既に大手金融機関の損失が明らかになる中、いよいよヘッジファンド(HF)の問題もクローズアップされることになります。谷は深いのですよ・・・ゴールドマンのクォンツファンド、グローバル・アルファは運用成績が年率40%のマイナス、40億ドルを失ったと発表しました。
明らかなのはこういうドサクサ紛れの相場ではクウォンツなんぞマッタク機能しない事。統計学的に処理した数字(VARなどによるリスク管理)がいかに無意味かを現しています。
しかし、現状すべての金融機関はVARでリスクコントロールしていますから、役に立たないと分かっている装備で戦争をしているようなもので、今回のトラブルの根深さを物語っている訳ですね。
クォンツの手法自体どこでも同じような物なので、どこも結果も似たようなもんでしょう。
さて、G7が近づいていますが、流動性供給という観点から見れば外貨準備のトップ10が日本しかいないG7ではいざ資金供給といっても何もできない恐れがあります。
日本は早くオッパッピー連合=オーシャンパシフィック連合を纏め上げる必要があります。ユーロ圏あわせても実は2500億ドル程度しか外貨準備はありません。これは大体台湾一国程度のもので、ヨーロッパ中集めるよりも台湾に出てきてもらって方が金融市場的には安定します。台湾が中国問題で苦しければ韓国でもいいですし、何といっても日本はシンガポールと手を組むとちょうど中国と同じくらいのサイズというのがナイスでしょう。ここならかなりフレンドリーに組める。
タイ、マレーシア、インドネシアでほぼ2000億ドル、インドがやはり2000億ドルありますので、中国がダダを捏ねても(政治的メリットがなきゃ、やだ、という可能性は高い)中国抜きでも十分な資金供給の能力があるということです。
CDO買取ファンドに抵抗があるのなら、短期的にこれらのアジアンパシフィック諸国をまとめて資金提供をコミットさせておくことはとても意味があります。
思えばtoo little, too late(或いはその逆) と散々ばかにされた訳です。
Too little, Too early, じゃなくてよかったな・・・
とばかな冗談を言ってた訳ですが、アメリカは当にこれ。すべてが後手後手にまわってしまった。日本が率先してこのあたりを纏め上げれば世界金融の安定に寄与することは間違いありません。まずは手始めにシンガポールあたりと交渉を開始するべきだ、と提言いたしますが如何でしょうか。
それにしても
コンビニのおでんについての書き込みは実に秀逸でしたね。みなさん、さすがです。やはり・・・・という話ばかりで、笑っちゃったのは、それが怖ければ二郎はくえねーだろ、って奴。店主のことをある程度よく知っている、というのは大分違う、と私は思いますけどね。まあ、あんまし反論できないね、これには(爆)。
たまたまうちの若いのがコンビニでおでんを買ってきた。
「酒のつまみにどうですかあ」、
となったわけだが、僕はどうもコンビニおでんが口に入らないのですよ。実際一度も食べた事が無い。
あの、ほこりっぽく、しかも入り口直後にあるおでんこーなーで、ふたがしてない訳よ。なんでふたしないの??
あれを食べるというのはかなり勇気が入りそうなんだけど・・・・おぼっちゃまくんぐっちーには相当抵抗があるのですが・・・・
やはり恐れていた事が・・・・
某月某日、日本橋近辺の某コンビニで、オヤジが入ってくるなり・・・
「ふえーっくしょん!!!!!! 」
とおでんのなべの前で一発かましてくれました。つばは当然ですが、もしかすると鼻水でも入っているかもしれん・・・・
それでもあなたはコンビニのおでんを食べられますか???
