債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

ウォールストリートで20年、生き残ってきたノウハウを開示、日々のマーケット・社会情勢を分析します。

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CHANGEからCHANCEへ

2008-11-09 00:08:32 | 国際問題

事情があり、暗い所で打ち込んでいるのでよく字が見えません。明日、明るくなったらきちんと直しますのであしからず!

オバマ大統領就任以降のアメリカ、という話は多分たくさんの方が書かれるでしょうし既にかなりの取材を受けてしまいました。その意味で今更あまり書くこともないんですが・・・・

ひとつだけ感じていることを書いておきます。
当たり前だけど、今までとは相当変わるでしょうね、ということです。しかもこれまでに無いほど、いや、むしろ無茶苦茶変わる、といった方がいいかもしれない。

オバマが大統領になって日本は大変だ、というコメントが多いんですがね。
確かに民主党が野党時代のここ数年、日本からのコンタクトの劣化はひどい・・・という話をここで何度も書きましたし、その分、いや、その何倍も中国の食い込み方はすごい、という話も書いてきました。

胡錦涛さんは今この場で電話できる民主党のコンタクトが何人もいるでしょうが、麻生さんはどうも疑問ですね。

その意味で 日米関係も含めてまさに「CHANGE」ということです。まずこれを認識しないと日米関係は路頭に迷う、でしょう。

ただし、この件に限って言うと、そういう状況を知りながらも、現時点ではそれはCHANGE というより CHANCEに見える。一文字違いですけどね、CHANCEです。

オバマは1961年生まれってことは、私より年下です。まあ、同年代ではあります。同じ年齢でこれだけ違うのかい・・・・という話はさておいて(笑)。で、まず、長きにわたり日米の波間で生きてきた私の感じだけで世代分析をさせて頂く。

マッケイン世代というのはもう、完全に戦勝国のノリです。大体が

「君たちはおれの言うことを聞いていなさい。」「はい、すみません」「うむ、よろしい」、

という会話になります。何をやるにも「パパー、どうしよう」、というわけですが、そこはパパなのでちゃんと面倒を見てくれます。楽でいいといえば楽でいい(政治はいまだにこのレベルだから困るんですが) 。

その後にいわゆる50sがいて(日本でいう団塊の世代)、そこまで頑固ではないのですが、これはこれで古いアメリカ・・・しかも成功体験・・・を引きずるのです。

つまり日本はあくまでも敗戦国であることからさらに、

「ここまで来られたのはすべて俺たちのおかげだろ? 車にしても家電にしてもアメリカが発明したものをうまく加工しただけで、それができたのもアメリカが必死になって世界中で戦ってきたおかげだしな、アメリカの力なしにはできなかったよな、わかってるよな、おい」 「はい、すみません、よーくわかっております」、

という会話。いづれにせよ、なんだか「はい、すみません」って終わりがちなんですよ。

で、このオバマ世代。まあ、私の世代ね。そして支持率を見るとそれよりみんな若い世代中心だよね。彼ら若い世代はどういう世代かというと、下手をすると野茂をみてあこがれて野球を始めたり、イチローのまねをしてメジャーを目指したり、なんてことがおきてる世代です。 周りに日本が自然に存在した世代、といってもいいかもしれない。

たとえば私と同年齢のアメリカ人の親友。
ここ何年か息子のためのポケモングッズ集めで必死です。お陰で、日本にいる私は大変で、小さい子供もいないのに、近所のおもちゃ屋さんのヘビーユーザーに登録されてしまっています。それに彼のポケモンの知識は私の比ではありません。

今年成人した親友の娘さんは子供の時セーラームーンが大好きでおかげでなんらかかわりのない私までセーラージュピターのおもちゃなんかを今でも持っていたり・・・

「子供ってなんであんなにポケモン好きなんだろうね、でもピカチュウって大人から見てもかわいいよね。」という会話にもなるんですが、 その会話のあとには「はい、すみません」は付かないですよね。

恐らく「日本はおもしろいものをつくるね~」という向うの感嘆符で終わります。そういう関係になりつつある訳ですよ、国全体が。(単なるアニメブームなんて薄っぺらい表現を使ってはいけません)

確かに、これからどうなるかは不明です。ただ、バックグラウンドとしてこれだけ私たちと似たような、かつ均質な価値観をもっている世代が向こう側は思い切りステージに飛び出してきた、ってことはまさにCHANGEでありCHANCEです。それを生かすも殺すも実はこちら次第で、とても大事な転換点だと思っています。 カードはこちらにあるのですよ。

メジャーの監督にこれだけ日本球界経験者が多いのは偶然には見えません。マネージメントといえばアメリカ流がありがたがられるビジネス界ですが、もしかするとそれは違うんじゃないのか??

日本流マネージメントがアメリカの国技である野球にでさえ見られるのはなぜか?? という疑問すら今まではあまり正面切って議論されることはなかった(少なくともアメリカでは)。

それがほんの少しでも議論してみるかね、とアメリカが思い始めている節があり、それが集約してこのCHENGEとなったと見られなくないか。 戦後初めて本当の意味で対等に話ができる素地ができたと、と言えるんじゃないかと思うのですよ。

ただ、そのときに「おい、だいたい君たちはなー」、と説教するのではなく、「いやいや、大変だだったね、まあまあ」、とお茶を出すくらいの感じが日本らしくていいんじゃないでしょうか。このお茶はありがたがられると思いますよ。アメリカが聞く耳を持っているうちに・・・ですよね。

金融に絞ってみるともっとクリアーですね。
従来こうなるとアメリカは欧州、特にイギリスを頼りにしてきた訳です。今回も少なくとも現段階では顔は欧州に向いている。

しかし、オバマ政権はもしかするとそもそも欧州をこれまでのような並走者と認識せずにより「均質」な日本をパートナーに選ぶかもしれないですね。

その時に、いつもの薄っぺらくてつまらん議論・・・日本はアメリカの犠牲になるのか・・・という一元論に終わることのないよう、心して対応するべきだ、ということを申し上げておきたいのです。

と、ここまで書いていざリフレッシュしようかと思えば・・・・ CHANGEはCHANCE! というキャッチフレーズ、三原御大が既にお使いではないですか!?

いやー、やられたなー。

でもそれ以上いいフレーズが思い浮かばないのでこのまま行かせて頂きます。今年の最後はこれで締めましょうぞ、三原先生!

