親友である(と僕は思っている)雪斎殿がついにブログを閉じるという。前にお話した時もお互いにブロガーとしての悩みや苦しみを話していたので、いずれは・・・と思っていたけれど、ついにその日が来たか・・・と感じている。
雪斎どのは「やってられないわ・・・」という阿木曜子の歌詞をお使いになった。要するに「萎えた」、ということだ。それは読者の反応に「萎えた」、ということ。
ブログは「床屋談義」というのは本当にその通りだろう。特に雪斎殿のようなプロの書き手にとっては床屋談義そのものだ。それをただで読んでいるんだから文句もいいようがないではないか、というのが私の持論。
彼の深遠なる考え方の一端に触れられるだけでも幸せではないか。本であれば彼が考えたり感じたりしたことを1年も待ってからでなければ知ることはできない。しかしブログであれば、完成系ではないけれど、彼の深遠なる考え方の少なくとも糸口には触れる事はできる。なんという贅沢・・・・ではないか。
ベートーベンが交響曲に組上げる前の一旋律をピアノで聞かせるようなものであり、それを未完成だ、とか未熟だとか、おかしいとか、あげつらう読者のあほさ加減にはほとほと頭に来る。
書き手にとっては、いわば交響曲に至るまでのプロセスの開示、それがブログであり、それが我々読者にとって何より有難い・・・と思っていた。
先日、日銀総裁の話を僕が書いた時も、「民主党は少なくとも代案を示すべし」、という私の書き込みに対し、
「国会で野党は代案を出す権利もないことくらいもしらないのか、ぼけ!!」
などというコメントが来ていた。読者の方が木っ端微塵にして頂いたので良かったが、もう、こうなるとただの猿のレベルだろう。住所、電話番号、氏名を名乗ってから書いて欲しい(笑)。
また、事あるごとに「根拠を示せ」、という傍若無人なメールも来る。
自分で調べなさい!! って。
さもなくば、「正当な対価をお支払いしますので調べてみていただけますでしょうか」、というのが礼儀でしょう。読者の大いなる勘違い、非常識がこういう優良な書き手を駆逐していく。そして残るのは限りなくくだらん、どうでもいいブログだけ。
アエラや雪斎殿が書かれている産経はお金を頂戴しているので、我々はかなり深刻に悩んで書く訳です。何度も推敲をして世に送り出す、わが子のようなものです。それなりに責任をとるつもりで書いている。でもブログは違う。
そういった理論のゆれ具合が許されるからこそブログなのだ。生粋の巨人ファンが、「でも阪神もいいかもね」、と発言できるのがブログのよさであって、それを「お前は一貫性がない、巨人ファンとして許せん!!」と避難するのはありえねーだろう、と正直思う。
こうしてまた萎えてしまった良質の書き手が減ってゆく・・・・残念でならない。
ぐっちーブログもそろそろだ・・・と思い始めている。HPとの違い、それはTBとその無責任なコメントにある。TBは既にポルノサイトにあらされまくり機能していないのはご存知の通り。コメントもどんなもんだろう、と感じ始めている。
そういう中での雪斎殿の閉鎖、苦しい決断だったとも思われるが、ご本人の健康の事などを考えれば「敵前逃亡」などと非難できる状況にはない事は明らかだ。
櫻田さん、今後も様々な発信を期待しております。
またでた、というべきでしょうか。今度は野村の社員であります。詳しくは見てもいないのですが、企業情報部という部署に所属していた・・・らしい。
前にも書きましたけど、これは絶対に無くならない。他人口座名義を作られて携帯電話で連絡を取られればアウト。何をどう厳しくしたって、年2回念書をとろうが何をしようがやる気になれば絶対にできてしまう。そんなのは見ればわかります。
野村社内のルールとしては
個別銘柄を売買するための口座開設は野村に限定しており、口座は会社がチェック。 取引は上司の許可が必要で、短期の売り抜けなどができないようにするため、6カ月以内の売買は禁止。 企業情報部は、特に企業の重要情報が集まるため、社員の株式売買は全面禁止。 といったところ。
