債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

ウォールストリートで20年、生き残ってきたノウハウを開示、日々のマーケット・社会情勢を分析します。

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日本ブランド

2008-05-14 10:44:01 | 考察

世界中の人々から見て「日本ブランド」といったとき何を思い浮かべるか?? 

トヨタとかソニーとかキャノンとか出てくると思うかもしれませんが、アメリカ辺りだとソニーはアメリカの会社だと思っている人がたくさんいますのでそうはなりません。

私の知る限り、彼らが日本ブランドと呼ぶ、或いは日本の力の源泉だ、と思っているポイントは「正確さ+お金に惑わされない正直さ」に尽きると思います。トヨタにしてもキャノンにしてもその日本人の力が製品に反映されているのです。

その意味で今回の吉兆の使いまわし事件はまさに日本ブランドを危機に陥れる一大事件だと考えていいと思います。携帯の電池が爆発するよりはるかに深刻な問題なのです。

よく、日本は労働生産性が悪い、効率が悪い国だと批判されますね。OECDの統計などでも労働生産性が15位とかだったりする。でもちょっと待って欲しいんですよ。それ、お金に現れるものだけで量っている訳で、お互い信用がベースでスムースにお金のやりとりができたり仕事が任せられるという、「信用」というポイントには全く考慮されていません。

例えば手形。これは日本にしかありえません。
100万円を90日後に払うよ、と私が誰かに出す訳ですね。悪い奴がいれば明日換金しちゃえ、なんてことがすぐおきそうですが、みなさん商習慣として90日をキチンと守る。

その代わり裏書をすることで次の人に譲れる。つまり100万円の価値を裏書で生み出していく。これはお互いよほど信用が無ければできない訳で中国はおろか、アメリカでも絶対に通用しない究極の信用システムです。

でもそのおかげで中小企業は資金繰りができる。丸紅とかが出した手形なら安心なので(最近社員が詐欺を働くのでそうでも無いみたいだけどね)丸紅は丸紅で長めのサイトの手形を発行する事で資金繰りが楽になる、というこれをまさに「ウィンウィンの関係」と言うわけです。

こういった信用想像力は手形にとどまりません。
例えば前にも登場していただいたワンさん。
日本に来た当初、ビエラが欲しいと言うので秋葉原に連れて行きました。そして感激して「よし、買おう!!」となった。

でもワンさんは今、そこの目の前で移っている奴(つまり見本で飾ってあってみんながべたべたさわった指紋だらけの商品)じゃなきゃ、だめだ、と言って聞かない訳です。

いやいや、ワンさん、あとで新品のきれいなものがきちんとクロネコで送られてくるからその方がいいよ、といっても聞いてくれない。いま目の前できちんと移っているという確証のある商品を自分で持って帰るのだ、といって聞かない訳です。

なぜなら、中国ではまず電気店が粗悪品にすり替えて送ると言うリスク、そしてクロネコが粗悪品にすりかえるというリスクが存在する。それを避けずになぜ、こんな高額な商品が買えるのか、とおっしゃる訳です。百歩譲って、全てを家に持ってきてすえつけてきちんと移ってからじゃなきゃ、お金は払えない、とおっしゃる。これでは手形は流通しませんね(笑)。

なるほど、ワンさんがレストランでイセエビをご馳走してくれる時には必ずイセエビを持ってこさせて、自分の選んだイセエビのひげを折るのです。そして折った位置を指ではかる。つまり厨房で違うやせたイセエビに摩り替えられるのが日常茶飯事なのでこういうことが必要だと言う訳です。

今回の吉兆の事件をみると日本でもこういうとが必要な気もしますが、ともかく日本ではこういうったことは全て信用ベースで処理され、信用を裏切る事が今まではなかった。

そしてワンさんは日本と中国でビジネスをして、この信用できない、と言う事に払うコストの膨大さに比べれば日本は本当に効率がいい、と考えるようになった、というのです。

それはそうです。いちいち相手の持ってくるものがインチキかどうか、チェックしなければならないという社会的コストは膨大なものです。しかも商売の相手だけではなく、中国人従業員に対しても同じような心配をしなければならない、そのための苦労と精神力は膨大なもので、日本語の出来るワンさんは結局いま上海事務所の20人のうち、18人が日本人になってしまった、と笑っている訳です。

まじめにうそをつかずにきちんと働く、こんな給料ならこの程度の仕事で当然だろう、と言うことが日本人にはない・・・これが究極の日本ブランドです。

アメリカや中国のマクドナルドに行かれたことがありますか?
どっちが客だかわからん態度をとられ、挙句の果てマニュアルにはねーだろー、くらいの焼け焦げたハンバーグにはみ出したレタス。これはドッグフードか、と思うようなものが平気で出てきますね。

私のアメリカ人の友人は初めて日本にきてまずマクドナルドに衝撃を受けた、という奴が多い。 まず、店員がみんな若くてかわいい(まあ、これは単なるスケベだね・・・笑)。更にとにかくにこにこしている。そして何よりレタスがはみ出してないハンバーガーが出てくる。唯一、ボリュームが少ない(日本人向けに少なくしてあるからね。日本ではビッグマックを3つ食う、ってやつが居ます)のが唯一の欠点だと言う訳です。

 世界中のサービス産業で忌み嫌われるインド人の話をしましょうか。
なぜ彼らは嫌われるか・・・彼らは伝統的にサービスに対する要求水準が高い。エアラインなどで一番要注意はインド人旅客とよく言われますね。

インド人の親友のラージから教わった思わずうなった、究極の手段があるのです。あまり悪用して欲しくないのですが、要する彼は飛行機に乗ったらすぐにコメントカードを取り寄せるというのですよ。

普通、サービスがひどいとかCAの態度が悪い、とか腹を据えかねてコメントカード下さい、と成る訳。エアライン側もそんなもん出されたらディモーションの対象になってしまうので必死に誤って勘弁してもらう、ってことになる。ところがラージは乗ってすぐリクエストするという。

何もサービスをされていないうちにコメントカードよこせ、と言う訳だからなぜですか、と必ず聞かれますね。そうすると「

いや、いいサービスを受けた時に好かったよ、とコメントしなきゃいけないから先にもらっておくんだよ」、と答えるのだそうです。

インド人、恐るべし。これでは文句のいいようがありませんし、あの客は先にコメントカードを握っていると思えば嫌でもケアせざるを得ないですよね。本当に頭がいい、というとともにラージは「こうでもしないとインド人は絶対に働かないんだよ」、と言う訳。

そして日本のエアラインであればそういう必要は全くないけどね、というのです。僕から見るとJALもANAも不満だらけですが、世界的にはすばらしい水準という事ですね。 事ほど左様に日本人のきちんとしたお金を意識しないサービスと言うものは世界中に認識されており、それは金融機関も同じです。

この程度の給料しかもらってないんだから窓口で1円計算間違ったっていいじゃん・・・という銀行のテラーはいない。アメリカで同じサービス水準を求めたら日本人の倍くらいのお金を払わないとそういう人材は確保できないんじゃないだろうか、と思うくらいですね。

ということで、だんだん麻生さんに似てきちゃいましたけど、日本ブランド、それは信用力、お互いが信頼できる社会力にあるということを再認識して欲しい、と思う今日この頃であります。それだけに許せんぞ、吉兆。

でも僕は付け合せのキャベツはいつも食べません・・・・

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世界のチン名

2008-01-24 15:02:50 | 考察

せっかく一位を頂いたので記念に書きます。でもすっげー、くらだらないのでまじめな人は読まないで下さい・・・

私の悪友が先日、いやー、すごいもの見たよ、と日刊ゲンダイのコピーを持ってきた。要は外人の名前や外国の地名が日本語で表記するととんでもないものになるってやつね。勿論その逆もあります。昔トリビアでよく特集してた奴です。

実ははじめの頃トリビアに出てきた「モスクワの近くにはヤキマンコという町がある」ってやつは私の友人のモスクワ駐在員が冗談で投票したものでして、うーん、やられた! と思いました。

で、あるんですよ、これが結構。ロシアネタではなんといってもエビちゃん。エビというのはロシア語で女性のあそこのことなので「エビちゃんが日本ではアイドルだ」とかいうと日本はなんちゅうものがアイドルになるのか!! とロシア人は卒倒する。

当然、エビフィレオってやつも「おまえら一体何を食わせれる気か!!」 とロシア人には大うけです。その昔、リングネームを海老原会長から苗字をもらってユーリ海老原とされたロシアからきた名ボクサーが、頼むからエビハラは辞めて欲しい、と泣きついて、元のユーリ・アルバチャコフに直した、っていう有名な話がある。

