債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

ウォールストリートで20年、生き残ってきたノウハウを開示、日々のマーケット・社会情勢を分析します。

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大山鳴動、パンダ二匹(二頭??)

2008-05-08 10:07:43 | 物申す!

パンダは二匹かな~、二頭かしら??(新聞じゃ二頭だね)、 まあ、どうでもいいけど、結局「コキントー渋滞」なる連休最終日の東京大渋滞を起こしてまで来日、会談の結果出てきたのはパンダだけですか・・・しかもお借りするそうです・・・・萎えますな~・・・せっかくですけどもう結構です、って断れないのかね・・・・ぶつぶつ・・・・

ということで復帰第一線はこれ。 本石町さん、お題をお借りしまっせ。

http://hongokucho.exblog.jp/

要するに金融士、または金融サービス士なるものを導入するべし、というお達し。

http//www.fsa.go.jp/news/19/sonota/20080430.pdf

突っ込みどころは本石町さんの言うとおり。

「金融機関の多くは、高度な金融商品・サービスの提供という点で外資系金融機関の後塵を拝しており、(←まじかよ、おい!!)また、金融商品取引法施行時の混乱に見られたように、金融監督当局と金融機関、事業会社等の現場との間で、必ずしもコンプライアンス意識の共有が図られていない状態にある」

そして

国際金融センターにふさわしい金融の専門知識やスキルを持った人材の厚みを増していくこと当局と(!!!)現場との間で共通のコンプライアンス意識を有する人材を確保していくことが、金融・資本市場の競争力強化にとって最も重要な課題の一つ」

要するに今、日本の金融機関に勤めている連中がばかだから外資系金融機関との競争に負けるのだ、ということ。これが結論にしか見えん・・・

この話、本当に太平洋戦争を思い出すわけですよ。物量に物を言わせたアメリカ軍(モルスタ、ゴールドマン)に対して、ゼロ戦すら飛ばす燃料もない日本軍が立ち向かう(野村證券、みずほ銀行など)。そのために物量差(膨大な金融市場のデータを集積分析するための設備投資)及び効率的なマネージメントの存在を無視し、兵隊の鍛え方が足らんから負けるんだ、というあほさ加減。

金融庁の方もたくさんごらんになっているからあえて言うけど、日本の金融機関に勤める中間管理職は極めて優秀であります(わかってるくせに・・・爆)。ろくな設備投資予算も無い中で強引な合併が引き起こした(これ、マネージメントイッシュー)決済機能などの統合に徹夜で取り組むIT関連社員。(アメリカではそもそもシステムの統合にどれくらいかかるかは合併時の重大イッシューで100%外注です)

金融市場に直接携わっている社員も、経費節減とかで少なくさせられた情報端末を補う為に(クイックしか見られなくてどーするつもりなの!!)自腹を切って日経金融とかヴェリタスとったり(だから内容がひどいと頭にくるんです!!)、ろくなシステム投資の無い中で自分でVARのカルキュレーションモデルを自分のパソコンにいち早く入れたり・・・

アメリカでは考えられない現場の叡智でここまでしのいできたのに、そいつらがばかだ・・・というのは有り得んんでしょ? 性能の劣るゼロ戦でパイロットの腕だけではるかに性能のいいグラマンを落とせって、おなじ話でしょ、これは。

要するに本当の問題はマネージメントにあり。アメリカの金融機関と比べて一番見劣りするのがこのマネージメントだということは何度も書きましたね。

だいたいVARの計算も理解できない奴が資金証券担当役員なんてやばくないですか? 

金利が1%動くと銀行全体のポートがどのくらい動くか、コンベクシティーも含めて理解されているマネージメントはどれだけいるんでしょうかね。

マンデル先生をはじめ、日本の金融機関のマネージメントと会って話しても無駄だから会わない、というアメリカのしかるべきレベルの方は極めて多い。そのうち中国人のマネージメントもそういうでしょう。間違いなく。

政治家は自分に多少メリットがあれば会いますが、会いたくないというのが本音。
モルスタのトップは日本はおいしい市場なので商売さえあればいつでも会ってくれますからな(笑)。ジョン・マックとポン友だ、とかいってた「おめでたい方」にあった事がありますけど、金の切れ目が・・・・・ですから(爆)。

