債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

ウォールストリートで20年、生き残ってきたノウハウを開示、日々のマーケット・社会情勢を分析します。

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アエラビジネス、秋、ついに発進!!

2009-09-07 03:07:13 | 金融全般

 さて、大宣伝!!

アエラビジネス秋季号、ついにベールを脱ぎます!!

予約はこちら    →→→→→→→→→→→

アエラビジネス(09/9/10号)

春号は皆様に御愛読いただき、売り切れてしまい、アマゾンでプレミアムがつく始末でしたが、今回も売り切れ必至でありますぞ。

今回、ぐっちーは

ぐっちーさん総監修 特別オリジナルチャートで参加。

今回作成したチャートは二種類。
特に年表の方は渾身の作、であります。

なぜ、今回の金融危機が起きたのか。
歴史的相関関係が一目でわかる、画期的なもの、と自己評価しております。

また、今回も記事は充実。
エコノミストの水野さん、竹中 VS 榊原 の読み比べ、
英語で読めるクルーグマンなど、企画ものも充実です。

表紙はもう、定着しましたね。タキクリざんすよ、いや、あーた。
いいなー、もう。表紙だけ欲しい・・・・

最近おまけをつけないと雑誌は売れないから、袋とじ企画でもやろう、
と提案しましたが却下され、袋とじ企画がないのは極めて残念ですが(爆)
金融危機の総括としてはこれを勝るものはもう出ませんぞ。

年末に向けて一家に一冊、是非御常備を。

経済学部の学生へ
これを読まないと就職できませんから。

婚活中のOLの皆様へ・・・
アエラビジネスを読んでない男なんて将来性ゼロです。そういう男は却下です。

 婚活中のビジネスマンの皆様へ
アエラビジネスを読んでないような女性ではあなたの伴侶としては不足です。

ただし、インフルエンザには効きません・・・・

ということで絶賛予約中!
本ページからも予約頂けます!!  →→→

今回も売り切れ必至!

書店へ急げ!!

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民主党はアメリカでは評判が悪いのか?

2009-08-31 21:07:20 | 金融全般

(本日の内容は大幅に加筆変更の可能性がございますのであしからず。)

どうも民主党大勝利とは書きにくいですね。
大分内容が違います。ファーボール連発した挙句にどかんとホームランを打たれる昔の巨人にいた石毛投手みたいな感じでしたね。

私の所にはアメリカでの受け止め方は? という質問が多く来るのでいろいろ見ていますが、鳩山さんが直前に出した論文のせいか、アメリカでは否定的に捉えられている、というような報道が日本では多いんですがなぜでしょうかね。 (この論文??自体はご存知のようにかなりひどい。本当に鳩山さんが書いたのか、と思うようなもので、これをもって民主党の能力不足・・・日米関係ではなくて・・・・を非難するのはとても正しいと思う。)

朝日新聞も29日にアメリカでは民主党政権が懸念をもって見られているというような報道をしていますね。

しかしね~、よくそこまでバイアスがかかるかな、と思いますよ。

もうたくさん例はあるんですけど、例えばウォールストリートジャーナルの JACOB M. SCHLESINGER 記者はこう言う書き出しで記事をスタートしています。 (日本語は抄訳)

WASHINGTON -- U.S. officials, increasingly frustrated in recent years with what they saw as the paralyzed leadership of Japan's ruling party, are looking to the new regime to bring more-effective handling of shared goals.

アメリカ政府当局者は ここ数年に渡り、日本の与党サイドの悪化する一方のリーダーシップの麻痺に直面し、散々な欲求不満を抱えていたわけだが、より効果的に共通の目標を処理する枠組みを提供しうる新政権に期待している

どうですか?

随分印象が違うんじゃないですかね。
ウォールストリートジャーナルにしてはかなりポジティブな書き様で、他のメディアでも多数のこういう「やっと無責任なやつらがいなくなった」的ニュアンスの記事は実はたくさんあるのですが・・・。 日本では全く報道されないですよね。フシギです。

同記事は更に続いて・・・・

The Democratic Party of Japan, victorious in Sunday's election, has vowed greater independence from Washington as a centerpiece of its foreign policy. But people involved in relations between the two countries play down the notion of a serious break, noting that cooperation has been tepid from the long-ruling Liberal Democratic Party on a range of overlapping interests, from promoting global free trade to containing North Korea's nuclear program.

今回勝利した民主党はワシントンからのより大きな独立を抱げ距離を置くことを外交的政策の中心にすると宣言している。
しかし、これまでの両国の関係に従事してきた人は基本的概念に関する相違というものを軽視し、(意見の)ブレークについてあまりにも長くの間ぬるま湯的「なーなー」な自民党との関係に終始して来ただけであって、それは北朝鮮問題から自由貿易協定に至るまで幅広いテーマにかかわっている。

更に続けて

"All things get harder when the government doesn't have any political capital," said the former U.S. ambassador to Japan, Thomas Schieffer, referring to the LDP's plunging popularity during his tenure from 2005 until earlier this year. "Hopefully, this election will clear that up. ... Hopefully, Japan will take a stronger role in the international community."

2005年から直近まで駐日大使だったシーファーは彼の任期中の凋落し続けた自民党に言及し、政府が政策における支柱を持っていない時ほど物事を難しくするものはない、と言及。今後はこの選挙ですべてがクリアーになり、日本が国際社会においてより強い役割を果たすように望むと述べた。

いかがです?

鳩山論文がアメリカで笑いものになっているとか、大問題になっていてオバマ大統領も頭を抱えてるなどと、今NHKテレビで堂々と発言している細田元幹事長とは何者なのでしょうか??

いい加減にしてもらいたい以外の何者でもない訳です。

よたよたして、何一つ責任力のない自民党よりはるかにましだ、と少なくともWSJとシーファー元大使は評価している訳です。

この先ご興味のある方は原文をお読みいただくと良いのですが、まあ、日本での報道とは大分違いますね。(民主党の弱点として、多くの議員が経験がないこと、左から右に幅広い思想の持ち主がアンチ自民党でまとまってきた経緯からして、きちんとまとまりきれるか、の二点を挙げており、極めて中立的にきちんと評価しているのではないでしょうかね・・・)

財源についてどうのこうの、と書こうかと思ったんですが、結局まあ、新聞はバイアスだらけでほんとにいい加減だ、というオチになってしまうわけですね。

サワリだけ書いておくと・・・

これまでの自民党の無駄遣いにより、たまりにたまった800兆円の公債残高があるわけですね。この借金の塊、ここまで来るのに10年以上、500兆を超えてから約3年でココまで来ている。

今まで黙っていて、何もしなかったくせに民主党の10兆円の支出、つまり借金のわずか1%を増やすのはケシカランといっている新聞がよほどケシカランのです。

もっと言うと、日本には100兆円の予算規模があるわけです。そのうちの10%経費を節減してこっちにまわせ、といっている訳でして、皆さんの会社で10%の経費節減を無理だ、とか不可能だとか言っていたらクビでしょう、それは。

その上でさらにクルーグマン先生の論文のようなお話に至る訳ですね。そちらの話は今週まぐまぐの方で書かせて頂きました。

ということで、まだまだこれからいろいろあります。

では!