証券会社としては極めて常識的ですがこれ以上どうするのかね、という話です。 アメリカでもマイケル・ミルケン以来、広義の意味でのインサイダーは無くなっていません。今回のベアースターンズの会長、社長が今年の前半に大量の株式を売却した事が問題になっていますが、これも立派なインサイダーです。
潰れちゃうのが解かってた訳ですからね。但し、ミルケンのケースで見ても彼らは恐らく罰金で100億円以上、懲役は100年を越えちゃうでしょうね。もちろんあの手この手で回避しようとはするのですが、莫大な費用がかかりそれなりの社会的制裁を受けてしまう訳です。
ミルケン自身、今は自由の身ですが、事件から20年たった今も、自らの投資活動は不可、とされており、すべての収益がボランティア、として処理されています。決して割りに合わない・・・という生きた標本となって活動している訳ですが、それでもゼロにはならない代物なのです。
であれば、日本はザル同然、ということで、インサイダー取引にかかわった証券会社社員は殺人並の厳罰に処するべきでしょう。金融市場を死に至らしめる、という意味では資本主義においては殺人に等しい行為と考えるべきです。
更にそれに拘わった友人などの人々もそれに準ずる刑罰に処す。共謀ですからね。 「お客さんいい株ありますよ」、ってなセールストークが今でもあること自体が信じられませんがそれで儲けた情報がインサイダーだった場合はお客さんも罰せられますよ、ということですね。
こういう事をしていかないので、野村はいつまでたっても偉大なる「株屋」という有難くない称号を戴くことになる訳ですね。
証券市場の育成の為にもいいことですので、ここは業界も金融庁も一つになって厳罰化の道筋を作るべきです。
18日のシティーの決算をごらんになり皆様はどんな感想をもたれたでしょうか。赤字額が51億ドルなのでたいした事がなかった、と思われるかもしれませんし、これで一服すると思われるのかもしれませんね。
グッチー的には、これを河川の氾濫にたとえ、「浸水中」と表現したいと思います。水は止まったようには見得るけれど、家自体はどんどん沈んでいるということですね。このまま浸水が続けばいづれ家屋は倒壊するのではないだろうか・・・という事です。
確かに、流入する水量は測られつつあります(赤字額や損失額)。しかし、それらの水をくみ出す手立てがないことにはあとはその水圧にどれだけ耐えられるか、が問題。
その耐久力を示す数字は例えば自己資本比率ですね。ご存知のようにシティーはアブタビやクウェートといったリスク許容範囲のかなり広い資金を既に調達して資本増強を図りました。
実際、調達レートもかなり高くつくので、これは緊急非難ですが、更に資本増強をするなら、もっと高い金が必要なのは明白です。しかし、今回の決算を見ると、3月末時点での自己資本比率、特にティア1は7.7%となり 「同行が格付け維持に必要とされる7.5%をかろうじて上回る」程度、との報道ですね(ブルーンバーグより)。
実際その通りです。これだけの資本を投下してもわずか7.7%しか確保できていない・・・これ以上の損失には耐えられない、と如実に数字が示している訳です。 実際1月に資本投入が終了した時点ではティア1は9%近くまで上昇しましたから、またまた危険水域に下がってきてしまったことになり、現時点で3月末より何かが改善したということは一つもない・・・
つまり次の資本増強策は相当厳しくなると見たほうが正解です。このスケールの銀行になればまさか減配と言う訳にも行きませんし、やはり資本増強しか道はありませんが、既にSWFが出資した後に資金を投ずるとなると、出す方もかなり覚悟が必要です。
週末は日帰りで大阪に行ってきました。時間が無かったので梅田からタクシーを拾いますと・・・・なんと、タバコのにおいが充満!!
そうだったんですね、大阪のタクシー、まだ禁煙じゃないんですよ。東京のタクシーにすっかり慣れてしまい、まさかこんなもんが走っているとは・・・・勿論、すぐ乗り換えました。
大阪の喫煙率は明らかに東京より高く、スタバが空いているのはそのせいだよ、という友人もいますね。一番喫煙率が高いのは北海道、という話もどっかで聞いた事がありますが、神奈川県はパチンコ屋まで禁煙にしようとしているとの事。この際、頑張ってほしいもんであります。 では!