エビハラをロシア語的に捉えると、後ろのハラがハラショーを略したように聞こえるので、「でっかい女性の×××」になってしまい、試合前にこれを連呼されると力が入らないから頼む・・・と泣きが入ったそうだから笑えません。

あと丸紅にいた頃、インドネシアに砂糖プラントを建設していて、そこのサイトにキンタマーニってやつがあって、アシスタントの女の子に何とかその名前を発音させようと必死になってました(笑)。今なら完全にセクハラです。

 他にも、なつかしい大毎という野球チームにいたマンコビッチ(この名前、実は東欧には多いので要注意。結局かれは「マニー」と呼ばれることになった)、日米野球で強打者でならしたオーチンコ(この選手の名前はついにテレビで呼ばれることはなかった)、水泳でスロベニアのマンコッチ、ロシアのサオーチンなんてのもいた。個人的に好きなのがサッカーアルゼンチン代表だったマンクーソ、イタリアにはウンチーニなんて名前もあります。この人イタリアンレストランは無理ですね。

あと、You tube で散々取上げられたのが麻生閣下。外務省の方がまあ、間違っている訳ではないのですが、「ミスター、アッソー」と発音してしまった。発音して頂くと分かると思いますが、これはどう聞いても "Mr. Asshole" にしか聞こえないので、爆笑を誘ってしまう。Aの部分を意識的に「エイ」と発音して「エイッソー」と発音してあげないと国際会議がぶち壊しになります(笑)。

あと久保さんもフランスでは要注意。クッボと発音すると「けつ」、になってしまうので、これも「キューボ」など、ちょっと工夫が必要なんだそうです。

後はイチロー選手も実は危ない。イチローをイッチローとわざと発音し、"itch low",=あそこがかゆい、って意味にして大笑いしているアメリカ人のバカ友達もいます(実は本当にメジャーでもそういってはしゃいでいる連中がいるそうです)

ということで皆さん、珍名ネタ、待ってます(笑)

以上大変失礼致しました!

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接待 アゲイン!

2007-11-03 11:25:44 | 考察

最近類を見ないくらいに反応が多かったお題でした。間違いなく言えるのはこういうこと。

http://blog.goo.ne.jp/beeroyaji1960

 作者はぐっちーの同級生。なんてったって、小学校からずーっと一緒で大学まで、しかもなぜかゼミまで一緒だったという、とんでもない腐れ縁ですから、まあ、価値観はよく似ているんですが、激しく同意。これは皆さんも同じお気持ちではないですかな。見返りのない接待なんてやってたら、株主代表訴訟で敗れます。見返りがあるから接待、なのですよ。当然でしょ。 見返りがないならやりませんて、はなから。

外資系(特に金融機関)の方が接待が激しくなったのが95年以降ですね。日系がコンプライアンスとかいって妙に渋くなっていく一方、外資系はえらく金遣いが荒かった。日本の会社だとクラブ、とか銀座のナントカはだめよ、という企業は今も多いのだろうが、外資系はフリーパス。さすがにソープはまずいのだろうが(今は)、ほぼなんでもOKです。

理由は彼らの雇用システムにありまして、セールスクレジットという社内売り上げみなし手数料みたいなシステムがあるのですよ。JGB1億でいくらとか、決まってる訳ですね。これが5銭なら100億売れば500万、売り買いさせれば瞬間で1000万が手数料という訳ですね。これを10日やれば一億。12ヶ月で12億の手数料。そのうち一億がペイアウトとなり、5000万円が給料で残りが交際費、と計算してきますから、年間5000万の交際費の予算をもっている人は日本のサラリーマンではいないでしょうが、外資系の営業マンにはごろごろいる訳です。これをもろにキャッシュで賄賂としてキックバックして逮捕されたやからもいます。(クレスベールという証券会社はこれをヤクルトにやって結局潰れました) 正直に言うといまでもいますけど・・・

まあ、JGBも今では5銭ということはないので、外資系の営業マンは訳のわからん仕組み債を必死に売っている訳で、なかでも一番手数料が高いのが・・・ご想像の通り、CDOです。CDOがこれだけ日本に入り込んだのは実はこれが最大の原因といっていいね。

特にエクイティーは1Mil売ると5万ドルとかのセールスクレジットです。一発で500万円ですからね。みなさん張り切って売る訳です。一発500万なら100万くらい接待で使ってもどうってことないですよね。ということでそういう過激な接待が横行します。

ですから、接待でまあ、おいしいイタリアンに連れてってもらうくらいはありでしょうが、あごあしつきゴルフ接待となればまずはその下心に注意して、せいぜいぼられないように気をつけましょうね(笑)。

ちなみにぐっちーのお客様は本当にかわいそうで、私がワインばっかし飲むもので和食とかには絶対に連れて行ってもらえません。お寿司もなし。おい、どっちが接待されているんだといつも怒られますが、これは会社には内緒です(笑)。でも、コストパフォーマンスはいいんだけどな~・・・

最近この手の接待が結構受けるようになってきたのはひとつにはどうやら奥様や、愛人をつれてこういうイタリアン、フレンチなどのおいしい所を知っていて、なおかつオーナーやシェフに私がきちんとご紹介しますので、大きな顔ができる、というのがあるようです。○○さん、すごーい、あそこのシェフとそんんなに仲がいいの?? おしゃれねー、という訳でそういった付属事項で御好評を頂いているようです。まあ、それも含めてある種の接待ですね。まあ、やるほうも受ける方もお互いに注意しましょうね(笑)、ということで・・・

あとね、女性のいるところはほんとに注意したほうがいいですよ。実際クライアントとおねーちゃんが抱き合っている写真をネタに(奥さんにみせるぞ!)ゆすられた奴がいますから。要するにこれがハニートラップですからね、私はモスクワ仕込みですから、こわいですぞ・・・

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日本人の接待

2007-10-30 08:45:11 | 考察

今日は経済ネタではございませんのであしからず・・・

最初ロッキード事件を起こした商社に入り、そのあと外資系一筋のぐっちーはかなりの部分、接待に携わりながら生きてきたといえます。思えばあのノーパンしゃぶしゃぶの楼蘭のご常連であった福井さんが日銀総裁になられるご時世ですから、まあ、あまり目くじらをたてることもなかろうと・・・実は思ったりもします。

守屋氏はもともと接待路線をこの楼蘭事件でぶっとんだ田谷さんに教わったとのことですので、その意味では筋金入り。

楼蘭の場合、やっていることがやっていることですから、見つかると恥ずかしいしかなり後ろめたい。だからこの種のものを受けた方としては万引きを一緒にやっちゃった高校生のようなもので(或いは万引きしたものをもらっちゃった学級委員が表ざたにしづらいのとよく似ている)一蓮托生的にずるずると接待地獄に落ちていくことが多い。ここでも特集したハニートラップがその極地といえましょう。

その点かみさんも一緒に誘ってくれると、ぐっと「賄賂色」が薄まります、家族ぐるみでのお付き合いです、はい、まさかワイフのいる前で業者に便宜を図るようなことは申しません・・・・ということで、ある時期からこの「かみさんを巻き込も作戦」が流行り始める。これははっきりいって奥様の性格によって成功不成功が決まります。

中には、とんでもない、夫の仕事の取引先とのゴルフ接待を受ける、などとそんないい加減なことはやめなさい!! と本気で怒る奥様がおられ、これはそうとう難攻不落といっていい。

が、しかし、むしろだんな様より接待好きの女性が多く生息するのもまた事実でありまして、守屋さんのように奥様がむしろのりのりになってしまうと、やはり業者の狙い通りずるずると行く場合が多い。最後は奥様のお買い物に企業の社用車が使われたりする。ここまでいったらもうだめです・・・(個人的には落ちたら早い、のは女性の方かもしれません)。まあ、ある種どういうかみさんを持っているかでこのあたりの抑止力が問われる。

一方、外資系だとこのあたり、ちまちまやっている場合ではなく、「

クリントン元大統領をスピーカーによんでボカラトンを借り切って、ついでにアル・ゴアからパウエル元国務長官あたりまでずらりとスピーカーに並べて総勢300人くらいでホテル貸切、ファーストクラスあご足つきツアー」

かなんかでもちろん奥様連れでずらっと呼んじゃうから、かかる金は半端じゃないけど、呼ばれるほうの「後ろめたさ度」はかなり低い。みんな呼ばれてるし、だってセミナーだもん、ってことだ。

もちろんゴルフ代もホテルでのドンペリ代も全部モルスタもちなんだけど(いけね!、実名だ・・・笑)これだけ大掛かりにやられるとまあ、足が付きにくいし、罪悪感が少ないよね。いいえ、これは民間セクターによるセミナーでございます、毎年定期的に行われているものでございますのよ、おほほ・・・てな訳。

