北村タカトシ(旧ブログ)

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厚生労働省崩壊

2010年02月26日 | 本や音楽、講演などなど

厚生労働省崩壊-「天然痘テロ」に日本が襲われる日

木村 盛世 (著)


週刊誌で彼女の記事が気になったので買い求めた。

最近はとんと聞かなくなったパンデミック騒動、官僚でありながら当時の厚労省の対応を効果が無い、と国会答弁し有名になった医系技官、医師免許をもった官僚ですね。


彼女の経歴は面白い。

離婚後、二人の乳飲み子を連れて単身渡米、医師、研究者として名を成す。
日本からのラブコールで帰国するも、アメリカ仕込のやり方が霞ヶ関で通用するわけもなく疎んじられる。
パワハラ、セクハラの挙げ句に飛ばされ続けて最後は空港の検疫所勤務。


そこでパンデミック騒動が持ち上がり一躍脚光を浴びる。

当時は野党だった民主党に利用された感もありますが、本人は何処吹く風で自論を展開しておられました。


前半は官僚による官僚機構のバッシング、中身を知ってるだけにリアリティがありますが、うらみつらみも感じられ、ちょっと感情的かなあ、と。
後半はバイオテロについてのくだりとシュミレーションまで。
読者に語りかける文体で難解なところはありません。あっさり読める一冊です。


・世界初のバイオテロ発生国は日本(オウム真理教)
・公衆衛生=国防という意識や備えが脆弱すぎる
・天然痘を根絶したWHOチームのリーダーは日本人
・官僚機構の硬直性は有事に対応できない
・バイオテロはコストパフォーマンスが高いからこそ恐怖


などなど、色々と勉強になりました。

医は仁術という信念、そして憂国の思いが著者を駆り立てているのでしょうね。


しかし著者は未だ官僚という身分。

飛ばされた検疫所で役にも立たないと自身が切り捨てたサーモグラフィーを眺め続けているのだろうか。


啓蒙活動で国を変えるには時間が掛かるだろう。
自らの理想を実現するには、リスクを取って政治に踏み出せるかどうかなんだろうな。

しかしそれには選挙という洗礼もある。
それは有権者の投票行動が決するという果てしないリスク。

著者も政治に諦めを感じている一人なのかもしれない。

別れは突然

2010年02月24日 | DAYS

ダストヤードが完成、といっても私は目隠し波板とありがちな表示板を取り付けたぐらい。
以前はとても狭かったので掃除がやりにくかったのですがこれでスッキリしました。


08ブロックを支えてくれたメンバーのお父様が急逝された。
数日前まで仕事をしていたという。

通夜でお話を伺う。
事業継承なども済ませ、最近人生を振り返ったりする言葉があった、本人は死期を悟っていたのでは、という話だった。

別れは突然にやってくる。
しかし相応の用意をしておくという生き様は潔い。

ご尊父様のご冥福をお祈りします。

長崎に来た春は

2010年02月23日 | 政治や思想

中村氏が当選、あまりの当確の速さに驚いた。
事前の報道等では良い勝負、だと聞いていただけに尚更です。

大差で中村氏、というか自民圧勝、これをどう見るか。

民主の敗因として

・落下傘な過去官僚
・乱立で票割れ
・小沢問題
・衆院選挙圧勝したことによる楽観ムード
・まだまだ地方組織基盤が脆弱
・自民党のリベンジ結束

これぐらいだろうか。

両人以外に投票した有権者の心理はどんなものだろう。

大仁田氏を支持した有権者は政策ではないだろう。勢い、突破力というところか。
押渕氏には女性票、深町氏には党員票。
あとの二人は・・・まあ白票、棄権よりマシだということか。

橋本氏へは、民主そして前県政批判票。

中村氏へは自公の衆院リベンジによる結束、小沢問題批判票というところか。
一騎打ちだったら判らない勝負だったのかもしれない。


ともかく事実上の後継者、副知事がトップになった。
県政に大きな変革が起こる可能性は限りなく低くなった。大型事業は粛々と進行するだろう。


そんな金子県政の継続を県民が望んだのだろうか。


総じて政策で選ぶ、という行為は主流でなかったように感じる。
与野党の代理戦争だったような。
県政は国の出先機関じゃないんですけどね。

露骨に利益誘導や恫喝するような与党にもトホホです。
コテコテ利権政治をやってきた自民党と同じ事やってどうすんの。
そして野党は審議拒否。すっかり入れ替わったみたいだ。