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「目からハム」 そして「鋼鉄のまたぐら」

2008-10-22 00:15:22 | 国際問題

ついに気が狂ったか、というような題名ですが、そんなこたー、ありません(笑)。

世の中、オールブラックみたいな状況の中、秋華賞で勝った馬がブラックエンブレム、しかもオーナーはあのリーマンの元ディーラーと来てはただの偶然にしては出来すぎよね。

で、この惨状・・・・
でもとても元気な中国人とイタリア人。もう、ダントツ。全く平気。めちゃくちゃといってもいいかもしれない(笑)。

前にも登場したワンさんはすでに50億円以上飛ばし、松濤の家も先週担保にながれてしまい、あやうく我が家に転がり込んできそうな勢いなので居留守を使っていたら、本人はいたって元気で、な、なんと10年前に付き合っていたガールフレンドの家に転がりこんでビールを飲みながらうれしそうに電話をしてきた。おい、何やってんだ・・・。(しかも彼女には既に亭主がいるのだが、恥ずかしげもなく3人で寝泊まりしてるらしい。中国人おそるべし)

 同じく、某大手投資銀行のMDを首になり、担保に入れてたリーマンの株が20億円近く灰になったイタリア人のカルロ。

金貸してくれ、と暗い顔で近付いてきたので「さすがにお前もまいっただろ」、と説教を垂れているところに水川あさみ似のスリットスカートの美女が・・・・すかさず歩み寄り、

「いやー、 今日はよかった、あなたのようなきれいな人にあって、僕はほんとう幸せだ、ほんと、お金なんかなくても君がいればぼく、大丈夫だよ。僕はこのためにこれまで生きてきたんだ!!」

 って、初対面の女に言うな!! しかも金なかったらおめーは大丈夫でも彼女は大丈夫じゃないから!

コリない、という次元ではなくこれはビョーキだって。しかし、こういう世の中ではこの明るさは必要かもしれませんぜ。

ということで、勉強をしたいので読んでおいた方がいい本はありませんか?という質問がとにかく多いのです。聞く相手が間違っているような気もするけど、とにかく日本人まじめだわ。でもね、それ、いい時と悪いときがありますよ、やっぱり。

で、やっと題名に戻る。

こういうときはこれを読むしかないです。カルロは決して特別なイタリアンではないのです。これを読むと、特に40代以上の男性はもしかすると自分の人生は半分無駄だった、とおもうかもしれません。今からでも遅くはありませんからね、人生の後半を楽しく生きましょう!!

「目からハム」って、イタリア語で「目からうろこ」、の意味だそうです。私の大好きなシモネッタ田丸公美子さんの新刊です。もう、米原さんとこちらはたまりません。すごすぎます・・・・

目からハム 田丸公美子 朝日新聞出版
http://www.amazon.co.jp/%E7%9B%AE%E3%81%8B%E3%82%89%E3%83%8F%E3%83%A0-%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%BF%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%96%9C%E5%8A%87-%E7%94%B0%E4%B8%B8-%E5%85%AC%E7%BE%8E%E5%AD%90/dp/4023302848/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1224599644&sr=1-1

久美子さんではなく公美子さん。ハム、です(笑)。

笑いのつぼはほんとにあちこちにあるんですが、個人的に気に入ってるのが、誤訳シリーズでイタリアンモードのある重鎮の紹介。もちろん、田丸さんじゃない他の通訳なんですけど、プロでもやるんだよね~、これ。

「イタリアモードの誕生」、「ミッソノロジア・ミッソーニの世界」そして 「お菓子とガウン!!」

 だれだか分かった人はすごいね。僕は日本橋の巨匠から聞いていてしっていたんですけど。。。答えは読んでのお楽しみということで。

それだけではなく、今の日本に必要なことはほとんどすべてこれにすべて書いてあるような気がする、ほんとに。

株もね、まあ、まず、このあたりから買い始めるのが金持ちになる秘訣だ、ってのは誰にでもわかりますけどね。なにせ、バフェットみたいに無尽蔵にお金を持っているわけではないですからね~、どうしますか?そのあたりはおいおいお話をしていきましょう。

金融機関に関しては、こちらのブログで始めた「時価会計さっさとやめろ」キャンペーンが効果を発揮している模様ですね。遅いくらいですが、早くやめましょうよ。

これが先進的な考え方だとおもっている輩がいまだに多いのでほんと、ちゃんと勉強しろよ、といいたくなります。騙されてはいけませんよ。こんなもん、その場の都合で変えてるだけですから。

ところで「鋼鉄の股ぐら」の方は?? これは今は亡き米原さんの本を読んで頂くことになりますが、いづれ「ロシアの3K」ということで特集しましょう。では!

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アラスカ

2008-08-30 21:07:25 | 国際問題

アンカレッジ経由でロンドンに出張してた、なんてのはぐっちーの世代が最後でしょうか。当時、ソビエトが航空機の領空通過を制限していた為に、わざわざアラスカから回って行ったのですよ。ポーラールート、なんて呼んでました。アンカレッジ空港のうどんやはひどくまずかったっす、どうでもいいけどね。

部長は直行便、私はアンカレ経由、なんて感じでした。今考えると冗談みたいですね。

さて、今回のマッケインの副大統領指名、じつ~に奥が深い、と言えましょう。

ここ数年アラスカビジネスを結構やっているので多少おすそ分けできる情報がございます。

それにしてもアラスカはマジー・ジョンソンといい、このサラ・ペイリン(Sarah Palin)といい、白人、しかも美人女性というのが知事や上院議員になる土地柄なんですかね。アラスカ、恐るべしデス。 先ず第一のポイントは雪斉殿ご指摘の通りですね。

雪斉の随想録

アラスカが全米で最大の資源保有州だということが資源外交上重要な意味をもつ・・・可能性は高い。

補足させて頂くと、金もウランも実はネバダ州でもかなりの埋蔵量が確認されているのです。ところがこれらを掘る、そして精錬する、という過程である程度の環境破壊が起きるため、全米の環境保護団体が立ち上がり、存在が解っていても開発など、前に進めない鉱山がほとんど。

所がアラスカはまさにこの鉱業以外に産業がないので、州政府を挙げてこれを保護。日本では住友金属鉱山が早くからアラスカに目をつけて、先日ポゴという金鉱山で金の生産が始まったことが新聞などで報道されたのでご存知だと思いますが、彼らも相当環境保護団体の反対にあったものの、常にアラスカ州政府が生産者側に立ってそれらの環境団体を抑え込んでここまで実現に漕ぎ着けたという背景があります。

更に、オバマの売りであるマイノリティー対策という点でもこのアラスカは注目です。

アメリカで先住民の土地所有権を唯一認めているのがアラスカ州。住友金属鉱山の採掘リース契約も、表向きの相手はアメリカ合衆国アラスカ州ですが、其の向こうにアラスカ州が先住民から土地を借りています、というリース契約が存在します。

こんな先住民の土地所有を大々的に認めているのはアラスカ州だけで、その意味でこれはマッケインによるマイノリティーに対する重大メッセージと言っていいのではないでしょうか。

女性副大統領候補をぶつけることでクリントン票の受け皿に成り得る・・・少なくとも露払いは・・・というのは報道されている通りでしょうか。

ということでマッケイン、流石に老獪です。

因みにアラスカの主要産業はこういった鉱業と水産業ですから、日本との関係は深く、アラスカ州知事は歴代大変な親日家です。余計な話かもしれませんが、日本にとっては悪い組み合わせでは無い筈です。

それにしても、天気、ひどいですね~。私の今居るところはなんというのでしょう、カミナリが何度も光るんですけどね、音もしなけりゃ、雨も降らない。エアー・ギターならぬ、エアー・カミナリ状態でして、なんとも不気味です。では!

