債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

ウォールストリートで20年、生き残ってきたノウハウを開示、日々のマーケット・社会情勢を分析します。

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仕事納め

2007-12-29 15:04:35 | Weblog

みなさま、本日をもって私も仕事納めでございます。一年間お世話になりましたが、来年も引き続き宜しくお願い申し上げます。今年もこちらの読者の皆様には励まして頂いたり、勉強させて頂いたりでお世話になりっぱなしでした。改めまして熱く御礼を申し上げます。

今年は世の中も、ですがぐっちーにとっても大変な一年でした。サブプライムの混乱を早くから予想していた事に加え、所謂ディストレストと言われるクラスの売買を長くやっていた為に、まあ、ある種仕事が殺到しまして、その割にはあまりお役に立てずに(実際ビットが出るケースは稀、従って混乱がおさまらんのですな)かなりこちらもフラストレーションをためる結果となりました。

ただ、アメリカ人のいいところは最初はそうとうダメージを受けるのですが、そのあとのダメージコントロールや、解決法の模索に大変な努力をする点で、真珠湾の例を見てもそうですが総力戦を覚悟すると早くかつ強い。来年はそのあたりに期待する事に致しましょう。

 一方とてもいいこともたくさんあった年です。テレビ東京ではオープニングベルに何回も出させて頂き、末武嬢ともお知り合いになりました。(テレビでも美人ですが実物は100倍きれいですよ!!)。そして何やらアルファブロガーアワードまで頂き、ついにアエラでは連載まで始まってしまいました。こちらの分野ではまじで飛躍、の一年でありましたね。

でもこれは皆様のご支持がなかりせばなかったことなので、自分ひとりで喜んでいる訳には行きません。皆様と共に喜びを分かち合いたいと思います。ありがとーー!

そうそう、幸田真音さんに取材していただいたバイアウトも世に出ましたね。すばらしい出来で感激致しました。幸田さんは引き続きとんでもないペースで活動されておりますが、どうぞお体にはお気をつけ下さいね。

以上、一年間、本当に長かったですが、来年、ぐっちーもいよいよ年男であります。テレビで年末にご一緒したサンプラザ中野さんもなんと同期、ねずみ年でありました。あの方はデビューが早かったのでもっと年上の方に見えましたが、学生バンドの奔りだったんですね、そういえば思い出しました。ぐっちーのライバルにあたる早稲田大学政経学部の御除籍生(なんだそりゃ~)です。頭いいわけですな(笑)

 来年を占うと・・・・という話はアエラで特集したいと思います。毎年これはあたらんだろうなー、と思っていることに限って当たるんですよ、なぜか。去年は朝赤龍がぷっつんしてモンゴルに帰る、ってやつが一番ヒットだった、とある人から言われました(笑)。来年は・・・・よい年になりますよう、お祈りを申し上げてとりあえず筆をおかせて頂きます。酔った勢いでまた書くかもしれませんが、まずはご挨拶をば。

そして最後にひとつだけ。私の親友である、ねこやんが手強い相手と引き続き築地で闘病中であります。皆様にほんの少しだけ祈って頂けたら・・・、と思います。

では、皆様よいお年を!!

ぐっちーより愛を込めて

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一体誰が悪いのか・・・

2007-12-26 09:13:51 | マーケット

いよいよ今年も押し迫ってきましたね。ぐっちーのブログも振り返ってみるとサブプライムに始まりサブプライムに終わる、という感じでした。しかし、何度も言いいますが仕組み上の問題点はみんな分かっていた訳で、じゃ、だれが悪いのか・・

巷では無理なローンを売りつけたローン会社が悪いとか、いい加減な格付けをつけた格付け会社が悪いとか、要は被害者意識に満ち満ちたコメントが多い訳です。一番悪いのは・・・

作った人に決まってます。

どんなローンでも、証券化しちゃえばいくらでも売れるからな、なんでももってこいよ、中にはプレミアムを払ってまでサブプライムのような低い格付けのローンをわざわざ集めた投資銀行があるわけですから、批判されるべきはやはり彼らでしょうね。

某ゴールドマンサックスは史上最高のボーナスに沸いている訳ですから、少し取り返す、って議論がでてもいいんでしょうけどね。さすがのアメリカでもポールソンやルービンがゴールドマン出身だったりするので表だって批判できないムードがあります。

でもアメリカのことだからどこかで火を噴くんだろうな、と個人的には見ていますよ、はい。いつも犠牲になるのは末端の投資家で、まあ、消費者が欲しがるんだから仕方ないじゃない、と開き直ったミートホープの社長の顔が思い浮かぶ昨今です。