この県知事選挙は代理戦争だった、もしくはそんな雰囲気に流された。
県政の継続か刷新かという争点は目立たなかったように思う。


政治に期待できない、あまり期待しない、という考え方は一定以上あるだろう。
ある意味、的を射ている考え方だとも思う。

であるなら私が踏み出そうとする道も果てしないのだろう。
そもそもゴールなど無いのだ。
しかし背中を向けるような性分でもない。


なんにせよ投票率が上ったことは良いことです。
世代別の投票率が気になるところ。



長崎に来た春は変わらない春
これからどのように移ろうのだろうか。

庭の梅が咲きました。

ミュージックフェス

2010年02月22日 | DAYS

ドリンク担当ちゅーことでお手伝いに。

やっぱりライブは良いですね。
皆さん素晴らしいパフォーマンス、最後のコラボはビッグバンド&和太鼓でぶっ飛びのカッコ良さ。

私、元バンドマンなんですが、ライブを見ると自分もやりたくなりますです。
ひとつギターの弦でも張り替えて・・・


イカンイカン、準備準備。

若者は、選挙に行かないせいで、四000万円も損してる!?

2010年02月21日 | 本や音楽、講演などなど

若者は、選挙に行かないせいで、四000万円も損してる!?
35歳くらいまでの政治リテラシー養成講座

森川 友義 (著)

現在の60代以上は、払った税金以上の受給を受けており、20代は彼らが払った税金より4000万円低い受給しか受けられない。

若者が“ソンをする” のは20代~30代前半の投票率が低いから。政治家は天気なんぞに関係なく投票に行く高齢者向けの政策を打ち出すことは当然のこと。
政治に参加しない人が政治的に不利になるのは、ある意味必然。

そんなところから官僚政治を打破する為の提言(力入ってます)まで盛り込んだサラッと読める分かりやすい一冊。

特定利益団体=圧力団体と政治献金の話は改めてこの国の政治がトホホな構造であることを再確認させてくれる。ある種煽り本的な感も受けたが、憂国の思いの表れだろうか。

私は37歳、対象年齢をオーバーしているせいか少し物足りなさを感じる内容ではありましたが、この国の政治の改めるべきところを再確認させてくれる良書です。


さて知事選、投票率はどうなるか。

坂の上の雲

2010年02月18日 | DAYS

昨日も色々と話を聞く。
お付き合い頂きありがとうございました。

いつも思うが多様な考えが改めてあるのだな、と。
そして全てを調和させることなどできないだろうとも思う。

「民主主義は最悪だけど一番マシなやりかただ」といったのはチャーチル。そして時間とコストがかかる。


坂の上の雲は遠くに見える。

しかし眺めているだけでは近づけない。
それどころか風に流れて消え去ってしまうかもしれない。

とにかく踏み出すしかないんだろう。

消化不良

2010年02月17日 | 仕事関係

午前中バタバタ仕事を片付けて長崎へ

介護保険関係の制度説明会へ参加。
何度もムダだと批判している情報公開制度についての説明も。

その制度の必要性についての説明がありました。色々ご意見も頂いているという話。
まあ批判がないと改めて説明自体やるはずも無いので、大方似通った意見が集まってるんだろうか。ググっても批判が出てくるし。

だいたいネットに事業者情報を並べて表示しただけで、介護保険サービス利用者の為になる筈がない。タウンページで十分じゃないのかな。
ネットで事業所リストを検索して選ぶ高齢者はかなり少数だろう。
それも「事業所自体の評価はしない、選択と評価は利用者」という。
利用してみなければわからない事のほうが多いのは当たり前。

アクセス数は増えているというが、ケアマネもしくは物販業者じゃないのかな?
事実この制度がはじまってダイレクトメールや投機勧誘電話が増えたような。

自腹で営業先リスト提供してるようなもんですよ。
さらに穿った見方をすれば官製需要で天下り先確保という話もある。
手数料さえ取られてなければ文句も出ないんですが費用に見合う効果は感じられません。

他は別の制度も含めて2時間以上の説明のみ。質疑応答なし。
なんか相当消化不良なんですけど。


昼は美味しいうどんにありついた。とも也の肉ぶっかけとサバ寿司は鉄板、マイ箸も洗ってもらえるし良い店です。

ランタンフェスティバルで駐車場探しが一苦労、夜はカプセル会議、慌しい1日でした。

構造改革の真実

2010年02月16日 | 本や音楽、講演などなど

構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌
竹中 平蔵 (著)