 

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曲がり角

2008-08-27 22:57:32 | 国際問題

今回の伊藤さんの殺害事件は後から振り返ると日本にとっての大きな転換点になるのかもしれません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080827-00000170-jij-int

大変残念な、最も恐れていた結果ですが、今回の場合、イラクで訳の分からんドシロートボランティアが拉致、大騒ぎの上に解放されたのとは訳が違う。

筋金入りの現地に根付いていた、現地の人たちにも慕われた伊藤さんが殺害されたというわけですから、それだけ、アフガニスタンの情勢は危機的だ、ということでしょう。

アルカイダの関与は今の所全く不明ですが、アフガニスタンにおける状況はまさに戦闘状態そのものであって、アメリカのテロとの戦いそのものが機能していない、そしてまさにその状況下を狙って、ここでも書いた通り、ロシアによるグルジアに対する介入がなされるという状況に見えてきます。

本当に残念な事件ですが、ここは大きなターニングポイントと考えていいと思っています。金融とは案外こういう国際情勢に大きく左右されますので、注意が必要です。すでにイラクで「ルビコン」を渡ってしまった日本は、この先どうするつもりなのか、真剣に考える時期が来ています。

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ロシア記事

2007-12-05 15:13:05 | 国際問題

ロシアに関する取材に際し、なんと、ぐっちーの所に来ると言う、すばらしい感性のQUICK片平さんにインビューをして頂いたものが記事になりました。またもや「太っ腹」日経さんに感謝であります(笑)。 片平さん、よく書いて頂きました。感謝申し上げます。

皆様もよろしければ是非ごらんくださいませ!

http://money.quick.co.jp/column/wadai/22.html

 

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アメリカと言う国

2007-06-28 09:49:35 | 国際問題

もはや触れるのはやめようと思ったのですがあまりにも誤解が多いのでアメリカと言う国について、再度申し上げておきます。

テキストはいつものようにかんべえ先生。

溜池通信

まず、この法案はこの先どうなるかわかりませんが、下院に提出される月何百の法案のひとつに過ぎないこと。過去の法案を見てください。毛皮の着用を慎むべしなんて法案も下院を通過してます。国会で扱うような問題ではない・・・・というようなものまで、およそ考えうるものはすべて法案として出されるといっても過言ではありません。

中には下院を日本の衆議院だと思っている人も多いということに驚かされました。アメリカの下院は、その意味のとおりです。上院はです。上院の方がずーっとえらいんです。これだけは誤解しないようにしてくださいね。 上院議員と下院議員ではフェアドマとデニーズくらい違います。(Mシェフ、最近ご無沙汰しててすみません!)

二番目。
それからアメリカがプロテスタントの国だ、ということを忘れてはなりません。キリスト教の国ではありません。プロテスタントですから。日本では神父と牧師の区別が付かない新聞記者がほとんどだからこういうことになります。

その、プロテスタントから見ると女を買う(しかも強制する)、なんてことはあってはならんのです。カトリックでは売春婦の存在そのものを認めています。だから聖書の中で救われるんだというのがカトリックの、少なくとも現在の理解。プロテスタントではマグダラのマリアは悪の象徴であって、それをキリストが救っていい人になりました、という解釈になります。

ですから、妙な話ですが殺人より買春の方が罪が重いとは言わないが、社会的非難は遙かに厳しいんですぞ。無差別殺人は論外ですが、例えばやむにやまれず親を殺した、なんてものに比べたら買春はよほど罪が重いということを日本人は意識しなさすぎます。

週間文春のような格調の高い雑誌におねーちゃんの水着姿が平気で出てくるような感覚でいらっしゃると(ほとんどの政治家はこのレベルだけでどね)アメリカではまずいです。何せカトリックの腐敗から立ち上がったのがプロテスタントですからね。大塚久雄先生の著作を今一度読みましょう。

そして三つ目。
かんべえ先生もおっしゃるとおり戦前の日本とドイツは今の日本とドイツとは切り離されて理解されているということ。少なくともアメリカではそうなのです。これは議論の余地がないのです。

戦前の日本とドイツは北朝鮮よりひどい悪の帝国。それがアメリカン・プロテスタンティズムのありがた~い救いによって立ち直った・・・すごいでしょ!! というのがアメリカなんですから。

スターウォーズをみてればわかりそうなことなんだけど。プロテスタンティズムってのはこの改心する、悪の存在に気が付いていい人になる、って宗教なんだから、これを地で行ってるのがアメリカ。だからそれをわかっていないとアメリカは理解できないということです。もちろんアメリカにもカトリックの人はたくさんいますよ。ただ、政治に携わっている人のマジョリティーがプロテスタントということ。因みに人権派といわれる人々の99%がプロテスタントです。マルティン・ルターの宗教改革は現代にまだまだ生きている訳です。

でも、なんみょうほうれんげいきょー(創価学会の話をしながら書いてたらつられてしまった・・・・なむあむだぶつ、と書きたかったんです、すみません!!)、っていうとすべてが許されるっていうのにそっくりでしょ?。プロテスタントが特別な訳じゃないんですよ。(親鸞とキリスト教の、特にプロテスタントの教えにはびっくりするくらい似ているものがあります、という事は世界の宗教界で認められています)。

だから今回の法案も良く見ると

Imperial Armed Force's

 となっていますね。いいですか、大文字で始まっている。学校で習いましたね。固有名詞なんです。だからそのもの、つまり戦前の日本軍という意味で現在は存在すらしない。しかもわざわざ帝国!!と断っている丁寧さ。今のJAPANと明確に分けているる所がさすがです。

中国ならCHINAで終わりです。例のPeople`s Republic といういんちき臭い(ってかほとんどいんちきだよね)断り書きはアメリカではまず出てこない。中国は2000年中国ですから、かえってきついかも(笑)。

 このあたりの配慮をせずに新聞広告なんかうってる場合じゃないよ、まったく・・・・ 戦前のことはごめんなさい。だって負けたんだからさ。

で、あの国はもうないの。あなたたちのおかげ。でですわ。で、今はあなたの親友だよ、って話にしないと友達を失います。こういう使い分けを外交と言うのではないでしょうかね。中国では全く通じない議論ですが、アメリカはそういってるわけですからいいじゃないですか。阿部さんが仮にアメリカの下院ですみませんでした、と土下座したところで多分全く傷がつかない問題です、これは。自信を持っていえますね。

