天台寺門修験

修験道の教義は如何に

修験第百十一号 新編寺門天台宗学読本(1) ―第一編 ―

2013年07月13日 08時06分33秒 | 新編寺門天台宗学読本

 

修験第百十一号 新編寺門天台宗学読本(1) ―第一編 ―

直林敬範 監修

吉田光俊 編

第一章 序 説

寺門天台の名称

寺門天台(じもんてんだい)と申しますのは天台宗園城寺法流のことでありまして、旧天台宗寺門派を指さすのであります。

この下に「学」の字を付しますと寺門の教学、宗学を意味することになる。即ち寺門天台学とは、それは日本天台の一学派であつて智證大師圓珍(ちせうだいしえんちん)の教格(けうかく)に基いて、園城寺を中心にその法流に於いて行はれる仏教々学の研鑽とその実践を意味するものであります。