 

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GMシリーズ 1

2009-05-23 00:10:03 | 金融全般

早くも

「クライスラーよ、さようなら、GMよ、いらっしゃい」

というフレーズがにぎわっている。

クライスラーに代わってGMよいらっしゃい、ということで、チャプター11は完全に織り込んだようだ。 GMのチャプター11でどうなるか、というお話を少しずつ、思い出した順番でしていこうと思います。順不同、ですのであしからず・・・

まず、ボトムライン・・・・チャプター11以降、裁判所が再生計画を認定するまで(つまりつなぎ期間の貸し手の政府、銀行団、従業員組合などが最終合意に至るまで)、80%の給料は保証され、払い続けられます。

あろうことか、GMの従業員から

「そのまま、ずっともめててくれ」

という声が聞こえるのは当然です。ありえん・・・ですが。

そしてまず、いつも問題になるクレデリ。
どうせ日経がうそを書くから前もって書いておきます。

先日のISDAの発表だとざっくりこんな感じの残高になりますね。

金利デリバティブ 403兆ドル
クレデリ     38.6兆ドル
株式デリバティブ 8.7兆ドル

まあ、クレデリも3800兆円の残高があるので小さいとはいえませんが、金利デリバティブに比べればかわいいもんです。

さらに、これは全ての売り買いの残高を合計しているもの。
従ってA社からB社、C社とGMのクレデリを10億ずつ転売していくと、最終的にリスクを保有しているのはC社のみなので、10億しか当該エクスポージャーはないのですが、しかし、A,Bおのおのの会社の取引である20億も残高の中に入っていて、30億とカウントされるのですね。

このサイクルの中ではGMが倒産したときに最終的にカバーするのはC社なので10億がネットの残高ということになる。

そうなると事実上の残高はかなり小さいはずでして、おそらくゼロがひとつ違うだろうと思われます。従って残高だけで判断するのは大間違い。

ただ、金利デリバティブとの大きな違いはどこかというと・・・・

金利デリバティブなら、たとえば変動、固定の交換などを考えると四六時中(大体半年に一回なので毎日どこかで必ず)残高やプレミアムの決済が行われている。

オプションなどだと金利が1.5%になったら一気に行使されるプットオプション、というようなものもあるのでそれこそ日夜デリバリーが繰り返されるています。

一方のクレジットデリバティブ。
行使、という行為はどこかが倒産しないと行使に至らない、というきわめて特殊な構造をしている訳ですね。

要するに行使することが滅多にない。 金利デリバティブを扱っている人は毎日運転しているドライバーだとするとクレジットデリバティブを扱っている人はおよそサンデードライバーだということで、突然ブレーキを踏んで交通事故を起こしたり、渋滞を予測できずにつっこんっで言ったりという事故が起こりやすい、ということがいえます。

つまり「抜いたことのない伝家の宝刀」みたいなもんで、GMの場合そのかかわりあい方、はリーマンの比較ではありません。

考えられる最悪のパターンは

GMがつぶれた→クレデリを行使して安心していた→決済日になってもお金が入らないよ→でも相手はゴールドマンだから大丈夫でしょ→実は最後はAIGが持っていてそもそもカバーされるべき代金がカバーされなかった→入札してもGMの債権はあまりにも多すぎるので応札者がなく・・・・・

紙の上ではヘッジしているのだが、肝心のお金が入ってこないよ・・・・

という事態です。

まさにペーパードライバーがどこまで首都高を運転できるか、という話なので怖いといえば怖い。

怖いのは残高ではなく、こういう話だということですね。
これらを総称して「エグゼキューションリスク」と呼んでますね

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これは倒産詐欺師か・・・・

2009-05-07 00:41:50 | 金融全般

清志郎ショックから立ち直らず、ですが有料のものを休むわけにも行かず、そちらに先に書いたのでこちらにもアップしておきます。

どっちが詐欺だ、クライスラー!! 
題名はかんべえ先生をぱくってみましたが(笑)。

オバマ大統領ははっきりいいました。

「せっかくのフェアな政府案をハゲタカどもが強欲にけってしまいチャプター11になっちまったぜ!! 」(だいぶ意訳だけど内容はあってる)

The rogue hedge funds that refused to agree to a fair offer to exchange debt for cash from the U.S. Treasury

これは政府案が本当にフェアかどうかにかかっているのですね。この「クライスラーベイルアウト」ははっきり言ってGMにも影響するのでヒトゴトではないのですが、これ、フェアか、と言われればはっきり NO であります。

NYタイムズ、FTその他、なぜか記事に少しずつばらつきがあるのであとで細かい点は修正させて頂くとして、簡単に書くとこんな感じだ。返済順でいくと・・・

  種類          金額    保有者        返済案

1.シニアローン     6.9Bil  JPなどの銀行    2Bil 現金
                      ハゲタカ・HF

2.無担保ローン    10.6Bil  組合          5Bil 延払い
                                  
+55%相当の株式

3.株式                 大勢          一定の新株引き受け
                                  (フィアット社へ引継ぎ)

で、これだと最上位のシニアの返済率がわずか32%。一方返済義務がほとんどないに等しいジュニアが組合が保有しているという理由なのか、延払いにせよ50%返済+全体の55%にも相当する株式つき。最低の株式でさえ、将来値上がりするかもしれないフィアット社による引継ぎ会社の株式に転換できるという内容。

最上位の保有者はJPモルガンなどの銀行にハゲタカという構成。銀行は公的資金でずぶずぶなので文句は言えず。ハゲタカはどうせ、100%でかってねーだろー、セカンダリーで3割とかで買ったんだろうからこれでもペイするんじゃね!? というのが本音のベイルアウトだ。

紙切れかもしれないがおまけの株式すらもらえん。3割払ってやるからとっとと消えろ、という仕組みですね。

これ、フェアですかね。
何のためにハゲタカはリスクをとってセカンダリーでシティーやJPからクライスラーの有担保のデットを買ったのか。

リスクは覚悟していたとしてもリターンは当然その優先順位に基づいている、はず。この資本主義最低限の返済優先順位のルールをひっくり返したこのアイデアがフェアだろうか・・・・・

(劣後保有者が中小の零細企業で、彼らの存続を脅かすので優先的に小口債権を返済することはありうる。しかし、今回は相手は組合だ。)

要するに組合寄りだよね~・・・・選挙のお礼もあるし・・・・僕は労働者の味方だし・・・ということにしか見えません。

このあと段階としては資産売却に移ります。裁判所を舞台にすさまじい攻防戦が始まるわけですが、この売却した代金は元来第一位の連中の返済原資になるはずなのですが、このように踏み倒されることになっていますね。

実はこの資産売却の相手はトヨタや日産ではなく、一義的にはこういった「ハゲタカ」が購入する場合が多いので、そうなると「江戸の敵を長崎で取ってやる」・・・・可能性は十二分にありますね。

そして、肝心なこと・・・・

その資産売却がもめて長引いても、クライスラー従業員は80%もの給料がもらえて、その間はすべて政府がDIPを付ける。これは当然国民負担だ。

これがフェアか・・・・・ わしにはどうみてもフェアとは思えんのですよ・・・・同じことをGMでやるって??