少なくともサブプライムが飛びはじめた昨年の10月以降、CDOを売りまくった投資銀行は完全にクロ、ですね。

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メリー・クリスマス♪

2007-12-25 09:17:52 | マーケット

さ、今日は仕事を休んで教会に、昼から酒飲んでねよーっと・・・と言う訳にはいかないのがこのサラリーマン稼業という奴で、まあ、仕方ないね。

一方で風邪が相当は流行っているようで、あちこちでみなさまダウン。今日はクライアントが風邪でダウンしてアポが二つもキャンセルです。まあ、無理して出てこられて移されたりするよりははるかにOKですから。危ないと思ったらほんと、すぐ休んでくださいね、ぐっちーとのアポなんてドタキャンオッケーですから(笑)。

ということで午前中はぽっかりあいちゃいました。・・・こちらでも何度も取上げた国富ファンド(SWF)ですが、本家本元テマセックもきちんと出てきました。

アブダビがシティー、中国がモルスタ、テマセックがメリルとくりゃー、すごいわね。

民間企業が金を出す場合、訴訟リスクなどに耐えねばなりませんが、国の金なら使いやすい。こういうときには威力を発揮します。日本版SWFの議論の中ですっぽり抜け落ちているのがこの考え方。ただ利益を追求するだけではなく、世界の金融危機に関しては機動的かつ能動的に運用する、と謳うのが一番よろしい。

安全確実な運用、などというたわごとが書いてありますが、そんなもん無いから。運用と言うのはリスクを伴うのです。そのリスクをきちんと管理する、というなら分かりますが、まあ、また、こまごまといろいろな制約をつけて結局CDOのエクイティーにまで資金を投じてしまう年金の二の舞にならないように気をつけてもらいたいもんです。

年金基金は株式に投資する事が可能です。格付けがBの債券と上場企業の株式を比べたらどちらが安全か、という摺り合わせがされていない、というか端からそういう議論がない。そうこうしているうちに外国株式という認識でCDOのエクイティーが入り込んでしまう、という事が起きるのです。

頭かくして尻隠さず、というのはこのことで、民間の年金基金では有名なCDOエクイティーの買い手が日本にいます。まだ一般的に報道されていないようですが・・・・個人関連で言うと、投信なども要注意です。年末ですので投信をお持ちの方は再度中身をチェックするようにお勧め致しますよ。ぐっちーからのささやかなクリスマスプレゼントです。

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メリークリスマス!

2007-12-23 18:00:27 | マーケット

「アエラ、本屋さんに売ってません!!」

「えー、、そうなんですか・・・・」

そうなんだそうです。置いてない本屋さんがあるようですね。そういう場合は

あさひがさんさん、おはようさんさん♪ 

の窓口に連絡して近くのASA(新聞の販売店)に届けてもらうという手もあります。ついでに「朝日新聞も如何ですかあ~」、と薦められると思いますが、断っていいですから(爆)。

しつこかったら「字が小さくて見えないんですよ~」、といって断ってくださいね。アエラはこの新年号から字を大きくしたんですよ!! 

ということであさひのさんさんは、0120-33-0843 です。

さて、今朝友人からもらった日経をみると「へそで茶を沸かすような」記事でした。

「サブプライム損害、世界で既に3兆円も」、

って、あなた、すべてあわせてもせいぜい1000億円程度とはじめにいっていたんだから、記者を全員坊主にするくらいやんなさい!! 論説委員は少なくとも全員坊主ですって(笑)。

私は下手をすると100兆円くらいあるよ、と最初から予言した。ゼロがひとつじゃなくて三つ違うんだからね、そのときはほんとに坊主になんなさいよ。日本唯一の経済専門誌なんだから、「弊社の見通しは極めて甘く申し訳ありませんでした」、位の断り書きを記事にいれるべし。

「100兆円はべらぼーだろ」、とおっしゃいますがね、あーた・・・・

根拠はあるんです。きちんとした公式データはないので、それこそメリル、シティー、など民間業者の出す数字からゲスするんですが、CDOは大体年間4000億ドルくらい発行していた訳です。これで約45兆円。それがまあ、10年発行残高が残っているとみて、450兆円(実際は15年くらいみたほうがいいかも)、そのうちの20-25%がとんだとみると大体100兆円という計算になる訳です。ほんとにラフかつ甘めの計算でもこのくらいは出てくるはず。

実際に25%とんだというのはかなり甘い見積で、半分無くても僕は驚かない。となるといくらになるか・・・・おわかりですよね。だからこそ連銀もあせり狂ってるし、あのモルガンが中国から資本提供を受ける・・・そういう事態なんです。事の重大性を再認識して頂きたく・・・・