上海を除いては安定した動きになっています。金融機関の決算発表もぼちぼち出てきており、あまり悪くない、という意見もあれば、収益見通しについてはこれはあてにならん、など様々な意見が出されていますが、これまでの経験から言うと収益見通しは相当甘そうな気がしないでもない、ですね。
一方でバーゲンハンティングの動きも一部には見られ、いよいよ動きだしますかね。
今回のバーゲンハンターの中心は明らかにSWFとアラブの王族。いろいろな会議がアブダビやらシンガポールで開かれているのが特徴で、アメリカの有力投資家自体が彼らを取り込もうと必死になっていますね。ウィルバー・ロスはアブダビへ、ウォーレン・バフェットはシンガポールへということらしい・・・様変わりですね。
いずれにせよ、力のある投資家は動きたいでしょうね。これぞリスクテーカーの本領発揮といった所。
さて、上海、というか中国ですが、まあ、これだけ上がったから調整はある訳ですが、一つ気になるのは彼らの政策がとにかくインフレを抑えるという目標に大きく軸足を移している点。
要するに日本のバブルやその前の高度成長のインフレ期間をかなりよく研究していて、二の舞は踏むまい、ということで真剣に成っている訳です(マンデル情報)。 その意味でインフレに対しては、特に食料品などの値上がりが一般庶民の台所を直撃しつつあり、多少のバブルつぶしはいたしかたなし、と開き直っている感があります。じわじわ切りあがる元についても同じ事が言えそうです。
長期投資、と一言で言う訳ですが、これも繰り返し書いていますように中国の成長ピークは意外と早く訪れます。生産人口のピークが2020年というデータもあり、タダでさえ若年層の薄い中国にとって、経済成長のピークはそれより早く訪れる可能性もあります。これを2015年と見るならばあと残り7年。長期投資は無理ですね。
GICが中国の不動産にあまり積極的ではない理由もこの辺にありそうです。
しばらく所用がたてこみまして、書き込みがままならず・・・
遂に死んだか、とかいろいろメールを頂きましたがまだ生きてますよーだ(笑)。
中には「やまいではないか」、と真剣に心配していただいた方もおられまして、この場を借りて御礼申し上げます。残念ながら(笑)元気です!。
マーケットはまあ、しばらく書くことはないでしょう。18日のシティー決算発表あたりからまた佳境に入りそうですね。大体昔から日本のゴールデンウィークは相場がよく動くんですよ。
今回の金融混乱がそう簡単に収まらない理由の一つにアメリカが長年とってきた市場優先、あるいは市場一任主義という、市場への過度の信頼という面があります。
過去にこれで切り抜いてこられたという過信もあるのでしょうが、 市場が機能するというのは、今回のようなケース、つまり何かが値崩れをする→
行くところまでいくと→
物好きな投資家が出てきてこれならいいや、という値段をつける→
他の人が追随する・・・
という一つのメカニズムが出来るということです。
つまり、買い手の出てくる値段まで下がれば収まる、というしごく当たり前の原則を信じている訳です。 過去の暴落もすべてこれでとまった訳です。しかし、ITバブルにしてもGMショックにしても、そのIT企業の企業価値やGMの企業価値は価値判断の差こそあれ、株価が5ドルなら買おう、という価値基準は存在した。だからどこかで買い手が出てくる訳ですよ。
しかし、今回の問題の証券化商品の暴落にはこれがあてはまらない・・・ということをこちらでは再々指摘してきました。
つまり市場主義者たちは、「適正な値段が不明なので、だれも買えない」、という至極当たり前の状況を無視している訳です。更に買い手に回るべき投資家である金融機関とヘッジファンドが損失をこれだけこうむればだれも立ち向かう人間はいない・・・従って市場原理は働かず(価値基準の喪失及び需要の欠如)、結局最後は公的資金投入しかない・・・となるのです。
更なる問題点というか今回の複雑性は、「問題を起こした方が買い手そのものである」ために、問題の所在がよくわかっているので怖くて手が出せない、という、いわば「マッチポンプシステム」にあります。
モンスターを作った本人がそのモンスターの凄さを一番わかっており、しかしそのモンスターを回収する立場になってしまった訳ですから、怖くて手が出せないと言えます。
ちょっと複雑ですが、これらの何が諸悪の根源か、と言われると、行き過ぎた分散はもちろんですがひとえにレバレッジということが言えるでしょう。大体100億で100億のものを買ってればやられたら100億です。結構明確ですよね。