頼むからやめてくれ・・・・

今回はこれにて。

と、まあ、細々とゆらり再開致します。

引き続き御贔屓に・・・

 

PS もし資産売却が60日で終わらなかった場合どうするか、ってどこにも書いてないんですけどね。どっかに書いてあるはずなんですが・・・・見たことある方おられたらぜひメール下さい。お願いします。

 

 

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ソロモン・ブラザーズの名誉を回復するぞ

2009-04-21 22:50:35 | 金融全般

あのNHKのたこ番組のおかげでこのまま行くとソロモンブラザーズがただのこそ泥並みの大たこやろう、と誤解されたままで終わってしまう恐れがあり、ライバル社に身を置いてしのぎを削ったものにとって、それではあんまりだ・・・という思いが強くなってきました。

そこで、ソロモンがどれだけすごい会社であったか、そしてむしろ、今債券市場があるのはソロモンのおかげです、ということをわかって頂きたく、ここに書くことにしました。

この機会に複数のソロモンOBの方とも久々に話せたしね。

もー、NHKの諸君、君たち イッキだぞ!

プロフェッショナル、なんてすばらしい番組をやっているのに、まったくなんてこった!

さて。

いまではみなさま、ごく当たり前だと思っている取引があります。

S: Offer 100Mil of UST 10YTR 5-19(5/2019) with regular!

T:99-02/32!!

S:If you are still there, you can sell 100Mil of .... at 99-02/32!!

T:It's done!

Sはセールス君、Tはトレーダー君。日本の会社ではセールスのことをトレーダーとか呼んでるみたいだけど、間違ってますから・・・・

それからダン! はセールスから言ってはいけません。(と、よく怒ってましたね) 

それから1/32というのはアメリカ国債独特の刻み方。1円未満を32分の1づつ刻む、というのが基本なのです。おもしろい?

まあ、かっちょよく英語で表現したわけだが、要するにアメリカ国債の値段をその場でなんぼやねん、と聞いてその場でトレードする。しかも100Mil,つまり約100億円のロットをプライシングしてその場で決める訳ですね。

まあ、国債だからさ、あったりまえなわけよ・・・と思ってるでしょ?

日本国債でも同じ事で、こういう引き合いを受けたときに「ちょっとまってね」とか「ちょっとだけよ」など言っていては仕事になりませんよね。

しかし、こういう完全クォーテーショントレーディングシステを考え出したのはまさにそのソロモンブラザーズだったのです。

それまではどうしていたかというと、たとえば100MIl 買いたい! といわれても、かなりの時間がかかり、逆に99-02なら20Mil 買ってください、というお客様の注文を受けてからおっとり刀で証券会社が買いにいくというのが普通だったのです。

当然99-02で本当に買えるかどうかの保証などあったものではなく、100Mil 買いたい投資家さんがいても、

「99-02では10MILしか買えませんでした、次に買いに行くと99-05になってしまいますけどどうします?」 

などというたわけたことをやっていた訳です。今なら死刑だよな(笑)。

そこに颯爽とソロモンがやってきて

「その場でいくらでも仕切りまっせ」、とやった。

更にすごいのは

売り 99-02 買い 99-00

などと売り買いを明確に示し、投資家がどちらをとってもいいですよ、という完全なる2-WAY プライスを保証したこと。

今は当然のものと思われているこの2WAY プライスですが、それを常に提供するというビジネスモデルを考え付いたのです。

当然、それを支える膨大な在庫管理のための資本力、ヘッジの技術が必要で、それらを用意周到に兼ね備えたソロモンブラザースが他を圧倒するのにそれほどの時間はかかりませんでした。

このソロモンの発明によりその後の国債大量発行時代にも荷もたれ、未達ひとつせずに流動性が確保され、更には同じ事を社債でも始めたために社債の流動性が飛躍的に増した(当然発行機会が増えるので相対的にコストの軽減にもつながった)ことは特質すべきで、その意味で現在の債券市場の基礎はソロモンによってもたらされてといってよいのです。

一方それまでの伝統的手法にあぐらと書いていたモルガン・スタンレーやゴールドマンはこれによりシェアーを奪われ、引き受け主幹事獲得でもポジションを積極的にとるソロモンの後塵を拝する様になるわけです。

実は両社ともディスクロージャーがうるさくなる上場なんてしたくもなんともなかったんですが、ソロモンに対抗するためには在庫を支える資本力が不可欠でした。

結果として不本意な上場に追い込まれるという事態に至り、その結果、一株あたりの利益率をめぐる過激な競争の中で利益の高い証券化商品に傾注せざるを得なくなる・・・という流れの中でこの金融危機の引き金を引いてしまった、というなら、その意味においてはソロモンが主犯だというのは正しいのです。

しかし、それは国債であり社債であり今の我々の金融市場の流動性の根底を支えるシステムの開発がソロモンによってなされた・・・・という重大な事実の重みを軽んずるものではありえません。

80年代既に日興証券で債券部門の責任ある立場におられた三原御大は当時、このソロモンの出現で、

「これは大変な時代になったぞ、日本の証券会社も資本力をつけないと大変なことになるぞ!」、

とひどく警戒したものだ、おっしゃていました。

そして、この国債や社債における膨大な引き受けシェアーの獲得とセカンダリーにおける圧倒的市場占有率を利用して、相場操縦まがいの「荒稼ぎ」が始まり、最終的にアメリカ国債でインサイダーを行うという極めつきのインサイダー疑惑でこれらの債券トレーディング部門を育て上げたジョン・メリウェザーは退場させられ、ソロモンはその歴史に幕を閉じます。

彼が編み出したトレーディング手法やリスクヘッジの方法は現代でも用いられている訳ですが、一方メリーウェザー自身はその後この手法を更に進化させLTCMで大勝負をかけることになります。

結果はみなさんのご存知のとおりですね。ですからLTCMに一言も触れないあの番組は本当に変、なんです。

従って、当然、ソロモンといえばメリウェザーそのものなので、ああいう「ミミズ程度」のおっさんにインタビューをして「歴史的インタビュー」とかあほなことを抜かしておるNHKはなんなんだ、というお話をした訳です。

おまけですが、その後市場における一定の占有率を占めることで特定の現物債券が先物に比べて相対的に割高に推移する、という現象を使って日本市場でも大もうけをすることになるのですが、そのときの担当者Mさんはフェラーリ1社分くらい稼いで、今ではフロリダあたりで草むしりをしているとのことです(笑)。 黄金の80年代であります。

いづれにせよ、テレビでやる前に当時現役だった三原御大あたりに話をお聞きになっておけばこんな番組にならんかったでしょう。なぜでしょうかね~。

取材する相手を間違えるなよ、といつも申し上げてます。

ということでソロモン、偉大な会社だったんですよ。

覚えておいてくださいね。今の債券市場があるのは大筋ソロモンのお陰なんですから。その意味で彼らこそ債券市場の風雲児、だったのです。

おまけ

僕らの間ではソロモンのことをホルモンブラザーズと呼んでいました。なんとなくパワフルなんでホルモン、がぴったりだったかな。
モルガンスタンレーはよく、モリナガスタンド、と間違えられた。

ゴールドマンサックスは ゴールド万作さんからお電話です、なんてメモが机の上においてあったりしました(笑)。関係ないけどアンドリューって日本語の上手い外人がいたんですけど、ずっとお客様に「安藤竜さん」だと信じられてました。会うと、まんま外人なんでみんなびっくりしたりした。では♪