更に言うとこのあたりの見方を強化することが対中国にもいいんじゃないですか。アメリカでは戦前と戦後の違いをこれだけ認めているのにあんたのとこはいつまでぶつぶつ言うのか。アイアムソーリーといってる相手に救いを認めないってのはプロテスタンティズムに反する(ひいては資本主義に反すると言うことをマックス・ウェーバーの著作を引用して言ってやる)といえばいいんじゃないのかしらね。

その意味で日本でもしっかり宗教と言う教育をするべきだと私は思いますよ。相手の価値観を認めてあげるってのが真の国際親善でしょ、ってな話でした!勝手に盛り上がって長くなっちゃった・・・・失礼しました。

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中国とアメリカの間で

2007-06-22 12:54:21 | 国際問題

昨日の書き込みに対しさまざまな質問が寄せられているので、今日はそれに対するお答えという書き込みになりますか。

集約すると、ご意見の大半は、中国はそれだけ一生懸命お金を使ってロビイングをやっているのに日本がやっていない、というのはにわかには信じ難い・・・だって、日米関係はそれほど悪くないし、アメリカに対する企業進出も進んでいるでしょ?? と言う事ですね。これは半分の部分では大正解。でも変化しつつある日米関係というい視点が欠けていますのでそのあたりのお話になります。

今はブッシュ大統領ですから政界はもちろん、官僚、財界ともに共和党人脈で動いています。例えばここに私が何らかの見返りを期待してアプローチをかけて何かをしようと思っても、彼らは現役の閣僚、官僚ですから不正行為があるといけないので会うことはできてもそれ以上のメリットは受けにくい訳です。

所が民主党の人々は国会議員であっても野に下って言います。現役の閣僚ではないし、民主党人脈の元閣僚たちも学校の先生をやっていたり、ゴールドマンに勤めたりしていますので、割と簡単に合えますし、脇も今なら甘い訳です。もっというと今のうちに彼らに寄付なんかをしておくと、当然後で役に立つので中国は今この工作を今必死にやっていると言う訳です。

これもいずれ詳しく書きますが、日本の政治家は政治資金を運用すると言う発想はありませんが、アメリカの議員は普通に運用します。HFなどに入れてできるだけ不透明な資金運用をしないようにするのは日本と全く反対ですね。いずれにせよ、彼らが投資をしている先は透明性の高くかつ高収益の運用ですので、こちらとしても仮にお金があれば一緒に運用することで共同運用者、場合によってはパートナーシップという関係に簡単になれる事になります。

中国はこのあたりが実に上手く、政府の金はもちろんですが、有力な財界人のお金もそういうところに入れて、まず、お友達になる作戦をとります。いい例が、4月に開かれたジャンクボンドキング、マイケル・ミルケンのカンファレンス。

ここにはこういうファンドマネージャーや政治家も含めた世界中の出資者や実業家達がが一同に会し、600人余が集まり、ヒラリーもいればアル・ゴアもいるし、ウォーレン・バフェットやらビル・ゲイツやらがその辺をうろうろし、同じ共同運用者として気楽に話ができるわけです。(もちろん裏に引きずりこんで違う話をするのが本当の目的ですよ。だからロビイングな訳です)。

因みに出席者リストを見るとそこに出席した中国政府関係者は50名、民間人10名の総勢60名。これに対し日本人はなんとゼロです。私が行ったおととしもわたくし一人でしたから、この傾向はここ数年あまり変わっていませんね。日本はすっかりそういうことを官民ともしない様になっている訳ですね。(日銀あたりはここにシニアな人を出張させて、日本の金融政策を大いにアピールするべきだ、と僕は思いますけどね。何なら口利きますけど・・・笑)。

この差はいずれ間違いなく出てきます。民主党が政権をとれば彼らは間違いなく重職に付く訳で、このパイプはものすごい価値を生み出します。電話一本で呼び出せますからね。また、中国マネーを取り込んだファンドは次の投資先として日本を飛ばして中国を選ぶでしょう。日本のお金が入っていない優良なHFなど、ごまんとありますから。

一方、日本及び日本人がこういうことをしなくなったのには理由があります。
恐らくキャノンの御手洗さんがヒラリーに会いたいと言えば、何のロビイングをしなくても会えるでしょう。それはヒラリーが御手洗さんを好きだとか嫌いだとか言う以前に、それだけアメリカにとってはキャノンは無視できない位大きいし、もし地元にキャノンが工場でも作ればそれは大変な票につながることになります。だから会うのです。決して友達だから会う訳ではない。だから例えいやな奴だと思っても彼らは会うでしょう。

しかしそれもキャノンが落ちぶれてしまったり、もっというと日本がGDP5位くらいのランクに下がったらヒラリーも会わないでしょう。つまり今こういう人々と友好関係が保てているような気がするのは日本と言う国がとてつもない力を持っているからに他なりません。その影響力の元に会ってくれているだけです。

その証拠に、政治家よりより利害の薄い、しかし実力を持っている人々・・・日本なしでも何も困らない人々・・・・はどうか、というとこれはかなり様相が違ってきます。

例えば全米ユダヤ人協会の会長をやられているキンメルマンさん。村上ファンドがアメリカでお金を集めそこなったのは村上さんがこの人を怒らせたから、と言うのは有名な話です。

住友銀行の西川頭取のアポが取れなかったのもこの人です。あとでなぜかと聞いたら、「嫌いだから」だそうです。(もう少し詳しく言うと送ってきた西川頭取の経歴書に偉そうな事しか書いてこなかったのでつまらん奴だと思って会わなかったそうです)

しかし、私はある方を紹介し、アメリカのユダヤ人救済ファンドに寄付をしてもらったことがあるので今でも連絡があり、自分の金でなかったにも係わらずそういう関係をとても大事にしてくれています。中国流にいう「井戸を掘った人を大事にする」訳です。

ですから、西川さんのアポは断っても私がお願いした某中央銀行の女性のインタビューのアポは入れてくれました(もちろん会ってみたくなるほどこの方の経歴が立派でいらっしゃる、という事は当然ありますよ)。こういう関係を築くことがロビイングの本質だ、という事です。私は一民間人なのでこんなことをいくらやってもたかが知れている訳ですが、少なくともキンメルマンさんに話ができる数少ない日本人であることは間違いありません。それはあくまでも「友人」関係がベースになります。きっかけはお金でもなんでも構わないんです。

別に自慢している訳ではなく、そういう関係を日ごろから作るべく努力をしていないと、いつかはしごが外れますよ、と言いたい訳です。

ですから何度もいいますが、お金のある今のうちにあれこれ友人と呼べる関係を特にアメリカでは作っておくべきだ、と言いたい訳です。中国人は家族でお金儲けをしますが、アメリカは「フレンズ」とお金儲けをするのです。その意味で「フレンズ」のもつ意味は日本でのそれの比較ではありません。

小泉さんはブッシュさんの本当のフレンズだった訳で、それがどれだけ日米関係のピンチを救ったかみなさんよくご存知でしょう。あの評判の悪い「プレスリー踊り」も大いに意味があった訳です。

その意味でミルケン・カンファレンスの参加者の顔ぶれを見ても、10年後の日米関係は相当困難になるだろうな、と一方で中国とアメリカの蜜月時代を予感しつつ考える訳であります。

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インド人、大活躍!