因みに今年はシンガポールで小泉元首相らしいよ・・・ってこれもまずいか。でもシンガポールまでつれてっちゃって小泉さんのセミナーと処理すればいいじゃない、ということで何せスケールはでかいよね。F1のスポンサーになったりするのもこれの一環。要は足の付きにくい接待攻勢がなされる訳ですね。

民間の一ファンドマネージャーならその辺のキャバクラで十分だけど、然るべき立場の人は気を付けて接待しないとまずい訳です。大手生命保険の運用担当の部長さんあたりだと、民間人とはいえ、接待による情報漏えい及び「タナゴコロ」が運用成績が毀損させた、となれば多分無傷ではすまないでしょうからね。

ということで、昨日の証人喚問はなかなか興味深かった訳です。年間200回は多い少ないということではなく、要は受けるか受けないかということです。前にも書きましたが、官僚及び政治家についていうとアメリカは現職の時はかなり厳しい。やったほうも相当なペナルティーがある。

その分下野しているとき、つまり今ならヒラリーさんとかアルゴアさんであれば信じられないくらい簡単に会うことができる。コネもできる。でも政権に返り咲くととたんにガードが固くなる・・・といった具合で、とにかく政治家官僚セットで変わってしまうので金の使い勝手が悪い、というか使う価値があまりない、というのが実情ではないでしょうかね。その分半官のようなセクターではこういったことが派手になされるって感じです。

一方、欧州に行くともう、比較にならんくらいゆるい。大統領が夏期休暇中にリッツにただでとまる、なんてのは日常茶飯事でニュースにもならんのですよ。

そう見ていくとどっちがどう、というのはそれこそ国民の選択、ということに尽きる訳でして、日本はどちらかというと欧州型ではないでしょうか。つまり、あまり目くじらを立ててもね~、とわたしは思います。ただ、その分、官僚の給料を賄賂なんかもらわなくても十分やっていけるようにあげてしまう、というのがわたしの持論なんですけどね。貧すれば鈍する、っていいますでしょ? 

アメリカの場合も要は下野している間に稼ぎまくるので、政権に帰ってからは妙なリスクをとって個人的な金儲けをしよう、なんて思わないということです。まして、めし、ゴルフ程度では有り得ない、ということだと思います。

そういえば時代劇で賄賂を渡す役目はなんかいつも「越後屋」じゃないですか? 「越後屋、おぬしも悪じゃの~」ですものね、なんでだろ・・・・

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日本の中国化

2007-06-22 16:37:08 | 考察

欧米か!! ってのが流行りましたが、いやはや中国か!!ってな感じに日本はなってきましたね。

ここにも何回か登場している上海の鉄鋼王(と本人はいってるけど、単なるコンテナ工場のオヤジで、この中国貨物激増の波に乗って成金になった単なるおっさん)ワンさん。

中華料理と牛肉は日本でしか食べないぞ、とか息巻いてる人です(笑)。
彼によると中国のレストランは絶対にいんちきしてて、どんな高級な所で食べてもゴキブリのふんとか平気で入ってたり、カビの生えた米をつかったっり(チャーハンにしてあぶらまみれにしたらわからんのだそうです)するので絶対に食べないというのです。

笑っちゃうのは、私は蒸しえびって奴が大好きで、いつもご馳走になるんですが、彼は海老をもちろん全部持ってこさせてまず点検して選ぶ。(腐った海老なんかをいれちゃうのは朝飯まえだとか・・・)で、じゃ、この10尾で、ってな話で終わりになるかと思うと一匹ずつそれぞれ前足を3本とか、尻尾をカットするとか要するに特徴をつけて、あとで海老をすりかえられていないかチェックすることになります。イセエビなんかは角を折るんですってね。

そこまでしなくても・・・・と思うのですが中国は不信社会ですから、これが当然となる訳で、彼らからして日本は本当に何をやっても安心だよね。となる訳です・・・・・

しっかし、それも今後はちょっと考えないといけませんよね。
ミートホープ・・・・名前からして変だよね、でも最初ワンさんとそりゃーねーだろ、って話してた。だって、ひき肉になったら牛も豚もあまり値段が変わらんじゃないの、って話。買い物する人は知ってますよね。かえって黒豚のミンチの方が高かったりする訳よ。だから、そんな意味ないことしないよな、って言ってたらなんと腐った肉を入れていた・・・・だから色をつけるのに豚の心臓を入れていた、しかもそれも腐ってた、って話なんだから中国人真っ青の事件です。

ワンさんもいよいよ日本の食べ物もだめか、とがっかりしてました。これ、結構危機的状況だと思いますよ。日本はそのあたり、信用をベースにして発展してきた訳です。

手形ってありますよね。アングロサクソン的に見ると、あんな危なっかしいものは日本にしかない。でも基本線、裏書した人を見ればその人の信用力がわかるという日本人らしい知恵で、一人でも危ない人がその裏書のチェーンの中に入るとその手形の価値がなくなっちゃう訳ですよ。

これはまさに信用がベースになっている決済システムで、その人が危ないと思えばいっせいに交換に回されますからまず決済システムのサークルから放り出されて本当に潰れちゃう、という貸すほうも借りるほうもすべて信用がベースになっている決済システムで。現物と金が同時に動かなきゃだめよ(DVPといいます)というアングロサクソン的決済システムとは根本的に違う訳です。

こういう日本的なものがもう通用しなくなってきていることを今回の事件は暗示してますね。もう信用はどうでもいいから金儲け優先・・・・ってね、金は一日で稼げるけど信用は一日で失うって、よく言ったもんだけど・・・

少なくとも日本も安心して食べ物を食べられる環境ではなくなりましたね。確かに加工されてしまえばそれがデパートであろうとなんだろうと見つけるのは困難で、最後は三越だから大丈夫だろう、高島屋だから変なことしないだろう、ってな信用だけで残ってる訳だよね。考えてみるとただの不動産屋に成り下がったデパートにそこまでモラルを期待するのはわれながら間違っているかもしれないね、とワンさんと反省した次第。

なんとも困ったもんですな。でも、この連鎖、信用をベースに発展してきた日本の経済システムを根本から壊すかもしれない。このシステムのもたらしてくれた有形無形の財産は大きいからね、別の意味でとんでもないコストを払わせられるかもしれませんよ。

今日からおすし屋さん(回転しないやつ)で目の前でさばいたものしか食べられない感じだよね。あーあ、気が重い週末だな~。中村俊介の出ているシュガーレディーは大丈夫なのかな~、会員になろうかしら・・・・

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ハニートラップその2 西側先進国におけるハニートラップの考察

2006-05-10 12:16:53 | 考察

さて、現代版ハニートラップですが、昨日の書き込みのあと、体験者が意外に多いという事に結構驚いているわけです。舞台は完全に中国に動いている様ですが、共産党政権というのはだいたい似たようなことを考えるもんだと思い感慨深いですね。

ということで現代版というよりは、西側先進国におけるハニートラップと書き換えた方が適切だと言うことがわかりまして、表題とさせて頂きます。ソ連型ハニートラップは現代中国で健在でありますな。

さて、丁度昨日。大高社長はおやめになったようですね。まず正解かと思います。ここで現代西側版!

例えばこんなことを想像してみてください・・・・

ある日、日頃から親しくしている秘書の女の子があなたに近づいてくる・・・

 「ぶっちょ~~、とってもすてきなイタリアンが出来たんですけど今度つれていっくださいよ~~、おjねがいしますぅ~ 」

 などといわれて鼻の下を伸ばしたあなた!! 失格です!!。

もちろん注意深く、ご一緒されるでしょう。
そして目の前の彼女はにこにこと本当に喜んでいる・・・セクハラの寸分もないのです。
しかし実はこの二人きりと言う所がポイント。
実は彼女は既にそのレストランには彼氏と3回くらい言った事があり、やはり女の子大好きシェフ、例えばまつ○○氏は美人の彼女をとても気に入っていたりなんかします。トイレに行くといって席を立った彼女はその帰りシェフの所に近寄り、こうささやく・・・

「ほんと、困るの、あのオジサンわたしの上司なんだけど、楽しそうにしていないと会社で何されるかわからないし、まして誘いを断れば意地悪されるし、ほんとに嫌なんだけど仕方なく一緒に来たんですぅ~、だから何か変なことがあったらすぐ来て助けてくださいね♪」

こういう二人きりで仕事の話もでたし、実にフレンドリーディナーがまあ3回くらいあったとしますか。そして半年後彼女はめでたく退職することになり、あなたとしてもよくやってくれたね、位声をかけるかもしれない。そしてその秘書は

 「部長、本当にお世話になりました」 といって涙を流し去っていきました。
うーん、俺って優秀な上司かも!!