 

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日経ヴェリタス

2009-04-19 12:18:57 | 金融全般

本日の日経ヴェリタス、アルファブロガーの情報力、のコーナーは私です。よろしければご一読ください。駅売りなのでちょっと買いにくいんですけどね・・・・よろしくお願い致します。

日経というのは本当に太っ腹な会社でして、日経金融を廃刊に追い込んだ3変人の一人といわれる私にこうやって取材をする訳ですからさすが、というしかありません(笑)。

それはそれ、これはこれ。ビジネスの鏡のような新聞社です。

ところで・・・・

ご存知のとおり、ぐっちーは所謂「取材」はまず受けません。
自分で書くもの、生放送出演以外はすべてお断りしています。 実際は大事な方から頼まれるといやとはいえないのでそういう物はお受けしておりますが、原則受けないのです。

理由はご推察のとおりです。
勝手に編集され、切り刻まれ、見るも無残にされて、勝手に言ってないことまで言ったことになっちゃうから。もう、ホントめちゃくちゃ。ですから頭にくるし、メンドクサイので受けない。

今回受けたのは記者の三反園さんが担当しているから。

僕の知りうる範囲で新聞記者としてはベスト3に入る人です。
できばえはご覧頂くとしても、彼のいい所はまず大変勉強しておられること。勉強していない記者が多すぎるんですが、かれはきちんと勉強されています。

それから、私が取材にお答えしているディテールは、すべてある一定の意思と主張に裏付けられている訳で、それを逃さずきちんとお書きになった上で、新聞にとって必要十分なファクターをも兼ね備えておられます。これが本当の記者、ということなんだとおもいます。

りんごは赤い、という発言は同じでその事実は変えがたいのですが、なぜその発言をそのタイミングでしているのか(なせりんごなのか、なぜ赤いりんごの話をしているのか・・・)相手の主張、趣旨を十分に汲み取らねば誤解を生じる訳でして、それを無視するジャーナリストがあまりに多いので私は取材を受けないのですが、、要はこういう立派な記者もいるんですよ、ということです。

結局さすが、日経、ということになるんですかね、よくわかりませんが(笑)。 でもさ~、あんだけ写真取ったんだからもうちょっとうつりがいい写真を採用してほしかったなー・・・まあ、仕方ないか。

それから撮影に協力してくださった白金台のイタリアンはイル・グラッポロ・ダ・ミウラさん。まじでお薦めですが、必ず予約をしていかれてくださいね。私のブログの読者です、というと料金が倍になるので気をつけて・・・・

ってのはうそ(笑)。

今流行のイタリアンのシェフががだいたい30台の第2世代によって構成されていますが、三浦さんは第一世代と第二世代の中間に属する世代。

この世代、多くのシェフがろくでもないものになってしまった中で唯一、輝きを失っていない方で、その繊細華麗なテイストは他を寄せ付けません。大事な方と是非・・・・・因みにニョッキはマストリストですが、作るのに大変手間がかかるのでできれば予約のときにニョッキ食うぞ、といってあげてくださいね。

http://www.ilgrappolo-damiura.com/index.html

最後に勝手に名前を出させて頂いた、かんべえ先生、本石町先生、シモネッタ大先生に御礼申し上げます。 また飲みにいきましょう。私の解禁ももうすぐのようなんで・・・ね、あおいちゃん♪

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借りた金は返すな!?

2009-04-09 01:19:01 | 金融全般

すみません、書き込みしてませーん。

最近弁護士の方との打ち合わせ、作戦会議など、多いわけです。理由は題名の通り。

いや、弁護士って大変な仕事だよね。 あれだけ訳わからん連中の言い分聞いてさ、ちゃんとそれなりに理論武装していく訳だから。おれなら うるせー、帰れ! っていいそうだわね(笑)。

で、日本ではねー、踏み倒しがここまでおおっぴらにおきるとは思わなかったんですよ、私は。

相当普通になってきました。だって振込みがないんだから払えないもん。やなら潰してよ、と開き直られてしまう。

不動産じゃないから強制執行もできないし。ふつーに払わない。 そうするともう前金制って話だよね。

で、その分また資金繰りが大変になる。前金払えないところは無理に無理を重ねて最後にバンザイするでしょ。そうすると本当に発注も何もなくなる訳。もう何もない。

こんなことはオイルショックのときも経験してなくて、おい、注文はどこにあるんだ・・・・ で、結局中国頼みです。

予想通りですね。
でも、元は自由に交換できません。だから中国は刷り放題。ヘリコプターで撒いてしまってインフレになったら政府が勝手に預金を封鎖してしまえばいい。

これは第二次世界大戦の時のドイツと同じだね。実際それが可能な国ではあるけれど、そんなやばい方法に頼らなきゃーいかんという世界経済は結構深刻だろ、とやはり思いますよね。

トヨタもキャノンも中国出て行って支払いは元です・・・・・

その元どうするんだ? 現地の従業員に給料とか払うってたって限界があるしね。現地調達する部品があればそれで支払えばいいと思うでしょ? 甘い!

それはドルで払えって・・・・むちゃくちゃですよね。そう、むちゃくちゃです。だって中国ですから。

しかも日本企業の溜め込んだ元だけそのうち間違いなく封鎖されたります。中国人に渡すなら10分の1だけ交換してあげる・・・・んなばかな! って何回もやられてます。

それでも行くか・・・・・行くしかないか・・・・

使いきれる元を稼げるようなサービス業なら出て行っても助かりそうだけど、あまりにも元を溜め込む危険性があるところはその使用先をどう確保するというのか。

僕のつたないソビエトの経験でいうとルーブルもらうなら毛がにだった訳。そう、それしかない。で、それをどこかで売る。あるいは使う(食う)。つらい・・・・・

結局元、早く自由化しろ、って話になりますね、当然。
さもなくば元で支払ってもしかたねーな、と中国が受け取りを認めそうなアフリカの資源国とスワップでもしておくか・・・・

昔やったことあったりします。金欠のナイジェリアかなんかにルーブルあげるから原油くれよ、ってやるんだよね。そのルーブルで何かをソ連から買うんだけど、買うもんない訳よ、当時のソ連だから。

で、結局そのルーブルもってナイジェリア人がモスクワでねーちゃんと遊んでたりするんだからさ。まあ、中国からは買うもんありそうだね。

昔の経験、役に立つな~、やっぱり。

しかしね、この深夜ではあるんだが、サラ金のコマーシャルがなくなったと思ったら、今度は多重債務者の方、どうぞ! ってな法律事務所のコマーシャルがテレビで流れてるぜ。いやまいったね、こりゃ。

コメント (17)

ごっくん、してませんから

2009-02-18 16:33:21 | 金融全般

もう、風俗の記事じゃないんだからさ、頼みますよ、ほんとに・・・

さて、GM。

166億ドルと300億ドルが同時に出てきてしばらく??

