北村タカトシ(旧ブログ)

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研究計画書

2014年08月25日 | 原稿等
1.本研究科を志望する理由(1,000字程度)

私が経済経営政策専攻・経営学修士コースを志望する理由として、二つの目的があります。
一つは体系だった経営学を学び、自身の経営する事業に反映させ、事業の継続および発展をもって地域経済の活性化と雇用の維持を図る事。もう一つは政治活動や政策の質をより高め、公共経営の担い手である議員活動に反映させる為です。私は高校卒業と同時に社会人となり、20年ほどが経ちました。介護事業を立ち上げ18年、医療事業を立ち上げて2年、実務面ではある程度の経験を積めたと自負しております。また(公社)大村青年会議所に入会し、昨年の卒業を迎えるまで17年、地域貢献活動として青少年育成事業や夏祭りの運営などに携わりました。青年会議所の活動には自己啓発の一環としてリーダーシップ育成事業や異業種経営者との交流、経営の勉強会などを行うのですが、単年度制という組織の性格もあり、専門的、体系的な学びを得るまでに至りませんでした。青年会議所を卒業してからは、独学を重ねておりますが、学びの深さに限界を感じています。経営者としての責務や社会的責任を鑑みればまだまだ学びが足りないと考えています。
そして、青年会議所時代に私が心血を注いだ運動としてマニフェスト運動があります。この運動の目的は「有権者の政治リテラシーの向上」を第一義とし、選挙の際には候補者による公開討論会を開催し、マニフェストを中心とした政策論争をもって有権者の判断材料を提供する、選挙の開催されない時期でもマニフェストの検証を行う、といった運動が中心です。各地でこの運動を展開しながら、政治の一端に接するたびに「私ならば」といった思いが芽生え、政治の志を立てるに至りました。現在では市議会議員として活動して3年、その活動から体得したことは「地方自治は経営である」という事です。経営は「ヒト・モノ・カネの動かし方による利益の追求」と考えますが、地方自治は公益の追及を目指す経営といっても良いでしょう。昨今では公共経営という言葉も使われるようになりました。しかし何を持って公益とするのか、何が公共に資するのかといった難しい問題があり、企業経営には無い難しさがあるのも実感しています。
「このまちに生まれてよかった、このまちに住んで良かった」と思えるようなまちづくり、次世代に誇りをもって託せるまちづくりを実践する為には、政治家としてもまだまだ学びや経験が不足していますが、事業経営に携わってきた実務経験を公共経営に活かすことはできる筈です。本研究科において経済経営政策を専門的・体系的に学ぶことにより、経営者としての能力を向上させ、事業の発展を目指し、現在の議員活動や将来市長として主体的に携わりたいと考えている公共経営の為の学びを得たいと考え本専攻科を志望するに至りました。

2.研究計画の概要又は関心領域の概要(1,000字程度)

私の関心領域は人的資源管理と組織行動学です。「人は城、人は石垣、人は掘、情けは味方、仇は敵なり」これは「風林火山」で知られる武田信玄公が残した甲陽軍艦の中にある勝利の礎とされている御歌です。
私は小規模ながら事業を経営しており、人事で悩みを抱えていたところある経営書の中でこの御歌に出会いました。少ないとはいえ社内からリーダーとなる人材をどのような基準で選抜するべきなのか。いかに組織の陣容を固めるべきか。暗中模索していたところこの歌がストン胸に落ち、改造人事を断行した思い出があります。この歌は経営の真髄を表しているのではないかと考えており、端的に言えば
「企業は人なり」という言葉に集約されるのではないでしょうか。経営資源は「ヒト・モノ・カネ」と言われますが、中でも「ヒト」という資源管理の難しさはいまだに手に余る思いです。本科において人的資源管理において採用や配属、人材開発や報奨制度等を深く学び、研究し、事業経営に活かしたいと考えています。
また、組織行動学についても大きな関心を持っています。組織を構成するスタッフのモチベーションを向上させ、維持することは企業の継続と発展には欠かせない要素だと考えています。「人はパンのみにて生きるにあらず」と言いますが「パン」が無ければ生活できないのもまた真実です。社会人の多くは企業という組織に属し労働することによって生活の糧を得ます。所謂会社勤めのサラリーマンが組織の多数派を占めますが、その組織群は己の生活の為に働くという大前提があり、求められる以上の成果を出そうとしない、指示される以上の労働をしようとしないという傾向が見て取れます。これは合理的な行動とも言えるのですが、企業としての成長や持続性、労働者自身の成長、企業が社会にもたらす価値の向上にもつながりにくいと考えています。原因は企業や経営者、労働者に様々なものがあると考えられますが、概ね経営者と労働者の意思の疎通や、両社が適当と考える報酬制度、共有できる目標の設定等にあるのではないかと推測します。両者の齟齬を解決し、労働者の意欲向上や自己実現を通して、企業の持続と発展および社会的責任を果たす為にどのような組織を作り上げるべきなのか?どうすれば組織は強くなるのか?という事を学びたいと考えています。これまでの実務経験では私自身の皮膚感覚で事業経営を行ってきた感は否めません。それは私の限界が企業の限界にも当てはまるのではないかと危惧するところです。この学びを得ることによって企業の行動様式や社風を確立させたいと考えています。どうか学びの機会をお与え頂きますよう心よりお願い申し上げます。

