北村タカトシ(旧ブログ)

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CK

2012年07月29日 | 骨髄移植レポート
移植手術が伸びたために、全ての検査をやり直すことになりました。

骨髄バンクでは延期などが生じた場合、前回検査から3カ月以内であれば再検査は必ずしも必要ない、というスタンスですが、最終的には主治医の判断となります。

私の場合は念には念を、ということでしょうか、検査のやり直しとなりました。
間違いがあっちゃいけませんからね。


血液の状態を示す様々な数値の中に「CK」という数値があります。
この数値が上限を超えると自分の血液をストック出来なくなるそうです。

この数値は運動をした時などに上がります。
なので移植の1週間前から運動や肉体労働は禁止、となっているのですね。


さて、その再検査の前日、どうしても外せない、というか外したくない予定がありました。山登りなんですけどね。

コーディネーターとも日程を相談したのですが、とにかく検査してみましょう、ということに。
数値が超えていれば、改めて採血日程を決めよう、という事になりました。


さて山登りを終えて再検査。

今回は二日間の山歩き、悪天候も手伝ってハードな登山でした。

なので採血は別日程かな・・・と思ってましたが、数値は範囲内に(ラッキー)

前回検査は120でしたが今回は240。
280を超えるとアウトなんだそうです。

なんでも、日ごろから運動に慣れているひとは数値が上がりにくい。
また、格闘技やウェィトリフティング等、筋肉を極度に酷使する運動が上がりやすい。
ウォーキングやジョギングはそこまで上がらない、とか。

これで運動制限も少し緩んだか。
夏越まつりの撤収作業も心おきなくやれそうです(笑)


とかくいろいろ勉強になります。

他にも前エントリーで採取された骨髄はドクターが運ぶ、としていましたが、今は病院スタッフが運ぶ事もあるとか。
民間輸送も導入が検討されているそうです。


こうやって骨髄移植に詳しくなるのも何かの縁なんだろうか。
ジョブスの「点を繋げる」話を思い出しました。


Apple創始者・スティーヴ・ジョブスの伝説のスピーチ(1)


変わらないために、変わる。

2012年07月26日 | 所属団体・地域活動など
今日は夏越まつりの成功祈願、そして部会間の最終ミーティング。

夏越まつりは大村市が主催している、と思われている方も多いようです。会長は市長となっていますので無理もないのかも。

実質は実行委員会を組織する大村JCが主体となりボランティアで運営、そこに自衛隊や市の職員有志、JCOBや関係者の皆さんのご協力を頂き、成り立っているまつりなのです。

そして、その運営資金もほぼ全てが市民のご寄付によって賄われています。


資金集めが一段落しました。

今年もまつりの為に皆様の浄財をお預け頂いた事に心から感謝いたします。

そして、資金部会の皆さん本当にお疲れ様&ありがとう。連日の資金回りやメンバーへのお願い、みな仕事を放り出しての活動には心より敬意を払いますし、この厳しい経済情勢の中、昨年を上回る素晴らしい成果だったと思います。


しかし悲しいかな厳しい現実、目標額には届きませんでした。


昨年は大震災の事もありかなり苦しい運営でした。
備品の入れ替えもあり100万円弱の赤字。そんな中、私は一昨年の金額を目標設定し、昨年出した赤字を吸収する!と大見えを切りましたが、その実現は難しそうです。

昨年はレアケース、ひょっとすれば目標を上回れるかもしれない。
達成できればこれまで通りに運営できる・・・と淡い期待を抱いていましたが、現実は厳しかった。

各部会に緊縮予算のお願いをしており、費用計上を見送った部分もありました。
心苦しい説明をするのは辛いものです。

33年に渡るまつりの決算を紐解けば、華やかな時代もありましたが、近年は縮小傾向。その流れはおそらく止まらないでしょう。

ここを削り、あそこを削り・・・といった対処療法には限界も感じます。思い切ったやり方が必要なのかも。


私は23歳でJC入会以来、このまつりに携わってきました。ありがたいことに実行委員長もやらせて頂きました。思えば入会したキッカケもこのまつりです。

100年続くまつりにしよう、と言いだしたのは何時の頃だったか。

私の弟などはまつりがある時期に帰郷します。
生まれながらにしてある故郷のまつり。
おおむらの夏の風物詩となっているのは間違い無い。


変わらない為に、変わらなければならない。

私はまつりを作った世代ではありませんが、まつりを守ってきたという自負はあります。
続ける為の悩みや苦しみ、そんな世代が負った務めなのかもしれません。


このまつりをやり続け、後世に引き継がなければならない。

このまつりを続けていること。

それを奢るのではなく、静かな誇りとしながら、明日に向かおう。


みんな、がんばろーぜ!

財政危機と社会保障

2012年07月20日 | 本や音楽、講演などなど

財政危機と社会保障 鈴木 亘

奇しくも昨日19日の日経新聞経済教室に寄稿されていた著者。
「世代間格差」という言葉の生みの親でもあります。この話は最近一般的になってきましたね。
私も市長選のマニフェストでは氏の論文から格差是正の為の政策を立案したっけ(惨敗でしたが)

現行制度では高齢者と今から生まれてくる子どもたちの社会保障費(年金、介護、医療等)における需給格差は8000万以上になる、という推計に立ち、与党となった民主党が展開する社会保障政策への批判と持続可能な社会保障改革案を提示してある。

一般的な事を押さえておきましょう。

2010年で
国の一般会計は92兆
国の総債務は973兆
社会保障会計は別会計で87兆
社会保障会計は毎年1兆円支出が増加
一般会計収入の約48%は借金(公債)
 〃  支出の約22%は借金返済
 〃    の約29%は社会保障関係費 
現在の対GDP債務比率は敗戦直後並み
戦後の債務はインフレ税によって相殺された