あちこちの記事を合計して合点がいった。
134タス166で300 ということでしたか、なるほど。

ご存知の通り134億は既に借りている分。
それに新たに166億をお願いしやす、ということですが、3月には資金切れを起こすのでそれまでにくれ、と。

WSJによるろこれまでに既存の134億のうちいくらがドローダウンされたのか不明で足りるかどうかもわからんのだそうだ。

不明ついでに労働組合との交渉も不調。

4.7兆円にも及ぶ債務の返済(あるいはリスケ)計画についても ”failed to strike” だそうだ。何もできていないに等しいですね(笑)。

バンカメ(晩亀・・・いい変換ですよね)にしてもシティーにしても最安値すれすれで張り付いている。

ダウの採用銘柄からはずされるんじゃなかろうか。 
これ以上資本注入して希薄化するのも恐ろしいしね。ここから先は神の領域、とかいいたい気分です。

PER. 
たくさんのコメント感謝致します。
どなたかがおっしゃってましたがほんと、盛り上がりますね、これ。

単純な数字ですので日経平均を何で割るか、により如何様にでもなる点、ご注意をと書いたつもりが、なんだか百花繚乱になってしまいました。

どこの利益を取るかによって違うのは当然で私がご紹介した80台のものは当然予想EPSをブルーンバーグから拾って入れています。実績ベースだと4倍くらい開いてますのでせいぜい20くらいには落ち着くのですが、現状は予想EPSを使うべきだろう、というのは個人的な考え方、まさにアートの世界と言ってもいいですね。

案の定、PBRをみるべきだ、というご指摘もあるのですが、くどいようですけど、絶対の指標はないのです。

それから・・・
証券マン、レディーによる販売行為とネットなどの情報を同列に扱う方がおられたのにはちょっとびっくりしてしまいました。

金融庁の方も多数ご覧になっておられますが、愕然とされたのではないでしょうか。 金融商品の勧誘における厳格性が投資家サイドから軽んぜられているようでは本当の投資家保護は覚束ないですね。

まあ、売れば売るほどなぜか証券会社の手数料が増える「たこ配グローバルソブリン」なんて商品が一番売れてしまうのもこういうところに原因がありそうです。

自己責任という前に説明責任を果たして売ってほしい、ということなんですがね。お前も同列だとか言われるんですが、免許もってちゃんと売るときはこっちは「怖いおじさん」になりますからね(笑)。

ランド債とか売るのも勝手だけど、為替レートに影響を及ぼす南アフリカ中央銀行(!)の金融政策なんて本当にわかってるのかしら、などと悪態をついてみたりして、僕ごっくんしてないから・・・・・じゃ、口のなかのワインはどうしたの?

お後がよろしいようで・・・・

では・・・・

コメント (16)

どうにもとまらない・・・

2009-02-17 21:58:32 | 金融全般

酔っぱらうとなぜか隣の人のグラスをとったり目の前の人のワイングラスで飲んじゃったりするんですよね。目の前に自分のグラスがあるのに!。

ということで酔っぱらいの気持ちはよ~くわかるぐっちーですが、ちょっと笑い話では済まなかったようですね、今回は。

経産相時代にも前科があるし、こうなるとYou Tubeは手ごわいね(笑)。相当影響してると思いますわ、これ。
お酒やめてよかったかもね、とみんなに言われてしまいましたよ。そんなにひどかったかい、 はまちゃん!?

とか何とか言っているうちに笑っちゃったのはこれ。

この数字はなんでしょうか・・・

ダウ工業株30   11.97
SP500       13.08
FT100        9.85
DAX         10.06
上海総合      17.09
日経平均      81.82

日経だけダントツで高いですよね。

 

これ、昨日の引け値で見たPERです。
いつのまに、こんなになってしまいました。

株価収益率は株価を一株当たり当期純利益で割ったものであり、次の式で求められる。

株価収益率 = 株価 ÷ 一株当たり当期純利益

日経は高めに出る、という傾向はありますが、いくらんでもこれは高すぎますね。

また、将来を織り込んだ株価に対して現在減収減益が連続の純利益をあてはめても意味がない、という批判もありますが、将来収益見通しは下手をするともっと悪いかもしれないし・・・

そうなると、株価が相対的に高いということは確かで、企業収益のV字型回復を織り込んでいるのか、これからの株価急落を織り込んでいるのかそれはよくわかりませんがどうでしょう?

もちろん三月末に1ドル120円かなんかになるとこの数字でもオッケーですけど(笑)。

今日本株を買っている人がPERを無視している、あるいは見ていないせいかもしれません。

ついでに・・・・

「トヨタ、配当利回り4%超えてますよ、銀行預金するよりましでしょ」、

というセールストークをしている証券マン、レディーがたくさんいるんだそうです。
社長自らそういうセールスをしている場末、違った、地方証券会社もあるそうです。

これ、本当なら法律違反です。
属性の違うものを比較して販売してはいけません。

いくらトヨタでも株を元本保証の銀行預金を比べるのはいくらなんでもいんちきですよ。比べるならせめて株同士で比べましょう。

因みに大分よたよたしてるけど同じAAAクラスのGEの配当利回りは10%以上あります。これでもトヨタはそんなに割安か。GEのPERは5.9に対しトヨタは14.7。いかがですか?

こういう指標は絶対視してはいけません。あくまで「指標」ですから。しかし、判断の有力な手がかりになることは間違いありません。今後どう動いていくか注目してみるのもいいですね。

GMの結果が出たらおそらく使うであろうDES(Debt Equity Swap)のお話でもしてみようかと思ってます。韓国もリクエストが多いのですが、時期的に微妙なのでやめとこいうかな(笑)。 でも気が向いたらやりましょうか♪

本日何人かの著名エコノミストの方とお話しする機会がありました。
どのくらい信用収縮が起きているか、10億円の決済もおちおちできませんよ、と事例をあげて話しましたが、はじめは冗談だと思ったようです・・・あらら。
これでは当たらないね、経済予測も。

事件は会議室で起きている訳ではないのですよ、ということで続きはまた・・・

PS

はあ~・・・・
だから自動的に消滅するって、書いたんだけどね・・・・通じてない??

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エルピーダ

2009-02-04 11:51:23 | 金融全般

これもまた何なんだ! 

という話なんだけど、この見出しはすでに使ってしまっているしね~、それにしてもだよ。

エルピーダメモリ、公的資金の活用「申請検討したい」

 エルピーダメモリは4日、公的資金を使って一般企業に資本注入する新制度の活用申請について「資本増強の選択肢の一つとして検討したい」とのコメントを発表した。政府は一時的な業績不振に陥った企業の財務基盤強化を支援するため、今通常国会で産業再生法改正案の成立を目指している。エルピーダは同法案が成立した場合、日本政策投資銀行などに優先株を発行する形で、今春にも資本を数百億円増強することを検討している。 (12:38)

(日経ネットより)

出たな、妖怪!という感じだね。
僕はJALを指名したのだけれど、経済産業省としてはこちらを先に通してみよう、これが通ればJALは楽勝、って、マージャンかい!あんたらは、の世界は。

こんなものが公的資金で救済できる、というのなら、アメリカはGM一社の救済になんであれだけ汲々としているのか?? 金融機関は世界の経済を脅かすリスクがあるということでやっとお金を入れることにした。

それですらあれだけの議論を尽くしてやっている訳だ。

民主主義、自由主義経済の当然の帰結として、一民間企業は経営に失敗すれば倒産する。不動産会社はだめでエルピーダならOKというのはいったいどういうことか、きちんと説明せよ、経済産業省よ。

第一次バブル崩壊余波でのダイエー(そしてまさにそごうなど)がドサクサ紛れになっていまどうなっているのか。きちんと検証されねばならない。

100歩譲ってもし一時的な大波をかぶってしまった結果での経営不振というなら、株式市場で十分調達できるわけであり、政策投資銀行は主体的判断で融資が可能なはずだ。それを経済産業省の意のままに動かせるような金をつけよ、というのは許される話ではない。それを言い出したらそもそもいったいなんの為の民事再生法なんだ!