 しかし、退職後3ヶ月して、人事部にはあなたのセクハラについてあなたと会社を訴える旨の配達証明付き郵便が届くのです。そして就業中に精神科を受診してセクハラが原因の心身症などいう診断書までついて・・・・

まさか・・・・あれだけよくしてやったではないか!!。
誘ってきたのはすべて向うだし、レストランで食事をしたあとタクシーに乗せて送っているそ!!
手の一つも握ってない!!
なにより本人があれだけ喜んでいたではないか・・・・

だめです。バツなんです。
 仮にこれで、裁判になった場合、あなたが勝つ可能性は殆ど無い。先のレストランのスケベシェフは「彼女は本当に嫌がっていた」と証言するだろうし、彼氏も出てきて同じ事を言うでしょう。日頃からやり手のあなたは社内に敵がたくさんいる可能性があり、女子社員の数人が
「とても威圧的であのぐっちーに誘われてノーというのはその後の仕事を考えたらとても無理です」と証言されたりするでしょう。

一方あなたは自分をどうやって弁護できるのか・・・・

 これは実はぐっちーが昔いた会社であった事件で、その彼女は会社と300万円で和解、裁判は避けられたものの、当然その部長は「クビ」という結末であったのです。 私は個人的には彼に同情的です。

ただし、やってはいけなかったのは自らの権力が充分及ぶ可能性のある範囲で女性と二人きりで食事をするという行為です。その場は天使のようににこにこしていたとしても本心は違ったのだ、断った場合の自らの仕事のセキュリティーを考えればとても断れないし、仏頂面もできない・・・と言われたら、もうどうしようもない。まして裏に金目当ての訳のわからん彼氏でもいればその程度の演技は女性にとってはいともたやすい。

せめて他の部署の女性ならなんとか逃げられるかもしれないが、部長ともなると全社的に影響力が大きいと、判断されればそれも難しい。要は自分の会社の女に手を出すどころか、二人きりで食事にいくな、ということでありますな。 彼女に悪意がないとしても、その裏にとんでもない悪人太鼓もちがいるリスクを考えなければなりません。部長ともなればですよ。

さて、長くなりましたがこれが西側版ハニートラップというべきものでトヨタアメリカもやられた、可能性もなくもないでしょう。

この女性秘書にはGMかなんかの息がかかっており端からハニートラップを仕掛けにきたかもしれません。

もちろん大高さんが単なるすけべおやじだった、という結論も充分有り得る訳ですが、トヨタの場合、アメリカでの話ですよ、これ。

一緒に出張に言ってくれ、と秘書に言った時点で常識的に一発アウトです。女性もアメリカでの生活が長いようですからその時点で手を上げれば大高社長はそこでアウトです。しかし、妙に長い期間我慢をしている訳で、なぜかなー、と思ったわけでして、他意はありませんのであしからず。

一方で本当に悪質なセクハラで泣いている秘書も何人も知っているので、一方的に申し上げるつもりはないんですが、いづれにせよ、やめましょうね、という話です。

まあ、 我々中年サラリーマンにとっては悲しい事態ではありますが、これが現実でして、40過ぎて若い女の子によく誘われる、よく声をかけられる、すてき、ちょいワルでかっこいいわー、なんて言われているとすれば余程お金があれば別として(もちろんそのお金が目当てなんですが)、それはハニートラップだと覚悟をする必要はあるでしょうね。やくざのボーイフレンドが裏についているのかもしれないし。

あんなに純情そうだったのに~・・・・・というのは古今東西繰り返されている嘆きであります。では!

PS くれぐれもセクハラはしないようにということで、この種ことの全てがハニートラップだと主張している訳ではありませんので、ご了承下さい。
もし、マジなセクハラ問題にお困りの方は、今すぐにでも訴えるべきです。会社の人事部はあてにならないのでそういう場合は証拠を集めておきましょうね。最近では黙って録音していても証拠に採用されていますし、方法はいくらでもあるはずですから!

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ハニートラップ

2006-05-09 09:50:36 | 考察

本日はマーケットコメントではないのでお忙しい方はどうぞとばしてくださいませ。為替についてはねこやんさんがねこやんに的確に書いて頂いてます。 これ以上は書けません(笑)

さて、ハニートラップ・・・・こんな古臭い事がまだ行われているとわかったのは先日の中国の日本大使館員の自殺がなんとハニートラップによって引き起こされた、という事がきっかけであり、実は今回の北米トヨタ大高社長が訴えられた事件は正に現代版ハニートラップの可能性が高いように思われるもので、この当たりでちょっと書いておく必要があるかもしれないと思い立った訳ですね。

http://www.sankei.co.jp/news/060503/kei023.htm

そもそも、ハニートラップとは80年代ソビエト連邦において多用されていた技術で、要は男性に若い女性が近づいてきてメロメロにしてしまって、先方の、当時はKGBの欲しい情報を意のままに取得したり、その人間を意のままに動かしたりする、という手口のことです。

当時のモスクワに赴任したぐっちーが支店長から呼び出され、最初に注意されたのがなんとこのハニートラップ。曰く、

「若くてきれいな女性が近づいてきても、絶対に本気にならないこと。君は若いから本当にもてていると誤解するかもしれないが、ここにおいてはそんなことは絶対に無いからね。必ず裏があると思ってくれ・・・」

まじっすか~~

実際若くて美しく、シャラポアx3!! みたいな女性がこれでもかぁ~、おりゃ~、というくらいに近づいてくるんですよ、これが。まあ、ばりばりにもてまくった訳です。因みに私だけじゃないんですよ、みんなです(笑)。
そりゃーね、誤解するなという方が無理で、心底ロシア人に生まれれば良かったと思ったくらいで、それだけでも、つまり「ソビエト悪く無いじゃん」、と思わせただけでもまずはハニートラップステップ1は成功といえる訳ですね。充分なるプロパガンダが成立した訳です。

私のような商社マンならまだしも、これが外交レベルで行われ、もう時効だけれど、現地に子供まで持っていた外交官もいた訳だから、その浸透ぶりは想像して頂けるでしょう。こうなったら国益もへったくれもあったもんではありません。全て盗聴、盗撮され証拠が握られてますから、子供までいたらもう逃げられませんわね。その女は完全なる大使館内のスパイみたいなもんです。また、これがいい女なんですよ、実際・・・

私のようなペーペー商社マンに近づいてくる理由は、当時科学技術で西側に完全に劣勢だったソビエトにとって日本は宝の山だった、という事情があるのです。
所謂ココムで禁輸指定されていた商品の中には、例えば戦闘機の燃料タンクに使う圧縮ゴムなどがあるのですが、実際こんなもんは日本に来ればそのへんの自動車工場に転がっているような代物だったもので、つまり私のような人間にハニートラップをしかけ、そういった禁輸品の運び屋をやらせるのが主な目的な訳です。

実際、後年、東芝ココム事件や三井物産の社員が逮捕された事件も全てハニートラップによる「運び屋」行為によるもので、まあ、当時モスクワにいた方からみればこんなもんは氷山の一角。

何より被害が甚大だったのは中年のオヤジたち、つまりそれなりのポジションに居られる方に対するハニートラップです。実際、これを未然に防ぐというのが当時の駐在員の重要な役割だったんですが、あなた、理工系を卒業し、技術畑一筋20年、なんてメーカーのはげでぶおじさん(失礼!!)にシャラポアみたいなのがトラップをかけてくれば、もうそんなもの止めようが無い訳で、何を言ってもマッタク無駄。

「ぐっちーよ、止めてくれるな。俺はようやくいま人生最大の幸せを掴もうとしているのだ。たとえ騙されてももうおれはいいんだ・・・・行かせてくれ!!」

「なんて、ちょっといい加減にせいよ、おっさん!!もう・・・」

ってなことで、マジで人生かけてしまわれる訳で、いまだに多くは語れないことも多々あるのですが、ある重機メーカーのエンジニアは、やはり禁輸されていた竪穴ではなく、横穴を掘るブルドーザーの設計図!!まで渡してしまい、それと引き換えに「あなたと一緒に暮らしたいの、だからお願い・・・」、と泣き落としたスベトラーニャはその設計図と共に消えてしまった事は深く記憶に残っている訳です。

本気でスベトラーニャを愛してしまい、家族も、地位も全てをすてて最後にスベタにも捨てられモスクワ川に立ち尽くすおじさんの後姿は本当に忘れられるもんではありません。自業自得ですが・・・・

解説すると、この横穴掘削ブルドーザーというのはかなりな軍事技術な訳でして、つまり竪穴はまあ、石油の掘削などに使用する訳で、問題はない。
これが横にまっすぐ掘る技術というのは意外に難しく、なぜこれを欲しがったかというと・・・・そう、ミサイルのサイロを掘るんです。山の中に横穴を掘って大陸間弾道弾ミサイルを隠す訳です。このおっさんが渡した設計図でどれだけのサイロが掘られたのか・・・・想像するしかないですが、とんでも無い話ではありますよね、これ。

そんないい女が突然近づいてくる訳ないんですよ、おじさん・・・・で、

現代版ハニートラップというのは正に今回のトヨタ事件、更に皆様の周りにも確実に起こり得ることなのだ、という話なんですが長くなってしまったので続きはまた後程!