しかし、トータルリターンスワップなどで様々なレバレッジをかけているため、あるものは4倍だったりあるものは10倍だったりするので、いざ処分しようにもその差額を誰が埋めるのかという問題があります。
元来はスワップを受けたカウンターパーティーが負担すべきでしょうが、金額が大きすぎてとても負いきれない・・・・ことがわかっているのでだれも手が出せない、という悪循環と言ってもいいかもしれませんね。
だからこそ、これは市場原理だけでは絶対にカタがつくはずがないのです。しかし、まだまだ証券化商品の買取機構というような大掛かりなものに対しては否定的な見解が多く出されています。アメリカらしいといえばアメリカらしいのですが、このあたりが命取りにならぬよう、警戒していく必要があるでしょう。
アメリカも市場原理だけでは片付かない根源的商品性の欠陥に早く気づくべきです。
とうとう民主党からは独自の候補が出せなかった。たらい回しを受けるおめでたい民間人もいないのかもしれないが、政治のためには中央銀行及び世界経済が犠牲になってもしかたない、というのが民主党の考え方だということだけはよくわかったことになります。
散々皮肉を書いたわけですが、白川副総裁は経済に精通され、国際的にも知名度がありますが、リーダーシップであるとか、総裁としての指導力には疑問符をつける方は多い。
本当にふさわしい人を選ぶという視点からいえば、能力的には問題ないが、総裁としては如何なものか的な議論をすればそれはそれで筋が通っている訳でして、こっちは財務省出身じゃないから議論もそっちのけで飲んでおいて、一方では財務省出身だから渡辺副総裁はだめ、では話になりませんね。
財務省出身が飲めない理由、と言うことを自他共に認めたことになります。 まあ、それは断られるとわかって人選を進める自民党も同じレベルですけどね。
アエラに書いたようにイギリスの英知を少しは見習うべきでしょう。こういうときは本当にうらやましい。 国民は小沢さんが思っているほど「とろく」はありません。みなさんこういう事態をよーく観察していますから、民主党の支持率がちっとも上がらんのは当たり前、といえば当たり前。
とにかく小沢さんは破壊が趣味で創造にはマッタク興味がないといううわさがありましたが、今回も自民党政権を破壊することで自らの目標は達成、という感じがしてきましたね。巻き込まれる国民はいつも悲惨であります。
いい加減に頭にきたので備忘録的に書いておく。
空位になっている日銀総裁問題であります。
自民党は白川副総裁の昇格を睨み始めた様ですが、アエラにも書いたように、これにも民主党が反対するのであれば、白川副総裁のどこがどういう風に日銀総裁としてふさわしくないか、能力の面からきちんと説明しなければならない。
それを財務省出身だからだめだ、と突っ張っているのではだーれも納得しない。
更に言えばでは、民主党としてはだれがいいのかをはっきり明示して、議論すればいい話で、それも連れてこられないくせに文句だけいっているようでは民主党の支持率なんて上がりようがない。駄々っ子だ。
そこまで財務省出身者がいやなら、きちんと民主党ならではの候補を連れてくればいい。竹中さんだって、いいではないか。その上で議論するのが筋である。まあ、グリーンスパンあたりを一年契約で口説き落としてくる位なら、ご立派だと思いますけどね。マンデル先生でもいいですよ。
できないだろ? じゃ、文句いわない。空位長期化のデメリットが多すぎますよ。少し考えればわかりそうなことだけどね。
昨日のバーナンキ、今日のガイトナー(ニューヨーク連銀総裁)と今回のベアー救済の立役者による議会証言が終わりました。内容はあちこちで書かれていますので詳細は触れませんが、やはりさすがにアメリカですね。何が起きたか、或いは何を考えているか、きちんと説明しています。
日本では考えられないです。
日本の場合、何をやっても政府は(或いは日銀は)十分に対策を打っているし、もう山は越えた、と念仏のように繰り返しつつ、長銀、日債銀と次々と問題が発覚、不良債権の処理も「とっくに峠は越えた」、と10年間言い続けて、実はその10年間処理が続いたと言うテイタラク。
こうなると国民が政府も中央銀行も信じられないので、何をやっても疑心暗鬼。まして株なんか買う気がしない。
しかしバーナンキは、ベアーは確かに民間企業だから潰すのは簡単だけど、潰してしまったら金融システム全体が大変なことになるので、救済した、しかもあのピンポイントのタイミングでJPに救済させなかったらその日に倒産していた、と明言。