 さて、クリスマスですね。
ぐっちーは一応カトリックなので一年でイースターとクリスマスだけはそれらしい活動をする訳です。40年間信者ですが、カトリックはたとえ教会に1年に二回しか来なくても、どこかの宗教と違ってつぼを買え、とかお布施をするだけえらくなるなんて、あほなことは言わん訳ですよ。

そんなことを言う宗教は100%いんちきですから。お金を出せば救われる・・・なんて、そんな馬鹿な話はありませんね。でも、だまされる人がこれだけいるところを見ると、なんだか悲しくなってくる。クリスマスはそういう意味で自分を見つめるいいチャンスです。

酔っ払って教会へ行こうがまったくOKです。(あ、プロテスタントはだめですよ)
年に一回、カトリック教会のミサををのぞかれるのもいいかもしれません。東京だと上智大学のイグナチオ教会が建物もきれいでおすすめです。

スペイン語ミサ、というのにいくと日本中の(東京中か??)フィリピンパブのきれいどころが一気に集まります。香水の匂いがすごいっす。

変なとこに飲みに行くならこっちの方が余程実入りがありまっせ・・・・(こういう勧誘がカトリックの立場から許されるかどうかは不明です・・・・爆)

御降誕ミサ(クリスマス)の時刻  (主日と同じ時間帯です)  
訳:25日クリスマスのミサ、通常のミサと同じ時間だよーん、です。

6:00~  日本語  
7:30~  日本語  
9:00~  日本語
10:30~  日本語 (手話付き)
12:00~  英語
13:30~  スペイン語
18:00~  日本語

イグナチオ教会
http://www.ignatius.gr.jp/index.html

 

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アエラ 出ました!!

2007-12-22 16:23:10 | マーケット

本日東京、大阪などでは発売が始まりました。福岡などは少し遅れるようですね。わざわざ羽田まで買いに来たNさん!! あなたはすごいよ。びっくりしたよ。

ということでよろしくお願い致します。

しっかし、写真は予想通り顔がでかい・・・・

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アエラ

2007-12-21 08:30:52 | マーケット

アエラの新年特別号は明日発売だそうです(東京の場合)。

表紙はなんと、抱かれたい男No.1を14年ぶり(?)にキムタクから奪い取った小栗旬さん。うーん、買わなきゃいかんよ。

さらにさらにあの山本モナさんの対談まで始まります。お相手は・・・買ってからのお楽しみ。そして・・・・・・・

実はぐっちーの連載が始まってしまいます。まじです。びっくりです。

日本版ニューズウィークを目指すということで始まり創刊20周年を迎えるアエラ。私でいいんですかね~・・・・と、これはかなり悩みました。私のブログを読んで声をかけてくださった尾木編集長には本当に感謝です。朝日社内では「だれだ、こいつ??」、という批判もあり、それを押し切り遂に掲載にこぎつけたと言うお話も伺いました。そうでしょう。そうでしょう。そのへんの一ブロガーですからね(笑)。

お引き受けしたのはやはり、紙媒体で本当の金融記事が書かれていないという不満。そして週刊誌も含めて何より大衆迎合的な記事の多さ。これはもしかするとプロのジャーナリストには打開できない壁かもしれん、と思ったからです。そして私にはこのブログを支えてくれているコアな読者がおりますので、コラボすれば何かが打開できるかもしれん・・・・と考えたからであります。そう、キーワードは「どげんかせんといかん」であります。

現役の金融マンでブログでこれだけのアクセスを頂き、連載を持っている奴はいない訳で、これは受けるしかないだろう・・・・ということで始まりいます。皆様、是非宜しく応援の程をお願い申し上げます。

などといいつつ・・・・

昨晩はそのアエラの忘年会に呼んで頂きまして、やはりアエラに連載をお持ちのあの押切もえちゃんにお会いする事ができました。オジサン、涙・・・・

いやな顔一つせずツーショットに応じてくれて、握手までしてくれて・・・手洗ってません、昨日から。そして、壊れもののように持ち帰ったデジカメでそのツーショットを家で見ると・・・・かわいらしいもえちゃんの横で赤ら顔で写っているおっさんが・・・・

しかも顔がもえちゃんの3倍くらいある!! 

こちらでお目にかけようと張り切っておりましたがこれではとても無理ですな(爆)。いやー、言葉を失う程の美女、というんでしょうかね、ほんとに言葉失ってましたから(笑)

他にも「男は時々買うもんだ」の内藤みかさん(うーん、近寄りがたいっす)など、個性あふれるメンバーで大変充実したひと時を過ごさせてくださいました。

そしてなんと私のページを2分割して位置的には下のコラムを担当される山田厚史さん。題名は「記者魂」ときました。最後の方でご挨拶ができましたが、本当に記者魂がそのまま生きているような方で改めて感激致しました。太田君、ありがとね!