私はそれなら飢え死にしてもいい(爆)。
パンデミック、って絶対こういうところから起きるはず。少なくとも妊婦の方は絶対食べちゃいけないと俺は思う。
先日頂いたアルファ・ブロガーの受賞を受けて、毎日デジタルメディアの方からインタビューをして頂きました。こちらでごらん頂けますので是非読んで見て下さい。
http://mainichi.jp/feature/blog/
磯野次長が大変聞き上手でおられて、ついうっかりしゃべったこともしっかり載せられてます(笑)。聞き上手の方、というのは本当に恐ろしく、ついついしゃべりすぎまして、かなり大風呂敷ひろげてますんで悪しからず。あと相変わらず写真写りが・・・
磯野次長、米岡さん、有難うございました。 ぐっちー
アエラでも特集したくれたので私も一言。
実に悪いタイミングでサブプライム問題が火を噴いたおかげで年末、あるいは1月に支給予定だったボーナスが遅延している外資系金融機関は少なくない。(一説にはボーナスを節約するためにわざとこのタイミングで発表したという話も・・・)
もらえるならまだいい、位のことは会社から言われているだろうし、何より雇用が続くのか、不安に思っている私の友人は多い。なにせ、あのシティーが潰れるかもしれないといった金融危機が1990年で、あの時よりはるかに損失の規模が大きいので、恐怖感はありありです。
本国の調整が終わって日本はほぼ最後にやってきますのでもう少し時間がかかるでしょうが、90年代との違いをもう一つ敢えていうと、日本市場の重要性がとんでもなく低くなっている点。当時は日本は宝の山に見えましたから私のいた会社でもかなりリストラは軽微、特に主力の営業部隊を温存しバックオフィスなどの削減で対応した所が殆どではないでしょうか。
しかし、今回はどうでしょうか。中国市場を重視するという米系は多いでしょうし、欧州系はもともとシンガポール、香港にウェートがかかっています。東京市場危うし、と言うところでしょうか。早い所では既にデスクを3分の1まで削減するなんて話も出てきましたし、こういう所に市場重要度が現れますので注目です。
余計な話で恐縮ですが・・・・
この時期に転職の声がかかったら要注意です。
まず、既に外資系におられるかた・・・
会社とヘッドハンターがぐるになるケースは思いのほか多く、、いい条件があるので今の内に辞めた方がいいですよ、と言う話には絶対載らないこと。今はこういう状況なので劣悪な社員の首をきってあなたのような優秀な方に入れ替えたがっています、などと寄ってきます。実際はどの会社もまず、足元が先で入れ替えるなんて余裕は無いはずですから。
また、大多数の方が「24時間エンプロイメント条項」にサインをしている筈。これは24時間勤務なので「いつでも労災が申請できますよ」、などとポジティブな面ばかりいわれるのですが、24時間社員としての義務があるので、「いや、あれはプライベートな事件なので(例えばセクハラ)・・・・・」という逃げが打てない可能性がある。
最悪折角貯めた退職金をフイにしますので、身に覚えのある方(笑)で退職金が1億円以上たまってしまった方は早めに逃げた方がいいかもしれない(ただ、最近は後で見つかった様々な事件をネタに退職金返還請求裁判などを平気で起こしてくるので、ま、大変は大変ですな。) 私の友人に会社の封筒をプライベートな郵便で使って得クビになったという奴までいます。あと辞めちゃたOLにセクハラ被害であとから訴えさせるなんてのも外資系金融的には普通です。
また、日本企業に勤めるあなたに声がかかった場合。
社内の動揺を鎮めるためにわざと採用をはじめる事が多々あります。そこにいる社員はまさか、新しい社員を取っているのだから日本市場へのコミットメントは落ちていないな、と安心をする訳です。そのためだけ・・に採用をするという恐ろしさ。
優秀な社員を逃がさない為の方策なんですね。で、新たに採用された方は6ヶ月の試用期間があるのでいつでも退職金なしで放り出せる。目的達成です。
事ほど左様に外資系金融機関では5000万円くらいの給料なら簡単に取れるのですが、税金で手元に残るのは2500万。ボーナスの半分は退職金に積み立てていますので、1億円キャッシュで残すにはやはり最低でも5年続かないと厳しい訳です。
特にマーケットにもろに左右される営業は厳しいです。トレーダーはいざとなればショートを振れば儲かる訳ですが、営業はショートが振れない(笑)。最高給を食んでいたCDOの営業マンは当面相当厳しいでしょうな。
まあ、ノーフリーランチ、ということに尽きる訳ですが・・・
あと、現状再就職も相当厳しそうなので、元外資系証券マンの看板を掲げたへんなエージェントが増殖します。特に個人の方はだまされないように注意して下さいね。ダークサイドに転ぶと早いんですよ(爆)、この職業は・・・
東京地裁のこの判決はすごい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080128-00000017-mai-soci
判決は管理監督者を「経営者と一体的立場で労働時間の枠を超えてもやむを得ない重要な権限を持ち、賃金が優遇されている者」と判断。
通常の企業では課長さん以上は残業代がないですな。大体どの企業でも、大企業になればなるほど部長あたりでさえ、この用件を満たすのは難しいのではないでしょうか。
残業代がなくなって課長に昇進したら部下の課長補佐より給料が安くなるなんてことはざらにあるし、リストラに次ぐリストラで部長の給料がそれほど優遇されているという企業は最早少ないんではないだろうか。
経営者と一体的立場ってところがきもで、経営そのものにタッチすると言うより実は日常業務に追われてるぜ、という部長さんがほとんどじゃないだろうか。所謂中間管理職の位置づけに一石を投じた、結構アナーキーな判決だと思いますよ。
こうなると、部長さんもこまめに出勤、退社時間を記録しておいた方がいいですね。会社にとってはこれが認められちゃうとほんと頭痛いと思いけど。