従って今回の一連の救済策は金融システム全体を保護する目的に沿って必須であり、さらにまだしばらくこういう状況が続くから危ない、とまで宣言。どう聞いても他に解釈の余地はありません。
どうですか、この違い。
違いを生んでいるバックグラウンドは一つだけです。バーナンキにせよガイトナーにせよ、自らの判断を生んだ背景を明確に説明、それに対して理解をも求めつつ、これだけ明らかに政策決定プロセスと開示していますから、要するに、だめだったら責任をとります、といっているに等しいのです。
翻ってわが国があの10年の間に念仏のように「峠を越しました」、と言い続けたのは、自分が取った判断が間違って、責任を取りたくないので、リスクをとってまで行動しません、と宣言しているに等しい。
アメリカにもいやなところはたくさんありますが、このあたりの政策担当者の、国会議員を含めててですが、リスクの取り方、決然とした態度はやはり政府を信用させるに足るものがある訳です。
どっかの大臣みたいに「日本経済は既に一流じゃない」とコメンテーターみたいなことしか言わない・・・じゃあ、あなたは何をどう考えて、どういう政策を打ち出すのか、というところが皆無。まるで無責任、あほじゃないか、と思います。
自分の首をかけて、このままいったら2流だから、こういう政策をとりましょう、となぜいえないのか、マッタクおかしな話です。みんなで責任を回避しているうちに船が沈むのですよ。
現実にはバーナンキの言うようにアメリカ金融システムの危機は続くでしょう。しかし、あれだけはっきり方針を示していますから、市場関係者としてはそれをどう解釈するかだけの問題であり、日本におけるように疑心暗鬼になる必要がない、という点だけでもアメリカの金融政策は優れていると判断できるでしょう。
さて・・・
やっと勝ちましたねジャイアンツ。勝つとしたらああいう勝ち方しかないわけで、「ホームランでしか点が取れない」のではなく、「ホームランで常に点が狙える贅沢な打線」、と解釈しなければなりません。
ですから、初回からバントするとか、ラミレスに右打ちさせるとか、そういうことをやらない。勝手にばんばん打たせるのが最良・・という打線ですよね。おもしろいかどうかは別ですけど、そういう選手ばっかりとったんだからしょうがない・・・って原監督も笑い飛ばしていればいいんじゃないでしょうかね。
落合が今の巨人の監督だったらおそらく打線に対しては「指示なし」でしょう。多分継投だけに集中するような気がしますけど・・・などと考えてつつ見てましたが、はっきり言っておもしろくないね、このチーム。ダルビッシュならお金払ってみてみたいけど、はっきり言って巨人にはそういう選手いないもんね、あらら・・・
マッタクマーケットに関係ない話ですから忙しい人は飛ばしてくださいな!山場は4月半ばなのでそれまでお休み!!
さて、今回は久々に名古屋へ。これはさすがに新幹線ですね(笑)。新入社員がたくさん乗ってます。その間をがきが走り回ってます。おじさん、寝られません(笑)。
今はこの季節特有の緊張感がありますよね。でも、新入社員を観察しているとみんな仲間との会話より携帯電話に夢中で、いやー、隔世の感がありますね。これで仕事できんのか、おい??
と思ったら人事部所属らしきおっさんまで携帯でメール打ってます・・・あらら。
研修中は取上げたらどうですかね、人事部長殿。これじゃ研修にならんすよ・・・・
てなわけで名古屋。ここは大阪に負けず劣らずグッチーの興味を引く場所なんですよ。まず食べ物がおいしい。味噌煮込みうどん、これは傑作です。
それに、昼間、高島屋とかいくと、本当にゴージャスな身なりをした母娘が結構ばりばり買い物をしているんですね、名古屋人はけちだ、というのはうそで、使うときは使うのですよ。所が面白いことに、こうして名古屋駅で観察していると、みんな思いっきり地味な服装で集まっていらっしゃる。旅行に行く時の服装が何故か地味なんですね。これはおもしろい。
昼間の高島屋とのギャップがすごくあるんです。博多とかとマッタク逆で、博多の旅行客はみんな派手です。この旅行のためにばっちり決めてくる。すごい偏見に満ちていると思うけど私の感想。 反論待ってます(笑)。
で、昨日大笑いしたのが例の福留選手のシカゴカブスの応援風景の中に、なぜか「偶然だ」と書いたプラカードが結構たくさんあったこと。え、「偶然」って何!?