2007-02-16 09:27:15 | 国際問題

インドの衝撃、というNHKの番組でそれこそ衝撃を受けた方が多いようですね。町中で牛が歩いているとか思ってた人もいるようで、いや、それに近いものはあるんですが、経済成長のすさまじさは中国を上回る、って話を前にもここでしました。

実際、インド経済の実力を見ると、世界規模の会社を買収した中国企業はまだありませんが、インドは既にアセロール、スコールと立て続けに買収しているくらいですから、既に世界レベルに達しているともいえます。

そして実際に仕事をしてみると、中国の場合はいつも問題になる戦争責任、てな話がこの国の場合全く出てこないので日本にとっては大変友好的かつ有益なパートナーなんであります。

そこで、これはかなりディープなノウハウですが、ご紹介しておきましょう。ぐっちーの会社のような零細企業ですと、さすがにインドの会社とM&Aを依頼されるなどということはめったに無い訳ですが、中国本土とは大変多くの取引を依頼されることになります。

しかし、契約した後に平気で値切ってくる、更に難癖をつけては金を払わない、最後は日本人には払う金はない(実際サムライ債(円建て外債で、その殆どは日本人が買う)だけ不払いにして、ユーロ債だけ払った渤海湾なんて地方自治体まであります)、などという連中と商売するのは大変なことです。日本人ですとやられっぱなしになる事が多いので、ぐっちーの会社では中国本土との交渉の窓口に台湾の人々とエージェント契約を結んでいます。

ところで・・・
世界中にはびこる(失礼!!)中国人ですが、所謂チャイナタウンが存在しない(しょぼいのはあります)国はどこだかご存知でしょうか? そう、そのインドなのです。ぐっちーの見るところ、さすがの中国人がかなわないのが・・・インド人という訳ですね。

で、最近これを応用しているのがわたくし。 うるさい中国人との交渉ごとにインド人を担当させる訳ですね。インドのみなさまはぐっちーのエージェントという事で契約を結んでいます。基本、成功報酬な訳です。で、例えば支払いを渋る中国人に対し、彼が交渉に行く。この2億円を回収してくれたら一割あげるよ、ってな話ですな。

これが凄い訳です。わしがしょぼしょぼ交渉しても一向にラチがあかんような話が一発で決まってきます。萬田銀次郎もびっくり・・・です(笑)。交渉過程を見ていると、日本人ならもう面倒くさくなって諦めるような局面でも彼らは絶対に諦めません。そして、切り札の・・・日本人相手なら払わなくてもいいいや、という文言がインド人相手には全く通用しません。同じ被害者サイドに立っているので・・・

「戦争にいいも悪いもあるものか。いつまでそんな事をいっているのか。そんなに日本人がいやならそもそも商売をしなければいいだろう!!」と平気で言い放ちます。「ネバルマインド!!」とばかりにまさに粘る粘る、最後はあの中国人があきらめるということになります。

中国人もインドには行きたくないからチャイナタウンがないのか、インド人がそれを潰してしまうのかしりませんが、とにかく効果てきめんであります。 さらによろしい事にはインドでは「日本のお陰で独立できた」、という方もたくさんおられるもので、日本人にはいい印象をもっている方が多い。端からやれ、靖国だ、戦争責任だと言われる中国人と商売するよりよっぽどやりやすい、と思うのですがなぜか皆さん中国に向くんですな。K社長、そろそろ上海よりインドでしょうがね!

因みに今インドでは共稼ぎが増えて、レトルトカレー(もちろん日本製)が大人気。今年はインド、日本両国でそれぞれ、Year of India、 Year of Japan が開かれます。この機会にインドを見直して見るのもよろしいのではないでしょうか? 何せ仏教という共通の”Knowledge Based Industry" があるのですから。

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サンクスギビング

2006-11-24 08:49:38 | 国際問題

去年も書いた覚えがあるな~、でもいいよね。サンクスギビングであります。アメリカのお祭りですね。全米民族大移動みたいな感じ。まあ、日本でいうとお盆かしら。

携帯のお陰であちこちから電話がかかってきます。いま、ジャマイカだぜ、とかイエーイ、メキシコにいるよ、とか、いちいち電話しなくていいっちゅーの、君達は。家族に相手にされてないから俺に電話してるようなきがするけどね(笑)

さて、これは反応するしかない・・・・
これで女の人には嫌われたりするんだろーけどね・・・

かんべえ先生お願いしますよ、全く・・・・

 溜池通信

NYでは、「他人の家を水着で掃除するサービス」というものが存在するらしい。もちろん女性が、ですよ。 ・・・・・

はい。あります。
 時給は私もいくらかしりませんが、支払い総額はおおむね2時間50ドルってのが相場です。これだけ聞くといやらしい感じがするかもしれませんが、他にも着ぐるみとか、ナースさんとかスチュワーデスの格好とかもお願いできるんですよ。(えっ、そっちのほうがやらしいって?? そうかもしれんね) 

要するに「コスプレお手伝いさん」、みたいなもんですね。日本でもはやるだろ、と思ってたんですがやはりあまりはやってませんね~。アメリカでもNYKくらいです。注文する時に電話するとかな~り細かくきかれます。水着も色の指定なんかができたり、「black or white??」とか聞かれてしばらく答えられなかったり、プロポーションはどうだとか、好みの女性のタイプ(グラマーかスリムかなど)などなど、もちろんマッチョな男性もありですぜ。

実際にデリバリー(?)されると、その時にかなり詳細な書類をとられ、最近は指紋なんかもとられちゃいますから、危ない人は排除されてます。まあ、アリゾナのストリップでも指紋とられたりするからね。いづれにせよそんな感じです。

 日本ではなんでやらんのだろうかね。フーターズエアーも日本にはこないし(来るらしいという話を何回か聞いたがガセだった)、フーターズそのものもそういえば日本を跳び越して上海にいっちゃいましたね。

まあ、日本にはアキバがあるか(笑)。
朝からぶっとんでてすみませんが、サンクスギビングってことで。お許しを!!