こういう一連の動きを見ているとまだ前回バブルの時のほうがましな解決をしようとしていたのかもしれない。まあ、本当に解決する前に中国バブルのおかげで救われちゃったんだけどね。

いづれにせよこんなもんがこんなスキームで救済されるのであればもう資本主義などあったもんでもない。それだけ国の存立を揺るがすほどの企業なのだというならその説明をせよ。

その上でそんな大事な「国策企業」の経営を失敗した放漫経営の罪で経営者を牢屋にぶちこむ、のと引き換えに金を出す、くらいでないとモラルハザードの極地だろう。
先に金をつけてあとから経営監視しますから、って、あんたらあほか。

経済産業省も・・・国民をばかにするのもいい加減にしろ、ということだ。

どなたかが書き込んで下さったが結局これだけの大変な状況のなかで、
役人同士の縄張り争いを繰り返している官僚組織というのはほんとに
どうしようもない、というべきだろう。

 

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アパマン・・・・・ショック!

2008-12-27 14:33:11 | 金融全般

別に取り上げる気持もあまりなかったのですが、ある筋から個人投資家がかなり犠牲になりそうだ、との情報を頂いたので、ここで取り上げることにいたしましょう。

本件をおさらいしておくことで同じような手口のものを見つけだすことも簡単になりますしね。ただ、ほんとに筋の悪い人がたくさん付いている案件なので再び東京湾に沈むかもしれませんが(笑)、クリスマスついでに許してもらいましょう。

アパマンショップホールディングス。

上戸彩ちゃんはかわいかったのだが、ファイナンスに苦しんだ挙句に、50億円を上限とした第三者割り当て、15億円を上限とした新株予約権を発行すると発表した。

このご時勢、将来のビジネスモデルも希薄でまともなファイナンスが付きづらく、平成20年9月期決算では純損失約70億円を計上して、連結自己資本比率2.4%という数字を見せ付けられば、そもそも苦し紛れの一発と見られるしかないですね。

さらにこれをまともにすべて割り当て行使するとなると、今の株価でいけば約100万株しか流通していない市場に300万株が流通することになり、希薄化どころの沙汰ではない。

今の制度ではこれを取締役決議で通せてしまうのだから上場株といえども注意が必要な訳で(監視している所はない)、何より、株主の知らないうちに一気に何倍の株が発行されてしまうのだから、ひどい話であります。(東証はようやく重い腰を上げてはいるのです、どこまでできるか・・・)

IRにはこれで新たな事業が展開できるので長期的には株主のプラスになる、などとたわけたことを書いていますが、借金の返済に消えるのが関の山で、100万株も増えた株数を養う利益をどこからあげるつもりなのか全く不明のまま発行を決議してしまいました。

しかも割当先も明記されておらず(自信があれば株価におもプラスなので必ず公表します)、その筋からのファイナンスなので明らかにしたくな、というバイアスまで疑われます。

一方、これだけの希薄化を発表しておきながら株価はストップ高の異常さ。このファイナンスで新事業を立ち上げるので株価があがります!!・・・・とちょうちんをつけ個人投資家に買わせておいて自分は売り逃げる、というのがこの種のディールのこれまでの常套手段なのですよ。

今回も個人投資家の方はよく注意してください。テレビコマーシャルで露出度が上がっているのもそういう効果を助長しますのでね。

こういう場合、元来はヘラクレスが要注意銘柄として隔離して断固たる姿勢を見せつけねばなりませんし、関係当局が厳しく取り締まらねばなりません。まずはこういう反市場的行為は売り買いの手口を公表してもいいのではないでしょうか。

何事もなければそれで潔白が証明できるし、疑義があればブラックマネーとどういう証券会社が実際に付き合っているのか一目瞭然でしょうしね。一石二鳥でしょう。

もちろんこの種の取引・・・・第三者割当で筋の悪い連中からファイナンスをして個人投資家に提灯をつけ、インサイダーまがいで他の投資家を巻き込みつつ価格上昇したところを彼らと経営者のみが売り逃げ、その後は燃えカスのように20円のような低位の株価で放置され、個人投資家が取り残される・・・・ライブドアが似たような手口だった訳ですが・・・は何もアパマンに限ったことではないのです。

マザース、ヘラクレスにはこの種のいい加減な企業がごまんとと上場しており、ブラックマネーのファイナンスに使われていることはNHKの番組どおりです。ヘラクレスを管理する大証は大いに介入すべきでしょう。勿論1部上場といえども過信は禁物です。

まあ、アパマンはこれで時価総額が30億円もあるのだからご立派というほかはないですが。 念のためIRを乗せておきます。

http://www.apamanshop-hd.co.jp/pdf/ir/irnews424_20081225osa.pdf

 

 

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でたな、ついに・・・

2008-10-09 01:40:43 | 金融全般

電話がテレクラ状態です。がんばりましょう。

日経マネーなど、いろいろな雑誌でブリックス投資の取材をよく受けてました。今年の5月位ですかね、わたしもあちこちによく出てましたけど。

「ロシア人は資本主義を理解してないから絶対投資しちゃだめよ」、 と随分言い続けてました。サハリンの例もあるんだし、と申し上げていたのですが、当時はあちこちで叩かれました。おまえは何もしらない、と。

で、今度はわたしが叩く番(笑)。 以下日経さんから。

ロシア当局、株取引を当面停止  

【モスクワ=古川英治】インタファクス通信によると、ロシアの金融当局は8日、主要証券取引所のMICEXとRTSの取引を当面停止することを決めた。売り注文が殺到したことを受けたもので、同日は午前に取引を停止したまま再開しなかった。MICEXは9日も取引を停止すると発表、RTSは当局の指示が出るまで取引を見送るとしている。  グルジア紛争による投資家の「ロシア不信」の影響もあり、RTS指数は5月の高値と比べ約70%下落している。 (00:38)

 「当面」だってさ。 大笑いパジャールスタ。再開した時はRTSはゼロでしょう(爆)。

そのへんのOLの間で合コン人気No.1が外資系証券会社、なんてときはもうピークアウトして終わっている、という話をアエラで紹介しましたが、バリ島のリッツカールトンでロシア語のパンフレットを見つけたり、マーレのレストランでロシア語が響いていた時点で終わり、と考えるべきだったのです。

ということで、そのうちまじで毛ガニで決済してきますので覚悟しましょう。若い方は冗談だと思ってるでしょうけど、1986年ころはお金がなくてまじめな話、ブルドーザー代金を毛ガニとか、たらこで払っていたんですよ、ロシアは。カウンターパーチェスといいましてね、まあ、総合商社の出番だったんです。私の手元には今でも当時の日露水産用語辞典ってのがあります。ちなみにイクラはロシア語です。

ニューヨークは私がコメントすることもありませんよね。終わってます。協調利下げ?? 