ということで、まあ、21世紀枠で登場したようなもんですが(おっと、これは毎日新聞か)、宜しくご支援願いたく存じます。5回で連載切られないようにがんばります。

今回は特別に私の横顔も写っておりますぞ・・・

が、顔がでかいっす。では!!

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いってしまったねー・・・

2007-12-20 15:17:10 | マーケット

本日は所要で終日外出。取引先のパソコン借りて打ってます(笑)。

昨日の書き込みに対してはたくさんの熱いご意見を頂きました。有難うございます。この場を借りて御礼申し上げます。こちらの読者は本当にみなさんレベルが高く、なるほどなるほどといちいち納得させられるコメントばかりです。皆様も是非お読みになってくださいね。

さて、昨日のモルスタの9-11月決算数字が発表になり眼が点。1兆円以上(約100億ドル)の損失を4半期で出したのは100年近い歴史の中でも初めてでしょう。細かいデータはまだみてませんがジョン・マックの性格からしておそらく出すべきものはたとえ評価がゼロでもゼロとして全て出し切ったと思われます。

モルスタで1兆円となると他の金融機関の今まで出してきた数字はインチキもいい所でしょう。丸ごとCDOをバランスシートで飲み込んでいたシティーなどはゼロがひとつ違うのではないか。まじでそう思います。このモルスタの数字を見て、改めて事の重大性に愕然とした次第です。

そして、やはり・・・・出資を受けたのは中国ですね。モルガンはアメリカ金融界の中でも歴史的に親日派でして、関東大震災の時の復興債券を引き受けたり、日露戦争の軍艦費用をあちこち走り回って調達してくれたのがJPモルガン商会なのです。(グラススティーガル法で商業銀行の今のJPモルガンとモルガンスタンレーに別れていくのです)

が、このピンチにアメリカ一の親日派がに日本を頼らず中国を頼ったという事です。これが全てを象徴しています。勿論ポールソンが訪中した目的のひとつだったと思いますが、中国政府にとっては間違いなくよい出資でしょう。これで中国と手を組んだアメリカ資本の挑戦を日本が受けるようになるとは・・・・悲惨な本土決戦となることでしょうね。残念ながらいまや国中が脳死状態です。

こうなるとぐっちー的には受けて立つしかないような気分になりますね。こうやって戦争に突入したんだろうか、と妙な気分になるものです・・・・

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あーあ・・・・

2007-12-19 12:22:58 | 物申す!

この国の国民は本当にわかってるのかしら、と思う事が最近たくさんあります。基本的に人間の幸せは政府に如何に介入されずに自由に暮らすかにある。その分できるだけ政府機能を小さくして役人も減らし、税金も減らす。それこそが小さな政府ということですね。

その対極にあるのがあらゆることに政府が介入し、経済活動まで計画経済化し、日々の生活は保障する一方、車が欲しくても今年は青い車しか作らんよ、おいしい野菜を作りたくてもお前のところはヤサイはつくっちゃだめで、稲しかだめ、と規制する、これが社会主義で80年代のソビエトは当にそうだった訳です。

スーパーにいくとキャベツばっかり山積みにいなっているのに、トマトもきゅうりも見当たらず、毎日キャベツばっかり食うのです。そのかわり生活不安は一切ない。働いても働かなくても同じ給料・・・・結果がどうなったかはみなさまご存知ですよね。

日本と言う国を見たときに、これ以上政府に介入されてどうするのか、と言う疑問を持つべきです。こちらの読者はみなさまお分かりだと思いますが、日本ほど政府に介入させている資本主義国は世界中に見当たりません。社会主義を名乗っている中国以上といってもいい。

道路、鉄道、航空など、あらゆる産業に政府の介入があるため、例えばクスリの認可ひとつとってもあほな厚生労働省のおかげでアメリカのFDAの3倍も時間がかかっています。その結果、せっかく立ち上がりかけたバイオベンチャーはみんな倒産してしまいました。時間がかかりすぎて、また厚生労働省が自分たちのリスクをすべて生産者に転嫁する為にそのコストに耐えられないのです。その間隙を縫って、中国などの資本がそういうベンチャー企業の有力な技術、製品ノウハウを買っていってしまいます。

 確かに食品の偽装問題や、賞味期限のごまかしは許されることではないでしょう。しかし、なぜ賞味期限ごときを政府頼りにしなければならないのか。この問題で騒ぎすぎることで、遂に政府は「生活安全プロジェクト」をつくるというではないですか。これにも税金が投入されるんですよ。また新たな役人の職場ができて担当省から天下りの役人が来て、ブラインドで1億の退職金を取っていく。

