天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

面白いのかつまらないのか大相撲

2022-11-26 06:51:35 | 大相撲

右、玉鷲にたやすく押し出された左、正代


大相撲九州場所13日目、髙安が2敗で3敗の阿炎、豊昇龍、貴景勝、王鵬から頭ひとつ抜け出した。本日、阿炎VS豊昇龍、貴景勝VS王鵬という星のつぶし合いがあるのだが、貴景勝は大関で王鵬は前頭13、むかし大関がそんな下位の者と対戦したのか。
今の大相撲はどんぐりの背比べであるから勝ち星が拮抗してくるとかけ離れた地位の取組が組まれる。
それは表向きの地位の表示があてにならないことを意味する。サッカーでもアルゼンチンもドイツもいわば格下に負けたのだからランキング表示はあてにならぬが、それにしても日本の大相撲のランキング表示はひどい。
その代表みたいな大関正代がきのう玉鷲にたやすく押し出されて負け越し、大関からの陥落が決まった。正代には悪いがやれやれやっとランキング表示が正されるという感じさえする。弱い大関がかろうじて勝ち越し、次の場所負け越し、次にやっと勝ち越し、次は大敗………と○●○●○●という形で地位を守るということを美しいと思わない。もしかして正代は美しくないありようで大関に居続ける稀有な存在になるかと思ったこともあるが、やはりそう甘くなかった。
優勝力士を賭博の対象にしている輩にとって(法律は禁止していてもあるだろう)今の大相撲は血湧き肉躍るスリリングな場であろう。
しかし健全な大相撲ファンにしてみると傑出した強い力士を見たいのである。
最近だと白鵬、2009年2010年に年間最多勝はなんと86。6場所で4敗しかしなかったのである。2005年の朝青龍が84勝。1994,1995年の貴乃花が80。彼らはだんとつに強い横綱であった。聳え立つ高峰であったがいまは里山ばかりである。里山は親しみやすいが怖さがない。大相撲はやはり畏怖するものが必要と痛感している。

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1 コメント

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Unknown (蓼)
2022-11-26 09:53:59
里山では群雄割拠とはとてもいえませんね
里山ならではの一等賞は誰の手に落ちるか楽しみに見てみます🥇

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