このニューヨークタイムスの記事はみなさんご存知だと思います。
http://www.nytimes.com/2008/01/23/dining/23sushi.html?_r=1&scp=2&sq=tuna&st=nyt&oref=slogin
前から言われてましたけどね、やっぱし、という感じでしょうか。日本人からするとかる~くクリアーしちゃう量ですね。大好きなツナ缶も危ないってことね。 で、もう一つ気がつくのがこのお店のリストを見ているとノブんとことか、がりさんのところとか、所謂高級店のマグロの方が含有量が多く出ているという傾向。がりさんとこのクロマグロは築地から持ってきてる筈。一方で、このモンスターズシあたりはボストンマグロを使うので数値は低い。
つまり何がいいたいかというと、日本で食べている国産本マグロはかなり水銀の含有量が高い、と言う事です。そりゃーそーだよね。まあ、高級なおすし屋さんに行くよりも回転寿司が安全だという話でなんだかなー、ですな。 要するに食物連鎖の頂点ってやつが怪しい。ってことはくじらはかなりやばそうだし、にぼしでも食うしかない、ってことかもしれん。
知り合いの獣医がどうも日本の猫は最近寿命が短くなってきているような気がするんだけど、魚の汚染が原因じゃないのかな、とか言ってたことを思い出すね。日本の猫だけなんですよ、さかなばっかし食うのは。イギリスあたりだと、ラビットとかにわとりのとさかとかがえさになるので、日本の猫は影響を直撃なのです。水俣病も最初の犠牲者は猫だったしね。
で、ソシエテジェネラルの不正取引による損失、約7700億円っていうんだけど、私には偶然とは思えないんですね。
要するに金融機関は業績が苦しくなってくるとハイリスクトレードに走る傾向にある訳ですよ。今回の事件は一個人による不正って幕引きになるんだろうけど、内実、追い詰められた金融機関がまたぞろハイリスクトレードに走り始めているような気がしてなりません。
杞憂ならいいですけどね。あれだけの給料をもらう訳だから、これだけ業績が悪くなると個人個人がハイリスクトレードに突っ込んでいくバイアスがかかるのは当然でしょう。そういう意味で早くしないとどんどん風船が膨らんでるような気がするのは私だけですかね。うーむ・・・・
昨日の世界の珍名につきましてはたくさんの応募(?)を頂きましてありがとうございました。コメントで頂いた分は公開させて頂いておりますので是非ご覧下さい。メールの方は「公開が憚られるような」、しかしかなりマニアックなものもあり、そのうち何らかの方法で公開にこぎつけたいと思います。
さて、少しマーケットも落ち着いたので書きたかったテーマの一つを取上げます。いつものように、誰もマッタク取上げないのでやはりここは私がやるしかない。
このサブプライム騒動のなか、昨年からコンスタントにサムライ債で調達を続けていたシティー。そして突如同じサムライ債で資金調達をしたモルスタ(二年4ヶ月ぶり)。メリルもちろんうわさがありますね。オーストラリアの銀行も予定しておりますな。
このサムライ市場。実はあのエンロンがアメリカで資金調達に苦しんで、もうL+300以上でも資金が集まらなくなったにも拘わらず、このサムライ債でごちゃまんと日本から金を調達したという歴史があります。そしてすぐ倒産した。債券のごみばこ・・・といっていい。
定義としては日本国内市場で発行される外国籍企業の円建て債券をサムライ債と呼び、国内市場ですから100%日本人にプレースされる所がミソ。これに対しユーロ円債というものは海外における円建て債(オフショアーといいます)の発行で、これは日本人以外でも買えます。
さて、そのサムライ。もちろんそれなりに金利を払うならいいですよ。しかし、今回のモルガンスタンレーのサムライ債は4年でLibor+120BP!! というレベル。おーい、400の間違いじゃないのかよ!!
だって、先日CICが出した変形CBは転換期限までの金利はなんと2yr Libor +600BP!! この差はなんでしょうか。債券のごみばこと言われるゆえんがここにあるのです。
もちろん、モルガンのセールスマンは
「向こうは株です。飛んだらゼロですからね。こっちはシニアの債券ですからスプレッドが小さくてもあたりまえでしょ」
と言って売る訳です。理論的にはその通り。
しかし、先方(CIC)は最後に株式転換権をもっており、すべて転換すれば約10%という、首根っこを押さえ込める株数をもつ権利がある。また、通常CBであれば株がスウィートナーの役割を果たすので、実は債券よりむしろ金利が低くて当たり前なのですよ。 本当につぶさない覚悟があるのなら株式は当然スイートナーとして機能するのでその分支払い金利は低くて良い。CICがこれだけの高金利を要求したのは株価の下落まで織り込んでいるからです。
更にこの説明には重大な誤謬がある。
金融機関における株式と債券の位置づけをよく考えた方がいい。一般の製造業なら、倒産しました、株はゼロです、工場や設備を他に売り飛ばして債券を支払いますという経路をたどる。
しかし金融機関で資本金がゼロ、ということは何の生産設備もないので営業不能。国債などの優良在庫がある、と主張するかもしれないが、そんなもの倒産に追い込まれるまでにすべてレポに出して資金調達の担保になってるに決まってるではないですか。飛んだら在庫を含めて資産がゼロというのは当然でしょう。
また、この業種、高いROEを要求されますのであまり無駄なもの(例えば本社ビルとか)を持たない傾向が強い。
また、製造業のような誰かがオペレーションすればすぐ物を作り出す生産設備があるわけではないので、資本がないのだから価値はない。その証拠にエンロン破綻で株も飛んだけど債券も飛んだじゃないですか。1995年に破綻したベアリンングはどうでしたか?? ミルケンのドレクセルは? キダー・ピーボディーとかどうなりました??