この国の国民はほんとに楽勝だ、と政治家も役人も思っているに違いありません。だって、目、鼻、口、舌を駆使すれば、腐っていたらだれでも食べないでしょ? 自分で判断して大丈夫だと思えば食べればいい。間違ってそれで腹を壊したって、数日で治るって。

それと引き換えにまたまた政府を肥大化させるのは、それを騒ぐ国民がいるからに他なりません。例の耐震構造不正にしても大騒ぎした結果残ったのは膨大な政府の介入(新たな税金の投入)、そしてその結果による建設渋滞でした。

交通事故にしても、「交通戦争」などと騒ぎ、あれだけの警察関連の余計な財団を作られてしまい、警察OBのただの天下り先を増やしたに過ぎない(免許の更新に行くとむりやり渡される妙な冊子とかみんなそういう期間が作っている)。すべて国民が騒いだから、あんたたちのためにやったのだという正当性を主張されその裏で役人が舌を出しているという結果に過ぎません。

そうやって政府をどんどん増長させ肥大化させているのはまさに我々国民の側なのです。

 ぐっちーのいる金融市場も今回の金取法の改正で、すさまじいことになっています。片や年金だけでは食えない世代に対して自由な投資も許さない、という法律が一体まともな法律だと思われますか? どうやって食え、というのでしょうか。 事件になっているマルチ商法を見てください。だまされるような代物ではありません。自分の頭で考えないからこういう結果になるだけです。

今月の文春でご存知でしょうが、来年からメタボと判断されると一定期間をおいて医療費が上がるなどという案がおおまじめに出されているそうです。いよいよ政府は個人の体、にまで介入してきた。こんなこと許されますか? それもこれも国民が余計な保護、庇護を政府に要求するからに他なりません。太っていようがいまいがそれは個人の判断でしょう。医療費がそれで増えているなんて有り得ない。その証拠に平均寿命は延びています。

 私は数少ない社会主義体験者です。ソビエト連邦という特殊な国とはいえ、政府に過度の介入をさせるということはその分個人の自由を奪うということです。その引き換えなんです。どちらが良いかは勿論みなさんが選ぶことですが、私は個人の自由ほどかけがえの無いものはないと思っている。自由と規制のトレードオフを大多数の国民が理解していないことに、大変残念な思いを持っています。

日本人はこの自由を自分の血であがなって勝ち得てないので、空気のように自由が当たり前に存在すると思っているのだ、とはよく指摘されるところ。個人の自由を獲得する為にはそのリスクと直面し自分の力で生きていく、力強い「個人力」が必要なのです。と、今日は思わず力が入ってしまいました(笑)。

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景気の気は気分の気

2007-12-18 09:21:13 | マーケット

景気のは空気の、そして気分のでもあります。

連日ぱっとしないニューヨークですが、どうもこの気分の差というのが相当出てきている(ような気がする)。ぐっちーはだいたい毎日アメリカのファンドマネージャーや投資銀行家たちと様々な情報交換を繰り返す訳です。

思えばわたくしもデビューして1年もしたらすぐオクトーバークラッシュってやつに直面して、たった10MILのアメリカ国債を投げられないという、マーケットの洗礼を浴びたのがキャリアのスタートです。いざとなるとアメリカ国債という世界最高のクオリティーを誇る債券(株ではない)でさえ売れなくなる、という現実には驚きました。

もちろん今はおどろきませんけどね。そういう中で、このCDOという商品は、いずれ流動性がなくなるだろう、というかもともと無かったのに身内で勝手に値付けしていたフシもあり、流動性に対する疑問は甚だ深いものがあった訳です。まあ、そういう意味では何とももいえない、すっきりしないモヤモヤ感が市場全体に漂ってきたとしても不思議ではないのですが、肉食獣のキングのような連中に、

「で、いま何してるの?」と聞くと、

「今は何もしないのがベスト」

と答えられてしまう。(因みにマイケル・ミルケン自身がそうコメントしている)

この業界に20年いるわけですが、はっきりいってこんなの初めてです。江戸の敵は長崎でとる連中です。CDOで飛ばされたらいま絶好調の穀物にでも何でもいく連中が何もしないとおっしゃる・・・・

毎年クリスマスには家族を連れてフロリダに、その上ガールフレンドをパリに待たせてプライベートジェットで往復しちゃうような連中が今年のクリスマスはニューヨークに残るという。家で「シチメンチョウ」だというのですよ・・・・