実名は伏せますが・・・
あるパーティーで

「いやー、うちはポートの殆どが変動利付国債なんでね、金利がどこいっても大丈夫なんだよ、ふぉふぉふぉ・・」

 といっていた某銀行の専務がいました。こういう人をナントカするのが先じゃないかな~・・・

つまりね、必要なのはマネージメントのための「金融機関経営士制度」の設立

これに通らない人は金融機関のマネージメントやっちゃだめ、という制度にしたらいい。ついでにTOEICも必須にして900点以下の人はだめ。更に彼らは日本の顔として欧米のマネージメントにばかにされずに親しく付き合うために必須科目は金融工学のほかに

西洋金融史(マックス・ウェーバーあたりからマンデル先生くらいまでね)
西洋美術史(この話題ができないとパーティーでは人間扱いされない)
クラシック音楽のイントロあてクイズ(オーケストラまであたったら点数は倍)
日本史及び日本美術史(必ず聞かれます。答えられないとばか扱い)
日本財政(日本でもSWFをなんてばかなことを言わないため)

食事のマナー講座(食べ方が汚いので二度と一緒に食事をしたくない、という外人は意外に多い。少なくとも食事中に爪楊枝は使わない!!)

ワイン知識(間違ったワインをだして、ばかにされた、と怒っている外人も更に多い)

プレゼンテーションスキルテスト(あれだけ話がつまらなくてよくやってるな、という指摘はとーっても多い)

まあ、試験作る方も大変だからどっかに外注でしょうけど、この位は金融機関の経営者として必要最低限!!! ミニマムです!

これでもまだ甘いと思うけど今よりははるかにましで、マンデル先生に時間の無駄だから会わないよ、とは言われないと思うけどね(笑)。

要するにマネージメントはしこしこ自転車こいで成績上げて、ごますってたどり着く・・・というポストでは有り得ない。

アメリカにはマネージメントというプロフェッショナルが存在し(日本でも製造業には出てきました)そのプロが会社をマネージしていく訳です。

アメリカではメジャー球団の監督は必ずしも名選手ではありませんよね。日本ではどうしても選手として実績がないと監督にはなれない雰囲気があり、これとよく似ています。

上手く言っている会社・・・例えばトヨタ自動車・・・・を見ていると私の見る限りかなり早い時点から社長を意識させ、育ててそしてなるべくしてなっている。それなりのステップを踏ませて社長にしていますよね。創業家の意向なのかもしれませんが、トップがトップに必要な資質を満たしているからこそ成功するのではないでしょうか。

残念ながら日本の金融機関はこの点で大いに見劣りします。

ということで金融機関経営士資格制度を提言します。

金融庁の皆さん、がんばってください。

ついでにこの際「政治士資格制度」も作ったらどうでしょうね。演説の下手な人は免停にして勉強させるとかね。そうすれば「IT」 を 「イット」とか読む総理大臣も出なくて済むよ。福田さんもコミュニケーションスキルをマスターしたらいい。

要するに日本人のアベレージは優秀なんだから上に立つ人を鍛える必要があるのは自明でしょう。

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47 コメント

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久振りに愉快 (五右衛門)
2008-05-08 10:47:52
 復帰したと思ったら途端にグッチー節全開で、久しぶりに愉快な気持ちになりました。

 オッシャルことには全面的に賛成です。ただ、日本人は現場上がりの浪花節社長が大好きでエリート教育とかリーダー教育は評判が悪いので… 
 それと「政治士資格制度」いいですネグッチー絶好調ですね。だけど、こんなことを言い放っているから色々睨まれるのですヨ。個人的にはこういう話大好きですけど‥‥
今現役の人に受けさせたら合格率どのくらいになるんだろう? (名無之直人)
2008-05-08 12:13:37
>金融機関経営士

英語(キリスト経文化)圏との付き合いを試験項目に入れるなら、聖書の通読とそこからの出題は欠かせないと思います。
(相手の名前の由来とか判別つく場合多いですし)