金融業は自己資本を含めて資本金が飛んでしまえば何も残らないと言う意味ではデットがエクイティーより保全されているのだと言うのは机上の空論でしかありません。リッキーやリッシン(金融債)が保全されたのは政府が資金を入れたから。アメリカではこれは絶対にない。
また、ドルと円のスワップスプレッドがあります、という線もあるけど、それを考慮してもせいぜい30BPもあればいいところなので、少なく見積もっても400BPは完全にぼられている。だって、それが日本市場の実勢なんだからさ、と開き直られてる訳です。
恐らく(確かめてないけど)セカンダリーでモルスタのドル債を拾ってきてアセットスワップをかければ同じ円でL+600位に仕上がる筈。1990年のシティーが潰れかけたときもそうだったから間違いないと思うよ。(アセットスワップのディーラーの方、コメントくださいね)
要するになめられてんですよ、日本は。なぜみんな黙って買うのか・・・まあ、モルスタの販売力からすれば500億しか売れなかったという見方が出来なくも無いのですが、それにしても500億もこれだけ悪条件で販売できるのだから立派と言えば立派です。それに、サブプライムの損失を発表してから調達しているだけまだ紳士的かもしれませんぜ。
シティーの方は実は昨年も五月雨的にこのサムライ債を発行しており、こちらはもっときなくさい。だって、サブプライムのやられは十分分かっていたはずなのに、「男は黙ってもくもくと」サムライ債を売り続けた訳。
これねー、エクイティーファイナンスなら完全に犯罪です。が・・・サムライに関してはこういうディスクロの基準があいまいなので実情をしらされない買い手は泣き寝入りな訳です。(サブプライムの損失可能性を一切隠して販売したという点については道義的責任は問えるでしょうけどね)。
個人的な意見ですが、そういう意味で日本市場はまるでごみため扱いなので、突然サムライを発行したり、何度もサムライを発行してくる企業は、外国で相手にされない為に苦し紛れに日本で調達をしていると考える方が無難です。つまり危ない。
実際エンロンしかり、シティーしかり。まあ、これを言うと、サムライに限らず、日本に来ているヘッジファンドも本当にいいものはアメリカで一杯になってしまい、クローズされてしまうので、日本でしか金が集められない(程度のもの)と考えるのが妥当だと思いますよ。
ですから、見抜くコツは唯一つ。
ファンドにせよ、債券にせよ、とにかく販売アロケーションに本国の投資家や海外の投資家が最低半分は入っているかどうか見極めること。つまり、サムライ債は100%日本の投資家向けなのでいくらでもだまされる。買っちゃだめな商品の筆頭。
ヘッジファンドでも例えばラリー・ポストのファンドは80%がアメリカ人だからOK。一方他社の同じゾーンのハイイールドファンドは70%が日本向けだったりするので要注意。外資系が持ち込む投信は「よもや、100%日本向けじゃないでしょうね」、と疑ってかかる事が大事です。投資戦略なんか二の次。
日本人向けの商品は「こいつら、何やっても絶対さわがねーから」と思われてますからね。半分アメリカ人が入っていればなにかあったら、彼らのおしりにくっついていけば半分くらいは取り返せるかもしれないね。
事実エンロンのサムライ債はとんじゃったけど、なんと返済順位の低いはずのエクイティー(殆どアメリカ人保有)は激しい裁判の末、かなり戻ってきた。債券の方が安全だなんてのがいざ飛んだら机上の空論だ、というのはこういう事です。
万国の労働者よ、立ち上がれ!! ならぬ 日本の機関投資家よ、立ち上がれ!!
であります。
せっかく一位を頂いたので記念に書きます。でもすっげー、くらだらないのでまじめな人は読まないで下さい・・・
私の悪友が先日、いやー、すごいもの見たよ、と日刊ゲンダイのコピーを持ってきた。要は外人の名前や外国の地名が日本語で表記するととんでもないものになるってやつね。勿論その逆もあります。昔トリビアでよく特集してた奴です。
実ははじめの頃トリビアに出てきた「モスクワの近くにはヤキマンコという町がある」ってやつは私の友人のモスクワ駐在員が冗談で投票したものでして、うーん、やられた! と思いました。
で、あるんですよ、これが結構。ロシアネタではなんといってもエビちゃん。エビというのはロシア語で女性のあそこのことなので「エビちゃんが日本ではアイドルだ」とかいうと日本はなんちゅうものがアイドルになるのか!! とロシア人は卒倒する。
当然、エビフィレオってやつも「おまえら一体何を食わせれる気か!!」 とロシア人には大うけです。その昔、リングネームを海老原会長から苗字をもらってユーリ海老原とされたロシアからきた名ボクサーが、頼むからエビハラは辞めて欲しい、と泣きついて、元のユーリ・アルバチャコフに直した、っていう有名な話がある。
エビハラをロシア語的に捉えると、後ろのハラがハラショーを略したように聞こえるので、「でっかい女性の×××」になってしまい、試合前にこれを連呼されると力が入らないから頼む・・・と泣きが入ったそうだから笑えません。
