きたネット★環境情報Blog

北海道の環境を守り育てる活動を支援する、「北海道市民環境ネットワーク」事務局から、北海道の環境活動情報を発信しています。

旭川市西神楽ホタルの会「ホタル祭りin西神楽」

2006-09-29 | きた★ネット事務局から
遅くなりましたが、7月29日(土)~31(月)に開催された
「ホタル祭りin西神楽」のご報告です。

このイベントは、きたネット会員団体「旭川市西神楽ホタルの会」が主催となり、
毎年7月、3日間の日程で旭川市の西神楽公園で行われています。
今年で9年目となる「ホタル祭り」に、今年は6000人を越える人が訪れました。
地域の方にホタルが光るようすを見ていただき、みんなでホタルを守っていこうという思いから始まりました。


「旭川市西神楽ホタルの会」2代目会長の本田伸一さん。


「旭川市西神楽ホタルの会」では、1998年から西神楽公園内にある
パークセンターでヘイケボタルの飼育を行っています。
現在、およそ3万匹のホタルを飼育しており、お話を伺った事務局長の坂井弘司さんは
「こんなに多くのホタルを飼育しているのは、北海道内で唯一ここだけです」とおっしゃっていました。
ゼロからのスタートでしたが、現在では、オリジナルの飼育システムや飼育方法が他の団体のお手本にもなっているそうです。


ホタルが光るのは、旭川市西神楽公園のホタルのせせらぎ。
長さ30メートルと100メートル、2本のせせらぎが流れています。
周囲には遊歩道があり、「ホタル祭り」では遊歩道を歩きながらホタルの光を楽しみます。



受付の様子

陽が沈んで辺りが薄暗くなると、1匹、2匹とホタルが光り始め、時間が経ち真っ暗になった頃には、ホタルのせせらぎは幻想的な光の川になっていました。
小さなお子さんやご年配の方、ご家族で見に来られた方も多く、せせらぎを囲む遊歩道のあちこちから「きれい」と感動の声が上がっていました。


(写真提供:旭川市西神楽ホタルの会)
ホタルは、成虫になってから、恋の相手を探すために光ります。
成虫はおよそ10日間の命。
カメラのフラッシュのような強い光は、ホタルに大きな影響を与えてしまうため、
会場での写真撮影は禁止されており、遊歩道にも要最低限の光源しかありませんでした。
坂井事務局長は、「何よりもホタルを見て喜んでもらえることが嬉しい。将来的には自生に戻すことが目標です」と話してくださいました。

★旭川市西神楽ホタルの会 きたネット会員団体概要
-----

★みなさんの街のホタル情報をお寄せください。
北海道市民環境ネットワーク きたネットWeb