わたしゃー、何もひらめかなかったので日米バイリンオヤジのジョンさんにすぐ電話。
「あれ、何??」
と聞いたら、
「あれはアメリカの日本語の教科書によくでている間違いで、”It`s gonna happen!” のことなんだよ」、
と言われて妙に納得。それなら「いよいよ何かが起きるぞ!!」とせねばいかんわけですが、「Happen=偶然に起きる」、というところをそのまま持ってきたんでしょうね。気持ちがわかるだけに受けますね、これ。
あれだけの活躍をして「偶然だ!!」、って言われたら福留選手も萎えるよね~、大笑いしていまいました。
まあ、この種の話は逆もたくさんあるわけで、和製英語というのでしょうか、ローカル英語ですね。アメリカではマッタク通じないものが世界中にごろごろしていますよ。日本だと有名どころではスキンシップ、ガードマン、パワーハラスメント・・・などなど。あと最近よく使うリベンジなども危ないですね。本当はなんていうか・・一度調べてみられるとおもろいです。
完全なる英語教育が施されるシンガポールでもこの種のものは数多くあります。なにせmore good! とか、gooder! なんてのが平気で使われますから凄いです。意味解かりますけどね(笑)。あと、フードコートなんかで食べ物を頼み、
” 5 minutes, can!"
といわれて立ちすくんだ事があります(笑)。なんでもCanをつける癖があって、これは
”Can you wait for 5 more minutes??"
の意味らしく、要するにCAN?? というのが何にでも付いちゃうと言うすごさです。慣れるまで時間かかりますが、なんでもつけちゃうと通じるので便利。
”Dinner tonight, Can?"
"Can,Can,Can"
てな感じで女の子を食事に誘えちゃいます。
いつのまにやらシングリッシュ講座になってしまいましたが、こちらのブログには在星の方もたくさん遊びに来られるのでまた、いろいろ教えてくださいね。
ぐっちーにとっての最近の(といってもここ数年の)ヒットはなんといっても某ビール会社の宣伝にあった「Love Beer」です。これはアメリカ人的には相当変なものを想像することになる訳ですが、まあ、みんな大喜びで飲んでました。想像・・・・できますよね(爆)。
本格的なピンチは今月第2週くらいから出てくる欧州金融機関の決算数字発表後、さらにそれに続くシティーなどのアメリカの金融機関の決算数字でしょう。
ベアーに公的資金を使い、流動性危機を回避するという目標をはっきり掲げた訳だから、これらの決算の数字が悪ければインターバンク直結なのですかさず公的資金を投入することになる。そこまで切迫しているのは事実で、こうなると待ったなし、です。
その意味ではベアー救済がアドバルーンだったので、株主には腹を切らせる、という代わりに救済すると言うアメリカらしい仕掛けがなされていました。これで大反発を受ければ別でしたが、むしろほっとしたというのが同業他社の雰囲気でしたね。あそこでベアー向けのレポやら、オプションやら、CDSが焦げ付いたら自分も飛びかねないってことでしょう。
それとこれはちょっとプロっぽい議論ですが、サブプライムを組み込んだCDO(CLO)だとか、一般的にはRMBSなどと呼ばれるもののアセットがなかなか流動しない、そして内容が極めて読みにくくなっているその原因の一つに政府主導で行われた金利減免政策があるというパラドックスがあります。
もしこれをやらなければ優良なローンは既に流動性を回復していた可能性は高いのです。いま、どの住宅ローンにしてもいつ何時金利が減免されてしまうかわからないため、集めてCLOを新たに作ろうにも将来の金利がマッタク読めない。ある日突然金利が減免されてしまえばキャッシュフローがなくなってしまい、計算が成り立たないと言う訳です。
実際バーゲンハンティングに行こうとしてもこれが障害になるケースが多く、こういった政府による救済策が必ずしも経済合理性をもたらさない、という一つの例です。サブプライムはともかくも、かなり品質のいいローンまでキャッシュフローに確信が持てないのでは流動性の復活はおぼつきません。結構時間がかかりますよ、というのはこういう事情もあるのですね。
さて、どうやらホントに花粉症に見舞われているようです。48年分の花粉が遂に一杯一杯になったんでしょうか、いや、すごいくしゃみ連発です。声も鼻声でなんだか色っぽいよ(笑)。今日も大量に飛散しているようなので、いや、外出は避けたいところです・・・では!