女性は・・・・怖いんでありまする。

 

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すきだらけの女

2006-02-21 11:55:54 | 考察

ちょっと題名に工夫して本日はセット販売で行って見ました。

実は、昨日の夜遅くにある女性、まあぐっちーにしてはめずらしく、40歳以上の方だったんですが大変聡明な方と仕事の打合せをしておりました所、どうも先方はテレビを付けていたみたいで先日このブログでも話題になった滝川クリステルさんの話になりました・・・

中女「あ、滝川クリステルだ!(テレビに出てるという意味でしょう)いいよね~この子、ほんとにいい女だわ、知的だし、おしゃれだし、完璧よね~・・・」

 「うーん、なぜか女の人にはえらく評判いいんだよね。ただ、おっさんにはイマイチなんだけどね~」

 中女「そりゃー、あんたたちはアヤパン、だとかナカミーだとかああいうすきだらけな女がいい訳でしょ、全く何考えてんだか・・・・・」 と吐き捨てるように言われてしまった・・・・

そうか、すきだらけの女と言うのか・・・・

実際、男性が直感的に反応するのはダントツでこっちな訳ですよ。
大していい女でもないくせに、しょっちゅうナンパされたり、声かけられたり、すぐ名刺もらって、携帯の番号教えてとかいわれちゃったわ~、なんて自慢している女の子、周りにいるでしょ? 

で、そのたびに上手い言葉がみつからず、「フン、ぶすなくせに!!」とか流石に言えなくて歯がゆい思いをしていたんですが・・・
キーワードはこれだったんです。

ふん、あんた、すきだらけなのよ!!」  (なんかおすぎみたいですけどね・・・笑)

よーく考えてみれば、ナンパというシチュエーションで未来の伴侶を見つけよう、などと考えるばかな男はいない訳で、声をかけやすい、或いはすぐできそう(下品で失礼!!)、すぐ電話番号を教えてくれそう・・・・などなど、まさに「すきだらけな女」にターゲットを絞るのは自然の成行きであります。ドクター青木によればこれは男の生理だそうだから、医学的にもいけてます。→青木晃のアンチエイジング日記

恐らくアヤパンとかに対してはまさか本当にお付き合いできるとは思わない訳ですが、想像すると・・・

滝川さん・・・かる~くことわられそう、「フン」とか言われて・・・

アヤパン・・・もしかすると食事くらいならOKかも。更にうまく行けばその先も・・

という構図を描いて世の男性が勝手に妄想しているということでしょう。

とここで思いっきりひらめいたんですよ。

安藤美姫・・・あたしゃー、彼女、ちっともきれいだと思った事がないんです。
目が離れてる、眉毛が直線、歯と歯の間がスカスカ、鼻が団子、ほほが出っ張ってる・・いいとこないですよ、実際。(安藤ファンの方に謹んでお詫び申し上げます)

でもこれだけ人気がある、しかも男性から!
そう、まさにすきだらけに見えるわけですよ。(いい意味ですよ)

お隣の荒川さんだったらちょっと敷居が高いでしょ?でも安藤さんならいけるかもしれない・・・・と思ってしまう訳です。うーん、鋭い。
昔日活ロマンポルノってのがあって、ぐっちー同世代の男性はよくご存知だと思うのですが、このポルノ映画に出てくる女性達が正に「すきだらけ」でした。今思うとすごい選球眼とキャスティングでしたね。安藤さんにはもうここまで来たらメダルを取ってもらいましょう(笑)。

ということで、合コンであまり声がかからない女性も決して悲観するこたー無い訳です。それは完璧なまでに隙がないのですから、むしろ喜ぶべきかもしれません。そこを乗り越えても、という男性が現れるのを待てばいい訳ですからね。

という事で、このすきだらけシリーズはこれにて終了です。
文中大変失礼な表現が多々あったであろうこと、ここにお詫び申し上げます。中年男の戯言ということで、平にお許しくださいませ・・・

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バレンタインデー狂想曲・・・日本経済とのふか~いかかわりを考察する

2006-02-14 11:44:43 | 考察

うひょー、さて今年もやってまいりましたバレンタインデー。

この日に一年間の半分を売るあげるなんてチョコレート屋さんもあると聞きますし(まあ、ブティックでしょうけど)、三越あたりではもう1階のど真ん中をぶち抜いてコーナーを設定するなど、センス無いことこの上なし。だからだめなのよ、あんた。
まあ、日本橋という保守的な街がそれを可能にしているのかもしれないけど・・。

いづれにせよ、このバレンタインデーとはまさにぐっちー世代と共にあるようなものでして、これが結構日本経済の盛衰を反映している訳ですよ。そのあたりのお話を。

我々が大学生のころ、つまり1980年代初頭ですね、この2月14日にチョコレートをもらうかもらわんか、というのは男性にとって人生を決する重大な問題だった訳です。もらう場合確実に本命だと認識されて頂く訳ですから、もらった場合に備えて、きれいな格好をして大学にいったモンですねー。会社ではとてもそんないい加減な行為が許される雰囲気ではなかったそうで、主に学生に限られた行為でした。

このころ既にチョコレート会社の攻勢は始まっている訳ですが、実はもらうものといえば別にチョコレートに限定されておらず、某K大学(めんどくさいから慶應義塾大学です!)の学生の場合、手編みのセーターとか帽子(体育会はこっち)が本命度が高いといわれたモンです。流石に車・・・なんてのはありませんでしたが、金のブレスレットなんてやつはありましたね~。不動産屋の娘だったような気がする(爆)。

さて、我々が就職したのが1983年ですが、実はこの時期OLの学歴構成に大変化が起きているのです。このちょっと前まではOLというのは高卒、短大卒がなるもんで、4大卒がなるというのはちょっと考えられなかったんです。
が、4卒女子の就職先がなかったもので、困った挙句このマーケットを4大卒が侵食し始めたのが丁度この時期です。

今なら信じられないでしょうが、大企業への就職率という点では青山学院大学の4卒女子より同じ短大卒の方が圧倒的に良く、学習院なんてもっと極端、東女あたりでもその傾向があったくらいです。だから大学受験の女子大偏差値ランクの1位はあの御茶の水や津田塾はもちろん(ちょっとドンくさい、あっ、失礼!)は勿論の事、とんじょ、ぽんじょを抑えて1位はアオタン、赤タンじゃなくて、青短、学短なんて感じですよ、当時は。既に今や短大は消滅しましたよね。これもびっくりです。信じられません・・・

ぐっちーの同期ですら4大卒女子は慶応、早稲田を入れても半分もいなかったんじゃないですかね~。が、彼女等の進出こそ伝統的日本企業における社内の雰囲気を一変させる訳です。

(ここからはかなり偏見で書いてますから!!)従いまして従来のOLにとって本格的初恋愛は入社後・・・、というのが自然な成行きな訳ですが、4大卒のOLの方々は、学生時代において既に十分男性経験も豊富なもので、二股三股を賭ける、別な言い方をすると、本命と準本命、その他大勢に男性グループをより分けるという事に慣れておられ、このノウハウがバレンタインデーに炸裂し、ある人に本命チョコレートが来る一方でこういったクラス訳チョコレートが作成かつ購入され、配布に至る訳です(格付け制度の導入と市場の拡大)。

また、彼女達4大卒OLは、実は殆どが取引関係先のコネ入社だったために(簡単に言うと大企業は戦力としては短大卒をしっかり吟味し、それ以外就職が無くて困った4卒女子をコネでとる、という作戦にでた。これにより取引先に恩が売れるしまさに一石二鳥だった訳です)、社内でも傍若無人の振る舞いが許され、この時期から商社という職場も大変楽しい職場に変化を遂げて来た訳ですな。その一方で4卒の女は絶対取引先のお嬢様で手を出すとやばいからやめておけ、などという本当に訳のわからん言い伝えまでできたわけでした・・・よね!?かんべえ先生?