あと丸紅にいた頃、インドネシアに砂糖プラントを建設していて、そこのサイトにキンタマーニってやつがあって、アシスタントの女の子に何とかその名前を発音させようと必死になってました(笑)。今なら完全にセクハラです。
他にも、なつかしい大毎という野球チームにいたマンコビッチ(この名前、実は東欧には多いので要注意。結局かれは「マニー」と呼ばれることになった)、日米野球で強打者でならしたオーチンコ(この選手の名前はついにテレビで呼ばれることはなかった)、水泳でスロベニアのマンコッチ、ロシアのサオーチンなんてのもいた。個人的に好きなのがサッカーアルゼンチン代表だったマンクーソ、イタリアにはウンチーニなんて名前もあります。この人イタリアンレストランは無理ですね。
あと、You tube で散々取上げられたのが麻生閣下。外務省の方がまあ、間違っている訳ではないのですが、「ミスター、アッソー」と発音してしまった。発音して頂くと分かると思いますが、これはどう聞いても "Mr. Asshole" にしか聞こえないので、爆笑を誘ってしまう。Aの部分を意識的に「エイ」と発音して「エイッソー」と発音してあげないと国際会議がぶち壊しになります(笑)。
あと久保さんもフランスでは要注意。クッボと発音すると「けつ」、になってしまうので、これも「キューボ」など、ちょっと工夫が必要なんだそうです。
後はイチロー選手も実は危ない。イチローをイッチローとわざと発音し、"itch low",=あそこがかゆい、って意味にして大笑いしているアメリカ人のバカ友達もいます(実は本当にメジャーでもそういってはしゃいでいる連中がいるそうです)
ということで皆さん、珍名ネタ、待ってます(笑)
以上大変失礼致しました!
昨日のニューヨークはすごかったね。22日の安値を取りにいったんだけど取りきれず、一気にショートカバーで持ち上がった。それでも17日の12600ドルはなんとなく遠い目標になりつつある。この乱高下はたまらないが、しばらく続きますね。
昨日書いたよううに政策が相当矛盾していることと、常に「後出し」になってしまっているので、市場が信頼しないんですね。 良し悪しは別にしてグリーンスパンが上手かった、ということです。そしてここでも再々書いてきたように、最早G7が機能していないのです。新G7を新たに結成する必要がありますが、どこからも指導力が見えません。これは本当は日本の役割なんですがね。
さて、文春が特集したせいかご質問の多いモノライン。これが「第2の爆弾」だと、これまたまことしやかにかかれてますが、そんなこたーない。
なぜかと言うと元来、モノライン保険会社のキャピタルは小さく、そんなしょぼい彼らが保証をつけてやっとこさAAAが取れるようなCDOシニア債券はマーケットで誰も相手にしないのです。
従ってCDO全体に占めるモノライン保証による債券の金額はごくごく小さい。かつ、モノラインが保証をつけなければいけない位のものなので、大手の金融機関は端から相手にしない場合が殆ど。実際私はモノライン保証のCDOなんて作った事無い。
そりゃー、東京海上が保証してくれるなら喜んで買いますが、東京海上保証となれば、その分利回りはぐっとさがり、何の為にCDOを買うのか分からんじゃないですか。普通に考えればわかることです。
そして、もう一つ。彼らの保証はCDOという箱が完全にデフォルトを宣言されてから発動される。何処の銀行も証券会社もこれだけやられていて、格付けを下げられてもCDOを破綻させたところは一つもない。何度もいってるけど、原債権の価値が判定できないのだから、デフォルトしようがないのですよ。理論値は出てる。でも実際に売れないのだからゼロで評価しろ、という話を実際デフォルトするか否か、というのは全然別問題で、原債権の価値がゼロと言うことは恐らくない、ということになるとCDOがデフォルトして、モノライン保険に保険発動依頼が一気にくる展開というのはなかなか考えにくいという仕組み上の問題があります。
すべてデフォルトさせられれば話は簡単です。 ということで残念ながらモノラインの影響は小さい。大きいのは・・・これがアエラで書いた「大きな魚」、ということになりますね。話の成り行き上、続きはアエラでということになります(なんじゃそりゃ、笑)。
最後に・・・・こちらのGOO ブログのランキングで絶対に抜けないだろうと思っていた、常にトップを走る「韓国情報さん」をはじめて抜いて、ついに1位をゲットしました。4年間で多分初めてです。皆様の熱いご支持に感謝申し上げると共に・・・・もう十分です。ほんと、おこがましいので居心地がわるいです(笑)。でも本当に有難うございました。また精進してがんばります・・・
何の根回しもせずに0.75の利下げ。まあ、仕方ありませんね。しかし皮肉なモンで、バブル崩壊以降苦しむ日本に対し、
「ヘリコプターで金をまけばよいのだ」、
とえらそーにノタワマッテいたのがなにを隠そうこのバーナンキ。「ヘリコプター・ベン」というあだ名まであります。まさか自分がヘリコプターで金をまく側に回るとは思ってなかったでしょうね。最初に言い出したのは多分ミルトン・フリードマンですが、このヘリコプターマネー、マジに有効だと思いますか?