去年の11月に「やらないとだめよ」、と私書いてました。遅いアルよ、もう。

アイスランド。
固定相場制に復帰(?)だそうですが、これ、CDSとしてはデフォルトです。アイスランドは隠れたマネーロンダリングのメッカです。だからGDPの4割近くを金融業が占めている。ロシアマフィアのお金がたくさん入っているので「溶けたら」困るのであわてて援助した、ということですかね。知らないうちに北方領土にならないように祈ってます。

空売り規制解除。目も当てられません。

KRW。 韓国ウォン。
リーさん、早く帰ってきて。ポジションが担保流れになっちゃうよ~・・・・

最後に日銀の皆様へ

JGBの決済だけでも明日からすべて日銀が保証する、と宣言しないと本当に大変なことになるよ。T+3を外資系証券会社や銀行と決済したくないから取引しない、というのは異常です。これではいくら資金供給しても尻抜けです。

金融庁の皆様へ

日本国債なんですけど・・・・。
100で返ってくる・・・・・んですよね?? なら、時価会計も即日やめましょう。これで当面ひといきつけますし、日銀の担保の掛け目も100%にできます。

アメリカから文句を言われたら、今度は「あなたも早くやった方がいいですよ」 といってやりましょう。

では!

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アメリカに見る金融再編

2008-09-04 12:06:48 | 金融全般

最近のサブプライムでこけるまで、アメリカの金融業は絶好調だった訳です。入社一年目の新入社員まで入れてもウォールストリートの平均給与は25万ドル(2500万円)もありましたからわが世の春どころの沙汰ではありません。

しかし、考えて見るとアメリカの金融業界と言うのはやはり凄いもので、これだけ絶好調の中、片方でダメなものはどんどんリストラしてきた訳です。サブプライムでこけてリストラするならまだしも、絶好調時にもリストラの手を緩めることはありませんでした。

振り返ってみましょう。
80年代は当にトレーディングの時代。投資銀行といういわば仲介手数料業務にいそしんでいた連中を、自分のキャピタルをかけて相場を張る、そしてそのポジションをあらゆる投資家にデリバリーすると言う、それまでの伝統的な良質な顧客とのリレーションシップに基づいた投資銀行業務を「下品」なトレーディング業務が凌駕した時代。こういうのはわりと最近始まったことなんですね。

この時代の雄はソロモン・ブラザースという会社です。1984,5年当時、日本のサラリーマンが1億円取るなんてことは信じられなかった訳ですが、当時の東京のトレーディングヘッドの明神さんは10億円の給料を取っていました。そのころのソロモンの連中は悠々自適で今はアリゾナで寿司屋とかやってますが、会社そのものは吹っ飛んでしまいました。

理由は簡単で、ゴールドマンとモルガンスタンレーと言う伝統的投資銀行がこりゃ、いかん、ということで本気を出してトレーディングに突っ込んでいったらやっぱりかなわなかったと言う訳です。ソロモンは、ゴールドマンやモルスタに対抗する為に最終的にはアメリカ国債の相場操縦で訴えられる、という惨めな終末を迎えます。

その意味で「あだ花」と言えるのは、このソロモン、スミス・バーニー、ファーストボストン、バンカーストラストなどなど、中途半端なブローカー及び商業銀行出身の会社は総崩れで、全て討ち死にしました。

ソロモン、スミスは今のシティーに吸収されましたが名前も残っていませんね。バンカースはドイツに吸収されましたが、これも名前がなくなりました。ファーストボストンだけがCSFB、クレディスイスファーストボストンとして名前が残っています。

ですから、アメリカの金融業の話をする場合に、十把からげて「米系金融機関」ましてや欧州勢まで含めて「外資系金融機関」というのはとんでもない間違いです。合コンに行きたいOLのおねーちゃんが

「お金持ちの外資系金融機関の男を集めてよ!!」

というのは仕方ないと思いますが、プロのジャーナリストがそれではまずいです(笑)。

メリル、先ほどのソロモン、潰れたベアー、そしてリーマンもすべて株式ブローカー上がりの会社で、アメリカでは差別されます。(区別ではなく、差別です)

一方、商業銀行あがりの投資銀行業務をやっている、という連中がシティー、JPといったメンバーでやはり本業は商業銀行なので、プレスティージは持っていますが元来こういう「切った張った」はうまくありません。投資銀行業務に出陣したのはいいけれど、肝心の手数料収入が上がらない為に、ジャンクボンドの引き受けや、CDOの引き受けで手数料を稼ごうとした結果が今回のサブプライム関連の大損失に直結した訳です。ゴールドマン、モルスタが殆ど無傷なのは偶然ではありません。

JPモルガンという銀行はも元々はモルガンスタンレーと同じ会社でして、JPモルガン商会といいます。預金などの、ちまちました商業銀行を引き継いでいったのがJPモルガン。投資銀行業務を引き継いだのがモルガンスタンレー、と言う訳ですね。

もともとグラススティーガル法という、独占禁止法で商業銀行と投資銀行の兼営を禁止したものの、制限のない欧州勢にやられそうになって、兼業を認めたわけです。そこから、今の歴史が始まります。その意味では早い時期にJPとモルスタが元のさやに納まってしまえば今頃世界制覇だったのかもしれませんが、そうは行かないところがまた面白い所です。

ベアースターンズというのは株式ブローカーから成り上がりながら、証券化商品のブティックとして名を馳せました。それがあだに成った訳ですが、彼らの持っていた証券化商品のプライシングシステムはウォールストリーとでも相当抜け出した存在で、これを二束三文で買ったJPは大変お得だったかもしれません・・・・但し、証券化商品がまだ今後も商品として存在すれば、という条件は付きますよ。

そういう意味では本当に買って意味がある、と思われる投資銀行はゴールドマンかモルガンスタンレーしかありません。GEなどはいまだに重要なファイナンスはこの2社のどちらかにやらせます。独占です。

どうでもいい社債の引き受けなんかはほかの連中にもやらせますが、重要なものは触らせません。 この点から見れば、この2社に出資するのは大変意味がある事なのですが、それがリーマンとなると??でありまして、買収するのでは?といううわさが絶えない三菱ですが、その程度はわかっているのではないか、と私は思います。

リーマンはその意味で何も無い会社です。株式などのブローカー上がりですからアメリカ金融資本や企業資本に重大なコネがある訳でもない。

(指摘がありましたので追記します。が、もともとブッロッカレッジ(Brokerage)出身ということですね。)

ベアーのように特別なノウハウも持っていないし、特別な優良資産を持っている訳でもない。その意味では買ってもあまり意味がありませんね。個人顧客リスト位でしょうか、財産は。ですので、多分だれも買わないでしょう。

ということで、アメリカの金融資本についてはその大まかな歴史的背景を知っておくとすこしすっきり情報が整理できる筈です。ご参考まで。

PS 
ハニートラップでぐぐったらここに来た、という方がおられました。随分古い記事ですが、そうですか・・・有難うございます。しかし、「ハニートラップしてこい!!」、という会社もすごいもんだなー、と感心しておりましたが・・・。ま、せいぜいご自愛のほどを(笑)

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413球 そして400兆円

2008-08-22 10:56:37 | 金融全般

やはり日本は女性、ということをまざまざと見せ付けられた一日。上野投手、二日で413球だそうです。ふー、ため息が出る。

それにしても、勝利の女神は何度も試練を与え続け、どうみてもアメリカに勝たせたい、という感じに見えた。それを精神力ではねつけた、という勝利に見えます。あの連投状況で雨で中断なんて、普通は耐えられません。切れちゃいます。

そのせいでしょうか、勝利のあとのあのエネルギーあふれる「うれしさの爆発振り」は、日頃見ている、泣きじゃくる「なでしこ」の姿ではありませんでしたね。男前、ほんと男前でした。泣きじゃくっているのは宇津木元監督でそれはそれでよかったですね。もう、野球、見たくないかもしれないけど、やっぱり見よう(笑)。

ホームランバッター相手に内角胸元を攻めまくるあの上野投手の投球ができるかどうか、度胸試しで女子に負けていたら、話にならんぞ、杉内君!