追伸

さすが、もえ~文化の日本にはこんなのがあるそうです。匿名さん、有難う御座いました。

 http://www.candyfruit.com/housemaid/

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インドの現状

2006-10-20 09:47:23 | 国際問題

昨日は元駐日大使で現在慶応義塾大学におられるアフターブ・セット氏(Aftab Seth) の講演をお聞きする機会がありまして、かれこれ5年も行っていないということもあり、インドに関する知識がかなり古い事を気にしていたのですが、お陰さまで大変勉強させていただきました。

折りしも、ミタルに続いて、ついにタタも欧州の製鉄会社(英国)コーラスを買収するというニュースも出て、どうもインドが気になっていた所で実にタイムリー。

ミタルは籍こそヨーロッパにおいていますが立派なインドの会社です。我々は「ブリックス」とひとくくりにするのですが、所謂ドメスティックな企業でこのクラスの企業、すなわち世界的大会社を飲み込んでしまえるなどというのは中国企業にも存在せず、ましてロシアは企業自体が無いくらいで、ビヘイビアだけ見ればインドはもはやブリックスとは呼んでられないかもしれませんね。その位影響力が大きくなってきた訳です。

セット氏の話によると実はインドと日本は国防(安全保障)というレベルでもかなりの交流があるのだという。1999年のマラッカ海峡での日本籍船舶がハイジャックされ、それをインド海軍が救出したという時点から両国はその安全保障上の地理的条件などを理由に交流を緊密化し始め、その後日本のインド洋、東シナ海に於けるイージス艦の派遣などを経て、これらの補給給油の強力、ひいてはイラクへの米軍のy補給級路の支援という側面でも日印の海軍の協力はかなり深い関係になりつつあるとのこと。

++船が乗っ取られたらハイジャックじゃなくてシージャックだろ、とのご指摘が三人さまより御座いました。じゃむさん、くみさん、よんさま(!?) ありがとうございます。英語では(米語ですな)船、飛行機、船舶などすべてハイジャック・・・Hijackを使います。確証はないのですが、seajack は和製英語かなと。因みに飛行機だけを特定して skyjack と使う事はありそうです。ご参考まで・・・

更に言えば、2006年に行われた閣僚級メンバーの交流は既に実に20回を超えているそうで、中国が「政冷径熱」などと言われるのに比べるとこちらはむしろ逆で、安全保障が経済をリードしている感さえあります。

感心したのは、小泉首相らしいプログラムが既に実行されていることで、インドの3万人の選抜された高校生に対し政府が第2外国語として日本語を教えるなんてのがその中にあるそうでして、私の予測に反して日印関係は実にかなり進んでいるのであります。中国、ロシア、ブラジルなどとの交流に比べればこれはすごいアドバンテージですよ。

経済に関しては既に皆さんご存知の通りでして、「中国が世界の工場、インドは世界のバックオフィス」などと言われてきたわけですが、その製造業のレベルでも世界的規模の企業が出てきたのは前述の通りでありまして、その余力もまだまだ十分ありそうです。

金融面について質問した所、GDPに占める銀行貸出の比率はわずか3%しかないそうで、シンガポールあたりで35%ですから、銀行にとってもここはラストリゾートかもしれません。独特の難しさはあるでしょうか、この市場は中国などに比べると大変魅力的に見えます。

更に、中国は労働賃金の上昇が未だに年間2%も無いために世界の工場たるわけですが、インドは既に14%を超えてきているものの未だに海外からの進出が続き、恐らくIT,通信など付加価値の高い産業に労働者が集まっている事が原因だろう、とのこと。これは全くアグリーですね。

この点に関しては シスコのチェンバース会長が講演でおっしゃっていた言葉が全てを物語っていますのでご紹介しておきましょう。

「インドに関しては我々は最初コスト削減を求めてやってきた。しかし、品質を求めて留まる事を決定し、そして今は開発のために投資をしている段階である」と。

これが今のインドを表現するのに一番あてまっているのかもしれません。

すごいな、と思うのはやはり人口で、全人口の65%が25歳以下というのですから、これはまともにやっていてはかないませんね。同じブリックスのロシアは何せ人口が減っているんですから。この用語もそろそろ使用不能になりつつありますね。

10年も前ならこの人口問題こそインドのアキレス腱などと揶揄された訳ですが、こういった現状からはむしろそれをアドバンテージにしてしまったインドの姿が見えます。

余計な話ですが、インドはもともと対日印象のとてもよい国です。特にエリート層といわれるシーク教徒の中には日本の陸軍士官学校の卒業生などが多数おり、彼等はインドの独立に関する日本の関与に関しては極めて積極的な解釈をしています。「日本のお陰で・・・・」などというのは中国では口が裂けてもいえませんが、インドではあり、なのだそうです。

もちろんインフラの整備が足りない、など全てがばら色な訳ではありませんが、これだけの親日国ですから、いろいろな意味で今後とも交流が深まっていくのではないでしょうか。

 

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横暴なイワノビッチは・・・・

2006-09-19 09:24:35 | 国際問題

9月5日に書きました「秋の夜にロシアを想う」 もご参照下さい。

思いのほかロシアの出方は早かった訳であります。こんなもん、やめちゃいなさい、とその時も書きましたが、もうやめちゃいましょう(笑)。40年もかかっているし、過去を見てもしょっちゅう横槍がはいり、結局アメリカ欧州資本の「後だしじゃんけん」を受け入れさせられて、さらに今度は横槍ならぬ「けつやり」で自分達もいれろ、というのだから空いた口がふさがらない、とはこの事です。

こういうことをロシアでは「イワノビッチの横暴」といいまして、ロシア人はこういう体質がもとからあるんです。今のように儲かってると特にこういう横車を平気でおす訳で、北方領土なんて100年かかりますわな。認可取り消しなんて、もうびっくりですが、いかにもロシア人らしいといえばらしいのです(笑)。予想通りであります。

一般論で、こういう天然資源絡みで相場を狙う人がわりと多く、やれ商社株とか、オーストラリアドルとか、南アなんかまで追いかけるわけですが、ロシアに限らずこの種の鉱物、というか資源を産出する国は往々にしてExecution Riskが高すぎるので、商品リスクとあわせるとちょっと大きなリスクになりすぎてお勧めできない訳です。

中国、旧ソ連、アフリカと、ちょっと考えただけでもぞくぞくします(笑)。どうしてもこういうリスクが好きだ、という事であればこういった政治リスクや契約不履行リスクを避けるのが肝要で、おのずから投資先はアメリカに限られると申し上げてよいのではないでしょうか。そう、アラスカですね。

さすがにアメリカの州ですから、金が出てきたから後から返せ、とはいいませんし、権利も保障されますので、投資するならアラスカへ、ということになります。あとカナダですが、カナダの会社も実はアラスカにたくさん権益を既に持っていますので、事実上アラスカリスクと申し上げましょう。

それでもリスクが無い訳ではないのですよ・・・
そう、環境問題。金とか原油を掘り出すための森林伐採などの環境問題がしばしばネックとなるのは事実。アラスカもこれまで10年間は結構な裁判が行われてきました。ただ、ここで切り札になったのは所謂ネイティブアラスカンの人種差別問題。エスキモーをこのまま経済的弱者に追い詰めるのがアメリカ合衆国の政策なのか、と迫られてしまい、結局開発が加速したという背景があります。