これは女遊びをやめた石田純一、礼儀正しい亀田兄弟ってなレベルでかなりおかしい。市場全体がそういう気にさせる何かを発しているとしか思えないですね。聞けばオクトーバークラッシュでぶっ飛んで、ウォールストリートから退場した連中の次の職業で一番人気があったのはカトリックの神父だという話まであります。昨日も申し上げましたがこういう「気」は意外なところに作用する可能性があります。

実際これまでのアメリカの20年を見渡してみると、ホワイトカラークラッシュなど、いわゆる貧乏人がノックアウトされたことは何度もあるのですが、先ほどの奴のようなレベルがノックアウトされるのは久しぶりですね。アメリカの消費の90%を収入の上から3%の人が占めているなんて統計までありますから金持ちにダメージが出るとアメリカは意外ともろいのではないか、と疑り初めています。

ドルが弱くなりアメリカ人の金持ちが減り、結局アラブとロシアが潤ったってな感じに見受けられますね。不思議な感じがする訳です。今日は戯言。

さて、昨日はかんべえ先生と忘年会(というか密談でしょうか??)。

 溜池通信

 ここでわたしのネタにしてしまいたいようなおもしろい話満載で、本当に楽しかった。そのうちかんべえ先生がHPで披露してくださると思うのでお待ち下さい。わたしは当に目からうろこ、でありました。

気がつけば世は忘年会シーズンなんですね。この、忘年会、アメリカに逆輸出された感があり、Year end Party なるものによく誘いを受けるのですよ。昔(80年代)はそんな宴会やってなかったよね、君たち。まあ、楽しそうだから許してあげるよ。ということで今日も忘年会。お疲れ様です。

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苦しい選択

2007-12-17 09:15:22 | マーケット

金曜日のニューヨーク市場は息苦しかった。

PPIに引き続きやはり、というべきか、CPIも予想を上回る上昇、米国債金利もじわじわ上がっている。金利が上がるということは債券の価値は下がりますので、ここで何度も申し上げました担保価値の下落を生んでいることになります。いま考えられるシナリオの中でこれが一番いやらしい。

下がり始めたら対策がないんですよ、実際。まあ、アメリカ政府が介入して買い捲る、なんてことも技術的にはできますけどね、体質的に無理ですね。それに市場規模が大きすぎること、毎月毎月大量に借り換えているので発行をとめられないことなとなどなど、「そもそも論」で危ない代物なんですね。

それがアメリカという国の信用枠でなんとか持っていた。そして、何より基軸通貨なもんで、アメリカが借金して消費したものが日本とか中国に集中してお金が集まり、それで国債を買うのでうまくバランスしていたのが、実際ここ5年ほど流れがおかしい現実があります。

日本が圧倒的に稼いでいるうちは良かったのですが、いよいよアメリカの言う事をまともに聞かない奴らの手に、そのドルが集中して集まるようになった。さて、どうします? という状況の中でこのサブプライム問題が起きてしまったので、なんとも収集が付かん訳ですな。

どうも当事者(バーナンキだったりポールソンだったり)の認識も甘いような気がしてなりません。この「何とかなるだろ」的なムードは嫌いですね、わたしは。

ということで注目は俄然アメリカ国債。
ニューヨークタイムズによると、マスターカードの統計では、12月に入ってからの婦人服の売り上げが高価格帯からバーゲン品までおしなべて減っており、前年同期比マイナス6%になるとのこと。

すっげー、マイナーなニュースですし経済学者は相手にしない統計ですが、わたしはこういうのが常々相場を動かしてきたことを肌身をもって体験している訳でして、ある種「街角経済学者」としては見逃せないニュースです(笑)。
苦しいときに亭主の小遣いが減らされるのは世界共通で、カミサンや女の子関連と言うのは日本の景気低迷期でも最後までしぶとく残っていた業界。だからこそ、あの手この手で雑誌とタッグを組み、訳の分からんギャルズファッションを創り出して来た訳ですよ。

アメリカでもここが落ちてくる、というのはかなり厳しいとわたしは見ますね。貯蓄に回っている・・・という説明がつくのでしょうが、インパクトは大きい。大体アメリカ人は12月にならんと洋服買いません。日本人みたいに四六時中買わないんですよ。12月のバーゲンでまとめて買う。それを我慢している訳だからね、12月に1年の売り上げの70%をまかなっているなんて統計まであるんですからね。

景気の「気」は空気の「気」です。要はこういう気分的な問題が作用するのが経済の難しい所。

さて、月曜日。ぼちぼち仕事を致しましょうか・・・

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ジャパン・パッシング

2007-12-14 08:31:35 | マーケット

図らずも、かんべえ先生とコラボ企画となりました(笑)

 溜池通信

よくお書きになっていて笑ってしまいました。でもね、小泉さんなきあと、こういうハイパワーというか、寝技と言うかそういう交渉ごとをアメリカとできる人材がいなくなっちゃった、というのは本当ですよね。