小泉改革とは竹中改革だったといえるのだろう。戦後3番目の長期政権を支え続けた経済学者であり、選挙の洗礼も受けた竹中大臣の記録。

大きくは不良債権処理、郵政民営化、経済諮問会議についてまとめてある。
そこには改革を潰そうする勢力のなりふり構わぬ陰謀、策謀。そして老獪な自民党政治家との戦いの記録でもあったようだ。
所属政党を鞍替えしたりした、コテコテの自民系議員が構造改革を批判する理由も判りますね。

印象的だったのは「戦略は細部に宿る」という言葉。

「完全民営化」と「完全に民営化」の意味が違う官僚作文と戦った教訓は重みがあります。改革のうねりと爆発、そして失速する様まで記されており、竹中氏の感動と悔しさが伝わってくる良書です。


「小泉政権で格差が拡大した」という論調には注意が必要です。


OECDのデータを見れば非正規雇用はその前から増加してますし、賃金低下は硬直化した労働形態と労働基準法の強化、長期不況の産物だという論調を私は支持。

不良債権処理は金融危機を防ぎました。そして郵政民営化は財政投融資の話抜きには語るべきでありません。しかし頓挫してるようですが。


ミクロ経済(個人の経済)は感情で動きます。それが積み重なってマクロになるという考え方については異論はありません。
しかしそのマクロの前提となる現状(財政や成長の見通し)はしっかり頭に入れたうえで考えなければならない。

そこを見ず、もしくは見させず、という政治家が少なからずいます。
それは有権者を見くびっているのか、それとも既得権を守ろうとしているのか。

とにかく「目利き」が必要なんだと思います。


専門的なデータが欲しい人には向きません。
しかしだからこそ読みやすいお勧めの一冊。

大臣の資質

2010年02月15日 | 政治や思想

またまた御船町に行ってきました。マニフェストサイクルの先進地ということで、推進ネットがらみのお勉強です。

記念講演はサマコンなどでもおなじみ元総務大臣、増田氏。
とにかく「クレバー」という表現がピッタリ。神吉代表のキラーパスにも動じない経験値は流石です。
最近大臣経験者の話を立て続けに拝聴しましたが、こうも違うもんかと・・・東大法学部卒はダテじゃねーな。

終了後の懇談会では色々と質問を。

元総務大臣ということで最近報道された議会から副市長登用制度の話を。
この制度変更は憲法改定まで広がるとか。
二元代表の地方政治が一元代表に近づいてしまう、ということですがなんとか法改正で対応できる範疇にあるだろう、とのこと。

議会のオール与党化も心配されますが、そもそも地方議会は政党政治ではないし、議員の一部が執行部に入ったからといって、議員各々が是々非々でやれば良いんだという話も。

しかしその構造に有権者が理解を示すには相当時間が掛かるだろうとのことでした。
これは数年前からの議論してきた経過だということで、与党の成果という事では無いようですよ。

他にも新しいご縁や数奇なご縁、足を伸ばせば色々な発見があるものですね。


T君>

御船町の検証大会ビデオを送っていただけることになりました。
先進地ならではの完成度にこうご期待。

しかし当日の映像には無い部分、大会前の準備段階での市民の意識調査が大切、という話もお伺いしましたよ。

まあしばしお待ちください。

規制仕分け

2010年02月14日 | DAYS
この政策には期待大。その名も規制仕分け

当ブログでも何度かその無駄さ加減に怒ってましたが、是非とも介護事業者のコンプライアンスコストを撤廃して欲しい。パブリックコメントでも出してみるかな。


以下記事より引用。

”地方経済の活性化のための補助金制度も見直す。従来の事業を点検したところ、地域活性化の手本になることが期待されていたのに、単なる特定地域の支援に終わっているケースなどがみられたからだ。”



これって・・・中心市街地活性化政策のことか?