金融緩和に次ぐ緩和、遂にアメリカの短期金利は3.5%です。更に1600ドルもクーポンを配ると言う。ルイ・ビトンのバック買っちゃったらアメリカ経済の役にはたたないような気がしますが、一方でインフレ制御とか言いながら、こうやって金融緩和とばらまきをやる訳ですから元来矛盾する政策を同時にやる訳です。アクセルとブレーキを同時に踏むんです。
で、実は日本はこれをやった。ゼロ金利政策。更に国民にクーポンを配るとどうせろくな使い方をしないだろう、といういつもの国民はばかだ、と思っている政府の方針によって(比喩ですからね)、このヘリコプターマネーを広義に解釈をして、減税をして、その分国債を発行し、更にそれを日銀が買い支えれば同じことだろう、と考えた。そしてある意味成功した訳ですね。
元来こういう政策をとれば将来のインフレリスクを恐れ、更にこれだけ財政赤字のある日本は長期金利が上昇する訳です。しかしいまだに1.2%に維持されている。同じような政策を発動したアルゼンチンやロシアが破綻したことを考えるとこれは奇跡に近い。
この理由は・・・・
国民の皆さんがなぜか律儀に郵便貯金や銀行預金にお金を貼り付けた為に、これが国債を買い支えることに結果的になった、と見ています。日本は90%以上の国債が日本人によって購入されている。だから、こういう「サイレント・マネー」がある限り破綻する懸念はない。しかし、アルゼンチンは国債の70%が外人による購入でした。その中で こういう政策をとれば債務をインフレで棒引きにかかるわけですから、期待インフレ率及びリスクプレミアムが国債の利回りに即効で反映され、長期金利が間違いなく上昇する。
従って今の国債水準が保たれている日本はある意味奇跡です。みんながリスクに鈍感だったってのがあるかもしれない。事実、アルゼンチンの特に富裕層はどんどんアメリカの銀行に資産を移していった。日本人は自分の預金がこんな赤字の日本国債に投資されているとは知ってか知らずか、ずーっと「ゆでがえるの」ように銀行にお金を貼り付けていた。この差は大きいですね。
アメリカも国債の約7割が外人によって支えられているいわばアルゼンチン型。しかも貯蓄率は低く、既にアメリカ国内で国債入札を支えられる状況にはなく、今回のバーナンキの政策で長期金利があがらん、という保証はマッタク無い。第2のアルゼンチンかもしれない訳です。
唯一の頼みは中国や日本が外貨準備の大半をドルでもっているので仕方なくアメリカ国債を買う、ということだけです。
日本の占領政策が大成功だったのでイラクも大丈夫だろう、とイラク侵攻を始めたという説が最近言われていますね。鬼畜米英とか言ってても日本は占領後テロなんか起きなかったでしょ。イラクも同じでいいんじゃねー・・・と思ったらテロだらけ。
日本でヘリコプターマネーが成功したから大丈夫、とまさか思ってないだろうね、と私は本気で心配している訳です。ヘリコプター・ベン、大丈夫か??
引け値を見てびっくりしました。
トヨタ自動車、配当利回り2.8%!
予想配当利回りは3.22%だと。
定期預金解約してトヨタの株を買ったほうがいい・・・・と思いません?? かんべえ先生、追撃ですぞ!
なお、この記事は自動的に消滅する ・・・しゅわ~~
これを書いている11時半現在、いつもなら飲んだくれているニューヨークの悪友たちからひっきりなしに電話がかかってくる。今までだと東京はだめでも香港はセーフ、とか台湾は大丈夫、ってな調子だけと、今回はもうだめ。
英語でNOSEDIVE といいますね。完全にNOSEDIVE・・・
Collapseもあってますけど、積み木ががらがら崩れるイメージだね、これだと。今は完全に「突っ込んだ!!」って感じなのでNOSEDIVE1がぴったりだ。.
こういうときに日銀が先頭切って、
「えー、日本経済は順調そのものだが(うそつけ!!)、世界の流動性確保のために日本は自国の経済状況を犠牲にしても利下げする・・・・」
なんていわないんだろーなー・・
でも本当はね、すぐポールソンに電話して下げるよ、というべきだと思うよ、僕は。真剣にCDO買取ファンドも検討したほうがいい。欧州、アメリカは今日協調利下げすると思う、多分。こうなるとますます日本は蚊帳の外。ジャパンナッシングだす。(Japan Nothing!) と書いたところでかんべえ先生とやはり同じ危機感を共有していた事が判明。やっぱ、そう思われますよね~・・・
ダボス会議で今の世界金融危機に関する処方箋をマッタク持たずに手ぶらでいったらほんと、世界中からばかにされますからね。やっぱ、日本だめだわと。
まだ間に合うから準備していってください。もう、ほんと頼むから、福田首相!! 10兆円くらいのパッケージは焼け石に水ですが、あれだけ必死になった、インド洋のガソリンスタンドより絶対効果ありますから。
間違っても「環境問題と世界のテロとの戦いを日本は全力で支えます」などとKYな講演をしないように、外務省の方、ほんと頼むよ。
で、福田首相が良く似ているので・・・
古谷三敏さんの名作。「ダメおやじ」って、福田さんは似てるからそう呼ばれてるんだよね、ってうちの若いのに聞いたら「知らないって」いわれた。うーん、ショック・・・
Collapse ですね。名詞も動詞も同じ。失礼いたしました。愛妻家さん、有難うございます。語源は多分それですよ。
週末は青森に出張。いや、寒かったス。びっくりしました。この雪の中で生活してたら性格悪くなりそう(笑)。だって、なんで俺ばっかり、とか思いますよ、これ。沖縄じゃ朝から踊ってればいいけど、こっちは雪かきでっせ。だから東北の人は我慢強いってのはよくわかるわ。たまに「国替え」とか、マジでやったほうがいいかもね。で、これから福岡。そして岡山、広島と渡り歩いて東京に戻ります。旅がらす、ですな。
それにしてもNHK職員のインサイダー取引にはもう唖然としましたね。これで、日経、宝印刷、NHKと株式事前情報を入手しうる立場の「三羽烏」がすべて事件になりました。
君たち、報道機関に努める立場でみっともない、と思わないのかね、
プライドを持ちなさい!!