政治のことばかり文句を言っていますが、じゃあ、金融界に誰がいるのかと言われると、これも誠に心細い。ご存知の通り、野村證券、三菱UFJを筆頭に完全に国内シフトを10年も続けている訳ですから所謂「外向きの人材」はみんなどこかにいっちゃった。

それなりに外資のトップにいるような方はおられますが、正直、日米間で交渉ごとをしているというより、完全にアメリカのメッセンジャーボーイに成り下がっている訳です。(ご本人たちはそれがうれしいみたいなので余計困りますが、アメリカ側の経営者はこんな楽なことはないよ、と笑っているという事実をよくわきまえてくださいね、はい。)

いづれにせよ、わが国の経済界を、何より金融界をしょって敢然と立ち向かえる雰囲気ではとてもありませんね~。良し悪しでしょうけど、榊原さんあたりが生きていたら(失礼、もちろん生きておられますが、金融界の真ん中で・・という意味です)もう少し違う展開もあったかもしれませんね。それなりの人脈はお持ちですからね。まあ、もう何を言っても情けないだけなので、返って寝ます・・・・っておい!

 さてここから先。
困った問題が一つ起きつつありますね。昨日の全米PPI。
34年ぶりの大幅な伸び。つまり、サブプライムがなかりせばあったのではないか、と言われたインフレ圧力(そもそも夏場まではFRBは利上げするモードだった)が今になってなにやら息を吹き返してきた、ということ。

これまではただひたすら利下げをして、流動性を供給することに専念できたのだが、この数字が示すものはいよいよ、その流動性の確保と、実体経済及び金融市場全体の均衡を図る、という魔法のような操作が必要とされているということです。

もちろん、PPIの事ですから、11月の突発事項であるという可能性もあるものの、かなり難しい操作が要求されていることは事実で、裁き損ねるなら・・・ここで市場における最大のリスク要因と指摘した・・・・・米国債市場の暴落・・・とうい地獄の釜のふたを開けることに他なりません。昨日の短期金利も高水準にはりついたまま。金融当局は頭痛いですね・・・・これは。

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正念場

2007-12-13 11:13:09 | マーケット

いよいよ正念場を迎えたということであります。

 (12/12)米欧5中銀が資金供給・サブプライム対策で異例の協調  【ワシントン=小竹洋之】

米国、欧州など5つの主要中央銀行は12日、各国の短期金融市場にそろって大量の資金を供給する緊急声明を発表した。米連邦準備理事会(FRB)は年末までに最大400億ドルの越年資金を供給、欧州中央銀行(ECB)とスイス中央銀行のドル資金調達も支援する。主要中銀が流動性維持の大規模な協調行動をとるのは異例。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を発端とする金融不安の沈静化を目指す。  日銀は今回の枠組みには直接参加しないものの、歓迎する声明を発表した。スウェーデンの中銀も同様の声明を公表した。 (日経)

五月雨的に入札にて資金供給をするものですが、総額400億ドル!! え、ほんとかよ、といいたくなる数字。だって5兆円だよ! 一ヶ月で、これだけ。

緩和しても緩和してもFF金利を実際の調達金利、しかもオーバーナイトの超短期のものが上回るという異常事態。年末超えは更にタイト。実際いつ誰が、トリガーを引いて資金を引き上げるかどうか不明な状況では、連銀がラストリゾートになるしかないという、当に異常事態ですな。

救済ファンドの話以前に、複数の邦銀に対し、シティー、JPなどの第3社割り当てを引き受けないかという話が投げられていた、ということが最近分かってきました。いよいよ日本の金融機関の出番ではないのか、とここでくどくど言っている訳ですが、これはもう世界金融恐慌一歩手前という認識で日銀が加わってもいいのではないか、ぐらいわたしは思います。

三菱にしても株主代表訴訟などを恐れているようですが、ここは世界の一大事と認識している、ということで十分戦えると思います。これらの投げかけに対してマッタク無反応というのではいかにも脳死状態です。

 一方、あまり報じられていませんがポールソンは北京に行ってます。この一大事に東京では無く北京です。ここでも散々申し上げてきた"JAPAN PASSING" がいよいよ現れてきました。いくら球を投げても反応しない日本を相手にするくらいなら、中国の方がはるかにリライアブル、という判断が出ても仕方ないですよね。中国政府は絶対にアメリカ国債を売らないし、安くなったら膨大な外貨準備を使って更に買い増す、位の声明は出るのではないでしょうかね。もしかしたら救済基金を中国が作るかもしれない。日本は完全に乗り遅れ。つまらんことでもめてる場合じゃねーだろ、君たち、と政治家の先生たちには申し上げたい次第です。