出版は2010年なので「管」政権。

首相が打ち出した「強い社会保障」「中福祉・中負担」「医療・介護を成長産業に」というスローガンを「バカ言うな」とばかりに酷評しています。
私も業界人のはしくれ。氏の主張は皮膚感覚で当たってるよなあ、と思います。

前著 では「世代間格差がある」とされる推計を丁寧に説明してありましたので、現行制度の欺瞞や矛盾点についての記載はほぼ共通。政権批判、というかこれまでの社会保障政策批判が目立つ内容です。

財源論については消費税についての記載がありますが、増税を前提としない上での改革論。出版が2年前なので齟齬が出てきていますが、それでも頷けるものが多い。
消費税増税をしない、という前提に立てば、給付やサービスをカットするしかない。という話ですね。
加えて参入規制を緩和し民間力を活かす主張。

混合医療、混合介護、規制緩和、既得権の打破、全体的にはフリードマンに近い主張です。関係団体は反発するだろうなあ、なんて。


日本経済を牽引する「成長産業」とは公費や補助金に頼らずとも「自分で成長できる産業」、社会保障が成長産業になることはあり得ない、とのくだりにはホント納得です。雇用の受け皿にはなるでしょうけどね。
ただ先進医療は除きます。新薬の開発などと合わせてココは国外から稼げる分野かも。

巻末には「政府の方針は大間違い」という一言を言う為に丸々一冊書き上げた、とのくだりが。
著者は結構ハードな改革派ですが、それも国や子どもたちの未来を憂いての主張なのだと思います。

読みやすく、分かり易くと心がけて書いたそうですが・・・その狙いはどうでしょう(笑)


増税しなくても無駄をカットすればなんとかなる。
埋蔵金がある。
増税する前に身を切るべき。
景気を回復させれば増税しなくて済む。

昨今良く耳にする言葉です。
有権者には耳触りが良い言葉ですね。
だれだって増税は嫌なものですから。

ただし、その論法はこれまで増税される度に、同じ事が語られてきたのを忘れるべきではありません。
そして全く好転していない、という現実も直視すべきでしょう。
派遣村の湯浅氏が政府参与になり「知らないことが多すぎた」と吐露して官邸を去ったことは記憶に新しい。

社会保障政策を語るならば押さえておく必要はある1冊だと思います。

目の前の霧

2012年07月10日 | 本や音楽、講演などなど

「国論を二分」と言われる原発関係の諸課題。
感情的になる議論を目の前で聞く事も多く、私もネットでは発信を控えてきました。

それは、分からない事が多かったから。

プロパガンダを鵜呑みにする程、お人好しじゃ無い。
叫ぶパンクスの言葉にはエビデンスが感じられない。

ネットでは極端な意見ばかりが目に付くし、自分で確かめようにも被災地に行ったのはほんの数日。自分の考えがまとまらず目の前の霧状態が続いていたような。

そんな中、先日の長崎ブロック大会にて元NHK解説員、城本 勝氏による「エネルギーを選択する時代は来るのか」という講演を拝聴しました。

「目の前の霧が晴れるように分かる!」というなんとも名前負けを心配させる(笑)サブタイトルでしたが、御見それしました。

言葉を選びながら語られる理知的な印象。量と質の高さを感じさせるNHKの取材を通じて得た、多面的な分析は得心できる事が多かった。
サスティナブル=持続可能なエネルギー確保が求められる声が高まる昨今。
原子力村の解体を進めて、発送電規制を緩和し、多様性を高める=ベストミックスが必要です。

そして、エネルギー戦略は戦争の歴史でもあります。
事は国家の大計。市議会には関連が薄いかもしれませんが、今後も勉強していきたい事の一つです。
ガソリンエンジン無くなったら悲しいしね(笑)


素晴らしい講演でしたが、惜しむらくは空席が目立った事。
もっと沢山の方に聞かせるべきだった。

関連本も即買い。届くのが楽しみです。
積読中なので時間はかかりそうですが。


メモ

・国内のエネルギー自給率4%
・節電は弱者と呼ばれる人たちに厳しい
・発送電分離を急げ
・送電会社への投資を促すべき
・地熱がベスト(主観)次に水力。
・長期的に脱原発
・廃炉に40~50年
・国民が選択できる情報と、選択眼の涵養(リテラシー)
・ワークライフバランスと生産性
・豊かさの価値とは
・原子力村の解体
・屋根がしの悪徳業者にご用心
・スペイン太陽光バブルの崩壊=イニシャルコストが落ち、普及が進む
・長野県飯田市おひさまファンド(視察に行きたい)

使用期限は35日

2012年07月05日 | 骨髄移植レポート
患者さんが前処置中の容態急変で延期となった手術日程。
再日程が8月に決定しました。
厳しい治療だと聞いていましたので心配しましたがちょっとホッとしたかも。


夏越まつりが終わってからとなりましたので、ちょっと余裕ができたかも。
詳しい日程はネットでは非公開です。

これで手術まで何も無い・・・というわけではありません。

先般ストックした自己血(骨髄を抜いた後に体内に戻し入れる私の血液)の使用期限が切れるので再度の採血が必要なんだそうです。

その期限は35日。結構短いんですね。

てっきり冷凍でもされてるのかと思ってました(笑)
どおりで献血運動が頻繁に行われている訳です。


ついでに全ての検査をもう一度やり直すそうで・・・

命のリレーですから念には念を、という事でしょう。
何かあってはシャレにもなりませんし。


とにかく健康第一です。

ついでに人間ドックもやってくれんかいな(笑)