いづれにせよ、これがチョコレートなんぞを渡してもOK、ってな雰囲気を神聖なる職場に作り出した原因な訳です。

しかもOLになると忙しいのでそうそう何かを手作りしている訳にはいかず、こまったなー、という事でアウトソーシングのニーズとチョコレート会社のマーケティングがここで見事にミートする訳です。

実際こういう会話もなされます。
本命チョコをもらった男性が、

「○子さー、申し訳ないんだけど、あいつどうやらオール義理になりそうだからさー、準チョコでいいからあいつに送っといてくれよー、頼むわ」
なんて彼女に頼んだ奴も多数・・・、おっと、これは秘密ですぞ♪。

まるべになんざー、すごかったですよ。
社内専用のメール便(エアーシューターと呼んでました。もうないでしょう)の量が3倍になる訳です。その日だけ。突然仕事が3倍になる筈もなく、チョコレートがメール便で飛びまくる訳ですよ。メール係のおじさんは怒ってるんだけど取引先にも多数チョコレート会社があるのでちょっと文句もいいづらい(笑)。

さらに、これが女の子にとって便利なのは手渡す気恥ずかしさもないし、話した事も無いけどいいな~と思ってた奴に遠くから狙いをつけることもできる。狙い撃ち!
だから当然凄い数が来るんですよ、モテル奴は。しかも知らない子からです、はい。 

これが実は結構楽しい。
誰だこれ、とかいって発信もとののセクションコード(B3E4とかのコードで何処だかわかる)で捜してこっそりそのフロアーを覗きに行く訳ですよ。
怖~い課長の顔を盗んで、おい、あれか、いや、あっちだろ、などと・・・・・これ、君たちまじめに仕事をしなさい!!

ってな訳で、こういう時期がしばらく続いた訳ですな。
この田園風景のような社内恋愛市場を一気に改革してしまったのが、そう、あのバブルです。何せみんが儲かりまくってた訳です。イケイケです。
当然OLだってすごかったんだから。時価総額の高い会社、例えば野村證券の20代後半のOLで、社内持ち株会の積み立てと新規発行CBの割り当てで1億円持ってるなんて人がごろごろしてたんですぜ。マジデ。

で、彼女達は大変リッチなのでもうそれまでの普通のチョコレートでは満足しない。エルメスのチョコレートができるんじゃないか、などといっていたら、ちゃんとヨーロッパからゴディバなどのまあ、ちょっとベターな高級チョコが入ってくる訳で、この時期は本命:高級輸入ブランドチョコ、準本命:国産、義理:国産大量生産品(明治とか不二家)と、これもまるでベンツ・クラウン・カローラと分かれるように見事に分かれていった訳ですね。一緒でしょ?

そうこうしているうちに、チョコレートだけでは満足できなくなったOLたちが一緒にエルメスのネクタイをプレゼンとするなんてのがでてきまして(バブルになる訳ですわ・・・笑)、もうやってる事は銀座のおねーちゃんと変わらん状況になった訳です。(註:水商売のしろーと化、つまり水商売のプロとアルバイトのおねーちゃんの区別がつかなくなったのもこの時期からで、こういった社会的物質ニーズの変遷に深く拘わっていると思われる・・・わけないよな

さて、こうして爛熟期を経ていよいよバブルが崩壊します。
イケイケだったOLたちの懐具合もさみしくなり、もはやバレンタインデーのチョコレートで男がおちるほど簡単な時代でもない・・・何せ落とすべき相手が社内にいない・・・という深刻な状態を迎える訳であります。

そうなると経費節減から、超ゴージャスなチョコレートは消えうせ、所謂準本命に、自らの雇用に対する決定権を保有する上司という層が加わり、その他大勢の義理チョコ大集団が残るということになります。(このころから、自分が権力を行使できると気がついた部長連中によるセクハラがひどくなり・・・とこれは証拠がないので割愛! でもそうかもな~・・・)。

最終的にはここに、寂しい現実があり、一度義理チョコでももらってしまうと、なかなか忘れられない訳でおじさんたちはそれなりに、えへへ・・・・とうれしい訳であります。
肝心なのは、結婚相手を社内で落としても、気がついてみれば若くしてリストラされるたりするので、社内で本命チョコをぶっとばす、という必然性が無くなってしまったという訳ですね~、うーん奥が深い。そうこうしているうちに年月を経て、これがあの酒井さんの「負け犬伝説」に繋がってくる訳ですよ、うん。

余談だけど私が入社した頃のまるべには社内結婚の率が5割を超えるなんて人事のおっさんが自慢してたけど、今は20%もないんじゃないのかしらねー、どーなんだろ。

で、現在に至る訳です。
三越を見回っていると、もう恋愛とかそういうレベルではなく、むしろお中元お歳暮のようなイメージの商品が並んでいる事に気がつきます。そうです、こういう変遷を経てバレンタインデーチョコレートは現代の社会人界におけるお中元になったのです・・・わー、すごい!
しっかりホワイトデーなんてのがあるんで正にこれはお中元のお返しでしょう。日本人としては実に完結しやすい行事だったんですね。

では将来は? 
わたしゃーここ数年で、終わると見てます。
一番の量産対象であった義理でもらってうれしいな~、というおじさん達、所謂団塊の世代が引退してしまうからです。
彼等以降、少なくと私の世代はこうやって育ってきたのでチョコレートをもらってもうれしいものではないのです。去年はビールかなんかくれたOLさんがいましたけど、こうなると完全にお中元(笑)。
まあ、お世話になったと思う男性に送るお中元・・・バレンタインデー、それにお返しするホワイトデー、という残存の仕方をするか、忘れ去られるかどちらかだと思います。

若い世代(高校生)とかに聞いたらもはや性別は関係なく、女の子同士でもお世話になった先輩などに渡すそうです。これはイメージとしてはまさにお中元ですな(笑)。最後に本家本元、もともとこんな習慣がまったくなかったアメリカへ目を向けてみましょう。(欧州は知らんです。)

アメリカのいろいろなポップカルチャーは米軍などで日本に来た連中の子供が持ち帰ったものやそれに影響を受けたものが多く、アニメ、ポケモンなどはその代表例ですね。で、このバレンタインデーも実は入りこんでいます。
日本のインターナショナルスクールなどでは既に恒例となっていて、好きな男の子にプレゼントを渡すのに、大変便利だと好評だそうです。ただ、チョコレートに限定される事はなさそうで、まあ、取引先へのギフトなんて習慣も日本から入ったものなので、これもいつかはアメリカでも定着するかも知れませんよ。

なんて、つまらん事をながながと失礼致しました。

特に当時のまるべにかんけーの方には若干まずい表現もありや、と存じますがまだ株主ですので許してください。

では!

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最強! 合コンの法則

2006-01-25 15:49:56 | 考察

えー、本日は株式のすさまじい売り買いで疲弊してしまったのでくだらんこと書かせて下さい。ほんとくだらないですから、忙しい人は飛ばしてね! 

あっ、あと女性の方、お聞き苦しい内容が含まれますので怒らないで下さい、スミマセン。

で、何かというと・・・親友のM君と昨日話をしていて、一般論として、女性に

「すっごく可愛い子がいるから紹介してあげるよ!」

といわれて鼻の下を伸ばして行っていい思いをした試しがないよな、という法則があるぞ、ということ。

これはまたの名を合コンの法則といって(後輩のはまちゃんが得意な分野です、あとはっしーも)、要は合コンの打ち合わせに出てきた幹事の女の子より可愛い子は絶対に!!! その合コンに出てこない、という奴。

これはみなさん経験があるでしょう!? 
ですから幹事がかわいい場合、その合コンの期待値は上がる訳ですね。これは結構応用範囲が広いのです。

例えば北沢店長のお店のバイトの女の子はみんなすごーく可愛い。こういっちゃ失礼だけど、ただの居酒屋のバイトにしてはレベルが高い訳ですね。これは北沢店長が美人だから、自分より多少落ちると思って採用しても(店長ごめん!)十分レベルが高いという事でして、美人店長のお店のバイトの女の子はみんな可愛い・・・と応用が効く訳です、はい。すごいすごい・・・

で、なんでこんな話になるかというともともとのネタ話はこれなんですな。

 http://news.oricon.co.jp/omr/10010.html

 好きな女性アナウンサーランキング By オリコンでござんす。

女性編             男性編                                                                         1.滝川クリステル      1.高島彩                                              2.西山喜久恵        2.小林麻耶
3.内田恭子          3.中野美奈子
4.高島彩           4.内田恭子  
5.竹内絵美          5.竹内絵美
6.中野美奈子         6.西尾由佳理
7.小林麻耶          7.滝川クリステル
8.佐々木恭子         8.大橋美歩 
9.松本志のぶ         9.西山喜久恵
10.征井マヤ          10.平井理央

 ね、どうですか、完全に合コンの法則ですね。女性が好きな、或いは好感が持てる女性というのが、男性のそれとマッタク見当違いになる可能性をこのランキングは示している訳です。

何せ一位がクリステルとあやぱんの食い違いですから! 