因みに今回の訪中には中国経済最高顧問でおられるマンデル先生も同行されているようですし、表向きは人民元の切り上げとかが話題に出てきますが、裏ではかなりディープな話になっているのは間違いありません。

ここで立ち上がらなければ日本は本当に永久にパッシングされるでしょう。

コメント (22)

宣伝・・・・ばっかだね、最近(笑)

2007-12-12 11:56:59 | マーケット

そうなんですよ、あちこちで書いてます(笑)。

何人からも既に読んだよ、というメールやコメントを頂いていますがもう一押し。

月刊SPA、「YEN SPA」 の新年号に私のインタビューが載っております。天下のかんべえ先生とご一緒のコーナーでほんとに百年早いのですが、是非ご覧下さい。(インタビューを原稿に起こして頂いたのですが、よくできていてびっくりです。わたしが書くより10倍いいかも!? )

では・・・・・

え、株が下がってるのはなんでだって?

まあ、全貌がわかるか、引き取り手が現れるか、いずれかが待たれる訳ですよ。

その意味では朝日が報じた三菱UFJに支援の依頼が来た、というニュースは重要です。これは是非うけるべき。ちまちまやってないで、ここでこそCDOを組成して、エクイティーを引き受けるべし。ノンリコを米銀や欧州勢に出させてエクイティーを三菱が引き受ける。そしてプレミアムとして彼らのワラントをたくさん取る。(どうせキャピタルゲインは出ないんだから)

行使したら筆頭株主になれるくらいの量を受ける。すべてが終わった後は欧米の主要銀行の筆頭株主は三菱になる訳です。これは決して無駄遣いではない。日本がこのまま金融大国として逃げ切れる唯一のチケットがここにあるのです。

あのバブルの時にできなかったこと・・・・つまらんニューヨークの土地やゴルフ場をしこたま買ってつまずいた・・・を取り返す最後のチャンス・・・じゃないでしょうか? 政府もこれを後押しするべきだと思いますよ。、まじめに考えてよ、今回は!!

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祝アルファブロガー

2007-12-11 16:32:23 | Weblog

皆様のご尽力をいただきましてこのたびアルファブロガーアワードを頂きました。

読者の皆様の叱咤激励なかりせば、こういうことはなかったと思っております。改めて皆様身御礼申し上げます。いままでは、

「ブロガーのぐっちーです」、と自己紹介をしていましたが、これからは

「ふぉっふぉふぉ! アルファブロガーのぐっちーだぜよ。!!」

と自己紹介をできることを心から喜んでおります。そのうち皆様とお会い致しましょう。お会いできる日を楽しみにしつつ、まずは御礼まで。

Love from Singapore!

チキンライス、うますぎ!

どこかでシンガポールグルメガイドやっちゃいます。
本当においしい、はおちー、最高な町ですな。

ではまた!

改めまして ありがとーーーーーー♪ 

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日本航空・・・おー、久しぶり!

2007-12-06 11:17:28 | JAL

週末越えで海外に出張致します。まあ、アクセスできれば更新しますが、あまりご期待に添えないと思われますので悪しからず・・・・

飛行機の中くらいしかゆっくりできそうにありませんが、まあ、テキトーにやってきますわ。

そういえば先日JALの国内線ファーストクラスという奴に初めて乗りました。シートは確かに広いですがフルフラットになる訳でもないし、ワインも一種類だしねー。朝飯に出てきたかつおの西京焼きは冷えてて硬いし、帰りに食べたチーズはでかすぎて食えないし・・・・(しかもナイフがつんでない!!)、ちょっと中途半端ですな。

往きの103便はどうも国内線専用セット(多分元JAS)に違いなく、おしぼりもシートベルトサインが消えてから持ってくるし、ジャケットも着陸前30分、食事中に返してくるというテイタラク。

帰りの134便は間違いなく元JALの国際線の方がチーフですね。地上にいるうちにおしぼりをしっかり配り離陸時には回収。その分サービスに余裕を持たせ、ジャケットも着陸後さくさくと持ってくる。いい時代のJALの雰囲気でした。お上手!

あとはドアが開いているときには飲み物サービスをすればSQ並み、となりますが、如何ですか? 日本航空にそこまで余裕があるかどうか、今後の発展が楽しみですね。

現時点ではANAのスーパーシートにさらに3000円を足す価値があるようにはわたしには思えませんでした。エコノミーの後ろのほうで4席不法占拠する、ってのが現時点ではベストでしょうかね、やはり!

ということでなんと今回はJALで行ってきまーす。

久々に良くなってますかな・・・・

では!

 

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