日本の企業では住友金属鉱山が「ポゴ」という金山の権利を持っていますが、生産に至る金鉱開発で結構な苦労をしています。が、既に生産も始まっているのでやはり、そういったイベントリスクは最終的には低い、と考えていいかと思います。そういう投資を考えるのであればアラスカに関しては合理性はあると思いますけどね。

最後に、対ロシア交渉のヒントを申し上げましょう。
ここで認可を取り下げるなら、今まで40年に渡る開発支払いコストを全部払え、と一度押し返す事です。かなりの金額になる訳ですが、これを払わない限り出て行かない、とこっちも居座ればいいのですよ。さすがにミサイルは打って来ません(爆)。
恐らく半分負担するので、ガスネフツにも半分株をくださいね、ってな話で着陸させるのがベスト。これ以上でもこれ以下でも難しいと思われますよ。押したり引いたりしているうちに原油の値段が下がってきたりしますので、まあ、まずは粘る事でしょうかね。えー、助けてよ~、的交渉が対ロシア人には一番まずいのです。

さて、よしぎゅー。
食べてきましたよ、しっかり。私のような年になればもう狂牛病も怖くないので関係ないです。でも味が違うよね~、なんか違うよね~、と思って食べてたら・・・・

肉のスライスを従来より0.1mm薄くして味もそれに会う様に改良した、なんて書いてあるぞ!!

うーむ。よしぎゅーの0.1mmを食べ分ける男かい、などと感心していた訳であります。ちっとも褒められた事ではありませんが(笑)。

最後に、こちらでもよく登場していただいている松橋シェフのブログでぐっちーの後姿がご覧になれます。これだけで十分特定されそうですが(笑)、フェアドマでぐっちー発見の節はワインを一杯おごります・・・なーんて!

http://feadoma.at.webry.info/200609/article_9.html

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マストハブ

2006-09-06 14:08:33 | 国際問題

本日のランチ。

某雑誌記者(女性2名、男性2名)と、なんでも金融商品の紹介コーナーにアドバイスが欲しいということで打合せをすることになりました。

女性記者;「ぐっちーさん、今年の秋のマストハブはなんですかね~、金融商品的には??」

(まずこの金融商品ってなんなんだ??え、一体??)

 ぐっちー;「・・・・・・・・」

(マストハブ?? 新種のハブが生まれたのか・・・・)

ぐっちー:「そのマストハブって何よ」

 女;「ええー””っ、ぐっちーさんてバイリンギュアルって伺ってきたんですけど、マストハブも知らないんですかああ??」

ぐっちー「 マストハブ・・・・ハブ・マスト???? なんすかそれ?」

女;「 だからあ、、MUST HAVEですよおー!」

ぐっちー;「 あのなー・・・・・」

いいですか、あなた!!

マスト(マクドと同じイントネーション)ハブ(ハブではなくせめてハヴと発音しなさい!!)じゃ、わかんないって。せいぜいマ(ストレスをつけて)ス(SUではなくS)、Tは発音しないで、そのあとへーヴ(カタカナで説明するのは難しいけどね)といいなさい!! 」

ということでマストハブという妙なカタカナがわが日本で使われている事を初めて習った訳です。これ、確かにNYKでも使うけど、かなり品格のない単語。

「それは持ってたほうがいいよね~」、

といいたいなら

”That`s (on) A-MUST-LIST!!”

 位にしておかないと反発を食らいます。生兵法は・・・・の典型ですね。

ぐ;「大体君ね、そういう単語を使う前にせめてTOEICで800点くらいとってからいらっしゃいよ」

女「へえ~、ぐっちーさんて意外とおっさんみたいなこというんですね」

ぐ「・・・・・・」

そういえばマストアイテムなんてのもありましたね。これも下品だね。だれがこういうのを輸入してくるのか知らないけど、マッタク、変な言葉を流行らせるのはやめましょう。きちんと「必需品です!」と言えばいいでしょうが、マッタク!!

そういえば冷たい紅茶くれ、といったらアイスティーですね、と言い換えられてむかついたこともあったっけな、あれはマックだったような気がする・・・・

 

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シンガポール!

2006-05-13 17:49:10 | 国際問題

シンガポールに無事着いております。ただいまチャンギエアポートのラウンジでこれを打っているところです。なかなか快適なアクセス環境でありますな。

ハニートラップには本当にたくさんの反響を頂きましてありがとうございます。まあ、女は怖い、という一面と男は懲りない、という両面があるわけでして、このあたりはドクター青木の分析を待たせて頂きたい所です。

こちらは連日スコールを浴び、雨季ではないはずなんですが、どうも雨にたたられております。本日よりバリに移動、久々の休暇を満喫させて頂きます。まったくマーケットから離れるのでろくなコメントはできませんが、あしからず。

そういえば松井選手は骨折なんだそうですね。残念です・・・あれほどの選手でもそういうことがあるんですな。わたくしも気を引き締めて参りたいと存じます。
では、今度はバリで・・・・

失礼致します。

ぐっちー

 

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麻生太郎外務大臣

2006-02-01 12:12:30 | 国際問題

いや~、久々に危なく無い記事をかこーっと。たまにホリエモンから離れるのも気分いいっす(笑)

ということで本当は「ご苦労様グリーンスパン!」 を見出しにしてこれまでの偉大なる業績を振り返るという予定だったのですが、既にあちこちで結構書かれちゃったのと、個人的に次のバーナンキさんとまだ話したことが無い、という取材力の無さを問われる状況にはたと気がつき、このテーマはお蔵入り。

そうはいっても短期金利が4.5%!というのですから、30年国債だって4.6%しかしないアメリカにとって大変な事態を招いている事は間違いないので、これを取り上げましょう・・・といいたい所ですが、どうしても麻生さん、あなたを書かずにはいられないんですよ、ということで今日は麻生さんがテーマ。

昨日のテレ朝、古館さんの番組でご覧の方も多かったやに思うのですが、まあ、あの華麗なる家系、経歴にあのやくざ風のルックスですからぐっちー的にはもうこの段階で注目な訳です。しかも一応(失礼!)スタンフォード大学院を出ておられる訳ですから相当英語ができる筈ですが、それこそバーナンキの名前も「えーと、なんだっけ??」とか言ってるし、昨日の番組ではBSE混入問題で謝罪に訪れ、麻生さんと直接話しているゼーリック国務副長官のことを「ほれ、だれだっけ?」とか言っちゃうし、ほんと憎めないキャラなんですね、これが。

しかも! 「最近の子供は本を読まない」とかしかめっ面して文句を言っている人が多い中で、

「あんた、アニメの方がいいことかいてあるのよ」

なんて平気で言っちゃうのは麻生さんを置いて他にはいない!。
で、ついでに今回の靖国・天皇参拝発言もまあ、「いっちゃった」類な訳ですが、いろいろ調べているうちに見つけましたよ、これが麻生さんの真骨頂というやつを!!大臣のHPにのってました。一部ご紹介しますが正に出色です。