という点に尽きる訳です。日本はこの種の「自発的羞恥心」を伝統的に基本としているので、法律的にはかなり甘い訳ですよ。そういうみっともないことはしない、といういわば性善説にたって法律が出来ている。これを逆手に取ることは実に簡単で、その気になればなんでも出来てしまいます。
証券業界は仮にインサイダー情報を握って買っても転売制限をかけるので、売り逃げられない、という規制をかけています。ただ、これにしても私が親しいやじゅんさんかなんかに金を渡して買ってもらう、なんてことをすれば「しり抜け」もいい所で、実際にはそんなみっともないこと、プロとしてできるかいな、というやじゅんさんの「プロ論」に戻る事になります。いづれにせよ、みっともない・・・と思わないもん、ってことになるとこれは全く効果がありませんな。
バブル以降、この「みっともないからやめなさい!」 という日本人の美風が全くなくなってしまいました。電車の中で平気で化粧するおねーちゃん。「みっともないからやめなさい」、と注意をしても、「何が悪いのよ!!」、と食って掛かってくる。
スッピンの顔がどれだけブスで、化粧してやっとこさ、こんだけになっているというプロセスを何も電車の中に乗っている赤の他人にディスクロージャーしなくてもいいんじゃないの? ということです。下手するとかっこいい、位に思ってるのかもしれないね。もう親が悪いとしかいいようがありません。
バブル以降、取り締まる立場の警察官が痴漢をしたり、学校の教師が援助交際したり、といった事件が圧倒的に目立つようになってきた。警察官も教師もプライドのかけらもない。もう、モラルなんてこの国では死語なんだろうかね。
仲良くしていたキャバクラ嬢数名から前に話を聞いてぶっ飛んだことがあります。両親に怒られた・・・というのでてっきりキャバクラのバイトがばれて怒られたのかと思ったら、そうではなく、
「あんたばっかり、いつも美味しいところにスポンサーが連れて行ってくれてずるいじゃないの。たまには家にもお土産くらい買わせなさいよ!」、
と母親に怒られたという訳。自分の娘がキャバクラで働いて、スポンサーの親父に飯を食わせてもらって体売っている事に対し、みっともないという感性は微塵もないのだ。娘がスポンサーに買ってもらったエルメスのバックを喜んで持って出かける母親・・・・もう日本は終わってるかもしれませんな。
電車の中のモラルなど、もう、あってないようなもの。そのくせ女性専用車両とかをつくっているばか者経営者。こういう国はもうシンガポール並みに罰金を強化してコントロールするしかないね。山手線でメシ食ったら50万円、電車の中で化粧したら100万円の罰金とかね。
それにしても電車の中で電気髭剃りでひげそってる親父はまだみたことないね。ねーちゃんが化粧する訳だから、オヤジがひげくらいそっても良さそうだけどね。まだ、オヤジの方がまし、ってことかしらね(笑)。
では、行ってきます!