>政治士資格制度

演説よりもむしろ論理的思考とDebate(日本語と英語両方)を試験項目に入れて欲しいと思います。

憲法とか国会法とか国連憲章(英語)からの出題ももちろん欠かせませんね。
ITとか金融の初歩的な知識も必須でしょう。
いやiya (こぶら)
2008-05-08 12:22:22
>日本の金融機関に勤める中間管理職は極めて優秀
iya (こぶら)
2008-05-08 12:23:07
>日本の金融機関に勤める中間管理職は極めて優秀
Unknown (TK)
2008-05-08 12:28:35
金融機関ほど対した職種ではないのですが、私が仕事をしている製造業でも同じようなことがあります。

これは私の勝手な推測ですが、全体的に組織とか人と人の関係を(客観的な)システムとして見る力が欠けているのではないかと思うんです。
どうもマネジメントするという発想が「非人間的」のように、毛嫌いされるようなマインドを感じるのです。
その結果、マネージメントが必要な現場で「がんばれ!」「根性だ!」とか、言い出します。
裏には、そういう「人間くさいところが、組織に心を注入するのだ」というような信仰を感じます。
適切な資源分配とか、諸個人の能力の適切は配置、という発想が弱いくて・・・。

私は組織をシステムとして見るのは、別に人間性を否定することにはならないと思うんですがね。
どうでしょう。26歳男のつぶやき。
いや・・・ (こぶら)
2008-05-08 12:31:43
(ミスの連続投稿失礼!)
>日本の金融機関に勤める中間管理職は極めて優秀

結果論でみたら、そんなこたぁないでしょ。理学、工学系の技術者・研究者は、比べ物にならないくらい凄惨な物量戦の中、転進しながらも戦線はもちこたえてるよ。(わかってるくせに・・・爆)。
Unknown (ねこっち)
2008-05-08 12:43:54
薄い文字のところは、いかにも、マッタク、です。ビジネスにおいても『教養』の裏打ちがないとまずは対等な人間としてみてくれない。レベルが同じでなかれば排除しますよね、そして意識にも上らなくなるのです、欧米人って。
あ、でもそこそこの企業のトップの方ってこの程度余裕でこなしていらっしゃるのかと思っていました。最近、この教養分野が疎かにされているのが気がかりです
Unknown (すなが)
2008-05-08 12:47:45
中国人は個々の能力は高い物があるが、集団となるとまとまらない。一方、日本人は個々の能力は平均だが集団戦となると強い。

これは巷でも聞きますし、中国に赴任していた友人の実体験でもありますが、中国人に率いられた日本人グループというのは案外強いかもしれませんね。感情論的に受けいられなさそうですが。

日本人というのはとかく出る杭を叩きたがりますが、それが経営者という存在が軽視される要因の一つでしょうか。2chにまでいかなくても、うちの80になる祖母ですら「偉い人は悪いことやっているに違いない」ですからね。上に立つ人間=悪い=叩いてOKという図式が根強いです。それに拍車をかけているのが存在悪なマスコミですが。
大・・・ (ぺルドン)
2008-05-08 13:00:10
「萎えた」
と拗ねてた方が数日寝て、ムクムク盛り上がって
「マイ・フェア・レディ」
でありますか・・

小説でも舞台でも映画でも、数時間あれば終わりが来るが、実際やろうとすれば、大変な時間と経費がかかり、会社は赤字になりますね。

ホンダがNSXを造る為にデザイナーを一流ホテルに住まわせた、設計の間住まわせたぐらいで、一流が身につきますかねぇ?
でありますから
今後も個人の覚悟の上の私費で、その為には会社は月給を上げましょう。
英語だけではなく、ソムリエ資格や国が国際教養資格制度を作り、その資格者にはサラリーを上げる、という励みが必要であります。

本当に「萎え」が収まったか、確かめに行った方がいいなぁ・・午前十時はまだ朝だから・・・
^^ (deathandtazes)
2008-05-08 13:39:59
久し振りにぐっちーさんらしい、とおもわず拍手
何も考えずに思ったことを書くと
パンダ要らない
どうして米解禁?
ガス田解決のめどが立った?
相手方に喜ばれているような外交は要らない

金融士導入参考になりました
教養、、西洋美術史まで必要ですか
最近は向こうの人達が流暢に日本語を話す時代ですからこちらも向こうの土俵で立つ知識と教養が望まれて当然かもしれませんね

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