道東の狼!驀進 新鮮組

動乱の幕末を想わせる薄野。新鮮組は動乱の薄野を驀進します!

 今更振り返る中西VS藤田VT戦

2012-01-12 06:36:11 | 格闘技談話
ということで、今日もありがとうございました♪
皆さんが知ってるか知らないか解らないですが
ぼくは・・・・

プロレスマニアです

かつては、あのプロレス誌における最高傑作の
週刊ファイトを毎週愛読し
メインの新聞社は東京スポーツ!!

日本における最大勢力の宗教とも言える
猪木信者であります

今日は、結構プロレス歴史通のお客様と出くわしました

「なぜ木村が力道山を付けねらったか知ってるかい?」

確実に読んだ本がかぶっております
そうですか、そうですか

話し足りずにブログに
かいております

しかし、あんがいプロレススキっていらっしゃる
これも総合格闘技ブームが廃れた結果なのでしょうか?

当事の新日本の選手(第3世代以上の上)は
確実に強い男たちでありました
それは、たとえ前線で活躍していなかった栗栖昌伸などもふくめてです

しかし、総合格闘技が流行った時に
あの三銃士でさえ、30中盤から後半にかかっていました
言い換えるなら
プロレスのリングの中でさえ
「プロレスの技術」で戦っていた頃です
単純に、体力の面ではとうにピークから離れています

そして、その穴埋めのために
新日本の前線に立ったのが、永田でした

永田が総合で戦ったのが、ミルコとヒョードル
なんの準備もなくあの舞台に立った永田は
違った意味で言えば最強にちかかったと思います

ミルコとヒョードルは当事VT界の最前線でありました
負けたところで、永田が弱かったとはいえません!
ただ、哀しいことは、この戦いから新日本が逃げていったことです

まぁ、これ以上はやめておきます

唯一といっていいほど総合にでて、その立場を確立したのが藤田
最近では負けが込んでおりますが
それをいってしまうと、シウバに負けてからの桜庭は?
だからといって桜庭が弱いとはならないですよね

そんな中で
当事、VTの最前線に立っていた藤田と戦ったプロレスラーが
中西学

東京ドームでのアルティメットクラッシュ

あの試合は、結果、見たものからは酷評を受けておりました
しかし、実際はどうなんだろうか?

酷評を受けた原因が
プロレスラー同士による立ち技での打撃戦
そりゃぁそうだ・・・

ただ、ここで試合の見方を動かさなければマニアではないのです!!
この試合を藤田側からの観点で考えていくと中西の大きさが見えてくるのです

レスリング日本代表でオリンピックにもでた中西が
見ているものをうならせる打撃が出来るはずもない・・・

しかし、藤田は打撃を相当練習しておりました
実際、フョードル戦でのあのパンチを見ると相当の実力です

プロボクサーや空手・キックボクサーでもないのに
数ある強敵を打撃で制してきたフョードルですが
かれが、もろに打撃を受けたところを見たことがありますか?
ということです

はっきりいって打撃の能力において藤田が大きく勝っていました

それなのに!!
藤田は立ち技で中西を征することが出来なかったのです

それではなぜ?藤田が立ち技を基本とした攻めでむかったのか
レスリング勝負になっては危険を感じていたから

大きな一撃を加えてから
グランドで一気に征す!

これが、当事片足タックルからグランドに持っていく戦いをしていた
藤田の選んだ戦い方でした
なぜなら、タックルをつぶされた時にはどう転ぶか解らなかったからです

そして1R、なぜか打撃で倒すことが出来ない

それが、最後のフィニッシュへの展開へと変わるのです

このなかで中西が与えた攻撃は
ダメージではなく
倒れない・参ったしない
という心

それが、マウントでのパンチの連打で
レフリーストップとなるのです

誰かが止めなければ終わらない

そうやって考えると
あの試合は確かに盆戦ではありましたが
VTルールの中で行われたプロレスに間違いないのです

それは、なぜ?なぜ?なぜ?
それをあらわし、答えを出していく
「勝った・負けた」
だけの試合ではなかったはずなんです


そして出てきた答えにたいして
その回答が次戦にかえってくる

そうやって見ると、どんな試合も面白くなってくるでしょ?
点じゃなくって線を見ていくのがプロレスで
それが本来の魅力なんです

本当のレスラーは
絶対に試合の中に、今後の布石を置いていきます
その布石から未来を語るのがプロレスの魅力であって
それがプロレスの持つ底力からなんです

そして、その魅力を取り入れたけれど
そのほとんどが点で終わってしまったのがVTで
唯一といっていいほど、その魅力を出していたのが

桜庭の対グレイシー

あれは確実にプロレスで
プロレスだったから盛り上がったんです

まだまだ書くことがありますが
もう遅いので、またいつか