フジテレビの同期に聞いてもあやぱんはとにかくかわいい、というんですが、あざとすぎて女性には評判が悪い。まあ、朝の顔なのでそこそこ上にはいるけど女性ランキングでは一生一位になれません。小林麻耶も女性に嫌われるタイプ。なかみーも男性の評価が全然上。お嬢様でちょっとかわいい(圧倒的にきれい、となると話は)という一番嫌われそうなバージョンです。

圧巻なのは西尾由佳理(日テレ)、大橋美歩(テレ東)、平井理央(フジ)の3名。女性のランキングは完全に番外ですが男性ランキングでは堂々のベスト10。わかるよねー、これ。

特に大橋美歩。典型例です。男性には本当に受けるルックス、しゃべり方なんですね。でも女性はだめ。西尾由佳理も少なくも私の周りの女性にはえらく評判が悪い。なかなか難しいんです、言葉で説明するのは。もう感覚的、本能的なレベルですからね。

一方当然女性には支持されているが・・・という方もおられ、佐々木恭子(フジ)、征井マヤ(フジ)、松本志のぶ(日テレ)と来るわけで、このビミョーな感じは男性の方にはよーくご理解頂けるのではないでしょうか。

という訳でして古今東西この法則は崩れんだろ~、という結論に達した訳であります。はまちゃんとかはっしーはこのあたりを嗅覚的にわかっているようで、やはり異能の人と呼ぶべきでしょう。

いや~、こういう書き込みをするとすっきりします。ご静聴誠に有難う御座いました♪

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ローカライゼーション(ローカリゼーション)成功の秘訣

2005-11-17 09:53:44 | 考察

ヤンキースの松井選手が契約更改したと思ったら、夜はルマンの松井選手がシュートを決める・・・世界中松井旋風でありますな。今日本人で一番有名な苗字は多分マツイ・・ですね。さて、今日は直接マーケット話は殆どないのでお忙しいディーラーの皆さんは後で読んで下さいませ。

おととい宮崎の話を書きまして、グローバライゼーションに飲み込まれていく地方都市の状況に触れましたが、いろいろなご意見を頂きました。中でもアメリカはどうなんですか?というお問い合わせが、まあ多いだろうとは思ってたのですが、かなりありまして、詳しくは改めて書きますが、おしゃるとおり、埋没していく都市もある一方で究極のローカライゼーションを計りむしろ大成長を遂げている都市がアメリカにはかなりあるのです。

代表例はラスベガス。ここ3年間で12のホテルが新しく進出、土地の値上がり率はマンハッタンを抑えて全米No.1!!。
だって砂漠なんすよ、ただの。こんなとこ、値上がりする訳がない・・・と誰しもが思いますよね。でもすごい値上がり・・・という事で、これはこれでかなり書く事がありますので、また改めて書きましょう。

一方、日本はてんでだめなのか・・・というご質問もかなりありまして、実は日本でもローカライゼーションの成功例、とも言うべきものが出てきているのも確かです。ある仕事でかかわったのですが、場所は北海道・旭川市。

私の大親友Tは、彼の頭からおねーちゃんと夜のネオンを取り除くとほとんど何も残って無いという下品なやつで、親友というのも憚られるのですが、どうも1年くらい前から、しろくま!!、とかペンギン!!とか訳のわからん事を叫びながら、旭川通いを始めたのです。(地元の方に伺った所、アサヒカワではなく正式にいはアサヒガワなんだそうです・・・知らなかったです・・・)。

当初仲間内ではついに銀座、六本木には飽きたらず、旭川にあるクラブ「しろくま」「ぺんぎんちゃん」とかいう若いねーちゃんのケツでも追っかけてんだろ・・・などと囁いておりまして、感のよろしい読者の方はピンと来られてるでしょうが、まあ、オヤジの想像力などはこの程度なもんでありまして、しっかし、どうも本物のしろくまやペンギンを見に行ってるらしいぞ!!という話に至り、

「でもねー、そんなもん、北海道まで行かなくたって上野動物園にいるだろー」

、ということでこの時点ではやはりクラブ説が有力だった訳ですが、お分かりのように彼は何を間違ったのか、はたまたそれほど衝撃的だったのか、旭山動物園にはまっていた訳でした。

旭川市は北海道第2の都市なんですが、もともとは王子製紙の企業城下町として発展してきました。昔は製紙業といえば一大花形産業でして、今で言えば製鉄業をも上回るGDPを叩き出していました。その後環境問題や、自動車などの先進工業が発展した為に徐々に衰退、旭川も王子製紙と共に衰退の一途を辿った訳です。今の子供達に王子製紙と聞いてもおそらく「スモークサーモンの会社?」とか答えが返ってきそうな位ですが、昭和30年代の王子製紙と言えば泣く子も黙る・・でありました。

さて、旭川市は王子製紙依存から脱却すべく努力を続けた訳ですがなかなか上手くいきませんでした。ここにはいくつかキャッチフレーズがあり、そのひとつに北海道のへそ、というやつがあります。これを使い、旭川は北海道の真ん中にあるのでまさに「へそ」、そのため北海道の全ての海、オホーツク海、太平洋、日本海が均等な距離にあるので、あらゆる海の幸が集まります!と大宣伝を打つのですが、よく考えてみるとどこの海にも面していない内陸の都市なので、何一つ本当に新鮮なものがない、という事になりまして、イマイチ決め手に欠けた訳です。

もう一つの資源はラーメンでして、これはラーメンブームのお陰で旭川ラーメンなるカテゴリーが確立された訳です。東京でも話題の山頭火なんてのが旭川ブランドであります。まあ、しょせんラーメンですが、ラーメンツアーとかでやってくる妙な奴もおり、そこそこは頑張ったようですが、所詮ラーメン二郎程のインパクトも無く、既にラーメンブームも去りつつありまして、ラーメン屋も次々に倒産しておった訳です。

そこへ!!・・・
出てきたのが旭山動物園、という訳であります。
ご存知のようにこれも実は閉鎖される予定でしたが、泣きの涙で旭川市が1億円を投じた万馬券がこの動物園でした。そしてこの起死回生の一発が大当たりしまして、今では上野動物園を遥かに上回る動員数を誇り、動物園・水族館では日本一の集客力。夏だけで170万人を集めるというのだからこれは一大事でありますな。
親友Tによれば、、

しろくまが飛び込み、とかペンギンがそのへんをのそのそ歩きかつ泳ぎ回り、ライオンの腹が見えるんだよ!!」

という事になりまして、映像を見るまではオヤジには全く理解不能だったのですが、DVDを見せてもらい、はー、よく考えたもんだなー・・・と今では思う訳です。

最北端の動物園であり、何せ冬はシベリア並みの寒さ、夏はアマゾンのような暑さ、北海道のど真ん中で何一つ売り物がない・・・という状況を逆手に取ったこのビジネスモデルは究極のローカライゼーションが底流にあるぞ!! と亡くなったドラッカーさんが生き返りそうな成功例といっていいでしょう。

そしてもう一つのポイントは女性と子供を狙ったという点。子供の好奇心、そしてその母親が喜んで連れてきそうな・・・というコンセプトです。
マクドナルドの藤田田も「女・子供の口を狙え!!」がターゲットでしたし、スターバックスのハワード・シュルツはその自伝によると 

「いかに女性が一人で入りやすいか。そのためにどうやったらおっさんが入りにくい店にするか」

が最初の店作りのコンセプトだ、というのですから、この面からも旭山動物園は成功の条件を揃えていた訳です。その意味ではオヤジターゲットの温泉+ゴルフではどうも厳しそうで、やるとすると温泉+エステあたりが本命なんでしょう。
ということで、究極のローカライゼーションの成功例をご紹介致しました。

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サラリーマン長者と外資系証券会社の間で・・・

2005-05-16 19:02:32 | 考察
驚きました!!