26年9月議会一般質問のお知らせ

2014年08月21日 | 大村市議会議員の日々
本日議会運営委員会が開催。
9月議会はちょっと少な目の13名が質問に立ちます。

私は11番手で質問最終日、9月3日(水)10時から
通告内容は以下の通りです。

・ASUKAモデル活用によるAED講習について
・交通安全協会と連携した通学時の安全向上について
・保護者を対象としたフッ化物洗口の理解促進について
・花き振興法の成立とその活用について
・鉄の駅の設置構想について
・介護ツーリズム&イミグレーション
(住所地特例による移住誘引政策)について
・ふるさと納税について

何度も訴えてきたインターネット生放送、今議会から開始になりました!
予算をかけずに自前でシステム構築したとのことです(^^)スバラシー

じむちょー通信・26年8月

2014年08月13日 | 仕事関係
盛暑8月を迎えました。夏だといえば「海だ!山だ!」と心躍ったものですが、最近はなかなか…これも年相応に落ち着いたという事でしょうか。
夏ならでの楽しい事を考えるのも良いのですが、私たちには忘れてはならない事があると思います。

それは原爆投下により終戦を迎えた69年前の夏の記憶です。
特に8月9日は長崎に住まう私たちにとって特別な祈りの日でもあると思います。7万人を超える無辜の民の命が一瞬で奪われ、その後も深い大きな爪痕を残しました。
しかし、先人たちは戦争の惨禍という想像を絶する苦しみに耐え忍び、血のにじむ努力を重ね、焦土と化したこの国を、見事に蘇らせてくれました。今では外国人観光客が世界一訪れたい都市がある国となったのです。現在の日本、そして私たちの日常が先人たちの努力の上に成り立っている事を忘れてはなりません。

最近気になるのが、一方的な主義主張を喧伝する報道です。特に集団的自衛権については様々な観点からの議論がありますが、特に長崎では否定論ばかりが大きく報道され、冷静な議論の素地を失っているような気がします。「平和主義者が戦争を起こす」という本があります。方向は全く反対かもしれませんが、一方的で独善的な報道は、当時戦争を賛美した新聞各社の姿勢と寸分たがわぬもので、憤りを感じます。

平和への方法論は様々な観点や議論があります。違いがあって当然です。ですから議論しよう、理解し合おうという姿勢が必要なのですが、聞く耳を持たず、冷静さを欠き、一方的に糾弾する姿は「見苦しい」の一言に尽きます。
この日だけは先の戦争で散った御霊に対し、ただ静かに祈るべきなのではないかと思います。

お盆は祖先の魂が帰ってくるといいます。
祖先がいなければ私たちの存在もありません。ただ静かに感謝の祈りをささげるのも良いのではないでしょうか。

7月の本ネタ

2014年08月01日 | 本や音楽、講演などなど


海後宗臣著作集 第十巻 教育勅語成立史の研究


帝大学教授であった著者(1901-1987)が発表した明治以降の教育史についての全十巻の最終巻。
全800ページの大著、価格も8,800円と重量級(しつこいようですが私費)

「教育勅語の真実」を超オススメしておりましたが、必ず反論があるはずだと研究文書を探してたどり着きました。

本書では教育勅語の前史を紐解き、教学聖旨、教育義、教育義付議の一連の背景と明治天皇の以降と、それを取り巻く政治家も含む官僚達のスタンス。
勅語草案は中村系、元田系、井上系と分類され修正や廃案、採択の変遷から下賜までを詳細に記してあります。

特に井上毅が中村正直を排撃せんとする書簡はかなり興味深い。
開明主義、立憲主義をとる井上が、耶蘇教であった中村案(いわば同類?)の批判を通して自己の思想を確立したのではないだろうか、なんて。


巻末の資料も豊富。

それを収集、分析するには足腰が強くないと行けない、という言葉に得心。
全国を飛び回って文献を探し、自筆にて写し、体系づけていくという作業。

デジタルに慣れきった私たちには想像を絶する。
ネットサーフだけじゃ浅すぎるってことだ。

痺れたのは、勅語を軍国主義の根拠としてとして批判した論文と正反対の論文を対比させて掲載しているところ。
そして己の主張でまとめることはしていない。これぞ研究者、という潔さを感じます。


ちなみに私、暗誦できます。
書けるようにもならなきゃな。




社会保障亡国論  鈴木 亘


鈴木教授の本は数冊読了しているがこの本かなーり尖ってます。

前半はこれまでの主張の復習編といったところ。

・社会保障費の世代間格差は8000万円
・消費税で賄うならば30%以上に
・年金支給年齢を70歳以上に&賦課方式から積み立て方式へ

てな感じ。概ねコンセンサスが取れてきている主張かと。

中盤からは与党野党に関係なしで政権・官僚批判のオンパレード。
タイトルに合わせたというべきか。
とがりずぎててちょっと心配になるレベル。

ステレオタイプな現状論やちょっと現実とかけ離れてるなーというくだりもあり。
社福悪玉論やジョブカード活用論、労働市場の前提にはかなり疑問(つーか明らかに間違ってる)
私も社会保障関係の事業者なのでいろいろと思うところありです。


後半は処方箋。目新しい政策は乏しいとしながらも「貧困の罠」を防ぐとする生活保護改革については興味深かった。
凍結貯蓄と人件費補助はイケるかも。

給付付き税額控除制度の導入を謳うなどフリードマンに拠している政策が中心でした。

「正しい情報は無料でその辺に転がっているものではない」

には納得。まずは情報公開、でしょうね。



今月は2冊

コーディネートが3本入ってたし~
一冊目に時間がかかったし~


・・・言い訳申し訳ありません

8月こそは!(またかい)