オーシャンズ

2010年02月13日 | 本や音楽、講演などなど

お一人様で観て来ました。

「アース」「ディープ・ブルー」系統の映画は大好きですが、この作品はちょっと政治的なメッセージが強いかも。


自然界の弱肉強食はバランスが保たれている、という事に異論はありません。
生まれたばかりのカメが次々に鳥についばまれるシーンではそんな説明が入ります。
しかし人間のなすことには警鐘メッセージだけ、というのはステレオタイプ過ぎやしないかな。

鯨やイルカ、フカヒレ漁の映像が本当に必要だったのかな?と考えてしまいました。
野生動物の狩も人間の狩も本質的には同じ地球上の営みという観点で見れる人は少数派なのでは。
シーシェパードが話題になっているだけに構えてしまう人もいるでしょうし、アジア蔑視的なイメージを受けます。フランスだって漁はやるんだろうし、ポリネシアで核実験やってた事を忘れて欲しくないですね。オーシャンズだけに水掛け論ってか。

そんな映画は競艇協賛事業でした(トホホ)
まあ、安易な保護主義に陥らないようにご注意です。


あ、映像は素晴らしいですよ。

ありがちな映像ですが、この手の映画はこれが王道。
良く撮れていると思います。

政治的には考えないで見るのがベストかも。
ダイビングに行きたくなりますねえ。

今年の京都

2010年02月12日 | 所属団体・地域活動など

中小企業問題全国研究集会に参加してきました。
JCの京都会議以外で行くのは修学旅行以来かも。
会場もおなじみ国際会館です。

18の分科会があるんですが、私が参加したのは、
「地域の主役としての中小企業の役割の地方自治の施策。中小企業・地域振興基本条例運動発展のために」
と題されたセミナー。

講師も京大教授ということで結構期待・・・したんですがミスチョイスでした。

冒頭からコイズミ改革がいかに日本を疲弊させたかの説明を長々と。
東京名古屋だけが発展して、ワーキングプアが生まれたかを示すデータから説明。
不良債権問題と構造改革が効果を発揮した株価やGDPの回復データは出すはずもなく、大企業と村上ファンド、ホリエモンを悪玉にして、派遣村を格差社会を可視化したと称える講演はもうお腹いっぱいでした。事前に講師をググっておくべきだった(悲)

しかしそんな中でも公契約条例など全国の事例は収穫だったかも。
私も県庁舎移転の諮問会議ではコンストラクション・マネジメント方式での発注(WTOに掛かる競争入札を迂回する方法)を主張していましたし、税再配分の地域性を鑑みるのは必要だと思います。

しかし税配分の話ばかりで地域経済や生産性が回復するとは思えない。

本当に議論すべきはその前の問題、グローバル化も含めた現状の中で「どうやって稼ぐか」ということなんだと思います。


講演の後はグループ討議でしたがこちらで救われる。

皆さん中小企業家の集まりだけあって現実的。
地域でカネを回す、というともすれば保護主義、排他的な内容の講演だったのですが、消費者は企業の都合では動かないということを良くわかってらっしゃいます。

既に生活の隅々まで浸透しているグローバル化の時代にどうあるべきか。
フットワークの軽い中小ならではの強みを活かす、行政や補助金頼みにならないような経営を目指す。
条例制定については、中小企業も地域社会の一員として「公」の意識づけを図れるようなもの。
そして、どのようなまちづくりを行っていくかという理念を明文化して、行政と企業が協働できる下地作りのようなものを創る。という内容でまとまりました。

じゃあ具体的な行動は、という事が大事なんですがそこまで議論できる時間は無くタイムアップ。
新人ということで発表もさせて頂きました。


最後のまとめ講演でも内容はまた同じ。
新自由主義経済がいかに地域をズタズタにしたかを訴えておられました。
教授は筋金入りなんですね(トホホ)


他の分科会では大学教授の話ばかりではなく経営者の講演が多かったようです。
次回からは実践経験値が高い方の講演を聞きたいなと思いました。

ホールでの懇親会は京都ならでは。
舞妓さんがズラリ華やかでございました。

プラスの連鎖

2010年02月10日 | 所属団体・地域活動など

なんと!2年連続での100%出席達成です!

一瞬ホントか?もしかして出席ルールを緩和?なんて疑ってしまいましたが、従来どおり全員が例会中に足を運んだとのこと。

昨年もビックリしましたが、今年も驚きました。
このプラスの連鎖を続けたいもの。

とにかく大勢の訪問者の中、すばらしいスタートが切れました。
LOMの運動はもちろんブロック大会に向けても力をあわせて行きたいところです。

地区役員も懐かしい顔ぶれが。
JCの第一線で活躍する皆さんの輝きが羨ましくもあり・・・


私は私の道を行かねば。