今までの納税額ランキングトップ10とかいうとホントにいかがわしい人ばかりでした。
土地成金、インサイダー株長者などなど・・・マクドナルドの藤田田がまともなくらい・・・

しかし、今回は正真正銘の給与所得者が長者番付一位であります。

彼は清原達郎さんといい、モルガンスタンレーで私も半年くらい一緒にいた事があります。
株の運用を任されて、タワー投資顧問という会社で純粋に成功報酬であげた所得で見事トップを取ったわけです。

今回はその意味で画期的です。運用報酬から収入を得ますので、運用が下手な場合は当然報酬はゼロですし、お金を預ける人もいなくなるわけですから、ホントに真剣勝負です。しかも彼はここ3年間トップ100に載り続けており、その意味では一度も「はずしてない」訳です。運用手法を拝見してもこれまでの株イコールインサイダーの世界からすれば隔世の感があります。極めてまっとう、な運用であります。こういう人が日本にもでてきたかなー、という感じですね。

さて、これまでの高給取りサラリーマンと言えば外資系金融マン。今回も元ドイツのなかいくんがランキングにいますね。これまでも結構いました。ただ、彼らのビジネスモデルは完全に「掠め取り」ビジネス。つまり部下の稼ぎを掠め取ることにより収入を得るわけです。本社から

「東京はじゃー、まあ、今年は50億ね、あとは適当にやってちょーだいな、細かい事は面倒だからね」

といわれて50億円を渡されます。中井君などトップの人はそこから30億を自分のボーナスとして取ります。残り20億を稼いだと思われるトップ20人に分配すると一人一億になるわけで貰った人はそれなりにハッピーです。その他の人はすずめの涙で500万とか貰うわけですが、日本の会社だと500万すらなかなかもらえませんので、それはそれでほっと一息、よし、来年がんばれば俺も1億だ、と言うわけで、必死に働く訳です。

そのうちなんであいつが30億で、オレが1億なんだ、と思うようになると彼らはやめて、次の掠め取る方が可能な場所を探しますし、そうやって回転していくのが外資系証券マンの姿です。掠め取る方か、とられる方か、まあ、とられる方も日本の会社にいるよりはよほど給料が高いので満足と言う人もいますし、何とか頑張る訳です。

はっきりこの外資系証券会社のからくりを説明するのは私が初めてでしょうね。もうこれで外資系証券会社では就職できないでしょう(爆)

こういった「搾取」の構図から比べると今回の清原さんの場合、だいぶ趣を異にします。自分の実力で本当に稼ぐわけで、このランキングを見ると外資系「掠め取りビジネスモデル」もいよいよ終わり、次のモデル、本当に稼ぐやつが高給をとるという時代が来たような気がします。六本木ヒルズで女子プロゴルファーと遊んでいる場合ではない・・・(いよいよ就職先がなくなります・・・・)

私もそれを志して独立したわけですが、まだまだ未熟で道は遠いでございます。

しかし!!

もしランキング10位くらいに出てきたらこのブログをごらんの皆様とハワイクルーズくらいしたいなー、なんて勝手に思ってます(笑)。一応金持ちまっしぐら、ですので、待っててくださいね!!

いずれにせよ、少しはまともな方向に向かってきたと言う面で金融界にとっては大変喜ばしいニュースだったと思います。もっというと彼ならいくらでも節税できたでしょうが、きちんと払った所が気に入りました。ほりえもんが意外に少ないのは・・・・

相当いんちきをしている証拠であります。国税の皆様おねがいしましたよ!

税金は払いましょう、日本のために!!
なんて余計なお世話でした。スミマセン・・・
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資本主義と宗教の関係 プロテスタンティズムとアメリカ、中国

2005-04-25 11:30:54 | 考察
すごいタイトル! 久々に高尚なテーマですぞ。

今回の中国の一連のデモを見ていると、いずれにせよ、「なんかこいつらたまってんなー・・」と思わざるを得ない一面がありました。良し悪しは別です。資本主義が発展してきてお金、お金、となってくると言う過程は日本だって高度成長から始まり、ほりえもんの登場に至るまで、「金でなんでもかえるぜい!」なんてとこまで来ている訳ですが、しかし、ガスのたまり方にはえらい違いがありますね。単なる国民性の違いではないでしょう。

このあたりについて極めて明確にテーゼを打ち出した論文があります。大塚久雄氏の名著、「資本主義とプロテスタンティズムの精神」という不朽の名作であります。だいたい、これを読んだことの無い経済関係の人ははっきりいってお金取る資格なし! 必読でしょう。

(友人から指摘あり、これは大塚先生が研究されたマックス・ウェーバーの原書の題名で、大塚久雄先生の著作は「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」です。混同してしまいまして謹んで訂正致します。流石に私の友人はレベルが高いと感心しております。はい。)

大塚先生のすごかったところはプロテスタントという宗教はカトリックの腐敗にルターが立ち上がったと言う一面だけでなく、実は資本主義が発展してきた必然の結果としてカトリックからプロテスタントに変遷した、という、宗教はあくまでも社会的、経済的条件に基づいて発達し、共存するという事を明らかにしました点です(えへん!)。大塚先生ご自身は敬虔なプロテスタントでおられたので、宗教に関しては全く疑いを持っておられませんでしたが、その先生をもってして資本主義がプロテスタント成立の根源だとおっしゃるのですから、穏やかではないですね。

このあたりの経済史をおさらいしておくと、資本主義がまあ、いろいろな段階を経て成熟してくると、人々が豊かになって食べるものにも困らず、別に家だってみんな持っているし、とだんだん物欲が薄れてくる、そうなってくる徐々に労働の価値が下がってきて、全員で物事を共有するという「社会主義に」発展してくる・・・と考えたのがマルクスでした。結果ははずれ、というより、むしろ資本主義が発展していないロシア、中国などが「イデオロギー」として採用してしまったために本源的な経済理論が試されないまま「だめ」印をおされてしまいましたが、経済理論そのものとしては秀逸です。
一方、同じ資本主義の爛熟が、その金と物質に対する欲望を爆発させ、最終的に収拾が付かなくなることを見抜き、それをバランスするためにプロテスタントという極めて厳格な宗教を必要としたとするのが大塚史学と呼ばれるものです。(一方でプロテスタントのもつ金銭に対する寛容さ、も重要なのですが)

誤解されている方が多いのですがプロテスタントと言うのはそれは厳格な宗教です。例えばカトリックの神父様は飲酒OK,喫煙もちろんOK,だめなのは妻帯だけです。妻帯についても認めないと言うのは、彼らが我々より1ランク上の人間(より神に近い)と言うのがその理由で、神に近くて人間とちょっと違うランクの人だから人間の女を娶ってはならん、というのがそもそもなのです(ほんとなんですから!)。
まず、この神父様がより神に近いという所が近代資本主義の発展でなんかうそくせーぞ、とばれてきた訳ですが、それはともかく、一方プロテスタントの牧師は禁酒、禁煙が原則、但し人間なので妻帯はOKです。(プロテスタントの牧師は資本主義らしく選挙で選ばれるので妻帯していても仕方ないのです)プロテスタントとして世界で最も厳格な部類に入るのがアメリカンプロテスタント、ブッシュ大統領はこちらですね。毎朝お祈りを欠かさないくらい「ストイック」であります。

ここにおもしろいデータがありまして、ロイター社の調査で「私は宗教心があると思う」と答えた国民の割合が、まあ、カトリックが多いから多いだろうなー、と思われるフランス当たりで8%、北欧に行くと軒並み5%前後。わが日本は意外に多く15%、しかし、アメリカはなんと52%!!
しかも国民の40%は「週に一回は必ず教会に行く」と答えております。おおー、アメリカはやっぱ、怖い、と思いますがそれは別にして、世界一の資本主義かつ金儲け礼賛国であるアメリカにおいて、厳格なプロテスタントがここまで根付いている訳です。人間お金お金、となってきてバランスを失ったときに自分をニュートラライズする、何かが必要なのではないか、と言うことなんですわ、私が言いたいのは。

日本人は花見にせよ、なんにせよ、そのバランスを取るために自然を愛でて来たということでしょうか、他の国ほど宗教に偏らずにすみましたし、なにせ、遊びの達人というのでしょうか、歌舞伎にしてもお祭りにしてもなんにしても昔からうまく「バランス」を取って来れたんではないかな、と(最近のワールドカップ騒ぎもこれかもしれん)

中国はどうでしょうか? まず、共産主義、イデオロギーとしてのマルクス主義が(元来もうこれ以上お金がいらないよー、というくらいみんながリッチになるので、物欲は必要なく、全員平等で神も何もいらないから社会主義ひとつでOK、というのがマルクスの考えだったのすが・・)一切のそれ以外の価値を認めていません。当然宗教はNO,ですね。そこの資本主義という「毒」を撒き散らすとどうなりますか? 
アメリカ人がプロテスタント的な厳格さで自分を縛ってバランスをとらなければならないほど、その「毒」は強いのですが、今の中国にはその解毒作用に当たるものは「権力」による「圧倒的な力」しか存在せず、その毒の勢いはいつのまにかあふれてしまうのではないか、と危惧されます。
いみじくもマルクスは「下部構造が上部構造を決定する」と言っており、現在の中国はまるで逆ですね。

今回の中国の一連の動きを見て気がついたことです。マーケットには無関係ですが・・・
長くてすみません・・・・
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