昨日のニューヨークはほっと一息。
東京では、三菱UFJなどが追加でサブプライム損失を出していますが、いずれにせよ、三菱のスケールから見れば軽微なものです。小火ですな。これで騒ぐのは如何なものか・・・と思いますよ。
前に、某テレビ局の収録でどうも、日本の金融機関もサブプライムで大変だ!としゃべらせたかったみたいで、延々ビデオをまわされ、結局それらしい部分を40秒だけ使われた、という苦い経験があります(笑)。
なぜ、日本の金融機関が軽微か・・・出遅れたから救われた、とテレビでだれかしゃべってましたが、あんた、それはいくらなんでも失礼です(笑)。それにドル(外国通貨)のポートだけをみれば大半がAAA,AAのCDOですから、外債という枠組みだけみれば直撃を受けていることは前にも書きました。
要は日本独特の「変則決算」に原因があるのです。日本の銀行が外債投資をする場合、円を使って投資をしている訳ではありません。あくまでインターバンクで短期のドルを引っ張ってくるか、或いはスワップで調達するか、JGBを担保に使う可能性はあるかもしれませんが、いずれにせよ、短期のドルを調達して、長期のドルに投資をするので、長短金利差のリスクはとっているのですが、為替リスクはゼロ、です。
しかし、決算に関してはそれらをすべて円転する、ということを強要される為、結局買ったときより円高になっているとロスが出ると言うなんとも妙な話。運用調達で鞘が抜けていて、最後ドルで償還されればそれでドルを返済すればいいだけなので、ここにはクレジットリスク以外存在する余地はない。従ってドル債はドル債としてドルのままでフットノートなどで表示させるのが本来は筋です。
ただ、決算上のこういう不備を抱えている為に、1985年からずっと円高リスクにされされて来た為に、ポートフォリオに占める外貨資産の割合は伝統的に10%を超えませんでした。
従って、今回のようにドル資産に何かトラブルが発生しても最大全資産の10%を飛ばせば済むので・・・・たいしたこたーない、という事なんです。
その意味でイールドカーブが逆転すると逆ザヤを食らいますので、CDOのシニアのように殆どの商品がLibor+150などのスプレッドで固定できる変動利付き債券は都合が良かった、ということです。
拝見していて今回の金融庁のアクションはきわめて早かった。まあ、処理するものが小さかった、と言うのはあるのですが、今回は金融庁は十分合格点でしょう。
それに比べると、日本のメガバンクのトップの人たちが金融庁に背中を押される前に、「どうせ、全部飛ばしたって10%なんだから、全部ゼロ!!」 と世界の先頭を切って経営判断が出来ない所が、ほんとにしょぼいところ。
「まあ、シティーがどうするか見てからね」、と内部で話し合ったに違いありません。
「災い転じて福となす。」
「日本はサブプライムを全部ゼロで評価してこんな決算です。まだ、全然余裕ありますから、火中の栗を拾うより我々に投資をしたら如何でしょうか」、とテマセックやアブダビを回る位のことは経営者ならやるべきでしょうな。
そして、これと似た事が証券界に起きています。
連日値を下げる東証、ですが、そりゃー、取引の60%以上を外人がやっていて、その外人がサブプライムで大損こいていりゃ、利益確定、現金調達で売りがかさむのはあたりまえ。ただでさえ将来が不透明な国なんですから。
そういう時は本来日本人が逆ばって買うわけですが、例の金融商品取引法でがんじがらめになっており、株はもちろん、投信にしてもマイナス何10%という売り上げのテイタラク。これでは株は上がりませんて。
こんど詳しく書きますが、この法律により70歳以上の人は、身内の人の了解がないと株も投信も買えません。ですから71歳の福田首相は一人で店頭に来て株を買ってはいけません。トヨタの株を買っていいかどうか判断できない、と法律上認定されている人が、日本国の重大事を判断していいのか、ということで、そりゃー、ひでー法律な訳ですよ。
あの三原御大なんて完全にアウト、ですから、そのうちどっかの店頭で暴れるかもしれませんよ(笑)。
それはさておき、しかし一方でそればかりのセイにしてはならんのですよ。証券会社たるもの、しっかり営業して壁を乗り越えんかい、と思うのは私だけでしょうか。
あの金取法ではしょうがないよ・・・・そう、また得意の「しょうがない」なんです。
でもですよ、この法律の骨子は2年前にほぼわかってたんですよ。でも証券会社の店頭に行ってみてください。何か変わってます?? なーんにも変わってません。制度の変更を先取りしてリスクをとってがんがんせめるのが民間企業の役割でしょうが!
マスキー法が導入されたとき日本中の自動車メーカーはみんな潰れるなんて話まであった。でも今はどうですか? トヨタ、ホンダが世界の「環境カー」を先導している。
金融界はこういうチャレンジ精神というか、イノベーティブな発想がマッタクない。ほんと、恐れ入ります、です。
幸せは天からは降ってきません。自分で取りに行く。少なくとも企業とはそうあるべきだと思いません? そうであれば今の日本株の水準はありえん、と思う訳です。
JASDAC,マザースなど新興市場にくずみたいな銘柄があるのは事実。ただ、一方で技術も人もしっかりしている企業で十把からげてうられている銘柄もあるのです。そういう企業の経営者の方は、こんな便りにならん日本人を相手にせずに、さっさとシンガポールや中国、インドの投資家を頼りましょう。しかし、そのためには用意周到に英語できちんとプレゼンができる体制が必要です。そうやってしっかり納得して買ってもらう。GICが一企業を乗っ取ろうなんて、せこいことは考えませんて(爆)。
妙なはげたかに買われる前に、むしろそういう一流どころを株主に迎える。
それこそが最大の企業防衛策であります。
そのお手伝いなら、ぐっちーは喜んで致します。
毎日書き込みを楽しみにして頂いている方も多いようで、大変励みにさせて頂いております。が、しかし! さすがに身動きが取れません。明日、あさって、と出張続きで書き込みできるか微妙な情勢であります。明日の朝はなるべく書くように頑張ります。(睡眠時間が確保できたら、という条件つきですが・・・) ということで、ひっでーマーケットですがみんなで頑張りましょう。
新年早々、オッパッピーとかばかなこと言ってる場合じゃなくなってきたわな(笑)。では!