一方、情けないx3 なのは私を含めた日本男子と共にこちら・・・・

東証1部の時価総額、400兆円割れ 約5カ月ぶり  

21日の東京株式市場で日経平均株価が前日比99円48銭(0.77%)安の1万2752円21銭と3日続落し、4月1日(1万2656円)以来約5カ月ぶりの安値水準となった。この日の相場下落で東京証券取引所第1部の時価総額は397兆5984億円と3月31日以来、約5カ月ぶりに400兆円を下回った。(日経です)

まあ、証券取引所の時価総額は関係ない、というか意味がない、って話もあるんですけどね、上海も下がっているとはいえ、これだと上海とどっこいなレベルでして、4兆ドルを割り込んでますからね、ロンドンよりは確実に下でしょうか、詳細は見てないけどね。

東証問題についてはこれだけで三回くらいの特集になってしまいますが、端的にいうとあらゆる審査能力が欠如、または破綻している。アジアメディア事件でお分かりの通りで、審査になってないです、あれでは。

アーバンのCBについても開示義務のあるなし、適時開示原則に適合しない等々議論がある訳ですが、プロの金融マンで、あの6月の時点でただでさえ不安定な株価に基づき300億円ものCBが「素」で発行される・・・ことを真に受けた人間はいなかったですよね。少なくとも私のまわりにはいなかった。

事実アーバンの発表から振込み日まで(確か7月11日と記憶する)何度となく、パリバが拒否した、という噂が流れている訳ですよ。上場企業はファイナンスする場合、必ず東証に報告をすることになる訳で、このCBは普通じゃない、と直感的にわかる人が東証にいない、というのでは話にならない。

「これ、大丈夫ですか、裏になんかあるでしょう??」 

という会話がもし無かったとしたらそれこそ大問題です。その上で「何にもありません」、としらを切ったらもう、これは犯罪ですから、すぐその場でキックアウトできる。だから東証の役割は重大なのです。門番ですね、いわば。

転換価格に何か細工がなされている、かもしれないし、転換後の株式買取契約などが裏でなされる可能性は十分にあるわけで、事実、市場ではこれは何かあるぞ、とうわさになっていたわけですから、見張り番役である東証が見抜けないのでは、これは実に間抜けな話です。

ここまで東証が「節穴」、になってしまえばもう未上場企業のファイナンスとなんら変わらない訳で、一般のまじめな株式投資家に向かってつばを吐いているようなもの。

「自己責任だからね。解からなかったら、自分のお金で弁護士と会計士雇って、常に企業の財務活動を監視してないと知りませんからね!」、

などとたわけたことを言うつもりでしょうかね。

ということで、私が言いたいのは証券取引所の時価総額が単に景気がいいとか、悪いとか言う問題ではなく、東証の不透明な審査、ゆるい監視状態にも原因がありますよ、ということですね。この点を忘れてはなりませぬ。

ある意味この東証の無力ぶり、というのはこのブランドなら大丈夫と思ってだまされた雪印の件などと共通する訳で、うん、東証だから大丈夫だよ、って話にならなければいけないのは言うまでもないですよね。

世界No.1のニューヨークは15兆ドルくらい時価総額がありますが、単なる経済規模の合計でこうなった訳ではないのです。奮起を促したいと思います。

最後に・・・
結構な数の医師の方からさまざまな裏話を頂きました。それらを合算するとやっぱりマッチポンプ臭い、ですね(笑)。 

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タイブレーク

2008-08-21 11:03:49 | 金融全般

はじめてみましたねー、野球のタイブレーク。慣れないとまずいです、あれ。岩瀬はせめられん。あそこはベンチが指示しないと。まあ、気を取り直して韓国戦。キューバよりはやりやすいかもしれませんよ、考え方ですけど・・・

それより上野投手の318球の方がよほど凄かったという方もいるでしょうね。日本の最大の資産、財産は女性だ・・・といつもお世話になっているS社長がおっしゃるのですが、ほんとに、そういう気がしてくるオリンピックです。

それにしても、今回何となくうれしいのは「チョコレートしか食べてない」とか平気で言う内村選手や、ジャマイカのボルト選手も「俺は朝から毎食チキンナゲットだ」とか言いつつ世界新記録をたたき出していて、トップアスリートなのにあまり食べ物に気を使っていない、という話がたくさん報道されていることですね。

あれはだめ、これもだめ、なんていってると人生楽しくないし、僕はいまだにあの中性脂肪だとか、コレステロールだとかうるさいのは「薬屋の陰謀」だと思ってますので(笑)。 今回のメタボ検診とかいうのも絶対マッチポンプだ、、と言う気がしてます。そういえば北島選手も何で食べてますよ、とインタビューで言ってたし、どうも昨今の健康オタクぶりは少しおかしいと思います。

エアロビクスの創設者、クーパー博士も早死にしたし・・・、食事も運動もなんでも普通がいい、ってのは言い訳か(笑)。

えー、アーバンの一件依頼、自己資本比率が云々・・という記事が散見されますけど、これ、事業会社の場合あまり参考になりません。(プロの会計士の方は違った見解をお持ちかもしれません。あくまで「金融目線」です。)

金融機関についてはは自己資本比率を一定以上に保つ、という発想はありですが、事業会社にこれを当てはめると、ろくに事業に投資をしていない、ということになってしまい、健全ですが、株主にとってはせっかく出した資本が有効活用されていない、という面があるのです。

株式はクッションですから、いわばゼロになる可能性を常に秘めています。わかって投資をしている訳ですよ、投資家は。その分配当があったり、株価が上昇してくれればいいのですね。

ですから、それをクッションとして活用しつつ、うまく借金を切り盛りするのが経営者の腕の見せ所。無借金経営で利益が出るなら勿論OKですが、そうもいかないのが事業会社、ですね。勿論上場企業の話ですよ。上場企業の株式を購入しているのに、自己資本比率が高いから当社は安全です、なんていわれても困ってしまいますからね(笑)。

金融機関は皆様の預金をお預かりする身なのであまり無理をされても困るのでこの指標を活用する、ということになります。因みに自己資本比率で見ると、アーバンは三井不動産や住友不動産より高いのです。まあ、あてにならない、ということですね。

 

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