抜粋(色づけはぐっちーによる)
外務大臣職を拝命してから早や三ヶ月が経過しようとしています。   外交というと、何か特別なもののように感じている人も多いようです。しかし人間が作っているのが国家ですから、国同志の関係も、基本的には人間関係と同じです。   そこで思い出して見て下さい。小学校の頃、子供の間で一番デカイ顔をしていたのは誰でした?。喧嘩の強い子だったんでは有りませんか。じゃ教室の中で一目おかれていた子はどんな子でした?。そりゃ勉強が出来た子に決まっています。喧嘩の強いのが「番長」、勉強の出来る子は「級長」と呼ばれていたでしょう。   しからば逆に、子供の間で、イジメラレていた子はどんな子でした?喧嘩は弱い、勉強も出来ない、、だけど金持ちの子、しかも成金の子供が、一番イジメラレて居たんじゃありませんか。(ぐっちーのコメント:この段階でこれが日本を指すという事がだれにでもわかる。すごい!)
豪華な弁当もっていきゃ食われ(ぐっちーの註:多分だれかに取られて食われちゃうという意味ですね)、格好の良いシャープペンシルを持って行きゃ取り上げられる。そういう思い出の一つや二つは、皆持っておられるでしょう。こりゃ何も日本だけの事では有りません。世界中似たようなもんです。   そこで、喧嘩が強いのが軍事力。勉強ができるのが文化力。そして金持ちが経済力と、置き換えて見て戴くと、国際政治が少し見えて来るんじゃ有りませんか。 冷戦崩壊後、世界で最も強い軍事力をもった国はと言えば、間違いなくアメリカでしょう。文化水準の一番高い国はと訊かれれば、それは多分フランスという事に成ります。英語よりはフランス語の方が、何となく上品という事にも成っています。フランスの軍事力はと云えば、1870年の晋仏戦争以来、五、六回戦争していますが、全て実質的には敗戦しています。経済力もフランの引き下げをEUが出来るまでの百年間くらいに十数回していますが、G7サミットという先進国首脳会議は、第一回のランブィエサミットから今日に至るまで、ずっとチャーターメンバーで出席しています。やはり級長といわれるようなフランス文化の力が存在しているからだと思います。   そこでイジメラレッ子は…? というと、やはり日本に成って来るんじゃ有りませんか。軍事力は無い訳では有りません。しかし自衛隊は存在していますが、軍隊として認知されていない。文化は確かに目を見はるものが伝統文化として存在しています。しかしグローバルな文化として華が開いているのかといえば、今ひとつだろうと存じます。しかし、金は有る。無資源国家といわれる程、自然資源に恵まれていないのにも不拘、世界第二位の経済力を誇り、外貨準備高は8400億ドル、IMF統計(2005年九月末時点)で世界第一位、貿易収支、経常収支は供に黒字を維持しているという先進国は他に見当たりません。先進国首脳会議で唯一の有色人種ですが、サミットメンバーから除かれた事は一度も有りません。   如何でしょう。以上は私が時々例に出す「外交」の本質を考えて欲しい時に話すネタの一つです。  

全文→http://www.aso-taro.jp/kamanosato/index.html

 どうですか。これ。
現在の世界情勢ををこれだけわかりやすく説明できる外務大臣が他にいましたか? ドラえもんの世界のように明確に説明されてますよね。私は金融の専門家で外交はしろーとですが、実際経済における世界のパワーゲームもまさにこの通りでして、国家としての経済戦争では連戦連敗でたいして力のない(はずの)フランスあたりが未だに何故か大きな顔をしているんですよ。

わかりやすい例をあげると、外資系証券とかいうとまあ、アメリカは別格ですよね。モルスタ、ゴールドマンを筆頭に圧倒的な勢力を持っている。でもドイツあたりですらドイツ証券ぐらいしか世界規模では勢力が確立できていないんですね、実際は。日本でもドレスナーとか出てるけど殆ど存在感がない。
所がフランスはと言えば、この日本に於いてさえ、BNPパリバとソシエテジェネラル、それにカリヨンとかケロヨンとかいう証券会社も結構頑張っていて、なんと3社も存在するんです。上手く生き残ってる訳ですよ。ただ、実際の経済力に比べたら多すぎますよ、これ。

本題に戻すと、このたとえ話を材料にすれば小学校のホームルームでも国際社会というものを議論できそうでしょ? 今まで妙に密室で行われた外交というものを田中真紀子さんとは違った形で表に引き摺り出して来た、または引きずり出しつつある功績は大きいと思いますよ、私は。麻生大臣監修、秋本治作「戦後の日本外交史」なんて出してくれたらいいんじゃないですか、いやマジです。

 ということで最近妙に感心することの多い麻生大臣を特集させて頂きました。これからも目が離せない政治家の一人だと私は思います。

すみません、明日はちゃんと金利のはなし書きますんで・・・

では!

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サンディエゴの激しい夜・・・

2005-12-04 14:07:50 | 国際問題

みなさま・・・たいへんご無沙汰いたしまして申し訳ありません。

アリゾナの砂嵐から脱出致しまして、カリフォルニアの青い空、あこがれのサンディエゴにてようやく一息ついております。砂嵐のため、通信ができずに失礼致しました!(うそ)。

親友かつパートナーのS君と共に行動しているのですが、なにせ、アリゾナ・フェニックスにて、やはりパートナーのマークに

「フェニックスで一番うまいすし屋に連れて行ってやる!!」と言われ、

アリゾナで・・・

砂漠の真ん中で ・・・

日本に1回しかきたことのないアメリカ人が 一番うまいというすし屋???

 ということで、さすがにやべー、ということでパスして参りまして、本日ようやくまともなおすし屋さんにたどり着いたわけです。

 寿司がはやっているとは聞いたものの・・・これだけはやっているとは思いませんでした。S君が見つけてきてくれた大田すし。すげー、超満員。アメリカ人、日本人くんずほぐれつ食いまくっています。驚いたのはアメリカ人がカウンターの板さんにビールやら酒やらすすめているんですよ!!。彼らとしては抵抗ありそうなもんなんですが、いやいや日本文化もカリフォルニアにはかなり浸透している模様です。

しゃりをまっくろにするくらいしょうゆをつけることを除けばなかなか大したもんでありますな。いろいろご報告はあるのですがとりあえず中間報告とうことで、ぐっちーは生きております!! 

しっかし、アリゾナが夜中の12時以降アルコールを売れないなんて法律があるなんて・・・いい加減にせいよ!!

ではまた、明日からLA に入りますです。

またあれこれご報告致しますがひとこと。

アメリカの不動産はやはりバブルかもしれん・・・・

 

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