい、若い世代は不安ばかりで子供すら産みたがらない・・・・・
そう、日本とまったく一緒ですね。
日本は高齢化問題をこのまま放置していくならまさにレガシーコストに押されて倒産する企業になってしまいます。
そういう風に見ていくとGMを他山の石をしなければなりません。
という話をしていたらある方が
「最近の記事の「GM」の箇所を消してをわが社の名前を入れるとまるでそのままだ」、
と言われて思わずオオワライしてしまいました。
笑い事では済みませんけどね。
さてさて。
テレビ東京の放送をYou Tubeにアップしてくれた人がいます。そのうち消えちゃうかもしれませんので、見逃された方はぜひ見てくださいね。
思ったより綺麗に見られるものですね~、いやすごい。
http://www.youtube.com/watch?v=SCeuLcsp6ww
それにしてもこうしてみると、すえたけちゃん、テレビ映り、さすがにいいね~、って失礼か(爆)。実物はもっといいです、はい。
それからそれから・・・・ 盛岡ツアーは早くも結構な申し込みを頂いているようです。ありがとうございます。
岡ちゃんはじめ盛岡代表に成り代わりまして熱く御礼申し上げます。
さて、テレビ東京出演もご好評いただいたようでうれしい限りでございます。
私よりりかこ姫の才媛ぶりに目が言った、というオヤジどもからのメールを多数頂きました、フン!
まあ、仕方ないか(笑)
さて、ご好評ついでに・・・・・
シモネッタ大姉御のご紹介で、地方再生に命を捧げる岡ちゃんからご招待を頂きまして、ぬあんと、盛岡で講演させて頂くことになりました。
大好きな東北での講演ということで張り切っております。
今回は岡ちゃんのご好意で地元の方以外の方の参加も受け付けて頂ける事になりました。
皆様、丁度鬱陶しいつゆの季節、すっきりした気候の東北での一夜を過ごしに盛岡にお越しになりませんか??
地元の皆様のご好意で、県外から参加の皆様には
「岡ちゃんの特別割引つき盛岡の夜、マル秘ガイドブック」
をプレゼント。
これさえあえれば盛岡の夜はパーフェクト!
ということで ぐっちー聞きに盛岡行こう!
◆テーマ(案)「ぐっちーさんのずばり言うわよ!金持ちまっしぐら!」
副題(案)「世界経済と地域経済の切っても切れない関係。今地方が成すべきことは!?」 (テーマについては、変更される場合があります)
(盛岡にての講演ですので、一応地方再生がテーマになります、はい。)
◆開演日時 平成21年6月26日(金) 19:00 (18:30受付開始)
◆会場 プラザおでって おでってホール
http://www.odette.or.jp/kankou/pl_main/pl_main.html
◆参加費 1,000円(当日会場で頂きます。現金でお願い!)
◆募集人数 90名まで(先着順)
◆申込方法 メールのみ morioka3rings@ks.main.jp
・メールの件名は「ぐっちーさん講演」
・申込人数、代表者氏名、年齢、職業・職種、連絡先(携帯)
(複数申込の場合は、代表者の情報だけで結構です)
・メール到着後、数日以内に確認のメールを送信します。
◆主催 MORIOKA3rings,LLC (民間街づくりベンチャー)
担当者 岡崎
当日夜は盛岡の夜の街で「ぐっちーを探せ!ゲーム」、なんてやるかもしれません(笑)
では、皆様、この機会に是非盛岡においでください。
現地でお会いいたしましょう♪
引き続き、ご好評頂いておりますメルマガのほうもよろしく!!
熱いメッセージをいくつも頂いておりまして、改めて御礼申し上げます。
http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/80/P0008072.html